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速報・現地リポート

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アジア競技大会・卓球競技

●男子シングルス3回戦
水谷(日本) 4、7、-6、6、5 アラミヤン(イラン)
丹羽(日本) -8、5、7、9、11 ノルージ(イラン)

男子シングルス3回戦で、日本のエース水谷は中東の雄、イランのアラミヤンと対戦した。3ゲーム目を取られたものの落ち着いた試合振りで準々決勝進出を決めた。
丹羽も各ゲーム競り合いになったが、余裕のある試合振りで準々決勝へ駒を進めた。今日の夜、水谷は準々決勝で朱世爀(韓国)と、丹羽は樊振東(中国)と対戦する。

「初めての相手だったけど、中盤から相手のサービスに対応出来るようになったので、良い試合ができた。次は地元の選手で、完全アウェイの中でやるけど頑張りたい」(水谷)
  • 余裕を持ったプレーで準々決勝進出を決めた丹羽

  • 世界ラインキング1位の許シンは、アジアタイトルを獲り、首脳陣にアピールしたい

  • 中東のエース、アラミヤンは水谷に挑んだが、撃沈

  • 水谷は調子が良さそうだ

●女子シングルス3回戦
石川(日本) 9、6、7、8  バトラ(インド)  
福原(日本) -10、4、-8、6、3、-7、6  李依真(チャイニーズタイペイ)

スタートでやや硬さが見られた福原だが、2ゲーム目からギアチェンジ、6-1とリードを奪う。このゲームを取ったものの、勢いに乗れない福原。3ゲーム目を落とした。李の中陣からの緩急をつけた攻撃に対してミスが出た。4,5ゲーム目を連取したが、6ゲーム目は相手の緩いボールに対して自滅のような形が続いた。最終ゲーム5−2でチェンジエンド、6-5で福原タイムアウト。そこからは一気に離し、試合を決めた。
「自分として納得のいく試合ができなかった。こんな試合では次の馮天薇には勝てない。気持ちを切り替えて臨むしかない」(福原)

一方、石川は長身のバトラと対戦。異質反転の堅いブロック守備をサービスからの両ハンドで崩し、ストレート勝ちを収めた。
  • 大苦戦した福原

  • 完勝で準々決勝に駒を進めた石川

  • 福原を苦しめた李

  • 応援の合間にメモをする平野美宇

●女子シングルス2回戦
石川(日本) 1、4、6、9 べー(マレーシア)
福原(日本) 2、1、2、2 ナビタ(ネパール)

2日の午前の最初の試合は女子シングルス2回戦。相手は相当な格下となり、日本の福原と石川は30分もかからずに試合を終えた。午後にはすぐに3回戦が始まる。
  • 3回戦でインドのバトラと対戦する石川

  • 3回戦でタイペイの李依真と対戦する福原

  • 中国の朱雨玲も登場。軽く肩慣らし

  • タイのベテラン選手、コムウォンも難なく3回戦へ

 今回の用具スポンサーは韓国の卓球メーカー「XIOM」。
 XIOMと言えば、卓球界でもっともデザインセンスのある会社だ。ラバー、ラケットパッケージはもちろん、今大会では卓球台でもそのデザイン力を発揮した。
 従来のビッグゲームでの卓球台は中国の紅双喜社に代表されるようなアクリル板で透明感があり、そこに光を当てた美しい卓球台だった。
 今大会の卓球台は電源が不要。それなのに卓球台はセンター部分が光ってみえる。よく見ると、卓球台の脚は何枚もの板で構成され、一枚一枚の色を変えているために光が当たってグラデーションに見えるのだ。
 国内大会でもこのような洗練されたデザインの卓球台を使ってもらえないものだろうか。そうすれば、卓球のイメージもさらに変わって行くだろう。
大会6日目、勝負となる試合が目白押し!
シングルスとダブルスは準々決勝のメダル決定戦まで、混合ダブルスは準決勝が行われる。
ひとりでも多くの日本選手が残ってほしいが、ここまでくると強い選手以外はいない。

19時から行われるシングルスのメダル決定戦相手の予想はこれだ!
水谷の準々決勝予想相手、朱世爀
丹羽の準々決勝予想相手、樊振東
石川の準々決勝予想相手、梁夏銀or鄭怡静
福原の準々決勝予想相手、馮天薇

と、いずれも強敵ばかりで厳しい戦いが強いられるだろう。

10時〜 女子シングルス2回戦
12時〜 女子シングルス3回戦
13時〜 男子シングルス3回戦
14時〜 男女ダブルス準々決勝
18時〜 混合ダブルス準決勝
19時〜 男子シングルス準々決勝
20時〜 女子シングルス準々決勝
●男子シングルス2回戦
水谷 2、4、5、5 ドゥブハニ(イエメン)
丹羽 10、10、5、8 アバド(サウジアラビア)

●男子ダブルス3回戦
岸川/水谷(日本) 4、6、4 クレシ /カズミ (パキスタン)
松平/丹羽(日本)8、9、7 アチャンタ /アントニー (インド)

日本男子はシングルスダブルスともに1ゲームを落とさず、順当に勝ち進んでいる。
男子ダブルスでは強打者アチャンタがいるインドペアが強敵かと思われた。
松平/丹羽ペアは、何度か一発はもらうが、うまくミスを誘い、終始テクニックで翻弄した。
明日の準々決勝は、松平/丹羽は北朝鮮のキム・ヒョクボン/パク・シンヒョク、
水谷/岸川はシンガポールのガオ・ニン/李虎との対戦となる。
  • 松平が崩して、丹羽が決める

  • ミズキシはさすがの安定感

● 女子ダブルス2回戦
福原愛/若宮三紗子(日本) ー6、ー6、8、9、6  陳思羽/李依真(チャイニーズタイペイ)
平野早矢香/石川佳純  9、10、8 鄭怡静/黄怡樺(チャイニーズタイペイ)

●女子ダブルス準々決勝 (2日午後2時)
福原/若宮(日本) vs.  朱雨玲/陳夢(中国)
平野/石川(日本) vs. キム・ジョン/キム・ヘソン(北朝鮮)

福原/若宮組は出足からタイペイペアの威力あるドライブに苦しんだ。2ゲームを連取され、苦しい展開でのスタートとなった。しかし、そこはベテラン(?)の日本ペア。3ゲーム目から徐々に相手を前後左右に揺さぶる。2-2と追いつき、最終ゲームも出足リードし、5-2でチェンジエンド。6-4と粘るタイペイ。7-4で相手のボールがエッジで入る7-5。ここで長いラリーで揺さぶり、得点し8-5。最後は11-6で振り切った。
 次は朱雨玲/陳夢とメダルをかけた戦いとなる。
「ダブルスの練習の成果を発揮することが出来て良かった。次は中国ペアですがメダル決定戦なので団体戦の時の中国との試合を思い出して頑張ります」(福原)
「最初緊張して、ラリーに持ち込めずにゲームを落としたけど中盤から練習してきたパターンになってきてその成果を出せた」(若宮)
  • 明日、メダル決定戦に臨む平野/石川ペア

  • 逆転勝ちで準々決勝に進んだ福原/若宮ペア

  • ネットインしたボールに食いつく福原

● 混合ダブルス準々決勝
金ミン鉐/田志希(韓国) 4、10、-8、-10、6  丹羽孝希/平野早矢香(日本)
岸川聖也/福原愛(日本)8、-8、-5、9、3 張ユク/姜華君(香港)
キム・ヒョクボン/キム・ジョン (北朝鮮)  3-2 周雨/武楊 (中国) 
江天一/李皓晴(香港) 3-0 樊振東/陳夢 (中国) 
● 混合ダブルス準決勝 (2日午後6時)
岸川聖也/福原愛(日本) vs. キム・ヒョクボン/キム・ジョン (北朝鮮)
江天一/李皓晴(香港) vs. 金ミン鉐/田志希(韓国)
 
 世界選手権でも銅メダルを獲得した経験を持つ岸川/福原ペアは勝ち方を知っている。
 1-2とゲームをリードされた後に、ギアチェンジをして香港ペアを追い上げる。4ゲーム目を大きくリードしながら後半追い込まれるも、そこでしっかりと押さえ込んだのはさすが。最終ゲームは完全に日本ペース。岸川のドライブと福原の緩急の攻守の組み合わせは絶妙。最後は岸川の強烈なバックハンドでメダルを確定させた。しかし、二人の顔には満足感はない。
 狙いはあくまでも銅メダルとは明らかに違う色のメダルであることは明白だ。

岸川「今まで個人戦の銅メダルは獲ってきた。準決勝で勝ち、違うメダルを獲りたい」
福原「昨日の団体決勝で丁寧さんに勝ち自信を持つことができた。準決勝で勝ちたい」

 準決勝の相手はキム・ヒョクボン/キム・ジョン(北朝鮮)。世界選手権の優勝ペアだが、チャンスは十分にある。北朝鮮ペアのパワー対岸川と福原の巧みな技術力の勝負となる。

 一方、丹羽/平野早矢香のペアは0-2から2-2に追い上げ、完全にペースをつかんだかに思えたが、最終ゲームの出足の0-5は痛かった。流れが日本に傾いていただけに惜しまれる局面だった。
  • 惜しくもメダルを逃した丹羽/平野早矢香組

  • 最終ゲームは絶好調状態になった岸川/福原組

  • メダルを決めた瞬間の岸川/福原

本日10月1日で、大会も5日目に入り、いよいよ個人戦が本格的にスタートだ。

とはいうものの、昨夜は団体戦の決勝と表彰式で選手だけでなく、運営サイドも大忙し。その分、本日のタイムスケジュールは14時からで、かなりゆっくりだ。運営も中休みという意味だろう。

14時〜 混合ダブルス準々決勝 ※日本勢2ペア出場
14時半〜 男子シングルス2回戦 ※水谷、丹羽出場
16時〜 女子ダブルス2回戦 ※日本勢2ペア出場
17時〜 男子ダブルス3回戦 ※日本勢2ペア出場

まだ個人戦は誰も負けていない日本勢。
特に14時からの混合ダブルスの準々決勝はメダル決定戦となるため、2ペアともまずはメダルを確定させたいところだ。

日本の混合ダブルスの対戦カードは以下の通り
丹羽/平野早 vs.金ミン鉐/田志希
岸川/福原 vs. 張ユク/姜華君
 女子に続いて男子団体も表彰が行われ、3位に入った日本男子チームが表彰台へ。明日からの個人戦では、水谷隼と丹羽孝希が出場する男子シングルスをはじめ、各種目でメダルの期待がかかる。シングルスで前回3位の水谷は「もう銅メダルはいらない」とコメントしている。男子団体準決勝で惜敗した許シンとの再戦はあるのか。

 チーム最年少の村松雄斗(上写真左・中央)は、中国戦で現五輪・世界王者の張継科と戦うことができたのは、何物にも代え難い経験だ。彼が尊敬するカットマン、韓国の朱世爀は村松について「カットで守るだけでなく、攻撃的なスタイルで、ラリーで多彩な技術を使える。プラスチックボールになったら、守備的なスタイルのカットマンにチャンスはない。チャンスがあるのは、彼のようなスタイルだ」と語っている。
 故障から復帰し、ひと回りもふた回りも成長した女子の福原と同様、彼もまた右ひじの故障と手術を経験し、選手として大きく伸びていこうとしている。他の誰にも似ていないカットスタイルを築き上げようとしている。個人戦への出場はないが、日本チームの先輩やアジアのトップ選手たちから、多くのことを学べるチャンスだ。
  • 日本男子が表彰台へ!

  • 6連覇を達成した中国男子

  • 倉嶋洋介監督をはじめ、スタッフの方々と記念撮影