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世界卓球蘇州大会WEB速報

●男子ダブルス1回戦
森薗/大島 4、ー9、6、4、5 アチャンタ/グナナセカラン(インド)
松平/丹羽 キケン オナオラポ/トリオラ(ナイジェリア)

男子ダブルスも1回戦が行われ、日本の森薗/大島がインドのペアに4ー1で勝利。夜の2回戦へ駒を進めた。試合後、「お互い緊張していたので声を出してやっていこうとして、途中から点数が離れたら、力が抜けていつも通りのプレーができた。これからはもっと調子が上がっていくと思います」(森薗)。森薗はフォアストレートへの打球点の早いフォアドライブと、相手のチキータを狙い打つバックハンドが光っていた。

第2会場での試合となった松平/丹羽は、相手ペアが時間になってもコートに現れず。結局棄権となり、思わぬ形での2回戦進出。
昨年のJA全農世界卓球でのITTF総会で、今回の蘇州大会から異なる協会に所属する選手同士でペアを組んでダブルス種目に出場できるようになった。このいわゆる「国際ペア」が世界選手権で解禁されるのは、99年アイントホーヘン大会以来、実に16年ぶりだ。

混合ダブルスのルベッソン/陳夢(フランス/中国・上写真左)は、閻安/武楊(中国)を相手にルベッソンのカットの打ちミスが出て惜敗したが、打球点の早いルベッソンは中国選手とのペアでも悪くないコンビネーションを見せていた。女子ダブルスのナンタナー/李暁丹(タイ/中国・上写真右)は、李暁丹もちょっと東南アジア系の顔立ちなので、あまり国際ペアという感じがしない。

この中国×他国の選手のペアのみならず、ダブルス3種目には驚くほど多くの国際ペアが出場している。下写真のガルカウスカイテ/ペソツカ(リトアニア/ウクライナ)のように、チームメイトにあまり強い選手がいない場合、国際ペアは意味がある。かつてのサムソノフ/プリモラッツのようなペアがその典型。また、平野美/伊藤ペアが次戦で当たるリー・ジエ/リー・チェン(オランダ/ポーランド)のようなカットペアも、国際ペアが生きる好例か。賛否両論ある国際ペアだが、需要が多いのは事実だ。
  • ルベッソン/陳夢の攻撃的なペア

  • 両ハンドでラリー戦を展開するナンタナー(右)/李暁丹

  • ガルカウスカイテ(左)/ペソツカのダブルス

●女子ダブルス1回戦
福原愛/若宮三紗子 8、4、8、3 ヒュー/ジャー(アメリカ)
平野美宇/伊藤美誠 6、3、4、2 ヘルミー/モントゥファル(エジプト/グアテマラ)

女子ダブルス1回戦、第1シードの福原/若宮、第4シードの平野美/伊藤はともにストレート勝ちで夜の2回戦に進んだ。

平野/伊藤はこれが世界戦デビューとは思えない落ち着き。台からやや距離を取る相手に対し、ストップやコースを突いたツッツキで徹底して台上から崩し、完璧に封じ込めた。気負った強打のミスなど皆無。豊富な大会経験を誇るふたりにとって、世界選手権も国際大会のひとつでしかないのか。
「夜にまたダブルスがあって、次はカットペアなので合宿をやった成果を出したい」と試合後の伊藤。次戦の相手はリー・ジエ/リー・チェン(オランダ/ポーランド)。難敵だが、ここを乗り切れば勢いがつく。

福原/若宮は、こちらも台上からアメリカのペアを巧みに攻略した。「出足はちょっと緊張はしたけど、2ゲーム目以降は次の試合に向けて技術を試すことができた。次はカットと攻撃のペア。合宿で練習もやってきたので思い切ってやりたい」(若宮)。次戦でリ・ミギョン/リ・ミョンスン(北朝鮮)と激突だ。
●混合ダブルス3回戦
吉村/石川 4、5、3、2 マドリッド/シルバ(メキシコ)
丹羽/平野 8、7、ー4、12、9 M.カールソン/エクホルム(スウェーデン)

混合ダブルス3回戦、日本の2ペアはきっちり勝利して、明日の4回戦に駒を進めた。これでベスト16進出。
吉村/石川は吉村がどんどん調子を上げている。少し打球点を落としても、中陣で振り抜くカウンターのシュートドライブは抜群の切れ味。「昨日に比べて自信もついてだいぶ良いプレーができました。サービスから3球目、レシーブから4球目など自分たちが練習してきたプレーが出せた」と手応えをつかんでいる。「(3月の)スペインオープンで優勝して、ランキングを上げてきたのは自分の自信になっています。石川さんは5位なので自分が60位、70位じゃ恥ずかしいですから」(吉村)
。次の対戦相手は前回2位の強豪、李尚洙/朴英淑(韓国)。

丹羽/平野(下写真)は、丹羽の回転量抜群のチキータとカウンタードライブがよく決まった。試合後、平野は「自分のサービス、レシーブをもう少しコントロールしたかった。それは次の試合への課題です。自分のサービスの時に狙われて、丹羽ちゃんがうまく攻められなかったので、自分がしっかりできれば丹羽ちゃんは前で攻められる」と語った。次の対戦相手は香港の黃鎮庭/杜凱琹。あまいサービスは命取りになるので、修正していきたい。
 今日の混合ダブルス3回戦のスタート直前、試合を待つ会場に流れた「マル・マル・モリ・モリ〜♪」のメロディ。ちょっと懐かしい日本のヒット曲が、もちろん日本語のままで流されていた。場内ではサザンオールスターズや、いきものがかりの曲もたびたび流れている。組織委員会の音楽担当が日本びいきなのか……。観客も特に気にする様子はなく、音楽に合わせて体を揺らしたりしている。

 会場の外に出れば、全家(ファミリーマート)が狭い範囲内に3軒もあり、すき家もあればユニクロもある。ファミリーマートの店内は、強烈な八角(中国の香辛料)の香りをのぞけば、日本と全く同じ。若者には中国系のコンビニよりも支持されている気配がうかがえる。
 
 なんだか、どこにいるのかわからなくなってくる時があります。下写真はメイン会場のフロアの様子。
 ITTF(国際卓球連盟)の年次総会(AGM)が開かれ、冒頭の部分だけをメディアにも公開した。冒頭に功労賞の表彰を行い、その後、来年のマレーシア・クアラルンプールでの世界選手権、来年のリオデジャネイロ五輪・卓球会場のプレゼンテーションを行った。
  • 第6代会長のシャララ氏(右)とバイカート・現会長が出席

  • 功労賞の表彰を行う前原正浩・ITTF副会長(写真右)

[大会第3日目・4月28日のタイムテーブル]
●混合ダブルス3回戦
11:30〜 吉村真晴/石川佳純 vs. マドリッド/シルバ(メキシコ)
11:30〜 丹羽孝希/平野早矢香 vs. M.カールソン/エクホルム(スウェーデン)

●女子ダブルス1回戦
12:45〜 福原愛/若宮三紗子 vs. ヒュー/ジャー(アメリカ)
12:45〜 平野美宇/伊藤美誠 vs. ヘルミー/モントゥファル(エジプト/グアテマラ)

●男子ダブルス1回戦
13:30〜 森薗政崇/大島祐哉 vs. アチャンタ/グナナセカラン(インド)
13:30〜 松平健太/丹羽孝希 vs. オナオラポ/トリオラ(ナイジェリア)

●女子シングルス1回戦
14:15〜 平野美宇 vs. バトラ(インド)
15:00〜 石川佳純 vs. スラドコバ(カザフスタン)
15:00〜 平野早矢香 vs. シルバ(ブラジル)
15:45〜 伊藤美誠 vs. メディナ(コロンビア)
15:45〜 福原愛 vs. フェヘル(セルビア)

●男子シングルス1回戦
16:30〜 水谷隼 vs. プラトノフ(ベラルーシ)
17:15〜 松平健太 vs. グロス(デンマーク)
18:00〜 丹羽孝希 vs. ヤカブ(ハンガリー)
20:45〜 村松雄斗 vs. モンテイロ(ブラジル)
20:45〜 吉田雅己 vs. ジブラ(スロベニア)

●女子ダブルス2回戦 21:30〜
●男子ダブルス2回戦 22:15〜

上記は今日試合を行う日本選手のタイムテーブル(試合時間は日本時間)。5種目で日本選手が続々登場する。女子選手は実力差のある相手だが、男子は難敵揃い。松平が対戦するパワーのある左シェークドライブ型・グロスは当たりがつくと怖い相手。村松が対戦するブラジルのベテラン、モンテイロは「カットもかなり打つ」という情報がある。

どの選手も、シングルスの予選リーグや混合ダブルスで、今大会の雰囲気に慣れている。全日本選手権のスーパーシード初戦(4回戦)ではないが、1回戦から波乱が起きることも少なくない。試合の出足は要注意だ。男女シングルス1回戦の後、男女ダブルスは2回戦まで進行する。
●混合ダブルス2回戦
吉村/石川 7、2、3、3 ミノ/M.ディアス(エクアドル/プエルトリコ)
丹羽/平野 6、9、9、6 ブルギス/倪夏蓮(ラトビア/ルクセンブルク)

1回戦に続き、日本ペアが力を見せて、2回戦も順当に勝利した。
吉村/石川は1ゲーム目こそミノのパワーボールに捕まったが、徐々にコースを散らしていき対応。そして要所では、吉村の切れ味の高いアップダウンサービスで連続サービスエースを取り、相手の戦意を奪った。

丹羽/平野は長身のブルギスとペン粒高の倪夏蓮という変則ペアに手を焼いたが、倪夏蓮の粒高フリックに対応してからはペースを握り、点数は競ったがストレートで勝利した。

本日、丹羽の試合を2試合見たが、以前よりもスイングスピードが上がっているように感じる。いつものタイミングでシャッターを切っても、画面に映るのは打ち終わりのスイング。小さな体躯だが、なぜこれほどまで速いボールが出るのか、それは紛れもなく、スイングスピードの速さだろう。
  • 石川が積極的な攻めを見せている吉村/石川ペア

  • 丹羽/平野と対戦したブルギス/倪夏蓮ペア

●混合ダブルス1回戦
吉村/石川 8、2、12、ー5、5 ジブラ/ガリッチ(スロベニア)
丹羽/平野 4、3、2、6 チョウ・ジェユー/リ・イザベラスーユン(シンガポール)

 待ってました、今大会の日本選手の初陣。混合ダブルス1回戦に石川/吉村、丹羽/平野が出場し、ともに快勝で2回戦に勝ち進んだ。

 石川/吉村は、出発前の合宿で腰に疲労性の痛みを抱えていた吉村の状態が心配されたが、中陣から放つカウンタードライブの切れ味はさすがだった。石川も、吉村が作ったチャンスには厳しい打球点で連続攻撃。スコアが競ったゲームはあったが、試合の主導権は譲らなかった。
 丹羽/平野は、左シェークドライブのチョウ・ジェユーと、右シェークカットのリのペアに対し、まさにやりたい放題のプレー。平野とのペアで丹羽も気合いが入ったか、回転量の非常に多いループドライブ、前陣で巧みにコースを突くプレーを見せた。一方的な試合展開だった。
  • 吉村/石川、もっと調子は上がるだろう

  • 丹羽/平野は集中力の高いプレー

 99年大会以来、16年ぶりに国際ペア(異なる協会同士のペアリング)が解禁された今大会。混合ダブルスでは、許シン/梁夏銀(中国/韓国)、ルベッソン/陳夢(フランス/中国)をはじめ、多くの国際ペアが登場。ウェアの違うペアが世界選手権のコートに立っているのは、ちょっと不思議な感じもする。

 そして混合ダブルス1回戦で最も会場を沸かせたのが、カラカセビッチ/パスカウスキーン(セルビア/リトアニア)。右シェークドライブの閻安と右シェークカットの武楊の変則ペアを、ゲームオールまで追い詰めた。あのワルドナーをして「天才」と言わしめたカラカセビッチの、回転とコースを自在に操るプレーは健在。ブンデスリーガの試合中にアキレス腱を切り、このまま引退かと思われたところから見事に復活してきた。97年世界選手権で劉国梁(現中国チーム総監督)を破ったのは、もう18年前ですか……。
 元ヨーロッパチャンピオンのパウカウスキーン(旧姓ガルカウスカイテ)も、ミスが出ても果敢に武楊のカットをスマッシュで狙い打った。敗れたとはいえ、見事な戦いぶりだった。
  • 欧州のベテランペア、大いに奮闘

  • 閻安/武楊はカラカセビッチのループドライブに苦しんだ

  • 善戦にパートナーをねぎらうカラカセビッチ

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※上記リンクは2015年4月時点のものです。