スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 12月14日の理事会で、プロリーグ設立検討委員会の途中経過が報告書として発表された。今年度から立ち上げた検討委員会は7回の会議とドイツ・ブンデスリーガの視察などが行われている。
 しかし、報告書を見る限り、現在はまだ市場調査やアンケート調査の段階で、具体的な構想はまだ報告されてはいない。
 2016年秋の開幕を想定し、来年度(平成26年度)の「プロリーグ設立委員会」の設置に向けた準備を進めているとのこと。今後は各カテゴリとの意見交換、設立委員会に専門家の委員を入れることなどを行っていく予定になっている。
 12月21日の午前10時から来年4月28日からの世界卓球のチケットが先行販売される。詳しくは公式ウエブサイトで。(卓球王国の12月20日発売号でも詳しく紹介)
http://www.2014wtttc.com

 12月14日の理事会では、大会の財政面では、あと2.7億円ほどを集める必要があることなども報告されている。開催するにあたっての予算が8億から9億円ほど必要と言われる中で、今後、組織委員会は協賛金、助成金で経費をまかなうことが求められている。
 加えて、前回の横浜大会では、地元の横浜市が事務局の場所の提供、組織委員会の事務員などを協力したが、現在組織委員会の事務局スタッフはおよそ7人足らずで動いているとのこと。
 本日、14日の日本卓球協会理事会で、来年4月に開催される世界選手権大会の日本代表に、男子の松平健太(早稲田大)、女子の石川佳純(全農)、福原愛(ANA)の3名を日本代表に内定することを決定した。

 3名はそれぞれ男女のナショナルチームがあげていた日本代表の選考基準をクリアしたため。来週からの日本代表選考会には出場しない。
 男子の水谷隼(DIOジャパン)、丹羽孝希(明治大)は選考基準に達しなかった。
 残りの日本代表は選考会の優勝者1名、全日本チャンピオン1名、あとは強化本部推薦によって選出される。
 正式な記者発表は1月21日に行われる。
  • 世界ランキング10位の石川佳純(全農)

  • 世界ランキング9位の福原愛

  • 世界ランキング15位の松平健太(早稲田大)

 卓球競技を面白く、興味深く観戦できるようにと、日本卓球協会は来月1月に開催される全日本選手権大会で、新しいサービスを始めることを発表した。
 1月17日・18日・19日の3日間、会場内で500台のFM受信機を用意、配布し、試合を観戦しながら会場内でFM実況放送が楽しめるというもの。

 大会の新しいポスターも配布、大会プログラムなども一新し、かつ実況サービスと新しい挑戦を行い、卓球をよりアピールする狙いだ。
 今月21日から「JA全農世界卓球2014」の男子選考会が大阪・羽曳野で、女子選考会が24日から広島で行われる。
 この選考会で選ばれるのは男女1名ずつ。また、男子では松平健太、女子では福原愛、石川佳純が強化本部が決めた選考基準をすでにクリアしているため、14日の日本卓球協会理事会で代表内定が承認される見込みだ。
 
 男子では全日本チャンピオンの丹羽孝希がドイツから帰国し、選考会に臨むが、世界ランキング男子最高位の水谷隼はロシアリーグがあるために選考会の欠場を決めた。

 あとは来月14日から開催される全日本選手権シングルスの優勝者が代表となり、男子2名、女子1名は強化本部推薦となることが予想される。
  • 選考会欠場を決めた水谷隼

 来年1月9日から12日まで、UAE(アラブ首長国連邦)のドバイで開催される2013ワールドツアーファイナル。これは毎年、世界ツアーとして行われるITTF(国際卓球連盟)ワールドツアーでの成績上位者、シングルス男女16名ずつ、男女ダブルス8ペア、男女U21(21歳以下)の種目で行われ、参加選手がITTFから発表された。
 賞金は総額がおよそ100万ドル(約1億300万円)と過去最高額。男女シングルスの優勝者は104000ドル(約1070万円)となった。
 日本選手は14日から始まる全日本選手権大会があるためか、何人かの選手が出場を回避した。

 参加選手は以下の通り。(獲得ポイント順)
●男子
馬龍(中国)
樊振東(中国)
許昕(中国)
塩野真人(日本)
閻安(中国)
張継科(中国)
王皓(中国)
オフチャロフ(ドイツ)
サリフ(フランス)
張一博(日本)
荘智淵(チャイニーズタイペイ)
丹羽孝希(日本)
金珉鉐(韓国)
高木和卓(日本)
マツモト(ブラジル)
ユージン・ワン(カナダ)
アルモハイセニ(アラブ首長国連邦)
*不参加 松平健太(日本)

●女子
丁寧(中国)
劉詩ウェン(中国)
李暁霞(中国)
徐孝元(韓国)
馮天薇(シンガポール)
Vi.パブロビッチ(ベラルーシ)
朱雨玲(中国)
リー・ジャオ(オランダ)
サマラ(ルーマニア)
李皓晴(香港)
姜華君(香港)
鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
田志希(韓国)
ドルギフ(ロシア)
趙岩(中国)
バイコワ(ロシア)
アルブーシ(アラブ首長国連邦)
*福原愛(日本)、石川佳純(日本)は不参加

●ダブルス 
*張一博/松平賢二(日本)、平野美宇/伊藤美誠(日本)は不参加
●U21 日本選手のみ
森薗政崇、松平志穂、浜本由惟
*吉村真晴、森薗美咲は不参加

 お風呂の桶をラケット代わりにプレーするユニークな大会「全国桶(オケ)ット卓球大会」が、兵庫県篠山市の「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」で開催される。上位入賞者への賞品は元より、参加賞やお楽しみ抽選もある。興味のある人はぜひ参加してみよう!

【第3回全国桶(オケ)ット卓球大会】
日時:2014年2月1日(土) 9時20分〜(9時集合)
会場:こんだ薬師温泉ぬくもりの郷
内容:桶ネットと桶ットを使いダブルスでプレーするニュースタイルのピンポン
(男性ペア部門、男女ペア部門、女性ペア部門)
申し込み期間:12月11日(水)〜 ※72組になり次第締め切り

詳細はこちらから↓
http://yume-konda.com/event/3.html

申し込み用紙はこちら↓
申し込み用紙PDF
 その月の世界で行われている大会のハイライトシーンとニュースを収録した「ITTF Monthly Pongcast」(ITTF・マンスリー・ポンキャスト)の11月分がITTFのYou Tubeチャンネルに公開となった。

 ロシアオープンで優勝の張一博選手を始め、福原愛選手、水谷隼選手など日本選手も多数登場します。
ぜひ、ご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?list=PLIl_mJ3zK7B9qd_IZmp6DgftV0KYx86bv&v=j0yHLZs-pPE


 8日にモロッコで閉幕した世界ジュニア選手権。過去、この大会で優勝、もしくは大活躍して世界の舞台に飛び出していった選手は多い。馬龍(中国)、樊振東(中国)、水谷隼(日本)、松平健太(日本)、丹羽孝希(日本)、バウム(ドイツ)、オフチャロフ(ドイツ)、丁寧(中国)、武楊(中国)、陳夢(中国)などだ。
 今大会では、韓国から2人目の世界チャンピオンが生まれた。中国選手を3人破り、文句なしの優勝を飾ったジャン・ウジンは、昨シーズンまで日本の小澤吉大とともにドイツのオクセンハオゼンの「マスターカレッジ」で練習に励んでいた18歳だ。

「韓国人として二人目のチャンピオンになれたことを誇りに思っています。ぼくはずっと07年にチャンピオンになったジョン・サンウンのようになりたいと思っていました。でも、3人の中国選手に勝てるとは思っていなかったし、信じられないですね。今回の優勝は自分の卓球人生にとって大きなステップになるでしょうね」と試合後に語ったジャン・ウジン。
 長く韓国卓球界を支え、日本男子の前に立ちはだかってきたのは、柳承敏、呉尚垠、朱世赫の3人。しかし、新旧交代を迎える韓国男子にとって今回のジャン・ウジンの優勝は大きい。金ミン鉐、鄭栄植に続く戦力になるだろう。

 3年前のユース五輪でも優勝して、すでに中国代表でも世界選手権に出場している顧玉ティンの優勝は当然と言えば当然な結果と言えるだろう。
「試合前に興奮していました。ただ、いざ試合が始まったら、これがジュニアチャンピオンになる最後のチャンスなのですこしナーバスになりました。でも、私は勝たなければいけなかった。心を強くしてプレーして優勝できて、こんなに幸せなことはありません」と顧玉ティンはうれしそうにインタビューに答えた。
  • 韓国の新星、ジャン・ウジン

  • すでに十分な実績を持っている顧玉ティン

 ヨーロッパのジュニア男子ではここ数年、フランスが勝ち続けてきた。ヨーロッパユース選手権でもほぼタイトルを独占してきたが、モロッコで開催された世界ジュニア選手権では男子団体で3位に進んだものの、シングルスではベスト16に一人しか入れなかった。
 
 ジュニアでは強いフランスの男子をいかにシニア(一般)で強くするのかが課題と言われてきたのだが、マテネやゴーズィも思ったように伸びなかった。そして、さらにこの夏、フランス男子チームのスタッフがほぼ総退陣していたことがわかった。
 ヨーロッパの中では盤石と言われたフランスの男子チームは、長く強化部長にミッシェル・ガダル(元世界チャンピオンのガシアンのコーチ)氏、代表チームの前監督で、ジュニア育成担当コーチだったミッシェル・ブロンデル氏の体制で、その下に情熱的なコーチ陣が顔をそろえていた。
 ところが、強化スタッフとフランス協会との確執と不協和で、この夏、契約やら強化方針を巡って現場と協会が対立。スタッフの多くが辞めたのだ。(いまだ法廷闘争中)
 残ったのは元五輪メダリストのパトリック・シーラ氏。唯一、ヨーロッパで組織的なジュニア強化を進めていたフランスがこの有様なので、「ヨーロッパ復活」は当分難しそうだ。
  • 長くフランス卓球界を支えてきたミッシェル・ブロンデル氏は卓球協会を去った