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 12月1〜8日にモロッコ・ラバトで行われた世界ジュニア選手権大会が終了。日本は男女団体戦での銀メダル2個、男子シングルスでの森薗の銅、混合ダブルスでの酒井/森の銅と合計4個のメダルを獲得した。大会の最終結果は以下のとおり。

【2013世界ジュニア選手権大会最終結果】
〈男子団体〉
優勝:中国
2位:日本
3位:ポーランド、フランス

〈女子団体〉
優勝:中国
2位:日本
3位:ルーマニア、香港

〈男子シングルス〉
優勝:ジャン・ウジン(韓国)
2位:周凱(中国)
3位:森薗政崇、孔令軒(中国)

〈女子シングルス〉
優勝:顧玉ティン(中国)
2位:劉高陽(中国)
3位:劉㬢(中国)、王曼玉(中国)

〈男子ダブルス〉
優勝:孔令軒/周啓豪(中国)
2位:ジャン・ウジン/パク・チャンヒョク(韓国)
3位:アングレ/フロール(フランス)、梁靖崑/周凱(中国)

〈女子ダブルス〉
優勝:顧玉ティン/劉㬢(中国)
2位:劉高陽/王曼玉(中国)
3位:ジュン・ユミ/李ダソム(韓国)、マクスティ/トルジンスキ(セルビア)

〈混合ダブルス〉
優勝:孔令軒/劉㬢(中国)
2位:周啓豪/顧玉ティン(中国)
3位:酒井明日翔/森さくら、ムッティ/ラコバチ(イタリア/クロアチア)

詳細は世界ジュニア速報をご覧ください↓
http://world-tt.com/ps_info/ps_report.php?bn=148&md=1
平成25年度 日本卓球リーグプレーオフ JTTLファイナル4
(埼玉・越谷市立総合体育館)の2日目には男女決勝戦が行われ、
男子は東京アートが大会7連覇、女子は日本生命が2年ぶりの優勝を果たした。

男子決勝は7年連続となる東京アートvs協和発酵キリンという対戦。
初日の初戦でも対戦し、その時は3-2の接戦となったが、
決勝では3-0で優勝を決めた。

ポイントとなったのはトップの試合。
大矢(東京アート)は松平(協和発酵キリン)に対して2ゲームを先取されるが、
そこから冷静な試合運びで追い上げ、ゲームオール20-18の激闘を制した。
日本リーグ後期で協和発酵キリンに優勝の座を奪われた東京アートだが、
年末の総決算となるこの大会を締めてくるあたりは流石だ。

女子は日本生命が日立化成を3-1で抑えて優勝。
トップで徐潔(日本生命)が最終ゲーム8-8となる苦しい試合だったが山梨に競り勝つ。
2番は日立化成エース石川に1点を奪われるも、
3番ダブルスで藤井寛・若宮のゴールデンペアが石川と好調・森薗のペアに快勝すると、
続く4番で藤井寛が市川を寄せ付けず。

昨年、まさかの無冠に終わったニッセイだったが、
長年チームの大黒柱を務めてきた藤井寛の充実のプレーにより、
今年度の団体戦ラストマッチを締めくくった。

●男女決勝
東京アート3-0協和発酵キリン
日本生命3-1日立化成

日本リーグのJTTLファイナル4のページ
http://www.jttl.gr.jp/tournament/2013/final/index.html
 すでに「ユース五輪世界予選会への参加選手の選定」に関する牛嶋選手(正智深谷高)のスポーツ仲裁機構への申立(もうしたて)の棄却は報じた。
 世界ランキングの最上位選手が日本卓球協会派遣として世界予選会に出場するという主張が認められたのだが、「今のままではお金によって、世界ランキングが獲得できてしまう。お金のないチームの選手は強くてもチャンスを与えられない」と正智深谷高の平亮太監督は嘆く。長いものに巻かれずに、あえて協会に申立を行った牛嶋選手と平監督に励ましの声が届いているのも事実だ。
 今回の一件は、近年、協会が抱えている「ジュニア選手の強化の二重構造」が露呈したものだ。JOCエリートアカデミーはある種の国家プロジェクトとしての事業で、数千万円と言われる予算が付き、アカデミーに所属する選手たちは国際大会に数多く出場できる。

 一方、今まで日本の卓球界を支えてきた地方のチーム、指導者、選手たちはなかなか国際大会への出場機会が与えられず、自費参加となれば1大会数十万円ほどの自己負担が重くのしかかる。
 競争の原理が働いているようで実はあまりそうでもない。
 公式戦でエリートアカデミーの選手と中・高校の強豪選手が戦うのは全日本選手権ジュニアや、世界ジュニア選考会(女子のみ)くらいなのだ。だからこそ、ある指導者は「エリートアカデミーの選手もインターハイに出て、一緒に戦い、協会は強い選手を国際大会に派遣してほしい」と切実に願っている。
 国家プロジェクトゆえに、協会がそこに注力するのは当然だろう。しかし、一方で全国の指導者や選手への配慮も必要、という悩ましい問題が明るみに出た。それが、今回の「申立」が起こした波紋だった。
 本日まで埼玉県越谷市総合体育館で行われている「日本リーグ・ファイナル4」。日本代表の石川佳純選手や、男子の東京アート、協和発酵キリンというトップ選手たちが激突する大会だ。
 しかし、昨日土曜日の観客の入りは今ひとつ。地元協会やリーグ関係者の努力もあったと思うが、このハイレベルな試合に「お客様」は反応していないのはなぜなのだろう。まだ告知不足なのか……。
 しかし、着眼したいのはその試合方式。日本リーグの前後期の成績によって、1番から4番までのチームが振り分けられてトーナメントを行うものだが、男子で言えば1位の東京アートと2位の協和発酵キリンがまず対戦し、その勝ったチーム(昨日は東京アート)は決勝へ行き、負けたチーム(協和発酵キリン)は、3位のシチズンと4位の日鉄住金物流の勝者(昨日はシチズン)と対戦する。昨日は協和発酵キリンが勝ったが、その勝者は東京アートとやる。
 という摩訶不思議な方式で、本日、決勝は東京アートと協和発酵キリンが再び対戦。聞けば、以前からチームの要望によって、こういう変則的な試合方式になったらしい。日本リーグ自体は参加チームの登録料によって、成り立っている団体とはいえ、その眼は全く観客には向いていないのかもしれない。せっかくハイレベルな試合が見られる大会だけに、もっとわかりやすい試合方式を望みたい。
 
平成25年度 日本卓球リーグプレーオフ JTTLファイナル4
の初日が埼玉・越谷市立総合体育館で行われ、
男女とも明日の決勝戦に出場するチームが決定した。

決勝のカードは昨年と同じで、
男子は本大会始まってから7回連続で東京アートvs協和発酵キリン。
アートが6連覇中だが、後期日本リーグでは協和が劇的な優勝をとげている。
女子も宿命のライバル対決で、明日10時から始まる決勝戦は見逃せない。


●男女A(年間1・2位チーム対決)
東京アート 3-2 協和発酵キリン
日本生命 3-0 サンリツ

●男女B(年間3・4位チーム対決)
シチズン 3-1 日鉄住金物流
日立化成 3-0 中国電力

●男女準決勝(Aの敗者対Bの勝者)
協和発酵キリン 3-1 シチズン
日立化成 3-1 サンリツ

日本リーグのJTTLファイナル4のページ
http://www.jttl.gr.jp/tournament/2013/final/index.html
 ロンドン五輪ベスト8の岸川聖也選手(26歳)が単独スポンサーとして「ファースト」(東京都江戸川区・浜野浩社長)と契約を締結したことを発表した。
 ファーストは地域に密着した情報通信産業として事業を展開。「今回のスポンサー契約は、卓球界の頂点を目指し、日々努力を続ける岸川選手の姿勢や弊社の企業理念が合致したためです。岸川選手のひたむきな努力と姿勢は、弊社のお客様や地域に対する姿勢と重なり、今後の岸川選手の活躍が弊社と関わるすべての皆様への力強いメッセージとなることを期待しています」(ファースト社発表)。
 現在、世界代表を巡って熾烈な争いを繰り広げる日本男子だが、世界での実績では岸川選手の経験は大きい。また、インターハイ3連覇の輝かしいキャリアを持つ同選手にとって、来年1月14日にスタートする全日本選手権大会に期するものは大きい。
「今回、ファーストさんにスポンサーになっていただきホッとしているし、大変うれしく思っています。これからは『ファースト』のゼッケンをつけて試合に出るわけで、今まで以上に良い結果を出せるように一生懸命頑張っていきたいと思います」と岸川選手は語った。
 
  • 契約を終えた岸川選手とファーストの浜野社長

 来年の4月28日〜5月5日に東京で行われる「JA全農2014年世界卓球団体選手権東京大会」の男女代表選考会が今月行われる。要項は以下の通り。

●男子
【日時】12月21(土)〜23(月)

【場所】大阪・羽曳野市立総合スポーツセンター(はびきのコロセアム)メインアリーナ

【チケット情報】3日間通し券:2,000円(当日券3,000円)、1日券:1,200円(当日券1,500円)

【参加資格者】丹羽孝希(明治大)、水谷隼(DIOジャパン)、大矢英俊(東京アート)、岸川聖也(テイクバック)、張一博(東京アート)、松平賢二(協和発酵キリン)、平野友樹(明治大)、高木和卓(東京アート)、軽部隆介(シチズン)、藤村友也(愛知工業大)、有延大夢(明治大)、上田仁(青森大)、森薗政崇(青森山田高)、及川瑞基(青森山田高)、三部航平(青森山田高)、木造勇人(愛工大付属中)、沼村斉弥(青森山田中)、宇田幸矢(Meiji c.s.c.)、塩野真人(東京アート)、村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)

【リザーブ】吉村真晴(愛知工業大)、吉田雅己(愛知工業大)

●女子
【日時】12月24(火)〜26(木)

【場所】広島・広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)大アリーナ

【参加資格者】平野早矢香(ミキハウス)、若宮三紗子(日本生命)、森薗美咲(日立化成)、藤井寛子(日本生命)、松澤茉里奈(淑徳大)、松平志穂(四天王寺高)、前田美優(希望が丘高)、田代早紀(日本生命)、加藤美優(JOCエリートアカデミー)、森さくら(昇陽高)、藤井優子(日本生命)、谷岡あゆか(個人)、天野優(サンリツ)、浜本由惟(JOCエリートアカデミー)、平野美宇(JOCエリートアカデミー)、伊藤美誠(スターツSC)、小野思保(日立化成)、岡本真由子(サンリツ)、狭間のぞみ(十六銀行)、根本理世(十六銀行)、山梨有理(日立化成)、福岡春菜(中国電力)、重本幸恵(サンリツ)、永田彩夏(中央大)、阿部恵(サンリツ)、野中由紀(十六銀行)、市川梓(日立化成)、丹羽美里(淑徳大)、庄司有貴(専修大)、成本綾海(同志社大)、佐藤風薫(早稲田大)、鈴木李茄(専修大)、北岡エリ子(中央大)、阿部愛莉(四天王寺高)、佐藤瞳(札幌大谷高)、加藤知秋(県岐阜商業高)、宋恵佳(青森山田高)、早田ひな(中間東中)、青木千佳(ミナミラボ)、石垣優香(日本生命)

【リザーブ】土井みなみ(中国電力)、牛嶋星羅(正智深谷高)、加藤杏華(県岐阜商業高)、平侑里香(正智深谷高)
※女子は観戦無料

 男女とも選考会優勝者には、来年の世界選手権の代表メンバーに内定する。ぜひ観戦に行ってみよう!
 12月3日に正智深谷高1年の牛嶋星羅が申立人として、スポーツ仲裁機構(東京・渋谷区)に対して、「ユース五輪世界予選会にかかる参加選手の選定、および決定について」の仲裁申立書を提出していた。被申立人は日本卓球協会だった。
 本日、12月5日にスポーツ仲裁機構は牛嶋選手の申立を棄却した。理由は、日本卓球協会が作成した選考基準(該当する選手で、世界ランキングの最上位者)に牛嶋選手が達せず、かつ世界ランキングでも該当選手の中では3番目であるというもの。
 世界予選のエントリー締め切りは明日6日だが、年齢該当選手での女子は加藤美優、男子は村松雄斗がエントリーすると思われる。
 去る12月2日、東京・代々木第一・第二体育館において、ITTF(国際卓球連盟)の担当者によって、世界卓球東京大会の会場視察が行われた。

 この視察では、世界卓球組織委員会の登内氏が中心となり、ITTFのアリソン・バーチェル氏、ディディエ・ルロイ氏に対して会場の案内が行われた。大会では第一体育館をメイン競技場、第二体育館を練習場として使用する予定。現時点でほぼ場所の用途は決まっているが、視察の中でバーチェル、ルロイ両氏から場所の変更などの改善提言がなされた。

 また午後は世界卓球組織委員会のオフィスにおいて、組織委員会のメンバーと両氏に加え、テレビ東京の関係者を交えてミーティングが行われた。チケットやコートレイアウト、タイムスケジュールなど、さまざまな項目に関して熱い議論が交わされた。なお、翌3日にはもう一つのメイン競技場である東京体育館においても同様の視察が行われた。

 なお、卓球王国では2014年1月号から「JA全農世界卓球へGO!!」と題して、世界卓球に関する最新情報を特集している。今回の視察に関しても次号(2月号)で情報をお届けする予定です。お楽しみに!

左写真:観客席をチェックするルロイ氏(中央)
右写真:ミーティングでコメントするバーチェル氏(左)
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