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トピックス

トップニューストピックス
 国際卓球連盟(ITTF)とT2APACは、今年から採用される「T2ダイヤモンド」3大会の日程などを正式に発表した。
 現在、ワールドツアーが行われているが、その中に組み込まれることになった。3大会での賞金総額は150万ドル(約1億6200万円)で、世界ランキングのボーナスポイントが付与される。
 各大会は世界ランキング上位者15名とワイルドカード(1名)による、16名が参加する。

●T2ダイヤモンド イベント1(7月18日〜21日)
6月3日時点でのワールドツアーランキング上位者15名が参加資格を得る

●T2ダイヤモンド イベント2 (9月26日〜29日)
7月15日時点でのワールドツアーランキング上位者15名が参加資格を得る

●T2ダイヤモンド イベント3(11月28日〜12月1日)
10月14日時点でのワールドツアーランキング上位者15名が参加資格を得る


 現在、2019年はITTFが主催するワールドツアーはプラチナ6大会、レギュラー6大会の合計12試合が開催される予定で、それ以外に、このT2ダイヤモンドが3大会組み込まれることになる。しかも、東京五輪の前年に、世界ランキングに関係する大会となる。選ばれる15名というのは、世界ランキングでほぼ五輪には出場可能な選手だが、日本のようにシングルスの2名枠を争うような国や、オリンピックでのシード権に関係し、かつ高額賞金となると、世界のトップ級は出場する方向に動くだろう。

 T2とはITTFのワールドツアーのスポンサーとなっている「シーマスター」(上海・シンガポール/フランク・ジー社長)が2年前の2017年にに立ち上げた卓球イベント。独自のルールや卓球の見せ方を追求したもので、今回は電通アジア、そしてITTFと提携して、T2のシーズン2として展開しようとしている。
  • T2ダイヤモンドへの参戦が予想されるグランドファイル優勝者の張本智和

  • 昨年7月にITTFとT2が記者会見を行った

2018年12月の用具ランキングが更新された。

特段目立った動きはないが、シェークトップ10からティモボルALCが消えてしまったことは、昨今のインナーブームの影響か。

裏ソフト・表ソフト・粒高その他・シェーク・ペン・シューズのトップ10を紹介。
リンク先の用具ランキングへGO!
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先日のカルデラノに続き、欧州トップ級選手が新たなメーカーへ。
19年1月1日付けで、フランス男子代表のシモン・ゴーズィがドイツメーカーのアンドロとアンバサダー契約を締結したことを発表。

現在24歳のゴーズィは、南フランスで生まれた。12歳からパリになるナショナルトレーニングセンターで修行し、その後はドイツのLMC(リープヘルマスターカレッジ)に拠点を移し、メキメキと成長した。16年ヨーロッパ選手権ではシングルス準優勝、17年ワールドカップで4位に入るなど、欧州トップクラスの選手だ。
19年1月発表の世界ランキングでは34位だが、一時期は8位(17年11月)まで登った選手でもある。

以前、卓球王国でのインタビューでは「卓球選手には絶対ワンチャンスがある。それをビッグゲームでつかんでみせる。世界選手権とか五輪でね。特に2020年に賭けているんだ」と答えているゴーズィ。

新たな契約メーカーでビッグゲームに臨む。
 12月のワールドツアー・グランドファイナルで見事に優勝を飾った張本智和が新しく発表された世界ランキングで3位という日本男子では最高位のポジションまで上がってきた。

 もちろん15歳という史上最年少でのトップ3入りとなった。今まですべて有言実行してきた張本はかねてから「東京五輪で金メダルを獲る」と公言してきた。しかし、子ども時代の夢を語る時、少年少女たちは「オリンピックでの金メダル」を口にするが、そのほとんどは「夢」で終わる。

 しかし、張本のそれは夢ではなく、現実として近づいている。昨年、馬龍や樊振東などを次々と破り、グランドファイナルでは準決勝でカルデラノ、決勝では林高遠に完勝して、タイトルを奪い、また一歩、五輪のメダルに近づいた。
 そして1月14日から始まる全日本選手権ではシングルス2連覇を狙う。昨年10月に始まったTリーグでも圧倒的な強さを見せ、国内でのプロリーグが彼の力をさらにアップさせる要因にもなっている。3月からはワールドツアーもまた始まり、4月には世界選手権ブタペスト大会(個人戦)もある。特に世界選手権でのメダル獲りが達成されると、東京五輪での「夢」がより現実な目標になってくるだろう。
  • 五輪金が夢ではなく現実味を帯びてきた張本

 ITTFより、1月2日に2019年1月の世界ランキングが発表された。
 
 ITTFワールドツアーグランドファイナルで史上最年少優勝を果たした張本智和が、ついに3位に浮上。日本男子の首位を走る。日本女子のトップは石川佳純で、3位をキープしている。

その他、気になるトップ選手の動向は

   ↓ をクリック

2019年1月の世界ランキングを見る

http://world-tt.com/ps_player/worldrank.php
世界1位の樊振東を破った男が心機一転、
新たに韓国メーカーと契約

 世界卓球界の新しいスターが韓国ブランドと契約を結んだ。
 1月2日付で世界ランキング6位で、12月のワールドツアー・グランドファイナルで世界ランキング1位の樊振東(中国)に勝ったブラジルのスター、ウーゴ・カルデラノが韓国の卓球メーカー「XIOM(エクシオン)」とアドバイザリー契約を結んだ。

 XIOMは世界の卓球界では『ヴェガ』『オメガ』などのラバーが有名なメーカー。韓国の鄭栄植もアドバイザリースタッフに名前を連ねている。スタイリッシュなパッケージやプロモーションで際立っているブランドだが、カルデラノはフランスの「コニヨール」との契約を終え、XIOMに移った。

「ぼくにとっても新しいスタートになるし、エクシオンと契約できたのはラッキーなことだった。ぼくは前からこのブランドのイメージやデザインが好きだった」とカルデラノはコメント。

 XIOMのフィリップ・キム社長は「ウーゴ・カルデラノは試合の成績や結果だけの選手ではない」と興奮気味に語った。
「彼の個性、卓球、彼の存在そのものが我々XIOMのイメージそのものだ。カルデラノは卓球を離れても、謙虚で魅力的な青年だ。彼と契約できたことは非常にうれしく、誇りを持っている。彼は単なる選手のイメージを超えた何かを持っている。世界の卓球のイメージを変える何かを持っている。それは我々のブランドそのものを変えていくチャンスでもあるし、我々は彼とともにさらに発展することができると思っている。
 今まで世界の卓球は馬龍、許シン、張継科、そして水谷という世代の選手が中心だったが、これからは若い樊振東、張本、そしてカルデラノが新しい時代を作っていく。
 考えてみてほしい。カルデラノはほかの選手のような卓球の文化と歴史を持った国から生まれた選手ではない。彼はブラジルで発掘されたダイヤモンドだ。彼自身がこれからの世界の卓球を変えると思っているし、彼と一緒にブランドを作っていけることは名誉なことだと思っている」

 カルデラノ選手のラバーは『オメガ7』シリーズの中で決まり、ラケットは発売に向けて開発中とのこと。

 現在、世界の卓球界は中国、日本、韓国、ドイツなどが中心となっている。とりわけ、ヨーロッパ勢の低迷が続き、ドイツのボル、オフチャロフ以外に目立った選手はいない。カルデラノはアメリカ大陸から出た史上最強の選手と言われ、拠点をドイツのオクセンハウゼンに置き、ブンデスリーガでプレーしている。「ぼくはどのプレー領域からでもフルスイングでドライブを打てる。みんなはなぜそんなに強く打つんだ、力をセーブしろとぼくに言うけど、これはぼくにとってはノーマルなことなんだ」とカルデラノ。

 グランドファイナルでは、驚異の両ハンドドライブで樊振東を破り、続く張本智和には完敗したものの、世界選手権や東京五輪でメダルを狙う位置まで上がってきた。用具メーカーを変え、世界の卓球関係者の熱い視線を集める選手の、今後の活躍から目が離せない。

卓球王国の1月21日発売号では、カルデラノのインタビューと技術を特集する。
  • カルデラノ(右)とXIOMのフィリップ・キム社長

  • ワールドツアーグランドファイナルで樊振東を破ったカルデラノ

  • 強烈な両ハンドを持つカルデラノ

  • コートから離れた時のカルデラノは謙虚な好青年だ

 12月1・2日に群馬・高崎で開催された『2018年度 日本卓球リーグプレーオフ JTTLファイナル4』が、1月にEXスポーツ(CS放送)で放送されることが発表された。

 男子はリコーが、女子は中国電力がそれぞれ初優勝を遂げた同大会。女子の準決勝、女子決勝、男子決勝が下記の日時に放送予定。

1月08日(火) 22:00~24:00 女子準決勝 十六銀行 vs. 日立化成
1月15日(火) 22:00~24:00 女子決勝  中国電力 vs. 化成 
1月22日(火) 22:00~24:00 男子決勝  シチズン時計 vs. リコー

【実況】脇ノ谷直子さん(元サンリツ監督)
【解説】女子準決勝:森田有城さん(サンリツ監督)
    女子決勝:河田靖司さん(十六銀行監督)
    男子決勝:大森隆弘さん(東京アート監督)


その他、2018年度大会の再放送も予定されている。



■EXスポーツ(CS放送)
http://ex-sports-tv.com/schedule_list

■日本卓球リーグ実業団連盟
http://www.jttl.gr.jp/
  • 男子はリコーがシチズン時計を下し初優勝

  • 涙の初Vとなった女子優勝の中国電力

 本日、群馬・ALSOKぐんまアリーナにて全国ろうあ者選手権が開催され、男女一般の部、そして昨年度より新設された男女ユースの部で優勝者が決定。予選会、各種大会の上位入賞者など、出場資格を獲得した各種目10〜7名の選手による総当たりのリーグ戦で優勝が争われた。各種目の上位入賞者は下記のとおり。

【男子一般の部】
優勝:井藤博和(千葉)
準優勝:伊藤優希(広島)
3位:亀澤史憲(東京)
4位:灘光晋太郎(東京)

★一般男子は33歳のベテラン・井藤が2連覇。1敗を喫したが、粘り強い戦いでタイトルを守った。調子は悪く、ペン表の生命線のスマッシュでミスを重ねていた井藤だったが、巧みな台上とブロックで相手を揺さぶり勝利を重ねた。若い選手が多い中、多彩な戦いの幅を見せたいぶし銀の優勝だった。


【女子一般の部】
優勝:木村亜美(北海道)
準優勝:川崎瑞恵(神奈川)
3位:長田恵(大分)
4位:高岡里吏(東京)

★一般女子は木村が初出場・初優勝。木村はこれまでは健常者の大会に出場していたが、デフリンピックを目標に今年度からろうあ者大会に出場。両ハンドドライブ連打に、台上ではチキータ、下がってからはロビングとプレー領域を選ばないプレーで2017年トルコデフリンピック団体メダリストの川崎、高岡を真っ向勝負でねじ伏せて全勝優勝を飾った。


【男子ユースの部】
優勝:内藤陽(沼津校)
準優勝:白澤拓磨(浜松校)
3位:外崎寛人(大宮校)
4位:松本拓己(秋田校)

★男子ユースは巻き込みサービスからのドライブが冴えた内藤がV。積極的に長いラリーに持ち込み、得意の打ち合いで勝利を重ねていった。


【女子ユースの部】
優勝:茂木美優(大宮校)
準優勝:照井鈴音(平塚校)
3位:松下綾夏(大宮校)
4位:仲田幸(水戸校)

★女子ユース優勝はカットマンの茂木。安定感が高く、独特の軌道のカットでミスを誘い、予選会準優勝から頂点に立った。

 
この大会の模様は卓球王国3月号(1月21日発売)に掲載しますのでお楽しみに!
  • 男子一般優勝:井藤博和

  • 女子一般優勝:木村亜美

  • 男子ユース優勝:内藤陽

  • 女子ユース優勝:茂木美優

 漫画アプリ「サイコミ」で12月17日より卓球を題材としたマンガ「スリースター」の連載(隔週)がスタートした。現在は1〜3話が掲載され、1話目は無料で読むことができる。

 購読には「サイコミ」アプリをダウンロード。HP上でも読むことができるので、以下のリンクよりぜひお試しください。

サイコミHP↓
https://cycomi.com/fw/cycomibrowser/chapter/title/101
昨日の女子に続き12月19・20日に宮城・元気フィールド仙台(宮城野体育館)で『2019世界選手権ブダペスト大会(個人戦)』男子シングルスの日本代表選手の第1次選考会が行われた。
 出場有資格者20名がA・B二つのグループに分かれ、総当たりリーグ戦を行った後、各グループの同じ順位同士による順位決定戦を行い、最終順位を決定した。
 その結果、1位:吉村和弘、2位:平野友樹、3位:宇田幸矢、4位:松平賢二、5位:戸上隼輔の5名が来年3月2日に宮城・カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)で開催される最終選考会への出場権を獲得した。

 トップ通過となった吉村和弘は「我慢の卓球をしたことが良い結果につながった」と語り「全勝を狙っていたので1敗してしまったことは反省している」と高い志を見せた。また、ノジマTリーグで張本智和に勝利したことについては「張本選手は緊張していたんだと思います。あの勝利によって自信になったとかはなくて、チームが勝ってよかったと思うだけです」とあくまで謙虚だった。

 会場の注目を集めたのは、小学5年生の松島輝空。男子では唯一の小学生での選考会参加だが、予選リーグで2勝を挙げる大健闘。負けた試合でも、松平健太、吉田雅己、平野友樹、三部航平、松平賢二、上田仁からゲームを奪う「シャレにならない実力」を発揮。吉田雅己との試合では、吉田のスマッシュをロビングで5球、6球と拾い、最後に吉田がスマッシュミスをする場面さえ見られた。大器の片鱗を感じさせた・・・ではなく、すでに大器だ。

 なお、最終選考会は、今回出場権を獲得した5人に、今月行われたグランドファイナルの男子シングルス出場者などを加えた8名(出場権が重複した場合は今回の選考会結果から繰り上げ)で行われ、優勝者1名が「国内選考会による世界選手権の出場権」を得る。最終的に世界選手権の男子シングルスには、国内選考会優勝者1名を含め、世界ランキング、来年1月の全日本選手権優勝者などの規定に従って3~5名が出場する。

試合結果は下記のとおり。

【リーグ戦順位】※数字は勝敗

<Aグループ>
1位:平野友樹9-0(協和発酵キリン)
2位:松平賢二6-3(協和発酵キリン)
3位:有延大夢6-3(リコー)
4位:吉田雅己6-3(岡山リベッツ)
5位:吉村真晴5-4(名古屋ダイハツ)
6位:三部航平4-5(専修大学)
7位:及川瑞基3-6(専修大学)
8位:松平健太3-6(木下グループ)
9位:松島輝空2-7(木下グループ)
10位:金光宏暢1-8(大原学園)

<Bグループ> 
1位:吉村和弘8-1(愛知工業大学)
2位:宇田幸矢6-3(JOCエリートアカデミー/大原学園)
3位:戸上隼輔6-3(野田学園高校)
4位:森薗政崇5-4(岡山リベッツ)
5位:田中佑汰4-5(愛工大名電高校)
6位:木造勇人4-5(愛知工業大学)
7位:高見真己4-5(愛知工業大学)
8位:松山祐季4-5(愛知工業大学)
9位:上田仁3-6(岡山リベッツ)
10位:谷垣佑真1-8(愛工大名電中学校)

【最終順位】
※ A・Bグループの同順位同士の対戦で決定

1位:吉村和弘(愛知工業大学)
2位:平野友樹(協和発酵キリン)
3位:宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)
4位:松平賢二(協和発酵キリン)
5位:戸上隼輔(野田学園高校)
6位:有延大夢(リコー)
7位:森薗政崇(岡山リベッツ)
8位:吉田雅己(岡山リベッツ)
9位:吉村真晴(名古屋ダイハツ)
10位:田中佑汰(愛工大名電高校)
11位:木造勇人(愛知工業大学)
12位:三部航平(専修大学)
13位:高見真己(愛知工業大学)
14位:及川瑞基(専修大学)
15位:松山祐季(愛知工業大学)
16位:松平健太(木下グループ)
17位:上田仁 (岡山リベッツ)
18位:松島輝空(木下グループ)
19位:金光宏暢(大原学園)
20位:谷垣佑真(愛工大名電中学校)
  • 1位の吉村和弘(愛知工業大学)

  • 1位の吉村和弘(愛知工業大学)

  • 前列右から最終選考会の出場権を得た吉村和弘、平野友樹、宇田幸矢、松平賢二、戸上隼輔

  • 小学5年生ながら2勝を挙げた松島輝空(木下グループ)