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トピックス

トップニューストピックス
 卓球の世界のトップ選手たちは、ある種の苛立ちを持って毎週のようにある国際大会を戦っている。
 10月以降、ワールドツアーのスウェーデンオープン、ドイツオープン(プラチナ)、11月に入ってチームワールドカップ、オーストリアオープン(プラチナ)、T2ダイアモンド(シンガポール)、男子ワールドカップ(中国)。トップ選手たちは毎週のように遠征を続け、戦う。プラチナ大会とは獲得できるランキングポイントが高い大会で、年間6大会ある。
 選手たちはアジアとヨーロッパを往復しながら、時にはホテルのベッドで目が覚めた時に「ここはどこだろう?」と一瞬わからなくなると言う。

 各国を代表する選手たち、トップを目指すジュニア選手たちは自分の位置を世界ランキングによって確認する。言い方を変えれば、選手たちは世界ランキングによって支配されている。
 日本でも世界選手権や五輪の選手選考は世界ランキングが基準となり、選手たちは世界ランキングを上げるためにせっせと国際大会に出場する。特に、昨年2018年1月から世界ランキングの計算方式が変わってからは選手へのプレッシャーは大きい。
 それまでは選手には持ち点であるレイティングポイントがあり、大会にある時期出場できなくても持ち点は変化しなかった。しかし、現在は、過去1年間の大会での上位8大会の獲得ポイントの合算がその選手のランキングポイントになっているため、選手は試合に出続けないとランキングが下がっていく。これはいわゆるテニスのATPツアーのランキングとほぼ同じと言われている。
 つまりツアー主催者としてはトップ選手に試合に出てほしい。そのためにはランキングがすべてを支配するシステムを作りたいのだ。それはそれぞれのツアーにはスポンサーがつき、トップ選手が出場することによってスポンサーもその大会に価値を見いだし、お金をだすためだ。

 選手サイドからの視点はこうだ。ワールドツアーやワールドイベント、T2ダイヤモンドのイベントのカレンダーが無茶すぎる。アジアとヨーロッパの移動が選手への身体に負担がかかり、毎週のように行われるツアーへの参加では強化もできない。しかも、賞金が少なく、選手だけで行くのも大変なのに、コーチなどを帯同すると完全に赤字となる。
 プラチナ大会と言われるツアーでも卓球では賞金総額が2億円ほどで、すべての大会で優勝しても2千万円ほどだから、ほかのツアーに参加したとしても賞金だけで生活できる選手はいない。トップ選手たち(もしくは協会)はランキングのためだけに経費をかけてツアーに参加する。
 獲得賞金で生活できないツアーへの参加。しかし、参加せざるを得ない世界ランキングの縛りと支配が選手たちを苦しめている。
●男子シングルス1回戦
丹羽孝希(日本)  10、−8、6、−3、3、2   カルデラノ(ブラジル)

 先週のオーストリアオープンでは世界ランキング6位のカルデラノが同11位の丹羽孝希を4−2で破っている。二人の対戦はこの1試合のみ。
 1ゲーム目、丹羽が7−1とリード。そこからカルデラノがジリジリと追い上げ、8−8で丹羽は追いつかれる。10−10から丹羽が4球目でフォアドライブを決め、11−10とゲームを先取した。(T2ダイヤモンドではジュースなしのルール)
 2ゲーム目からカルデラノのドライブが決まりはじめ、出足からリードを奪うも、中盤から丹羽のカウンターが炸裂し、8−7でカルデラノがタイムアウト。次の1本をカルデラノの打ちミスで8−8。10−8からの激しい打ち合いをカルデラノが取り、11−8で取り返した。

 3ゲーム目、丹羽のミスが減り、カルデラノには焦りが見え始めた。11−6で丹羽が奪い返した。
 4ゲーム目、1本目からカルデラノのハンマースマッシュが飛び出し、そのまま8−0とリード、11−3とあっという間にカルデラノがゲームを取り返し、ゲームカウント2−2としてFAST5に突入した。
 FAST5の5ゲーム目、丹羽の動きは悪くない。4−3からフォアストレートに強烈なドライブを決め、5−3でゲームを取った。
 6ゲーム目、2−1からカルデラノのフォアクロスのドライブをカウンターで打ち返す丹羽。最後はサービスエースで5−2、丹羽が勝利した。丹羽が要所でカルデラノのパワードライブをブロックでしのぎ、時にはカウンタードライブで打ち返し、ゲームの流れを最後に引き寄せた。

「カルデラノはチキータがうまいので、今日はロングサービスを多くした。また、FAST5になってからも思い切ってロングサービスを多く出した。T2は1回戦から強い選手と対戦するので良い経験です。東京五輪に出られるように頑張りますが、もし出られたらメダルを目指して頑張っていきます」と試合後の丹羽。

 先週のオーストリアオープンまではこのT2への出場権を持っていなかった丹羽。オーストリアから日本に帰国し、家に着いた時にT2への繰り上がり出場が決まったことを聞き、シンガポール行きの準備をした丹羽。中国選手などのキャンセルでつかんだT2行きの切符。これは他力だが、この日の試合では見事に自力で勝利をつかみ、五輪代表レースにとっては貴重なポイントを獲得した。
●男子シングルス1回戦
フランチスカ(ドイツ) 2、10、10、−4、3 李尚洙(韓国)

 東京五輪での卓球男子のライバル国はドイツと韓国。五輪では日本男子は準々決勝か準決勝で、この両国と対戦する可能性がある。手強い相手だ。
 ドイツの五輪代表は、ボル(世界ランキング7位)、オフチャロフ(12位)、フランチスカ(17位)でほぼ決まり。シングルス枠はボルが確実で、2人目のシングルス枠をかけて12年五輪銅メダリストのオフチャロフと急成長のフランチスカが争っている。
 韓国の男子は、張禹珍(ジャン・ウジン/世界14位)、李尚洙( イ・サンス/ 16位)、鄭栄植(チョン・ヨンシク/23位)の3人が今年に入って五輪代表に内々に決定。張禹珍は卓球王国のインタビューで「ワールドツアーでは3人で話し合いをして、次の対戦相手に対する戦術をお互いがアドバイスしている」と語っている。12月まで激しく争う日本と違って、すでに韓国は「ワンチーム」になっている。
 
 俊足からの強打が得意の李尚洙に、両ハンドの一撃で仕留めるフランチスカがどう戦うのか。
 出足の2ゲームをフランチスカが奪う。3ゲーム目、8−9のラリーでバックに回り込みクロスにサイドを切るドライブを放った李尚洙。このボールをなんとフランチスカが回り込んでカウンターで李尚洙のフォアを打ち抜き、9−9。10−10からフランチスカは速い下回転のロングサービスを李尚洙のフォアへ送り、エースを取り、3ゲーム連取した。
 4ゲーム目は李尚洙が取り、5ゲーム目以降はFAST5(5点先取)に突入。
 5ゲーム目、4−3とフランチスカがマッチポイント。最後は台上バックドライブのレシーブでフランチスカが勝利した。「T2は初めての経験だったけど、良い試合ができてハッピーだよ。次もベストを尽くすよ」(フランチスカ)。

●女子シングルス1回戦
陳幸同(中国) 7、5、5、−9、−2、4 ユ・モンユ(シンガポール)

●女子シングルス1回戦
伊藤美誠(日本) 6、5、−8、8 、3  石川佳純(日本)

 世界のトップ16人による高額賞金と世界ランキングへのボーナスポイントが付与されるT2ダイヤモンド。シンガポール大会の初日にビッグマッチが待っていた。
 いきなり世界ランキング7位の伊藤美誠と同8位の石川佳純が1回戦で対戦。先のオーストリアオープンで五輪代表を決めた伊藤と、2人目のシングルス枠を平野美宇と激しく争う石川が戦う。二人の対戦は8カ月ぶり。
 国際大会での対戦成績は石川の5勝2敗。しかし、最後は1年以上前の韓国オープンでの対戦。ただし、国内では3月のジャパントップ12の決勝で対戦し、石川が勝っている。一方の伊藤は先週末のオーストリアオープンで優勝し、勢いに乗っている。
 1ゲーム目、出足から一進一退、5−5。伊藤が8−5と離し、11−6で伊藤が先取。要所で伊藤のサービスが効いた。
 2ゲーム目、伊藤が終始、サービスとレシーブでゲームの主導権を取り、11−5で連取。
 3ゲーム目、速い展開で勝負を決めたい伊藤と、1本でも粘り、伊藤のミスを誘いたい石川。6−6と互角の展開。8−8から石川が攻め、3本連取し、11−8とゲームを奪った。 
 4ゲーム目、伊藤が3−0と出足でリード、10−4とゲームポイントを取るも、そこから打ちミスが続き10−8まで詰められたが、最後は攻めきり11−8で、ゲームカウントを3−1とした。
 5ゲーム目、FAST5(5点先取ルール)になったが、5−3で伊藤が勝利。伊藤は終始長いラリーにせずにサービスからの3球目、レシーブからの4球目で石川を圧倒した。

「1、2ゲーム目は私らしい卓球ができて取れた。3ゲーム目を落としたけど、また自分らしいプレーをしようと心がけました。石川さんとは切磋琢磨しているが、こういう場で戦うのは重要だと感じています」と伊藤のコメント。
 伊藤の多彩なサービスと両ハンドでの変化と速攻。その変貌と成長に、石川はコートの向こうで戸惑いの色を隠せなかった。
現在行われている、T2ダイヤモンドシンガポール大会の選手ラウンジとVIPラウンジに、JA全農が毎日おむすび&いなり寿司を提供している。

日本選手のほとんどがオーストリアオープンからの転戦となるだけに、日本のお米は何よりもうれしく、戦うパワーとなるだろう。そして、おむすびの味も多種多様あり、おかか、高菜、肉味噌、鮭、昆布など日替わりで数種類ずつ提供されている。
選手ラウンジには毎日200個のおすむび、100個のいなり寿司、VIPラウンジにも各100個ずつと、数もたっぷり。

さらにメディアルームにも提供してくれているので、我々メディアも大助かり。早速初日から美味しくいただいております。

また、JA全農は11月15〜30日の間、シンガポールで飲食店舗を展開する牛角や哲平食堂と連携し、「ジャパンフードキャンペーン2019」を開催。
日本産の米、青果、牛肉を使ったメニューを提供している。
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●男子シングルス1回戦
張本智和(日本) 6、−7、5、10、2 クラレンス・チュウ(シンガポール)

 世界ランキング5位の張本の相手は同276位のクラレンス・チュウ(シンガポール)。スタートから格の違いを見せる張本が11−6で先取。このまま行くかと思ったが、2ゲーム目にミスが出て、7本で落とす。

 3ゲーム目は出足からギアを上げる張本。一気に6−0とリードし、11−5で取り返した。
 4ゲーム目、出足でリードを奪うも、7−7と追いつかれ、8−7としたところで相手がタイムアウト。残り時間は59秒。FAST5にせずに5ゲーム目に突入したい張本。しかし、10−8で24分が終了。10−9と差を縮められたところで張本はタイムアウト。次を落とし、10−10となったが、チキータレシーブを決め、11−10でかろうじてゲームを取り、勝利まであと1ゲームとした。

 FAST5でスタートする5ゲーム目。5本勝負なので、ギャンブル性が高く、格下に有利な競技システムだ。張本は0−0からエンジン全開。気を抜かず5−2と相手を仕留め、ベスト8を決めた。
「相手は地元の選手でセンスもあるので警戒してました。しっかり準備して一球も気を抜かないように戦いました。T2は前回も経験しているので、5本でも11本でも出足から全力で行くことを心がけた。ボーナスポイントもつく大会なので一戦一戦を大事に行きたい。調子は悪くないです」と張本。

●女子シングルス1回戦
王曼昱(中国) −10、−5、10、−1、4、0、4   朱雨玲(中国)

2-1とリードした朱雨玲だったが、FAST5になってからは王曼昱に流れが傾いた。4ゲーム目は1−5で落としたが、5ゲーム目から3ゲームを連取した。王曼昱の勝利はT2ルールが呼び込んだものだった。
 いよいよT2ダイアモンドのシンガポール大会が幕を開けた。会場は、シンガポール市内のタンパインズハブというスポーツ複合施設。
 11時半から相変わらずのスタイリッシュな照明と映像を駆使したオープニング。T2ダイアモンドだけにオープニング曲はリアーナの「Diamonds」。映像はまさにハリウッドレベル。演出はITTF(国際卓球連盟)の大会よりも上。ただし、毎度のことながら運営や競技進行は綱渡り。
 ただ、全世界へのライブ配信など、卓球ファンにとっては非常に興味をかき立てる、まさに卓球エンターテイメントの始まりだ。

 加えて、日本選手にとっては非常に重要な大会となっている。T2では参加するだけで400点が選手に与えられ、これはボーナスポイントとして、ベスト8大会のポイントに加算される特別なルール。当初、T2への参戦16名に入ってなかった丹羽孝希が中国選手やボルなどのキャンセルで繰り上がりの出場となった。水谷隼との熾烈な五輪代表レースを戦っている丹羽にとって大きな出場となった。
 女子では伊藤美誠の後、2枚目のシングルスの切符を争う石川佳純と平野美宇。その石川は今日の夜、初戦で伊藤と対戦する。

●男子シングルス1回戦
許シン(中国) 6、棄権  黄鎮廷(香港)

 2ゲーム目、3−1と許シンがリードしたところで、黄鎮廷がフォア前に飛びついた時に転倒。右足首を傷めた。立ち上がることができない黄鎮廷。前日の練習の時から、選手からは「床がすべる」と指摘されていたが、まさか1試合目からアクシデントが発生するとは・・・。プレーすることは不可能となり、途中棄権。世界トップレベルのペンホルダー対決は残念な幕切れとなった。

●女子シングルス1回戦
佐藤瞳(日本) 8、8、10、−3、2   王芸迪(中国)

 1ゲーム目、佐藤はカットでの粘りに徹した。 王芸迪はさほどカット打ちがうまくはない。10−8とゲームポイントを取った後の1本、佐藤がミドルに強打されたボールをロビングでしのぐと、そのボールを王が空振りで佐藤が1ゲーム目を先取した。
 2ゲーム目、攻撃を織り交ぜながら王のミスを誘う佐藤。9−8と佐藤がリードしたところで王がタイムアウト。そして佐藤がラリー中に入れたカーブロングを王がミスして10−8、最後は佐藤がサービスエースで、11−8でゲームを連取した。
 3ゲーム目、王に焦りが見えはじめ、完全に佐藤ペース。10−7で佐藤のマッチポイント、10−8で佐藤はタイムアウト。王のツッツキがネットインで10−9、王のフォア強打で10−10のジュース。ここで佐藤はバックサービスで11点を取り、3ゲーム連取した。(T2では10−10になったあとはジュースなしの1本勝負となる)

 4ゲーム目からはFAST5。24分を超えると、次のゲームからは5本勝負となる。佐藤はカットで粘りきるのか、それとも攻撃を仕掛けるのか。開き直った王は長いラリーにせずに攻撃を仕掛け、4ゲーム目を5−3で取った。
 5ゲーム目、出足から佐藤のカットと攻撃が冴え、4−0とマッチポイント。そこから4−2となったが、最後は佐藤が中陣からドライブを決め、5−2で勝利した。「ルールが違うのでサービスとレシーブに気をつけました。自分は挑戦していくだけなので、この次もただ挑戦していくだけです」(佐藤)。
 五輪メダリストの「愛ちゃん」こと福原愛さんが、ブロードウェイミュージカル『ドリームガールズ』の来日公演に際し、オフィシャルサポーターを務めることが11月16日に発表された。
 『ドリームガールズ』はアメリカの若い女性たちによるR&Bアーティスト「ザ・ドリームズ」が栄光、挫折を経て、スーパースターへと駆け上がっていくサクセス・ストーリー。ミュージカルの本場・ブロードウェイからプロ中のプロが来日し、東京・渋谷の「東急シアターオーブ」で来年2020年1月29日〜2月16日まで全24公演を行う予定。

<公演概要>
ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』
日程:2020年1月29日(水)~2月16日(日)全24公演
会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)
料金:S席:14,000円、A席:12,000円、B席:10,000円(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可、字幕スーパーあり、生演奏

http://dreamgirls2020.com/
「ドリームガールズ2020」で検索

●お問い合わせ
Bunkamura 03-3477-3244(10:00-19:00)
ローソンチケット0570-000-407(10:00-20:00)

 サポーターの福原さんは、「女性の夢を叶える過程を見ることができ、ハッピーな気持ちになれて、すごく楽しかったです。生で見ると緊張感も伝わりますので、普段は気づかないことや感じられない感動があると思います。私はオリンピックを通じ、そうしたことも学びました。今回のミュージカルを生で観ることで、一人でも多くの方が本物の感動を体感してほしいです」とコメント。

 尚、今週日曜日には福原愛さんが出演する特別番組が放送される。ミュージカルに興味がある人、福原愛ファンは必見!

<特別番組>
「福原愛〜私とドリームガールズ〜」
放送日:11月24日(日)午前10:00〜10:30
BS-TBS

 今年のITTFワールドツアー・グランドファイナルの出場資格保持者が発表された。男女シングルスは上位16名、男女ダブルス・混合ダブルスは上位8ペアが出場できる。
 11月20日現在の出場予定選手は以下のとおり。棄権が出た場合はリザーブの選手/ペアが順次繰り上げとなる。

グランドファイナルは12月12〜15日に中国・蘇州で開催。

★男子シングルス
1. 許昕(中国)2. 樊振東(中国)3. 林高遠(中国)4. 馬龍(中国)5. 張本智和(日本)6. 林昀儒(チャイニーズタイペイ)7. 王楚欽(中国)8. 梁靖崑(中国)9. カルデラノ(ブラジル)10. ボル(ドイツ)11. オフチャロフ(ドイツ)12. フランチスカ(ドイツ)13. 趙子豪(中国)14. ファルク(スウェーデン)15. 鄭栄植(韓国)16. 水谷隼(日本)

リザーブ:17. 黃鎮廷(香港)18. 丹羽孝希(日本)19. 張禹珍(韓国)

★ 女子シングルス
1. 孫穎莎(中国)2. 伊藤美誠(日本)3. 陳夢(中国)4. 王曼昱(中国)5. 陳幸同(中国)6. 劉詩雯(中国)7. 丁寧(中国)8. 王芸迪(中国)9. 朱雨玲(中国)10. 平野美宇(日本)11. 石川佳純(日本)12. 馮天薇(シンガポール)13. 何卓佳(中国)14. 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)15. 佐藤瞳(日本)16. 銭天一
(中国)

リザーブ:17. 田志希(韓国)18. 顧玉婷(中国)19. 杜凱琹(香港)

★ 男子ダブルス
1. 鄭栄植/李尚洙(韓国)2. 樊振東/許昕(中国)3. 梁靖崑/林高遠(中国)4. ボル/フランチスカ(ドイツ)5. 何鈞傑/黃鎮廷(香港)6. ドゥダ/チウ・ダン(ドイツ)7. 廖振珽/林昀儒(チャイニーズタイペイ)8. 陳建安/荘智淵(チャイニーズタイペイ)

リザーブ:9. 張禹珍/林鐘勲(韓国)10. ディヤス/ニュイティンク(ポーランド/ベルギー)11. 森薗政崇/吉村真晴(日本)

★ 女子ダブルス
1. 木原美悠/長﨑美柚(日本)2. 田志希/梁夏銀(韓国)3. 孫穎莎/王曼昱(中国)4. 陳思羽/鄭先知(香港)5. 平野美宇/芝田沙季(日本)6. バラゾバ/マテロバ(スロバキア/チェコ)7. 杜凱琹/李皓晴(香港)8. 呉穎嵐/蘇慧音(香港)

リザーブ:9. リン・イエ/ユ・モンユ(シンガポール)10. リン・イエ/ツォン・ジエン(シンガポール)11. バヨール/パルティカ(ポーランド)

★ 混合ダブルス
1. 黃鎮廷/杜凱琹(香港)2. 林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)3. 許昕/劉詩雯(中国)4. 水谷隼/伊藤美誠(日本)5. 趙大成/申裕斌(韓国)6. ピスチェイ/バラゾバ(スロバキア)7. フロール/ガスニア(フランス)8. ズーディ/ペルゲル(ハンガリー)

リザーブ:9. 張本智和/早田ひな(日本)、10. 何鈞傑/李皓晴(香港)11. 李尚洙/田志希(韓国)12. フェガール/ポルカノバ(オーストリア)10. イオネスク/スッチ(ルーマニア)

  • 男子シングルス5位で出場を決めた張本

  • シングルス2位通過の伊藤。水谷との混合複も通過

  • 10位通過の平野。女子複は芝田とのペアで選出

●鮮やかなラストスパート。1枚目の切符は伊藤美誠が獲得

 11月12〜17日に行われたITTFワールドツアープラチナ・オーストリアオープン。女子シングルスで優勝した伊藤美誠が、世界ランキングのランキングポイント「2250ポイント」を獲得。東京五輪・卓球競技の女子シングルス代表候補に選出されることが決定的となった。

 東京五輪・卓球競技のシングルス代表候補は、2020年1月発表の世界ランキング上位、男女各2名が選出される(団体戦に出場する残り1名は強化本部推薦)。伊藤はオーストリアオープンでの優勝で、2020年1月時点で有効な世界ランキングポイントが13510ポイントに到達。さらに11月21〜24日にシンガポールで行われるT2ダイヤモンドでは、初戦敗退でも400点のボーナスポイントが加算されるため、2020年1月時点で伊藤は最低でも13910ポイントを保持していることになる。

 これを追う世界ランキング10位の平野美宇は現在10295ポイント、8位の石川佳純は10230ポイント(いずれも2020年1月時点で有効なポイント)。両選手が年内に出場する国際大会はT2ダイヤモンド、ITTFチャレンジプラス・ノースアメリカンオープン(12月4〜8日/カナダ)、そしてITTFワールドツアー・グランドファイナル(12月12〜15日/中国)の3大会だけだ。3大会連続で優勝しても、平野と石川が上積みできる世界ランキングのポイントは最大2850ポイントで、合算すると平野13145ポイント、石川13080ポイントとなり、伊藤の13910ポイントには届かない。

 10月からのワールドツアー3大会で、優勝1回・準優勝2回と一気に世界ランキングのポイントを積み上げた伊藤。鮮やかなラストスパートでシングルス代表候補の1枚目の切符をつかんだ。2枚目の切符をかけた平野と石川の一騎打ちは、最終戦となる12月のITTFワールドツアー・グランドファイナルまでもつれそうだ。

●張本もシングルスの切符は確定。残る1枚は水谷か、丹羽か

 日本男子で選考レースをリードしてきた世界ランキング5位の張本智和も、このオーストリアオープンで五輪シングルスの代表候補入りが確定した。オーストリアオープンではベスト16と成績を伸ばせなかった張本だが、2020年1月時点で有効な世界ランキングポイントは11375ポイント(T2ダイヤモンド出場での400ポイントを加算)となっている。

 張本を追うのは、世界ランキング11位の丹羽孝希と13位の水谷隼。2020年1月時点で有効なポイントでは、水谷が8425ポイント、丹羽が8365ポイントと僅差ながら水谷がリードしている。残る男子の大会は、T2ダイヤモンド、男子ワールドカップ(11月29日〜12月1日/中国)、ITTFチャレンジプラス・ノースアメリカンオープン、ITTFワールドツアー・グランドファイナルの4大会。このうち、水谷は男子ワールドカップの出場資格がなく、丹羽はT2ダイヤモンドとITTFワールドツアー・グランドファイナルの出場権を得られなかった。

 4大会中3大会に出場できる水谷が、その3大会すべてで優勝した場合、2020年1月時点で有効なポイントは11275ポイント。張本の11375ポイントには100ポイント届かない。この時点で張本は日本男子の上位2名以上に入ることが確定した。世界ランキング5位でITTFワールドツアーでも好位置のシードをキープし、要所で着実に成績を残してきた張本。ITTFワールドツアー・グランドファイナルで2連覇を果たし、東京五輪に向けてさらにランキングを上げていきたい。

 一方、男子シングルス代表候補の残る1枚の切符については、まだ流動的な部分もある。現時点では、獲得したポイントをそのままボーナスポイントとして加算できるT2ダイヤモンドに出場でき、なおかつ12月のITTFワールドツアー・グランドファイナルの出場権を得ている水谷が優位。しかし、オーストリアオープンの決勝トーナメント進出決定戦で、試合中にいら立ちからラケットを放り投げた王楚欽が、中国卓球協会から3カ月の大会出場停止の処分を受けるという「事件」が起きた。

 王楚欽はT2ダイヤモンドの出場選手であり、ITTFワールドツアー・グランドファイナルの出場者(全16名)を決めるスタンディング(ITTFワールドツアーのポイントランキング)でも7番目につけていた。王楚欽の両大会への出場がキャンセルになった場合、特に日本選手への影響が大きいのはグランドファイナルだ。スタンディングでは水谷が16番目で出場枠にすべり込み、丹羽が18番目で出場を逃す形だが、王楚欽が欠場すれば17番目の黄鎮廷(香港)が繰り上がり出場。あとひとり欠場者が出れば、丹羽は出場枠に入ることができる。ITTFチームワールドカップで予選2試合の出場に留まった馬龍(中国)など、故障や体調不良で欠場者が出る可能性はゼロとは言えない。まずは今週行われるT2ダイヤモンドの結果に注目だ。