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 ヨーロッパや中国などのサイトでETTU(ヨーロッパ卓球連合)のボッシ会長のコメントが発表され、記事として配信されている。ボッシ氏は、ITTF(国際卓球連盟)のシャララ会長の続投に待ったをかけようとしている人物だ。
 ボッシ氏はインタビューでの中でITTFの不透明な金銭の流れ、TMSというITTFのためのマーケティング会社に疑惑の目を向け、その中心にいるのはシャララ会長であると語っている。
 5月15日のITTF総会で行われるITTF会長選挙はにわかに熱くなっている。イタリアのボッシ氏の立候補があるものの、大方の予想はシャララ氏有利だが、ボッシ氏のITTF、およびシャララ氏に対する金銭疑惑追及は激しさを増している。
 「ライバル国も世代交代が進み、若手が出てくる。このパリ大会によって、2016年のリオ五輪を戦う選手たちも想定できてくる。楽しい3年間が始まるわけです(笑)。ロンドン五輪の時も、09年横浜大会を戦ってから、ロンドンまでのイメージを作った。パリ大会はそれと同じタイミングですね」
 昨日の公開練習の囲み取材で、取材陣にそう語った日本女子NTの村上恭和監督。戦略家・村上監督はパリ大会の先にリオデジャネイロ五輪を見据えている。

 日本女子もメダルに近い位置にいるのはダブルスだろう。福原/平野、石川/森薗、藤井/若宮の3ペアは、男子と同様、いずれもメダルを獲得できるだけの力がある。実績のある福原/平野はもちろん、村上監督は、クウェートオープンで陳夢/朱雨玲を破った石川/森薗ペアに期待を寄せる。「(石川/森薗は)各国から研究されていないペアリングだし、両選手ともフォアハンドに威力がある。フォアハンドの攻撃力を生かして勢いに乗ることができれば、一番期待できると思います」(村上監督)。藤井/若宮は、コンビネーションの完成度の高さでは国内随一、世界でも屈指のレベルにある。前回ベスト8から、悲願である世界選手権のメダル獲得へ、ワンランクアップしたい。

 全日本選手権2連覇の福原愛は、「順調に調子を上げることができています」と調整に手応えを感じている様子。昨夏に手術をした右ひじは、練習後もすぐにアイシングをしてケアに努めていた。
 ちなみに03年世界選手権に初出場してからの10年間で、パリへは飛行機の乗り換えで1回寄っただけなのだとか。「10年前は10年前。今のプレーとは全然違うし、相手も違います」と言いながら、ロンドン五輪後に再びモチベーションを高められたのは、パリ大会によるところが大きい。観客のスタンディングオベーションに応える福原愛の姿が、再びパリ・ベルシースポーツホールで見られるだろうか。
  • 全日本女王の福原愛、再びパリへ出陣!

  • 石川/森薗ペアは爆発力が魅力だ

 昨日NTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)で行われた日本男女NTの公開練習。
 男子チームはどの選手も表情が明るかった。今週までウエイトトレーニングやジャンプ系トレーニングを行い、来週からは体力トレーニングの量は一気に落としていくということで、いわば今が疲れのピーク。しかし、全体的に選手たちの動きはかなりキレがあり、大きく動かされた時の安定感も増している。

 日本男子NTの倉嶋洋介監督は、パリ大会が監督として迎える初の世界選手権になるが、「今までもずっとコーチとして帯同していたし、気負いはない。研究だけは怠らずにパリ大会に臨みたい」と語った。
 3月末のワールドチームクラシックでは、松平健太/丹羽のダブルスが中国から1点を奪い、水谷も許シンにゲームオールまで迫った。「ずっと合宿で練習やトレーニングをやり込んでいる水谷や松平健太は、かなり動きが良くなってきている。丹羽も近年まれに見るほど、高い集中力で練習できていますね。日本男子は前回、前々回とメダルを獲っているので、16年リオ五輪まではメダルを獲り続けたい」(倉嶋監督)。

 パリ大会で日本男子が最もメダルに近いのは、09年世界選手権3位の水谷/岸川、中国ペアに2連勝中の松平健/丹羽、11年世界選手権ベスト8の松平賢/張が揃う男子ダブルス。どのペアにもメダルのチャンスがあるが、特に松平健/丹羽のモチベーションは高い。その目標はメダルではなく、あくまでも「金メダル獲得」だ。
 「対中国では思い切ってやれるけど、格下とやると競ることがある。1・2回戦に向けてしっかり準備したい」(丹羽)。中国は前回優勝の馬龍/許シンをエントリーせず、王励勤/周雨、馬琳/ハオ帥らが出場。メダルのチャンスが広がったように思えるが、「ダブルスだけに出場する選手たちはそれだけ気合いが入っている。しっかり勝ちたい」(丹羽)と油断はない。パリ大会での活躍に期待しよう。
  • 初陣のパリ大会に挑む倉嶋洋介監督

  • 練習を行う張/松平賢(奥)と松平健/丹羽

男子は8日、女子2日まで味の素ナショナルトレーニングセンターにて合宿中の日本代表選手がメディア公開練習を行った。

前半はシングルスのシステム練習、後半はダブルスの実戦的な練習や試合などを行い、順調な仕上がりを見せていた。
  • 福原/平野は中国留学生ペアを相手に実戦

  • 三兄妹での世界選手権はメディアも注目

  • 上り調子の水谷。軽快な動きを見せていた

4月23日にパリの世界戦選手権の記者会見&壮行会が東京タワーにて行われた。

記者会見は東京タワーの大展望台で行われ、東京の大パノラマの前で各選手、監督が抱負を語った。
記者会見では新ウェアや日本卓球チームの愛称として「卓球NIPPON」というロゴマークも発表。

恒例となった福澤朗アナウンサーの質問コーナーで会場は大盛り上がり。
「東京タワーに始めて来たという人」という質問に、半数以上の選手が手を挙げていた。

記者会見後には東京タワーフットタウン4Fにて壮行会も行われた。

さあ、男子は5月8日まで、女子は2日まで味の素ナショナルトレーニングセンターにて合宿が行われ、5月9日に日本を出発する。
最後の調整をしっかりして、絶好調で大会に臨んでほしい。
今週金曜日(26日)にはメディア公開練習も行われる。

写真左/かなりの数の選手が初の東京タワー
写真右/卓球NIPPONのロゴマークを掲げ、全員でガッツポーズ!
 平成24年度 第10回全国ホープス選抜卓球大会・女子で優勝した静岡県選抜チームが、4月18日に静岡県庁を表敬訪問し優勝を報告した。伊藤美誠選手がチームを代表して、『わたしは、小学校一年生の時に初めて、三年生以下に出させていただき、優勝しました、それ以来、なかなか優勝できず、今回最後の六年生で優勝出来て良かったです。嬉しいです』とコメントした。 

写真提供:伊藤美乃りさん
(公財)ミズノスポーツ振興財団が制定する、優れたスポーツ指導者の育成を目的として、優秀な指導者を顕彰する「ミズノスポーツメントール賞」。2012年度の同賞シルバーに、女子ナショナルチームの村上恭和監督が選出され、18日(木)に東京都内で行われた表彰式でトロフィーと副賞が贈られた。

 村上監督は2008年より女子ナショナルチーム監督を務め、2010年の世界選手権モスクワ大会での銅メダル獲得、そしてロンドン五輪では卓球競技初の銀メダルにチームを導き、また、所属母体の日本生命を日本リーグ優勝22回を誇る常勝チームへと育てあげた指導力が評価されての受賞。

写真提供:日本卓球協会
 4月16日、ITTF(国際卓球連盟)は5月に行われる世界選手権パリ大会(個人戦)のエントリーリストを発表した。
 最終エントリーはすでに3月13日に締め切られており、今後は選手の追加エントリーは認められず、選手の変更やエントリーのキャンセルのみ認められる。

 まず男子のエントリーでは、中国は国内選考会を通過した馬龍・張継科・許シン・閻安・王皓の5人に加え、08年北京五輪優勝の馬琳と昨年の世界ジュニア王者・樊振東をシングルスにエントリー。馬琳は世界選手権のシングルスは実に9回目の出場。悲願の世界選手権優勝への道のりは険しいが、スタートラインには立った。韓国は柳承敏・朱世爀・呉尚垠の3名がエントリーから外れ、金珉鉐・鄭栄植・徐賢徳らを中心とした若手に世代交代。タイペイは荘智淵が健在だが、陳建安や李佳陞といった伸び盛りの若手も出場する。

 ヨーロッパ勢では、ドイツはボル、オフチャロフ、シュテガー、バウム、フランチスカにドイツ選手権優勝のメンゲルと6名がエントリー。ズースは右ひざのケガが再発して欠場し、同じ欧州勢ではメイス(デンマーク)も臀部(でんぶ)の故障で欠場が決まっている。
 44歳(大会時)のプリモラッツ(クロアチア)、43歳のJ.セイブ(ベルギー)、40歳のシュラガー(オーストリア)やクレアンガ(ギリシャ)、37歳のサムソノフ(ベラルーシ)といったベテランもエントリーリストに名を連ねている。03年パリ大会優勝のシュラガーは大会に向けて、調整は順調な様子だ。

 女子のエントリーを見ると、中国は国内選考会で出場権を獲得した李暁霞・劉詩ウェン・武楊・胡麗梅・丁寧・朱雨玲に、11年世界ジュニア優勝の陳夢を加えた7名がシングルスに出場。前回大会で7人全員がベスト8に入った中国女子の壁は今大会も厚い。金璟娥・朴美英・唐イェ序らがエントリーを外れた韓国は男子と同様に世代交代が進み、石賀浄・梁夏銀・徐孝元らが出場。こちらも若手主体のチームになりつつある香港は、帖雅娜が欠場する。
 女子のヨーロッパ勢はベラルーシのVi.パブロビッチ、ルーマニアのドデアンとサマラ、ドイツの呉佳多、イバンチャンなど実力者が順当にエントリーされている。

 パリ大会のドローは5月11日に行われる。男女とも中国の優位が続いているが、中国男子が決勝に進めなかった03年パリ大会のように、予想外の試合が次々に起こる、エキサイティングな大会になることを期待したい。下写真は男女シングルスの連覇に挑むふたり、張継科(左)と丁寧(右)。
 韓国卓球映画『ハナ〜奇跡の46日間〜』が今週4月20日(土)より東京・オーディトリウム渋谷での公開を皮切りに全国で順次公開される。南北統一コリアチームの感動の実話をぜひご鑑賞ください。

公開予定の劇場は以下のとおり。
● 東京:オーディトリウム渋谷(4月20日〜)
● 東京:Garden Theater in 虎ノ門四丁目(4月27日〜)
● 名古屋:シネマスコーレ
● 大阪:第七藝術劇場
● 神戸:元町映画館
● 京都:京都みなみ会館

※東京以外での公開日は現在未定となっております。

詳細は以下の公式サイトまで
『ハナ〜奇跡の46日間〜』公式サイト → http://hana46.jp/
  • 『ハナ〜奇跡の46日間〜』公式サイトより

 世界選手権パリ大会(5月13〜20日)のエントリーが発表された。日本代表の各種目へのエントリーは以下のとおり。(WR=2013年4月発表の世界ランキング) 

〈男子シングルス:6名〉
● 水谷隼(beacon.LAB/WR10)
● 丹羽孝希(明治大/WR21)
● 岸川聖也(スヴェンソン/WR31)
● 高木和卓(東京アート/WR33)
● 張一博(東京アート/WR35)
● 松平健太(早稲田大/WR50)

〈女子シングルス:7名〉
● 石川佳純(全農/WR9)
● 福原愛(ANA/WR12)
● 平野早矢香(ミキハウス/WR34)
● 森薗美咲(日立化成/WR63)
● 藤井寛子(日本生命/WR70)
● 松平志穂(四天王寺高/WR88)
● 松澤茉里奈(淑徳大/WR123)

〈男子ダブルス:3ペア〉
● 岸川聖也/水谷隼
● 松平健太/丹羽孝希
● 張一博/松平賢二(/協和発酵キリン/WR59)

〈女子ダブルス:3ペア〉
● 福原愛/平野早矢香
● 藤井寛子/若宮三紗子(/日本生命/WR47)
● 石川佳純/森薗美咲

〈混合ダブルス:3ペア〉
● 岸川聖也/福原愛
● 松平賢二/若宮三紗子
● 吉村真晴/石川佳純(愛知工業大/WR105/)