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 開催まで残り1カ月を切った世界選手権パリ大会。ITTF(国際卓球連盟)はパリ大会のプロモーションビデオをYouTube上に公開。下記のリンクよりご覧いただけます。

世界選手権プロモーションビデオ
「Be Prepared for the 2013 World Table Tennis Championships」↓
http://www.youtube.com/watch?v=pnGJgyS9FVA&feature=youtu.be
 4月12〜14日に香港で行われたGACグループ第26回アジアカップの女子シングルスで石川佳純(全農)が3位に入賞した。
 
 石川は予選リーグで武楊(中国)、石賀浄(韓国)に敗れ3位でプレーオフに回ったが、コムウォン(タイ)に勝利し決勝トーナメントへ進出。準々決勝ではロンドン五輪の銅メダル決定戦で敗れた馮天薇(シンガポール)を4-1で破り、五輪での借りを返した形となった。準決勝ではワールドチームクラシック、予選リーグに続き武楊に3連敗を喫したが、3位決定戦では予選で敗退していた石賀浄に4-1で勝利し3位入賞を果たした。今回の入賞により石川は9月21〜23日に兵庫・神戸で行われるスターツ2013ワールドカップ神戸大会への出場権を獲得した。
 劉詩雯(中国)と武楊の中国対決となった女子決勝は、劉詩雯が4-1で武楊を破り優勝を遂げた。

 男子シングルスでは予選で村松が閻安(中国)に勝利する金星をあげたが、その後キム・ヒョクボン(北朝鮮)に敗れ、荘智淵(チャイニーズタイペイ)戦では肩を痛め途中棄権。予選リーグ4位となり、決勝トーナメント進出はならなかった。
 男子の決勝も許シン(中国)と閻安(中国)の中国対決。許シンが閻安を4-2で下し優勝を決めた。

上位入賞者は以下のとおり。
★ 男子
優勝:許シン(中国)
2位:閻安(中国)
3位:荘智淵(チャイニーズタイペイ)
☆ 女子
優勝:劉詩雯(中国)
2位:武楊(中国)
3位:石川佳純
4月14日、愛媛の松山市総合コミュニティーセンターにて日本リーグ・ビッグトーナメントが開催された。

男子は水谷が丹羽に決勝で3-0で勝利。全日本決勝のリベンジをする結果となった。

「全日本の決勝でああしていれば良かった、とか後悔をかなりしていた。こんなに早く再戦のチャンスがくるとは思わなくて、リベンジできて良かった」
と優勝とリベンジの喜びを噛みしめた。

女子はロンドン五輪銀メダルで唯一の出場者である福原が優勝した。
準優勝は社会人を次々と突破した高校生の松平。しゃがみ込みサービスからの強気な速攻が冴えた。

「世界選手権前の最後の大会で優勝できて嬉しいです。弾みがつきました。まだまだサービスミスが多いので、もっと修正して、世界選手権に臨みたいです」(福原)

結果は以下の通り

男子
優勝:水谷隼(beacon.LAB)
準決勝:丹羽孝希(明治大)
3位:軽部隆介(シチズン)、張一博(東京アート)

女子
優勝:福原愛(ANA)
準決勝:松平志穂(四天王寺高)
3位:田代早紀(日本生命)、藤井優子(日本生命)


詳しい報道記事は卓球王国7月号(5月21日発売)に掲載予定です。
 国会議員の卓球愛好家が超党派で集まった組織『卓球国会議員連盟』の総会が3月29日に開催された。卓球好きで有名な自民党の河村建夫氏が会長、かつて本誌の巻頭カラー企画で登場いただいた自民党の関芳弘氏が事務局長を務める。
 本議連の目的は、①スポーツ振興面として、卓球の普及拡大に努める ②地域コミュニケーションの活性化面では、各地域の社会福祉センターなどに卓球台が常設されていることに着目し、卓球を通して、地域コミュニティーの深耕を図る ③健康増進などを図るために、高齢者にも生涯スポーツとして楽しんで頂き、予防医学に貢献する ④卓球をツールとして外交に役立てる ⑤卓球界全体を底上げし、卓球日本の復活を図る
以上の5項目。
 月に一度、定期的な練習会を設けており、自らの健康増進はもとより、卓球愛好家として今後も卓球界の活性化に協力していく予定とのこと。一時、政権交代等があり、活動を休止していたが、この度、総会を開いて、活動を活発化していくことをあらためて決議したのだそうだ。
 お堅い(?)政治の世界にも、卓球をこよなく愛する卓球愛好家がいる。『卓球国会議員連盟』の様々な活動が卓球振興つながっていけば、喜ばしい限りだ。
※写真は08年6月号で本誌に載った際の関芳弘事務局長
 ヨーロッパ卓球連合(ETTU)のステファノ・ボッシ会長が、国際卓球連盟(ITTF)の5月の総会での会長選に立候補することを表明した。
「卓球界では、アジアはめざましく良くなっているが、ヨーロッパは敗者になっているし、他の大陸も思ったほどに成長できていない。これは ITTFの戦略が適切でないからだ」と4月2日のオーストリアでの記者会見でボッシ氏は力強く語った。
「ITTFはすべてを自らコントロールしたいと考え、各大陸の活動を否定している。大陸の卓球連盟はもっと活動の中心になるべきで、アジアとヨーロッパももっと協力的にやっていくべきだ。我々、卓球ファミリーはITTFの中央集権化、大陸連盟の衰退を望んでいない。それらは財政的な問題を作り出す原因ともなるし、いくつかの深刻な違反行為の証拠をつかんでいる」という聞き捨てならない発言も入れながら、会長選挙への立候補の表明。「ITTFに透明性はない。もっとも大きな競技団体の一つであるITTFが、ビジネス集団ではなく偉大なスポーツ共同体という姿に立ち返ることを望んでいる」。
 現在、58歳のボッシ氏はイタリア代表として長く活躍し、イタリアチャンピオンにも輝いた実績を持っている。1996年から現在のETTUの会長職に就いていた。
 当初、シャララ現会長の再選確実と見られていたが、ボッシ氏の立候補で会長選に一石を投じることになり、お金のことまで言及する発言にITTFは穏やかではないだろう。それでも「シャララ有利」は動かないと言われているが、5月15日のITTF総会が注目されることになりそうだ。

写真は会長選に立候補表明したボッシ氏
 
 4月12日(金)〜14日(日)に香港で開催のGACグループ・アジアカップ。初日(12日)の本日は男女の予選リーグが行われ、男子Group Bで村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京・WR52)が閻安(中国・WR22)を4-1で破る金星をあげた。 閻安は現在急成長中の中国の若手で5月の世界選手権パリ大会へのシングルス出場も内定している。また、先週末に行われた韓国オープンでは張継科(中国/WR3)を破って3位に入賞している。
「強い相手なのはわかっていた。強い下回転をかけることと、常にコースを変えることを心がけた」(村松)。

村松 13、-6、9、10、9 閻安
 4月3〜7日に韓国・仁川でITTFワールドツアー・韓国オープンが開催。日本からは総勢男女44名の選手が参加し、女子シングルスで石川佳純(全農)が2位、男子アンダー21で吉村真晴(愛知工業大)が優勝を遂げた。

 女子シングルス、第3シードの石川は準々決勝で平野早矢香(ミキハウス)、準決勝で藤井寛子(日本生命)と同士討ちを連覇し決勝へ進出。決勝では地元韓国のカットマン・徐孝元との対戦。1週間前のワールドチームクラシックではストレートで勝利した相手だったが、今大会では苦戦。ゲームオールの接戦の末第7ゲームを9点で落とし2位に終わった。また、2回戦で世界ランク6位のシェン・イェンフェイ(スペイン)を下した藤井が3位に入った。
 男子アンダー21では決勝で金東賢(韓国)を下した吉村がオーストリアオープンに続き今シーズン2勝目を上げた。

 男子シングルスの優勝は許シン(中国)。決勝で馬龍を4-2で破り今シーズン初勝利。日本選手では水谷隼(beacon. LAB)と高木和卓(東京アート)のベスト8が最高位に終わった。
 また、中国卓球協会の初の試みの国際ペアダブルスは、第1シードの徐賢徳/張継科(韓国/中国)が第2シードの李廷佑/馬龍(韓国/中国)を3-2で破り優勝を果たした。
優勝者の記録は以下のとおり。

【韓国オープン優勝記録】
●男子シングルス:許シン(中国)
● 女子シングルス:徐孝元(韓国) ※2位:石川佳純、3位:藤井寛子
● 男子ダブルス:徐賢徳/張継科(韓国/中国)
● 女子ダブルス: 朴英淑/梁夏銀(韓国)※3位:藤井寛子/若宮三紗子
● 男子アンダー21:吉村真晴 ※3位:森薗政崇
●女子アンダー21:李佳イ(韓国) ※3位:石川佳純
 4月4日朝に韓国オープンの大会速報がハッキングされたことをITTF(国際卓球連盟)が関係者に通知し、謝罪した。何者かがコンピューターのシステムに侵入したためか、一時、大会ページは真っ白な状態となったが、その後、修復された。
 4月3日から韓国・仁川で行われているITTFワールドツアー・韓国オープン。この大会では、中国卓球協会によって画期的な試みが行われている。男子ダブルスで、中国のトップ選手たちが韓国やフランスの選手たちと国際ペアを組んだのだ。そのペアの顔ぶれは以下のとおり。

★男子ダブルス出場ペア
マテネ/許シン(フランス/中国)
李尚洙/閻安(韓国/中国)
李廷佑/馬龍(韓国/中国)
徐賢徳/張継科(韓国/中国)
趙彦来/馬琳(韓国/中国)
鄭栄植/王皓(韓国/中国)

 マテネ/許シンは中・後陣での粘りがありそうだし、徐賢徳/張継科は両サイドを切る広角打法で相手ペアを圧倒しそう。これまで、チーム内でのペアリングで余った選手を他協会の選手と組ませることは普通に行われていたが、今回の中国選手のような、組織的な国際ペアのエントリーは、ワールドツアーの歴史に残る出来事と言えるだろう。

 この「国境を越えたダブルス」のイニシアチブを取ったのは中国卓球協会。近年、「一人勝ち」の状態が続く中国は、「養狼計画(ライバル育成計画)」と称して国内外での海外選手の強化・育成に取り組んでいる。今回の国際ペアもその一環と言える。中国男子チームの劉国梁監督は次のようにコメントしている。「韓国オープンが国際ペアの初めてのテストケース。我々はどの協会の選手ともペアを組むし、トップクラスの選手でなくても問題ない。すべての選手にチャンスを与えたいと思っている」。

 「上から目線」とも感じられる発言だが、中国の国際大会での上位独占は、中国にとってもリスクが大きい。「五輪の正式種目から除外」という最悪の事態を避けるため、中国卓球協会も様々な施策を打ち出している。
 組織的な国際ペアという試みが、どれほど効果があるかはまだ未知数。日本の卓球ファンにとっては、交流試合のエキシビションマッチならともかく、国際大会では「日本選手が中国選手とペアを組んだ試合より、日本選手のペアが中国ペアを倒す試合が見たい」というのが本音ではないだろうか。しかし、中国卓球協会の行動力には見習うべき点がありそうだ。
 4月1日付けで石川佳純選手(全農)がスポーツブランドの大手、アシックスとアドバイザリー契約を結んだと発表した。今後は、アシックス社のシューズ、ウエアなどを着用し、ポスターなどの広告等にも露出する予定だ。