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 4月14~18日、フランス・ベルン・スル・セシェにてITTFジュニアサーキット・フランスジュニア&カデットオープンが行われ、日本からは男子選手のみが参加した。

 ジュニア男子団体は3位だったが、ジュニア男子シングルスでは決勝で吉田雅己(青森山田高)を下した町飛鳥(青森山田高)が優勝。ジュニア男子ダブルスでは平野友樹/吉田雅己(野田学園高/青森山田高)が優勝し、ともにドイツオープンに続く連勝を飾った。
 また、カデット種目では男子団体(村松雄斗、酒井明日翔)で優勝、男子シングルスでは村松雄斗(エリートアカデミー)が優勝した。

【ITTFジュニアサーキット・フランスジュニア&カデットオープン優勝記録】
ジュニア男子団体:フランスA
ジュニア女子団体:フランスB
カデット男子団体:日本
カデット女子団体:フランスA
ジュニア男子シングルス:町飛鳥(日本)
ジュニア女子シングルス:サウェータブット(タイ)
カデット男子シングルス:村松雄斗(日本)
カデット女子シングルス:バンダルカル(インド)
ジュニア男子ダブルス:平野友樹/吉田雅己(日本)
ジュニア女子ダブルスゲスニー/レベク(フランス)
カデット男子ダブルス:フロール/アングレ(フランス)
カデット女子ダブルスベラン/ミゴ(フランス)
 4月13・15日、アジア・ヨーロッパ オールスター対抗戦のアジアステップが中国・北京に行われ、プレーオフにもつれる接戦の末、アジアチームが優勝した。

 アジア・ヨーロッパ オールスター対抗戦は、アジアおよびヨーロッパのそれぞれの地域から5名(各国1名)を選出して行われる団体戦で、昨年に続いて2回目の試みとなる。日本からは水谷隼(明治大)が参加した。

 13日に行われたアジアステップ第1戦は、アジアチームの朱世赫(韓国)がシュラガー(オーストリア)を破って先取点を挙げるも、そこからヨーロッパチームが怒濤の反撃。メイス(デンマーク)が王励勤(中国)を破るなど4-1で第1戦を制した。水谷もサムソノフ(ベラルーシ)に敗れている。

 15日に行われた第2戦、5-0で勝たないと勝利がないアジアチームは、トップで朱世赫がパーソン(スウェーデン)に敗れて早くも勝利がなくなる。しかし、何とか引き分けにしてプレーオフに持ち込みたいアジアチームは、水谷がメイスを下すなど意地を見せ、ラストは張ユク(香港)がシュラガーにゲームオールで勝利。1・2戦合計で5-5のタイに戻し、勝負はプレーオフに。
 そして、それぞれのチームの代表選手によるプレーオフが行われたのだが、アジアチームの代表は水谷。ヨーロッパチーム代表のパーソンと対戦した。09年世界選手権横浜選手権3回戦で対戦し、ストレートで水谷が勝利しているが、この日はゲームオールにもつれる熱戦。しかし、ラストは水谷が8本でパーソンを振り切って、アジアチームのアジアステップ勝利を決めた。

 ヨーロッパステップは10月中旬にベルギーで行われる予定だ。アジアチームが連勝を決めるか、ヨーロッパチームが地元で巻き返すか、その戦いに注目だ。

第1戦(4月13日) ヨーロッパ 4-1 アジア
 シュラガー 2-3 朱世赫○
○オフチャロフ 3-0 張ユク
○メイス 3-2 王励勤
○サムソノフ 3-2 水谷
○パーソン 3-2 ヤン・ツー

第2戦(4月15日) アジア 4-1 ヨーロッパ
 朱世赫 1-3 パーソン○
○ヤン・ツー 3-0 オフチャロフ
○水谷 3-1 メイス
○王励勤 3-1 サムソノフ
○張ユク 3-2 シュラガー

優勝決定戦
水谷 7、-8、9、-9、8 パーソン
 4月13日、ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・デュッセルドルフで3番手としてプレーしている岸川聖也(スヴェンソン)が、来シーズンは同じブンデスリーガの「TTF リープヘル オクセンハオゼン」に移籍することが発表された。2011年6月30日までの単年契約で、クラブの1番手としてプレーする。日本人の男子選手がブンデスリーガの1番手としてクラブと契約、しかもブンデスリーガ有数の名門クラブとの契約は、日本の卓球史に残る快挙だ。

 「TTF リープヘル オクセンハオゼン」は昨シーズンのブンデスリーガ、ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)でいずれも準優勝。世界ランキング18位の荘智淵(チャイニーズタイペイ)が長くチームの顔だったが、今シーズン終了後に荘智淵、クリサン(ルーマニア)、イェレル(スウェーデン)が移籍してメンバーが一新。岸川の来シーズンのチームメイトは以下のとおりとなる。

★TTF リープヘル オクセンハオゼン [TTF LIEBHERR Ochsenhausen]
1番手:岸川聖也(日本・WR32)
2番手:アポローニャ(ポルトガル・WR63)
3番手:フィルス(ドイツ・WR89)
4番手:フレイタス(ポルトガル・WR90)

 岸川が現在所属しているボルシア・デュッセルドルフは、ブンデスリーガで首位を快走し、2009-2010ヨーロッパチャンピオンズリーグでは準決勝まで勝ち上がっている。岸川はエース・ボル、2番手・ズースに次ぐ3番手としてプレー。ここまでブンデスリーガでは10連勝を含む15勝4敗の好成績で、欠場が多いボルの穴を埋める活躍を見せている。ブンデスリーガとECLのダブルタイトルを手みやげに、エースとしてオクセンハオゼンへ凱旋だ!
 4月8~11日、ドイツ・ゼーリンゲンシュタットにてITTFジュニアサーキット・ドイツオープンが行われた。

 日本からは男子選手のみの参加だったが、男子団体では日本Aが優勝し、日本Bが2位。男子シングルスでも決勝は町飛鳥(青森山田高)vs.吉田雅己(青森山田)の同士討ちとなり、町がゲームオール9本で吉田を退けて優勝。さらに、男子ダブルスでは平野友樹/吉田雅己(野田学園高/青森山田高)が優勝し、3種目を日本選手が制するという大活躍を見せた。

【ITTFジュニアサーキット・ドイツオープン優勝記録】
ジュニア男子団体:日本A
ジュニア女子団体:ドイツA
ジュニア男子シングルス:町飛鳥(日本)
ジュニア女子シングルス:P.ゾルヤ(ドイツ)
ジュニア男子ダブルス:平野友樹/吉田雅己(日本)
ジュニア女子ダブルス:フルチ/マダラス(ルーマニア/ハンガリー)
 4月11日、岡山県・桃太郎アリーナにて日本リーグビッグトーナメント岡山大会が行われ、日本リーグのトップ選手に加え、世界選手権モスクワ大会の日本代表選手も出場する中、男子は韓陽(東京アート)、女子は侯琳(サンリツ)が優勝した。

 韓陽は1回戦の坂本(協和発酵キリン)戦、2回戦の張(東京アート)戦、そして決勝の水野(東京アート)戦がゲームオールの勝利。5試合中3試合がゲームオールという厳しい戦いだったが、過去4度優勝している相性の良い大会で、勝負強さを発揮した。

 侯琳は危なげない戦いで2連覇を達成。決勝では帰化選手の福平(日立化成)をストレートで下す完勝だった。3位には、石川(ミキハウスJSC)を下した藤井寛子(日本生命)と、平野(ミキハウス)を下した福原愛(ANA)が入り、大目標の世界制覇に向けて日本代表選手も上々の調整ぶりを見せた。

【日本リーグビッグトーナメント記録】
●男子
優勝:韓陽(東京アート)
準優勝:水野裕哉(東京アート)
3位:加山兵伍(原田鋼業)、下山隆敬(協和発酵キリン)

●女子
優勝:侯琳(サンリツ)
準優勝:福平暁(日立化成)
3位:藤井寛子(日本生命)、福原愛(ANA)
 3月29~30日、中国・広州にてフォルクスワーゲンカップが行われた。これは新設された大会で、世界ランキング上位者8名(1協会1名のみ)によるトーナメント戦。

 男子優勝は馬龍(中国)。初戦でシュラガー(オーストリア)、準決勝でメイス(デンマーク)をストレートで下し、決勝では朱世赫(韓国)に4-1で勝利。世界ランキング1位の実力通りの優勝を飾った。
 日本から出場した水谷隼(明治大)は、初戦でサムソノフ(ベラルーシ)を破る活躍を見せたが、準決勝では朱世赫に2-4で敗れた。

 女子優勝も世界ランキング1位の劉詩ウェン(中国)。リュウ・ジャ(オーストリア)、金キョン娥(韓国)、馮天薇(シンガポール)相手に全て4-1で勝利し、危なげのない優勝。アジアカップに続いての国際大会制覇となった。
 日本の福原愛(ANA)は、初戦で馮天薇(シンガポール)に敗れている。
3月26~28日、熊本県・熊本市総合体育館にて全国ホープス選抜卓球大会が開催された。

男子は、各年代で穴のないバランスの良い布陣を敷いた愛知県選抜が地元・熊本県選抜を接戦の末に撃破して優勝。
女子は、予選リーグから全試合無失点という驚異的な記録で兵庫県選抜が圧勝。2位の東京都選抜も強さを見せた。

上位の結果は下記の通り。小学生とは思えないハイレベルな戦いの詳細は卓球王国6月号(4月21発売)に掲載します。

●男子団体
優勝:愛知県選抜 準優勝:熊本県選抜 3位:京都府選抜、石川県選抜

●女子団体
優勝:兵庫県選抜 準優勝:東京都選抜 3位:熊本県選抜、静岡県選抜
 3月26~28日、福島県・郡山総合体育館にて全国高等学校選抜卓球大会が開催された。

 男子は、選抜初出場の野田学園(山口)が、決勝で青森山田(青森)を3-0のストレートで破って初優勝。トップで平野(野田学園)が野邑(青森山田)とのエース対決を制し、それで勢いのついた鹿屋(野田学園)が神原(青森山田)に逆転勝ち。ダブルスはゲームオールジュースの競り合いとなったが、ネットインなどの運もついた野田学園が歓喜の勝利を挙げた。12大会連続で優勝を果たしていた青森山田だったが、無念の連覇ストップとなった。

 女子は、四天王寺(大阪)が決勝で明徳義塾(高知)を3-2で破り、連覇を3に伸ばした。決勝、前半2点を奪った明徳義塾だったが、四天王寺エースの石川がダブルスと4番でしっかり勝ち星を挙げ、ラストは俵(四天王寺)が森(明徳義塾)を粘り強く打ち崩した。

その他の結果は下記の通り。詳細は卓球王国6月号(4月21発売)に掲載します。

●男子団体
優勝:野田学園(山口) 準優勝:青森山田(青森) 3位:愛工大名電(愛知)、東山(京都)

●女子団体
優勝:四天王寺(大阪) 準優勝:明徳義塾(高知) 3位:土佐女子(高知)、青森山田(青森)

●男子シングルス(2部)
優勝:山口大知(岐阜・県岐商) 準優勝:吉田海周(鹿児島・鹿児島工業)
3位:松本亮(大分・大分工業)、藏原良介(熊本・九州学院)

●女子シングルス(2部)
優勝:秋葉史穂(千葉・和洋女子) 準優勝:中本夏乃子(広島・広島商業)
3位:高野真衣(東京・早稲田実業)、青嶌奈央(埼玉・秋草学園)
 3月26~28日、中国・広州にてアジアカップが行われ、男子は張継科(中国)、女子は劉詩ウェン(中国)が優勝した。

 張継科は、予選で高礼澤(香港)に敗れて2位通過だったが、トーナメントに入ると馬琳(中国)、許シン(中国)と同士討ちを制して決勝進出。決勝ではガオ・ニン(シンガポール)をストレートで下した。
 女子は世界ランク1位の劉詩ウェン(中国)が順当に優勝。決勝では同世代のライバル・丁寧(中国)を4-2で下した。

 日本からは男子の張一博と丹羽孝希、女子の若宮三紗子と山梨有理が出場したが、決勝トーナメントに進むことが出来なかった。
3月27~28日 山梨県甲府市緑が丘スポーツ公園体育館で、春の全国中学選抜大会が行われた。

男女とも戦力で他を一歩リードする青森山田中(青森)がアベック優勝を飾った。
男子はこれで6連覇、女子は3連覇と強さを見せつけた。
準優勝は男女とも明徳義塾中(高知)で、こちらは悔しいアベック準優勝となった。

結果は以下の通り

●男子団体
優勝:青森山田中(青森)
準優勝:明徳義塾中(高知)
3位:尾久八幡中(東京)、愛工大付属中(愛知)

●女子団体
優勝:青森山田中(青森)
準優勝:明徳義塾中(高知)
3位:横浜隼人中(神奈川)、高富中(岐阜)


詳細は卓球王国6月号に掲載します。