茨城県の日立市池の川さくらアリーナで開催された第26回日本リーグビッグトーナメント。男子は地元茨城県出身の吉村和弘(愛知工業大)、女子は田代早紀(日本生命)がともに初優勝を飾った。入賞は以下の通り。
【男子】
優勝:吉村和弘(愛知工業大)
準優勝:神巧也(シチズン時計)
3位:松下海輝(日鉄住金物流)、有延大夢(リコー)
【女子】
優勝:田代早紀(日本生命)
準優勝:石垣優香(日本生命)
3位:宋恵佳(中国電力)、加藤杏華(十六銀行)
男子は吉村和弘が圧倒的な強さを見せて優勝をさらった。吉村は4月から契約メーカーが変わり、新しい用具(ラケット、ラバー)でのプレーとなったが、全日本2位の力を発揮して、社会人の強豪を連破した。チキータと両ハンドドライブにさらに磨きがかかり、「次は日本リーグでのいいプレーを見せたいです。そして、国際大会でも勝っていきたい」と話した。
女子は田代早紀が安定感のあるプレーで優勝。今大会では左利き攻撃、ペン攻撃、シェーク攻撃、カットマンと異なる戦型と対戦したが、どのタイプにもしっかりと戦うことができるのが田代の強みだ。「ここ数年成績を出すことができなくて苦しかったですが、今大会で優勝できたことで、良い方向に向かいたいです」と優勝後に語った。
今大会は雨にもかかわらず大勢の観客が詰めかけた。トップ選手たちの豪快なプレーに酔いしれた1日となった。