87年のニューデリーでの世界選手権。女子シングルス優勝者は何智麗こと小山ちれ。のちに「準決勝で管建華に負けるように言われた」と小山が暴露して物議をかもした。結局は小山は全力で勝ちに行って、中国首脳陣に背信した。その相手のカットマンの管建華が香港のジュニアコーチで登場。というのも自分の娘（管夢圓）が出場していたからだが、ほとんど表舞台に姿を見せなかった人が、親としてコーチとして世界の舞台を再び踏んだ。

［女子ダブルス］
■ ２回戦
岡崎/松澤（日本）　10、6、9　クシンスカ/シチェルコフスカ（ポーランド）
森薗/谷岡（日本）　1、8、11　エル・ソカリ/メシュレフ（エジプト）
［男子ダブルス］
■ 2回戦
藤本/森本（日本）　8、－7、6、5　O.アサール/K.アサール（エジプト）
上田/丹羽（日本）　5、6、7　M.カールソン/ソーダールンド（スウェーデン）
［女子シングルス］
■ 2回戦
森薗（日本）　－8、－10、6、9、5、6　アンブルス（ハンガリー）
呉穎嵐（香港） 9、9、－9、4、6　　岡崎（日本）　
谷岡（日本）　　6、5、4、10　劉ユシン（チャイニーズタイペイ）

photo 左から2回戦で敗れた岡崎、2回戦を突破した森薗と谷岡

　男子シングルスは1回戦から熱戦が続いた。エジプトの星、アサールはスウェーデンのガッツ男、ソーダールンドに逆転勝ち。インドのグナナセカランは丹羽キラーの選手だが、フィンランドの選手に最終ゲームのジュースで勝った。ヨーロッパカデットチャンピオンのフランスのゴーズィは韓国の李承赫に競り勝った。

photo 左からアサール、グナナセカラン、ゴーズィ

［女子シングルス］
■ 1回戦
岡崎（日本）　7、－9、－9、－9、11、6、7　ポストアカ（ルーマニア）
［男子シングルス］
■ 1回戦
森本（日本）　5、－7、4、5、7　チャン（アメリカ）
K.カールソン（スウェーデン）9、9、6、6　藤本（日本）

photo 左から1回戦で敗れた藤本。藤本に勝ったK.カールソン、逆転勝ちで2回戦に進んだ岡崎

大会6日目
［女子ダブルス］
■ 1回戦
岡崎/松澤　9、12、－9、8　ドゥ・ヌッテ/ゴンデリンガー（ルクセンブルク）
森薗/谷岡　5、4、5　　マルチネス/ビバス（コロンビア）
［男子ダブルス］
■ 1回戦
藤本/森本　－4、5、8、5　ドラン/マクベス（イングランド）
上田/丹羽　5、8、11　クルパ/ウィスニウスキー（ポーランド）

photo 左から岡崎・松澤組、藤本・森本組、上田・丹羽組

　森本、藤本も勝利し、松澤以外はグループリーグを通過した。

［男子シングルスグループリーグ］
■ 16組
森本（日本）　4、6、5　メナ（コロンビア）
■ 21組
藤本（日本）　3、7、2　アルシラ（コロンビア）

photo コロンビアの選手に圧勝した藤本

女子の松澤は2戦目でもペルーの選手にストレートで敗れ、グループリーグ敗退となった

［女子シングルスグループリーグ］
■2組
モリ（ペルー）　4、3、8　松澤（日本）
■ 5組
森薗（日本）　4、3、6　デュラン（チリ）
■ 8組
谷岡（日本）　7、7、7　エル－ソカイ（エジプト）
■ 22組
スッチ（ルーマニア）　11、3、6　岡崎（日本）　

［男子シングルスグループリーグ］
■ 3組
丹羽（日本）　7、8、3　王李中イ（チャイニーズタイペイ）
■ 8組
上田（日本）　8、8、7　D.シルバ（ポルトガル）
■ 16組
ジブラ（スロベニア）　9、－8、4、－3、9　森本（日本）　
■ 21組
藤本（日本）　10、6、7　ピッチフォード（イングランド）

photo 韓国の劉訓碩に勝ったが、スロベニアのジブラに敗れた森本。劉訓碩とジブラの試合結果で予選通過が決まる。鄭怡静（チャイニーズタイペイ）に敗れた後、ペルーのモリによもやの敗戦を喫した松澤

［女子シングルスグループリーグ］
■1組
鄭怡静（チャイニーズタイペイ）　4、5、7　松澤（日本）
■ 5組
森薗（日本）　2、11、－6、7　ウ（アメリカ）
■ 8組
谷岡（日本）　7、6、3　グオ（アメリカ）
■ 22組
岡崎（日本）　6、3、5　ザバラ（コロンビア）

［男子シングルスグループリーグ］
■ 3組
丹羽（日本）　2、9、8　マクベス（イングランド）
■ 8組
上田（日本）　4、7、7　ザグルール（エジプト０
■ 16組
森本（日本）　－8、－8、3、6、7　劉訓碩（韓国）
■ 21組
藤本（日本）　4、3、6　ヤマダ（ブラジル）

表彰式ではミスコロンビアが登場で会場の注目集めた。IITTF役員の鼻の下が随分伸びていたのも事実。それにしてもさすがミスコロンビア、背が高い。

団体戦が終わった。日本は前回と同じく女子が準優勝、男子は3位だった。