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第7回世界ジュニア選手権大会

[男子ダブルス]
■ 準々決勝
金ミン鉐/鄭栄植(韓国) 8、9、7、10 藤本/森本(日本)
方博/宋鴻遠(中国) 9、-8、5、-10、4、-9、6 ロレンツ/ロビノ(フランス)  
上田/丹羽(日本) 5、9、-6、8、10 張順紘/陳建安(チャイニーズタイペイ)
閻安/林高遠(中国) 7、-8、8、-9、7、11 ゴーズィ/ルブレトン(フランス)

準決勝に駒を進めた日本の上田/丹羽のペアは、準々決勝でタイペイペアに完勝した。明日準決勝では閻安/林高遠(中国)と対戦する

photo 左からメダルを決めた上田/丹羽のペア、昨年と同じ韓国ペアに敗れた藤本/森本
[混合ダブルス]
■ 準決勝
方博/顧玉ティン(中国)  7、4、4、7    鄭栄植/金敏姫(韓国)
コシバ/マダラス(ハンガリー) 7、9、-9、-13、8、-6、8 林高遠/陳夢(中国) 

photo 中国ペアを破ったハンガリーのコシバ/マダラス
[女子ダブルス]
■ 準々決勝
曹麗思/武楊(中国) 9、6、4、4 イリチ/セベ(ルーマニア)
金敏姫/梁夏銀(韓国) -9、8、7、6、-9、10 岡崎/松澤(日本)
李皓晴/呉穎嵐(香港) -14、9、-6、-6、9、9、7 森薗/谷岡(日本) 
陳夢/顧玉ティン(中国) 6、4、-9、9、6 鄭怡静/林珈芝(チャイニーズタイペイ)

女子ダブルスでは日本の2ペアが敗れ、メダル獲得はならなかった。日本の女子が個人戦でメダル獲得がならなかったのは今回が初めてだ。

photo 準々決勝で敗れた森薗/谷岡、岡崎/松澤のダブルス
男子シングルスで2連覇を狙うチャイニーズタイペイの陳建安。3回戦でフランスのルブレトンに完勝した。安定した戦いが光っていた。
女子では何と言っても14歳のルーマニアの新星、スッチが光っている。久しぶりの期待の星と言えるだろう。可愛らしい顔立ちに細い身体。まだ小さいのだが、手足が長く、これから力をつけそう。日本のエース森薗に完勝したガッツとテクニックは注目に値する。

[男子シングルス]
■ 3回戦(ベスト8決定戦)
方博(中国) 9、6、6、7  フランジスカ(ドイツ)
林高遠(中国) 3、8、-11、8、9 森本(日本)
丹羽(日本) 9、1、11、-8、5 アサール(エジプト)
上田(日本) 7、-9、4、10、6 劉訓碩(韓国)
宋鴻遠(中国) 7、8、7、8  フロリッツ(ドイツ)
金ミン鉐(韓国)13 、-10、5、3、10 K.カールソン(スウェーデン) 
陳建安(チャイニーズタイペイ)7、-8、7、7、7 ルブルトン(フランス) 
閻安(中国) 4、9、-3、5、4 M.カールソン(スウェーデン) 

photo 左からベスト8に入った上田、林高遠に敗れた森本。しかし健闘が光った
[女子シングルス]
■ 3回戦(ベスト8決定戦)
武楊(中国) 7、2、7、7 黄志那(韓国)
スッチ(ルーマニア) 7、2、8、-8、-8、7 森薗(日本)
陳夢(中国) 7、8、-9、8、9 李皓晴(香港) 
シチェルコフスカ(ポーランド) -7、7、-8、-9、8、7、11 梁夏銀(韓国) 
曹麗思(中国) 7、-9、3、-8、8、9 呉穎嵐(香港)
金敏姫(韓国) 7、12、16、7  ヴィンター(ドイツ)
顧玉ティン(中国) 9、3、-7、4、5 谷岡(日本)
鄭怡静(チャイニーズタイペイ) 10、-7、5、6、9 ノスコワ(ロシア)

 日本エースの森園がヨーロッパの伏兵、14歳のスッチ(ルーマニア)に敗れた。「うれしいわ。ハンガリーで試合をした時には1-4で負けて、勝てるとは思っていなかった。今日はサービスが効いたし、1本1本一生懸命やるだけだった」と試合後のスッチ。負けた森薗は放心状態。レシーブがうまくいかず3ゲームを連取されたのが最後まで響いた。大岡監督も「今回の森薗は出来が良くなかった」といつもの思い切りのよいプレーが見られなかった森薗に首を傾げた。
 また、谷岡は顧玉ティンから1ゲームを奪うのが精いっぱいだった。前年3位の谷岡も姿を消した。ベスト8には中国が4人、ヨーロッパが2人。韓国とチャイニーズタイペイが1人ずつ入った。

photo 左からベスト16で終わった森薗、試合後敗戦にうなだれる森薗、昨年3位の谷岡もベスト16に終わった
●男子シングルス2回戦
金ミン鉐(韓国) 6、9、1、-5、-10、7 グナナセカラン(インド)
K.カールソン(スウェーデン) 9、8、-3、7、-11、7 チョドルスキー(ポーランド)
フランジスカ(ドイツ) 10、7、6、-10、11 ロレンツ(フランス)
方博(中国) 8、3、6、8 コジッチ(クロアチア)
林高遠(中国) 8、8、15、4 ゴーズィ(フランス)
O.アサール(エジプト) 3、7、7、-4、10 シルセク(チェコ)
フロリッツ(ドイツ) 7、2、8、7 カーバルホ(ポルトガル)
宋鴻遠(中国) 2、17、5、-8、4 フロラス(ポーランド)
ルブルトン(フランス) -7、10、1、8、8 オリバレス(チリ)
陳建安(チャイニーズタイペイ) -12、5、3、9、4 オベシュロ(チェコ)
ユ・フンソク(韓国) 12、12、-5、-7、7、10 ワン(アメリカ)
M.カールソン(スウェーデン) 7、16、11、12 ワルター(ドイツ)
閻安(中国) 3、7、-7、4、5 王李中イ(チャイニーズタイペイ)

 アジア・ヨーロッパが上位を占める中、O.アサール(エジプト)が前回大会に続いてベスト16入り。南米勢で唯一勝ち残っていたオリバレス(チリ)はルブルトン(フランス)に敗れた。
 近年低迷が続くスウェーデンからは、M(マティアス)とK(クリスチャン)のふたりのカールソンが勝ち上がってきた。このふたりは兄弟ではなく、P.カールソン(00年ヨーロッパ選手権優勝)とも血縁関係はない。ポピュラーな名前なのだ。
●女子シングルス2回戦
武楊(中国) 5、4、4、2 ゴンデリンガー(ルクセンブルグ)
黄志那(韓国) 4、9、9、10 管夢圓(香港)
スッチ(ルーマニア) 10、15、5、7 クリーゴフ(ドイツ)
陳夢(中国) 8、6、5、6 クシンスカ(ポーランド)
李皓晴(香港) 7、7、4、12 バラーゾバ(スロバキア)
シュチェルコフスカ(ポーランド) 8、9、11、-3、-10、-6、9 林珈芝(チャイニーズタイペイ)
梁夏銀(韓国) 6、10、2、8 ドヌッテ(ルクセンブルグ)
曹麗思(中国) 9、5、1、2 ウー(アメリカ)
ヴインター(ドイツ) 9、5、-10、-8、-9、9、4 ペターソン(スウェーデン9
金敏姫(韓国) -10、7、-7、9、8、7 イリチ(ルーマニア)
顧玉ティン(中国) 5、4、6、7 ドゥブコバ(ベラルーシ)
ノスコワ(ロシア) 1、-9、14、10、-5、9 ミュールバッハ(ドイツ)
鄭怡静(チャイニーズタイペイ) -7、7、7、7、9 セベ(ルーマニア)

 中国勢は4選手ともストレート勝ちでベスト16進出。第2シードの鄭怡静(チャイニーズタイペイ)や梁夏銀(韓国)など、その他の優勝候補も順当に勝ち上がっている。
 今まで2戦2敗の相手の鄭栄植。パワーでは勝てないが、丹羽は巧みなコース取りとカウンターで挑んだ。0-2から3-2とゲームをひっくり返すも、最終ゲームまでもつれ込んだ。最終ゲームは6-2と丹羽がリードしたが、そこから鄭は9-7と逆転。丹羽の絶体絶命のピンチだったが、そこから4本連取した丹羽の勝負強さが光った。しかも最後の1本はネットインで入る幸運も呼び込んだ。
●丹羽孝希のコメント
「鄭栄植は今まで2回やって1セットしか取れていない苦手な相手だった。今日も0-2とリードされて、またダメかなと思ったけど、河野監督から『台上から攻めていけ』と言われて、それから良い流れになった。最終ゲームは気合いを入れて、6-2とリードできたけど、そこで相手のファインプレーがあって、タイムアウトを取ったけど流れは変わらなかった。7-9と逆転された時には負けるかなと思ったけど、相手のミスもあって勝てました。ここが最大の難関で、ここを越えればいけるかなと思っていたのでホッとしました」

photo 左から丹羽対鄭、パワーボールが持ち味の鄭、そして勝ってベンチに戻った丹羽
[男子シングルス]
■ 2回戦
森本(日本) 8、-6、9、9、-1、6 ドラン(イングランド)
丹羽(日本) -6、-9、4、6、4、-6、9 鄭栄植(韓国)
上田(日本) 6、11、6、2  ロビノ(フランス)

 上田はヨーロッパジュニアチャンピオンのロビノに完勝。好調をキープしている。ドイツでの卓球留学の充実ぶりがうかがえる。

photo 左から上田、丹羽、森本