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世界選手権モスクワ大会(団体戦)

 中国には完敗の日本、宮崎義仁監督のコメント
「中国に勝つことを目標にしてやってきたが、一つひとつのプレーにおいて中国には劣るなと再認識した。かなり厳しい。選手は全員よく戦った。中国選手の体の切れを見た時に、日本国内での練習をもっともっと厳しくやらないとあの中国の域に達しないのか。
 岸川を前半で使うという考えは全くなかった。水谷、吉田(の2点起用)で来ていたから崩すつもりはなかったし、岸川より松平健太という考えはあった。チームの流れを考えたら順当なオーダーだったし、これ以上の冒険をやったら批判を浴びるかもしれない。中国は5人とも強いので相手のオーダーを読むのは至難の業。
 水谷は0-3だけど、ちょっと狂えば勝てる試合だったけど、そのちょっとがなかなか狂わない。ギリギリの試合だった。
 ドイツ戦、オーストリア戦、香港戦、中国戦の4試合は選手にとってよい経験になった。収穫があったし、選手にはよい刺激になった。甘かった部分を修正し、オーストリア戦では最高のプレーができた。その最高のプレーで練習をやろうと。日本男子が世界でやれる、ガッツがあるんだということを示すことができた」
〈日本男子 0-3 中国〉
 吉田 -6、9、-8、-2 馬琳○
 水谷 -6、-9、-8   馬龍○
 岸川 -8、9、-3、-9 張継科○

 岸川、第4ゲーム4-10から積極的なフォアドライブ攻撃で9-10まで追いつき、張継科の勝利を確信していた中国応援団は騒然となったが、最後は張継科の3球目バックドライブをブロックしきれず。日本男子は中国に敗れ、今大会の銅メダルが確定した。
〈日本男子 0-2 中国〉
 吉田 -6、9、-8、-2 馬琳○
 水谷 -6、-9、-8   馬龍○
 岸川 -8、9、-3    張継科
 水谷    vs.    馬琳
 吉田    vs.    馬龍

 第3ゲームは気合いを入れ直したか、張継科は2-1から7点連取。岸川1-2張継科。
〈日本男子 0-2 中国〉
 吉田 -6、9、-8、-2 馬琳○
 水谷 -6、-9、-8   馬龍○
 岸川 -8、9     張継科
 水谷    vs.    馬琳
 吉田    vs.    馬龍

 岸川と張継科の3番は、第1・2ゲームともスコアが離れないシーソーゲーム。岸川は張継科のサービスをレシーブからバックドライブで狙い打つが、第1ゲームは終盤で張継科が積極的に回り込み、岸川のフォアを打ち抜いて先取。第2ゲームは岸川10-9のゲームポイントで張継科がサービスミス。岸川が1-1に追いついた。
 第3ゲームは張継科5-1岸川。
 〈日本男子 0-2 中国〉
 吉田 -6、9、-8、-2 馬琳○
 水谷 -6、-9、-8   馬龍○
 岸川    vs.    張継科
 水谷    vs.    馬琳
 吉田    vs.    馬龍

 水谷、馬龍のパワードライブにもよく反応し、何本でもブロックしたが、馬龍は水谷が降参するまでドライブを打ち続ける。前陣でのバック対バックでも、馬龍のほうが打球点が早く、かさにかかって攻めてきた。水谷、第3ゲーム6-10から8-10としたが、最後は馬龍の連続パワードライブにブロックがネットミス。日本0-2中国。
 〈日本男子 0-1 中国〉
 吉田 -6、9、-8、-2 馬琳○
 水谷 -6、-9     馬龍
 岸川    vs.    張継科
 水谷    vs.    馬琳
 吉田    vs.    馬龍

 第2ゲームは4-8まで離されながら、7-8まで追いすがった水谷。7-10から8-10となったところで中国ベンチがタイムアウト。水谷は好ラリーを制して9-10としたが、ここで強烈な水谷の3球目フォアドライブがバッククロスにくるところを、馬龍が前陣でカウンタードライブ。馬龍の前陣での反応は驚異的だ。馬龍が2ゲームを連取した。
 〈日本男子 0-1 中国〉
 吉田 -6、9、-8、-2 馬琳○
 水谷 -6       馬龍
 岸川    vs.    張継科
 水谷    vs.    馬琳
 吉田    vs.    馬龍

 水谷の3球目パワードライブで幕を開けた第2試合。水谷はカウンターブロックからの強打、何本も粘るロビングで4-1とリードしたが、馬龍のパワードライブは打つほどに威力が増してくる。守勢に回るとやはり厳しい。6-10からフォアストレートへの4球目パワードライブでノータッチを取られ、水谷第1ゲームを落とす。
  〈日本男子 0-1 中国〉
 吉田 -6、9、-8、-2 馬琳○
 水谷    vs.    馬龍
 岸川    vs.    張継科
 水谷    vs.    馬琳
 吉田    vs.    馬龍

 吉田、第4ゲームは台上処理からの馬琳の巧みな展開に崩された。裏面ドライブとバックショートの攻撃力、安定性の差もやはり大きい。0-3でタイムアウトを取ったが、1-5、2-8、2-10とリードを広げられ、最後は吉田のフォアドライブがミートせず、大きくコートをオーバーした。日本男子、先制点を許した。
  〈日本男子 vs. 中国〉
 吉田 -6、9、-8 馬琳
 水谷    vs.    馬龍
 岸川    vs.    張継科
 水谷    vs.    馬琳
 吉田    vs.    馬龍

 中国男子、やはり早めに動いてきた。馬琳が終始リードを奪っている第3ゲーム、吉田6-9馬琳から吉田8-9馬琳となったところで、中国ベンチがタイムアウト。次の一本を吉田はレシーブミス。中国は自分たちがサービスを持つタイミングでタイムアウトを取ってくる。8-10で吉田のサービスがネットを弾いてオーバー、ミスとなり馬琳が第3ゲームを奪う。
  〈日本男子 vs. 中国〉
 吉田 -6、9 馬琳
 水谷    vs.    馬龍
 岸川    vs.    張継科
 水谷    vs.    馬琳
 吉田    vs.    馬龍

 吉田、9-9からフォアクロスの激しい引き合い、そしてストップからの4球目カウンタードライブをフォアクロスに決め、馬琳から1ゲームを取り返した。第3ゲーム、この勢いで出足から離したい。