ユース五輪の大会期間中、会場に入る観客やメディアは、必ずセキュリティチェックを受けなければならない。手荷物をX線に通して、金属探知機のゲートをくぐった後、「はい両手を広げて」「はい後ろを向いて」とまた金属探知機のバーを体中にペタペタ。
ボランティアの学生さんたちがやっているので、あまり緊迫感はないが、メディアセンターへの入り口にあったセキュリティゲートではバッグを開けられ、カメラを取り出されてひと言「ノーマルな(?)カメラかどうか、一枚写してみてくれ」。カシャッとシャッターを切ると「OK!」とのこと。そういうマニュアルになっているのかもしれない。思わず顔を見合わせて笑ってしまった。
ちなみに地下鉄でも、8月いっぱいはすべての乗客がセキュリティゲートを通らなければならない。日本では考えられない光景だ。メディアセンターへ行った帰り道、地下鉄の駅でセキュリティゲートを撮影していたら、横にいた公安のお姉さんに怒られた。平静を装って、早歩きで逃げました。ちなみにユース五輪のIDカードを持っていると、地下鉄とバスはすべて無料。