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全国高校選手権(インターハイ2018)

女子シングルスは昨年の主力たちがごっそりと抜けたことで、実力伯仲の戦いになる。
昨年3位の岡崎日和(川口市立)が第1シードだが、期待のカットマン・相馬夢乃(遊学館)が立ちはだかる。相馬は先日のワールドツアー・韓国オープンで李皓晴(香港)にストレートで勝利するなど、グイグイと実力をつけている。相馬の1年生優勝もあるだろう。遊学館勢は千葉菜月、平川咲、出雲美空など、学校対抗でも優勝を狙えるメンバーが揃っているため、今大会旋風を巻き起こすかもしれない。

大器と言われながらも、インターハイではシングルスでのメダルを獲得していない塩見真希(四天王寺)は、最後の夏に懸ける。全日本ジュニアでは決勝まで勝ち進み、同世代トップの実力を改めて証明している。フォア表から放たれるスマッシュは他の選手にない魅力だ。

愛み大瑞穂の大島奈々、野村萌、五所商業の工藤夢、大成女子の出澤杏佳など、上位進出する可能性は高い。シングルスは大会の後半に行われるので、学校対抗での各選手の調子もひとつの指標となるだろう。思わぬシンデレラガールが現れるかもしれない。

個人戦全組み合わせはこちら(全国高校体育連盟卓球専門部)
http://www.koutairen-tt.net/h30.8.3-8.inter-draw.pdf
  • 女子シングルス32シード

男子シングルスは昨年準優勝の戸上隼輔(野田学園)が第1シードだ。戸上は東京選手権でも優勝し、シニアでも力が通用することを証明している。エンジンがかかるまで時間がかかる選手だが、稲光のような超速の両ハンドが炸裂すれば初優勝が見えてくる。

大会全体での安定という意味では田中佑汰(愛工大名電)に軍配があがるだろう。好不調の波が少ないのは、日程が長い大会では強みになる。取りこぼしは少ないが、戸上には相性が悪い。決勝で戦うことになれば、大激戦は間違いない。

攻撃力が高い金光宏暢(大原学園)も優勝候補のひとりだ。昨年は3位、全日本ジュニアでも3位に入っており、実力は充分。ドイツのマスターカレッジで腕を磨いてきた金光は、持ち前の打球の鋭さに加えて、よりオールラウンドに成長している。学校対抗とダブルスには出場していないだけに、体力温存でシングルスのみに集中できるのも大きいだろう。

他には昨年の全中王者・手塚崚馬(明徳義塾)、パワーフルな留学生・劉念(日南学園)、そして地元枠などで計10名出場する愛工大名電勢が強い。

個人戦全組み合わせはこちら(全国高校体育連盟卓球専門部)
http://www.koutairen-tt.net/h30.8.3-8.inter-draw.pdf
  • 男子シングルス32シード

高校生たちの夏の頂上決戦。インターハイが開幕間近だ。
今年の舞台は愛知・スカイホール豊田。これまで多くの卓球大会を開催してきた会場だけに、卓球選手にとってはお馴染みの場所だろう。

まずは大会のスケジュールを紹介しよう。
8月2日 16時〜 学校対抗公開抽選会

8月3日 16時〜 開会式

8月4日 9時〜 男女学校対抗1〜2回戦

8月5日 9時〜 男女ダブルス1〜3回戦、男女学校対抗3回戦・準々決勝

8月6日 9時〜 男女シングルス1回戦、男女ダブルス4回戦〜決勝、男女学校対抗準決勝

8月7日 9時〜 男女シングルス2〜5回戦、男女学校対抗決勝

8月8日 9時〜 男女シングルス準々決勝〜決勝、閉会式
  • 会場のスカイホール豊田(写真は2013年インカレ)