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欧州リポート

トップニュース欧州リポート

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループC
12/01 [セスタス 1-3 カジャグラナダ]
12/01 [エースローブ 0-3 グレンツァオ]
※左側のチームがホーム


 グループC首位のカジャグラナダ(スペイン)は、荘智淵(チャイニーズ・タイペイ)、プリモラッツ(クロアチア)を下げて、何志文(スペイン)、ガルドス(オーストリア)、シャン・ミンジー(中国)の3人でグループリーグ第5戦を戦った。主力がいないカジャグラナダだが、3-1でセスタス(フランス)を退け、5連勝を飾った。

 ここまで勝ち星を挙げることができなかったグレンツァオ(ドイツ)だが、第5戦目ではエースローブ(スウェーデン)をストレートで下し、待望の初勝利を挙げた。

 この日は、2位争いをしているセスタス、エースローブがともに敗れ、両チームとも2勝3敗と五分の成績。最終戦での直接対決で勝利したチームがグループリーグ突破となる。

写真:次戦で大一番を迎えるエースローブ主力のアクセルクイスト(上/06プロツアー・グランドファイナル時)とセスタス主力のツグウェル(下/04年アテネ五輪時)



12/01 エースローブ 0-3 グレンツァオ
チャオ・ペン 8、6、-5、-9、-13 フェイヤー-コナート
アクセルクイスト -8、-5、9、-9 パベルカ
ステフェンセン -6、-10、-11 張ユク

現在の順位
グループC 順位(12月01日終了時点)
1位:カジャグラナダ(5勝0敗/スペイン)
2位:エースローブ(2勝3敗/スウェーデン)
3位:セスタス(2勝3敗/フランス)
4位:グレンツァオ(1勝4敗/ドイツ)

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループB
11/30 [ザグレブ 0-3 デュッセルドルフ]
11/30 [ブダペスト 3-1 ポントワーズ]
※左側のチームがホーム


 11月30日に行われたECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループB第5戦で、デュッセルドルフ(ドイツ)はザグレブ(クロアチア)に勝利。通算成績を4勝1敗とし、残り1試合を残してグループリーグ1位が確定。決勝トーナメント進出を決めた。
 ボル、オフチャロフ、ズースのドイツ三人衆で挑んだこの1戦。相手のザグレブはこちらもズブシッチ、コラレク、シュルベクとクロアチア選手で揃えてきた。結果はデュッセルドルフのストレート勝ち。ボルを3番手に下げる余裕のオーダーでの勝利だった。

 グループBのもう1試合は、ブダペストが3-1でポントワーズを沈めた。これでグループBは3チームが2勝3敗で並んだ。蒋澎龍(チャイニーズ・タイペイ)、シーラ(フランス)がいるポントワーズの次戦はデュッセルドルフが相手。実質的にはザグレブ対ブダペストがグループリーグ突破をかけた争いになりそうだ。

写真:ザグレブ戦、トップで勝利したオフチャロフ(07ジャパンオープン時)



11/23 ザグレブ 0-3 デュッセルドルフ
ズブシッチ 8、-7、-9、5、-8 オフチャロフ
コラレク 9、-5、-5、-8 ズース
シュルベク -5、-7、-8 ポントワーズ

現在の順位
グループB 順位(11月30日終了時点)
1位:デュッセルドルフ(4勝1敗/ドイツ)
2位:ポントワーズ(2勝3敗/フランス)
2位:ザグレブ(2勝3敗/クロアチア)
2位:ブダペスト(2勝3敗/ハンガリー)

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループA
11/30 [サン・セバスチャン 1-3 ルバロワ]
※左側のチームがホーム


 11月30日、ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループA第5戦が行われた。シャルロワ(ベルギー)対ヴュルツブルグ(ドイツ)の試合は前倒しで10月に行われたため、今回はサン・セバスチャン(スペイン)対ルバロワ(フランス)の試合のみ。

 勝ったのは、エース・メイスが余裕の2点取りを見せたルバロワ。これで勝ち星では2位ヴュルツブルグに並んだ。しかし、グループリーグは残り1試合。何とか勝ち星を挙げたいが、相手は圧倒的強さを見せ続ける王者シャルロワだけに厳しいか。逆にヴュルツブルグの最終試合の相手は、ここまで1勝の最下位サン・セバスチャン。グループリーグ突破をかけた2位争いはヴュルツブルグに軍配か…と思いきや、サン・セバスチャンが挙げた唯一の勝利の相手というのが、なんとヴュルツブルグ。しかもストレートでの勝利だった。ヴュルツブルグが優位だが、“まさか”があるかもしれないグループA。要注目だ!

写真:ルバロワの2番手エロワ(フランス)。王者シャルロワを倒し、グループリーグを突破するには彼の奮闘が絶対条件だ(06世界選手権ブレーメン大会時)



11/30 サン・セバスチャン 1-3 ルバロワ
A.カマル -2、-5、8、-6 エロワ
カルネロス -8、-7、-7 メイス
セレダ 8、6、-9、5 カールソン
A.カマル -9、-5、-6 メイス

現在の順位
グループA 順位(11月30日終了時点)
1位:シャルロワ(5勝0敗/ベルギー)
2位:ヴュルツブルグ(2勝3敗/ドイツ)
3位:ルバロワ(2勝3敗/フランス)
4位:サン・セバスチャン(1勝4敗/スペイン)

11/30 [プリューダーハオゼン 5-5 オクセンハオゼン]
12/02 [フルダ・マーバーツェル 3-6 デュッセルドルフ]
12/02 [ブレーメン 2-6 グレンツァオ]
12/03 [ヴュルツブルグ 5-5 ゲナン]
※左側のチームがホーム


 ドイツ・BL(ブンデスリーガ)ブレーメン所属の岸川聖也は12月2日、2位のグレンツァオ戦に出場。グレンツァオは今季初戦の相手でもあり、その時はブラシュチック(ポーランド)には敗れたが、張ユク(中国香港)を下している。しかし今回は逆に、ブラシュチックには勝利したが張ユクに敗れた。チームも2-6で完敗。ブレーメンは10戦終えて3勝7敗という厳しい状況だ。

 前節で首位に立ったデュッセルドルフはフルダ・マーバーツェルと対戦。ボル(ドイツ)はワルドナー(スウェーデン)と馮哲(ブルガリア)に勝利し、今季シングルス11戦無敗。この日はズースとのダブルスでもワルドナー/パーソン組に勝利しており、圧倒的な存在感を示している。この試合、6-3で勝利したデュッセルドルフは首位をキープ。

 最下位プリューダーハオゼンは4位のオクセンハオゼンと引き分けた。5-2とリードしながら追いつかれたのだが、上位チームと引き分けるだけの力を持ちながら未だに勝ち星はなし。なんとも不思議なチームだ。

写真:ブラシュチックを破った岸川(07ジャパンオープン時)。ヨーロッパ選手に勝てるようになっている

日本人選手の成績
●岸川聖也
12/02 対グレンツァオ
岸川/ケーン 7、-6、-7、-4 ブラシュチック/張ユク
岸川 8、9、9 ブラシュチック
岸川 -7、-9、6、-5 張ユク

通算成績
シングルス:10勝10敗
ダブルス:4勝6敗

現在の順位(12月3日終了時)
1位:デュッセルドルフ(8勝2敗)
2位:グレンツァオ(8勝2敗)
3位:フリッケンハオゼン(5勝1敗3分)
4位:オクセンハオゼン(3勝1敗6分)
5位:フルダ・マーバーツェル(5勝4敗1分)
6位:ヴュルツブルグ(3勝3敗4分)
7位:ユーリッヒ(2勝5敗2分)
8位:ブレーメン(3勝7敗)
9位:ゲナン(1勝6敗3分)
10位:プリューダーハオゼン(7敗3分)

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループD
11/23 [ニーダー・オーストリア 3-0 ピエーヴェ・エマヌエーレ]
11/23 [フリッケンハオゼン 3-2 エヌボン]
※左側のチームがホーム


 ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループDにニーダー・オーストリアに所属している韓陽(東京アート)が出場した。11月23日に行われたピエーヴェ・エマヌエーレ(イタリア)戦のトップに登場し、スツィラード(イタリア)と対戦。第1ゲームを失ったが3ゲーム連取して勝利。ニーダー・オーストリアはエースのシュラガー(オーストリア)を3番で起用するという大胆な策に出たが、3-0のストレートで勝利した。
同日行われたフリッケンハオゼン対エヌボンは、トップから馬文革(中国)とクレアンガ(ギリシャ)がゲームオールの大打撃戦を展開。この好ゲームを馬文革が取ると、その後は互いのチームが点を奪い合うシーソーゲームになり、ラストはシュテガー(ドイツ)対クレアンガ。ドイツカップではボル(ドイツ)を下すという離れ業を見せたシュテガーがまたも爆発。クレアンガを競り落とし、チームを勝利へ導いた。エヌボンはエースのクレアンガが2点落としては苦しかった。

 4試合終えて首位はニーダー・オーストリアとフリッケンハオゼン。ニーダー・オーストリアはエヌボンに負けた一戦以外はオールストレートで勝利を続けている。3位のエヌボンはニーダー・オーストリアから勝利を挙げているが後がつづかない。4位ピエーヴェ・エマヌエーレは全試合ストレートでの敗戦で、グループリーグ突破の可能性はなくなった。

写真:ECLでも活躍中の韓陽(07ジャパンオープン時)



11/23 ニーダー・オーストリア 3-0 ピエーヴェ・エマヌエーレ
韓陽 -7、7、7、5 スツィラード
ハベソーン 10、-3、5、9 リ・ケウェイ
シュラガー 4、7、8 ドデアン

現在の順位
グループD 順位(11月23日終了時点)
1位:ニーダー・オーストリア(3勝1敗/オーストリア)
1位:フリッケンハオゼン(3勝1敗/ドイツ)
3位:エヌボン(2勝2敗/フランス)
4位:ピエーヴェ・エマヌエーレ(0勝4敗/イタリア)

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループC
11/23 [カジャグラナダ 3-2 エースローブ]
11/23 [グレンツァオ 2-3 セスタス]
※左側のチームがホーム


 ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループBで暫定首位に立っているカジャグラナダ(スペイン)はエースローブ(スウェーデン)に辛くも勝利。幸先よく2点先取したものの、すぐに返され、一転して追いつめられたカジャグラナダだったが、ラストで大ベテランのプリモラッツ(クロアチア)がステフェンセン(イスラエル)をゲームオールで下し、苦しい戦いをものにした。
 もう1試合はセスタス(フランス)がグレンツァオ(ドイツ)に勝利。こちらも5番手までもつれる白熱した試合となり、ラストはツグウェル(デンマーク)がパベルカ(チェコ)を下して、決着をつけた。グレンツァオはエースの張ユク(中国香港)を欠いたのが大きく響いたか。

 グループCはカジャグラナダが全勝で首位独走。圧倒的な強さを見せているわけではなく、ラストまでもつれた試合を3試合制した勝負強さが光る。逆に全敗で最下位のグレンツァオはラストまでもつれた試合を3試合落としている。昨シーズンはグループリーグを突破し、準決勝進出へあと一歩まで迫ったチームが今シーズンはグループリーグで姿を消すことになった。

写真:カジャグラナダの“大黒柱”・プリモラッツ(07ジャパンオープン時)



11/23 カジャグラナダ 3-1 エースローブ
荘智淵 1、3、5 ステフェンセン
プリモラッツ -16、8、8、8 チャオ・ペン
ガルドス -7、-13、10、4、-7 アクセルクイスト
荘智淵 7、8、-7、-6、-6 チャオ・ペン
プリモラッツ 9、8、-9、-12、7 ステフェンセン

現在の順位
グループC 順位(11月23日終了時点)
1位:カジャグラナダ(4勝0敗/スペイン)
2位:エースローブ(2勝2敗/スウェーデン)
3位:セスタス(2勝2敗/フランス)
4位:グレンツァオ(0勝4敗/ドイツ)

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループB
11/23 [デュッセルドルフ 3-1 ブダペスト]
11/23 [ポントワーズ 3-2 ザグレブ]
※左側のチームがホーム


ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)男子グループB第4戦はデュッセルドルフとポントワーズがそれぞれ勝ち星を挙げた。

 ボル(ドイツ)の出場しなかったデュッセルドルフだが、若手主体のブダペストに3-1で勝利。2番でオフチャロフ(ドイツ)がヤカブ(ハンガリー)に敗れたが、それを補うには余りあるメンバーが揃っている。他チームならエースに抜擢されるであろうコルベル(チェコ)を3番で使えることが大きなアドバンテージだ。
 暫定2位のザグレブと3位のポントワーズの試合は、5番までもつれこむ接戦となったが、ポントワーズは蒋澎龍(チャイニーズ・タイペイ)、シーラ、ロー(以上フランス)がそれぞれ1点ずつ挙げて勝利。反対にザグレブは朱世赫(韓国)が2点を叩き出したが、あと1点が遠かった。

 これでグループBも4試合が終了。首位はデュッセルドルフだが、2位との差は勝ち星ひとつ。この日の試合で同率2位に並んだポントワーズ、ザグレブはもちろん、4位ブダペストにもグループリーグ突破のチャンスがある。

写真:デュッセルドルフの“番人”・コルベル(07ジャパンオープン時)



11/23 デュッセルドルフ 3-1 ブダペスト
ズース 7、-10、5、9 ズウィックル
オフチャロフ 8、-9、-3、-2 ヤカブ
コルベル 12、4、9 パジー
ズース -8、8、5、8 ヤカブ

現在の順位
グループB 順位(11月23日終了時点)
1位:デュッセルドルフ(3勝1敗/ドイツ)
2位:ポントワーズ(2勝2敗/フランス)
2位:ザグレブ(2勝2敗/クロアチア)
4位:ブダペスト(1勝3敗/ハンガリー)

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 男子グループA
11/23 [シャルロワ 3-0 サン・セバスチャン]
11/23 [ルバロワ 0-3 ヴュルツブルグ]
※左側のチームがホーム


 ECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)は男子も久々に試合が行われた。優勝候補のシャルロワ(ベルギー)はこの日もストレート勝ち。開幕からの連勝を5に伸ばした。3番でJ.セイブ(ベルギー)がカルネロス(スペイン)にあわや敗戦かというシーンもあったが、最終ゲーム6本で勝利した。
 グループAのもう1試合はヴュルツブルグ(ドイツ)がルバロワ(フランス)にこちらもストレートでの勝利。ルバロワはトップでメイス(デンマーク)がカイナット(スロバキア)に競り負けると、エロワ(フランス)は譚瑞午(クロアチア)に完敗。3番カールソン(スウェーデン)はもうワンパンチ足りず、チチェチニン(ベラルーシ)に敗北した。

 グループAは現在シャルロワが首位独走。ここまで失点もわずか1なので、たとえ残り3試合すべて落としたとしてもグループリーグ突破が可能。逆に、ほかの3チームは3敗で並ぶ大混戦。ヴュルツブルグが1試合多くこなし、それに勝利しているために一歩リードか。しかし、この日負けたルバロワは戦力が揃っているために逆転の可能性も考えられる。

写真:ルバロワのエース・メイス(05世界選手権上海大会時)



11/23 ルバロワ 0-3 ヴュルツブルグ
メイス -8、8、-10、5、-9 カイナット
エロワ -8、-5、-10 譚瑞午
カールソン -10、-8、-12 チチェチニン

現在の順位
グループA 順位(11月23日終了時点)
1位:シャルロワ(5勝0敗/ベルギー)
2位:ヴュルツブルグ(2勝3敗/ドイツ)
3位:ルバロワ(1勝3敗/フランス)
4位:サン・セバスチャン(1勝3敗/スペイン)

ヨーロッパチャンピオンズリーグ 女子グループA
11/23 [ヘーレン 3-2 モンペリエ]
11/23 [クロッパッハ 3-0 サンドナテーゼ]
※左側のチームがホーム


 11月23日、約1カ月ぶりにECL(チャンピオンズリーグ)女子グループリーグが行われた。梅村がいるサンドナテーゼはクロッパッハと対戦し、0-3で敗れた。
 梅村は2番で呉佳多(ドイツ)と対戦。呉佳多は今年1月には35位だったランキングを11月には19位にまで上げてきており、この1年で地力をつけてきている選手。この伸び盛りの元中国選手に梅村は完敗だった。これでチームは1勝3敗と厳しい状況。一方、勝ったクロッパッハは4連勝と順風満帆だ。

 グループAのもう1試合はヘーレン(オランダ)が3-2でモンペリエ(フランス)を辛くも振り切った。この日のヘーレンはリー・ジャオ(オランダ)が大誤算。1番でゲーベル(ドイツ)に敗れると、汚名返上を賭けた4番でもイェン・スー(中国)に敗れ、2失点。王晨(アメリカ)が2得点を挙げたものの、ともにゲームオールでの辛勝だった。なんとか勝利を収め、1敗で踏みとどまっているヘーレン。次戦はサンドナテーゼと対戦する。

写真:梅村を破った呉佳多(07ジャパンオープン時)



11/23 クロッパッハ 3-0 サンドナテーゼ
ジュ・ホン 1、10、9 ドデアン
呉佳多 8、5、10 梅村
トート 7、6、-10、8 バデスク

現在の順位
グループA 順位(11月23日終了時点)
1位:クロッパッハ(4勝0敗/ドイツ)
2位:ヘーレン(3勝1敗/オランダ)
3位:サンドナテーゼ(1勝3敗/イタリア)
4位:モンペリエ(0勝4敗/フランス)

11/23 [ユーリッヒ 4-6 ブレーメン]
11/25 [グレンツァオ 6-4 ユーリッヒ]
11/25 [フルダ・マーバーツェル 5-5 オクセンハオゼン]
11/25 [プリューダーハオゼン 5-5 ゲナン]
11/25 [フリッケンハオゼン 1-6 デュッセルドルフ]
※左側のチームがホーム


 11月23日に行われたユーリッヒ対ブレーメンの一戦で、高木和対岸川の日本人対決が実現した。日本人対決第1ラウンドは2番ダブルス。まずはロスコフ(ドイツ)と組んだ高木和が3-1でケーン/岸川組(オランダ/)に勝利した。そしてユーリッヒの3-4で迎えた8番でついに二人の対決。ユーリッヒにとってはここで落とすと勝利がなくなる大事な場面で、高木和がゲームオールで日本人対決に勝利。4-4とし、勝利への可能性をつないだ。しかしユーリッヒは9番アポローニャ(ポルトガル)がヒールシャー(ドイツ)に敗れ、4-5。ラストでもフレイタス(ポルトガル)がチオティ(ルーマニア)に敗れ、ユーリッヒはホームで痛い一敗を喫した。
 その2日後の25日、ユーリッヒはアウェイでグレンツァオと対戦した。高木和は3番で格上のブラシュチック(ポーランド)を破ったが、チームはその勢いには乗れず。ブレーメン戦に引き続き、4-6と惜敗した。

 フルダ・マーバーツェル対オクセンハオゼン、プリューダーハオゼン対ゲナンの試合はともに引き分けに終わった。最下位プリューダーハオゼンは5-3と王手をかけてから痛恨のゲームオールでの2連敗。勝ち星が遠い。

 25日、最大の注目を集めたのが首位フリッケンハオゼン対デュッセルドルフの一戦。会場となったポルシェアリーナには4,500人もの観客が足を運んだ。結果は首位奪取への足がかりにしたいデュッセルドルフの圧勝。フリッケンハオゼンはシュテガー/トキッチ組がボル/ズース組を破り、7番で馬文革がボルをゲームオールまで追いつめたが、1-6で完敗だった。これでフリッケンハオゼンが首位陥落。代わって、デュッセルドルフが首位に躍り出た。



11/23 [ユーリッヒ 4-6 ブレーメン]
WINアポローニャ/フレイタス -6、2、7、5 ヒールシャー/チオティ
WINロスコフ/高木和 7、9、9、8 ケーン/岸川
ロスコフ -4、-7、-7 岸川WIN
高木和 -8、-5、-8 ケーンWIN
WINアポローニャ 5、7、9 チオティ
フレイタス 15、-5、-7、-9 ヒールシャーWIN
ロスコフ -8、3、-9、-7 ケーンWIN
WIN高木和 9、-8、6、-6、0 岸川
アポローニャ -9、9、-8、-9 ヒールシャーWIN
フレイタス -13、-7、11、9、-10 チオティWIN

写真:シングルスで高木和とロスコフを破ったケーン(06世界選手権ブレーメン大会時)

日本人選手の成績
●高木和卓
11/25 [対グレンツァオ]
WINロスコフ/高木和 6、7、-4、9 フェイヤー-コナート/パベルカ
WIN高木和 -6、8、11、8 ブラシュチック
高木和 -9、-7、-12 梁柱恩WIN

通算成績
シングルス:6勝9敗
ダブルス:4勝4敗

●岸川聖也
通算成績
シングルス:9勝9敗
ダブルス:4勝5敗

現在の順位(11月25日終了時)
1位:デュッセルドルフ(7勝2敗)
2位:グレンツァオ(7勝2敗)
3位:フリッケンハオゼン(5勝1敗3分)
4位:オクセンハオゼン(3勝1敗5分)
5位:フルダ・マーバーツェル(5勝3敗1分)
6位:ヴュルツブルグ(3勝3敗3分)
7位:ユーリッヒ(2勝5敗2分)
8位:ブレーメン(3勝6敗)
9位:ゲナン(1勝6敗2分)
10位:プリューダーハオゼン(7敗2分)