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卓球王国2020年11月号の内容に誤りがありました。

■P180-181 『ロングセラー商品のワケ』

誤)マジックカーボン(ニッタク)の発売年 1985年

正)マジックカーボン(ニッタク)の発売年 1978年

ここに訂正し、関係者および読者の皆様にご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。
 今年で15回目を迎え、恒例となった「ベストギア・オブ・ザ・イヤー」。これは、今年度に発売されたラケット&ラバーの中から、それぞれのカテゴリーで最も支持されるギアを選ぶというもの。2020年の投票受付が始まりました。
 投票する方法はふたつ。本誌11月号と12月号のハガキに書いて送るか、このWEBの特別フォーム(下記)に必要事項を打ち込んでください。
 2020年の大賞を決めるのはアナタです! たくさんのご応募をお待ちしております!

WEBからの応募はこちら↓
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 『「卓球」はコロナに負けない!』ーーあまりにもストレートなタイトルだが、どんなに考えてもこのタイトルしか浮かばなかった。
 5月25日に緊急事態解除宣言が発令されてからは、徐々に卓球場や学校の部活動が再開し、インターハイや全中などの代替大会も少しずつ開催されるようになってきた。苦しかった自粛期間を経て、卓球に関わる人たちがそれぞれの立場で考え、行動している。
 今回、冒頭のようなタイトルで特集を組んだ。今までのように「卓球」をやっていいのか?そう不安に思っている人も多いだろう。卓球は実はソーシャル・ディスタンシングなスポーツで、適切な感染防止策を守れば何の問題もない。そのあたりを専門家に詳しくわかりやすく解説してもらった。
 さらに、自粛で大痛手を負った卓球場の現状はどうなのか? 営業はしているのか? 感染者が多い大阪と東京の、2軒の卓球場にリアルな話を聞いた。どちらも感染症対策に真摯に取り組み、やれることはすべてやって、卓球愛好家が足を運んでくれるのを待っている。
 一方、学校が休校になり、部活動自体も休止せざるを得なくなった強豪校はどうしているのだろう? 強豪高校として知られる2校に独自のコロナ対策を聞いた。非常に参考になる話だった。
 最後に話を聞いたのは、選抜やインターハイなどの大会が次々と中止になって意気消沈している選手たちのために、代替大会を開催することに奔走した二人の高校の先生。
 大会開催は、新型コロナ感染症発症のリスクをはらむ。ましてやクラスター発生を起こす可能性もないとは言えない。そういうリスクを伴う大会は開催しないほうが楽なのだ。あえてリスクを冒す必要はないと考えても不思議ではない。それでも、大会に出られなかった選手のために何かを残してやりたい、という熱い気持ちがこの二人の先生からはほとばしっていた。電話で話を聞いたが、その後のメールのやりとりも1回や2回ではない。結局は、こうした情熱のある先生(あるいは関係者)がアクションを起こすことが、コロナ禍においての大会の実施に繋がるのだな、と取材を通してつくづくと感じさせられた。 
 皆、「卓球」という火を消さないために、頑張っている。「今までのように卓球が出来ない」といってクサっていたらもったいない。このページは、きっとあなたに勇気と元気を注入してくれる!

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 なんだろう、このインタビューを終わったあとの、ホッとする気持ちは・・・。
 丹羽孝希は対面インタビューだったが、佐藤瞳はスケジュールの都合でリモートでのインタビューとなった。練習が終わった午後7時40分くらいから、根掘り葉掘り聞いていく。家族に最初反対されていた卓球だった。「卓球をやらせてください」とお願いしていた。卓球が楽しくて仕方なかった小学生時代。

 小学生から成績を上げていく最近の子どもたちは、親に強制され、卓球の練習を嫌々する子も多いと聞く。佐藤瞳は大好きな卓球を楽しみ、走ったほうが強くなるよ、素振りは大切だよと言われれば、それを毎日やり続ける子どもだった。

 北海道で高校生まで温かな愛情の中で育った佐藤は、高校卒業後、大阪のミキハウスに入社し、世界を目指している。そこには愛情だけでない、妥協を許さない厳しさがある。ミキハウスの大嶋雅盛監督は「ミキハウスに入って2年目から佐藤とは3年間くらい、口聞いてないで」と言う。
 「嘘でしょ」とこちらが驚く。もちろんそんな訳はないのだが、佐藤のほうから聞いてくるまで、つまり本人が自分の卓球を変えたいと思うまで大嶋監督は待っていたのだ。
 そして、新型コロナによってワールドツアーがなくなり、佐藤は大嶋監督に教えを請うた。
 世界を目指す環境の中で佐藤瞳は日々汗を流し、苦悩する。「自分が好きで始めて、やると決めた卓球なんです。苦しいこともあるけど、自分が選んだ道だから『やり抜こう』と思ったら、やめたいと思わなくなりました」と振り返る。

 カットマンという希少なスタイル。そのプレースタイルで中国の五輪金メダリストの丁寧に2回勝った佐藤だが、それでも大嶋監督には褒められず、「まあ、勝つやろな」と言われた。
 そして最後に彼女はこう言った。
「すべての失敗は自分に必要だったと自分に言い聞かせたいから絶対に成功する、絶対につかみ取ってやるんだというものが、今頑張れるモチベーションになっています」
 こんな言葉を口にできる佐藤瞳という選手を好きになる卓球ファンが増える気がする。
 8月のインタビュー。終えて、時計を見たら夜の10時半を超えていた。

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  • ひたむきに卓球と向き合う佐藤瞳

 その男、丹羽孝希は東京・渋谷のT4 TOKYOにBURBERRYのカジュアルウエアをまといながら現れた。
 マスコミにあまり露出しないミステリアスな存在感を放つ五輪代表選手は、そのプレースタイルで圧倒的なインパクトを持っている。
 昨年の五輪代表レースや今年に入ってからの新型コロナ感染拡大の影響によって、彼の取材が延期になっていたが、ようやく撮影とインタビューが実現した。
 最新号でのインタビューと技術ページに「丹羽孝希ファン」はしびれるはずだ。

 高校・大学の先輩でもある水谷隼と争った東京五輪代表レース。その激しい競争を今振り返り、まだ不確実な五輪開催に向けてモチベーションをどう維持するのか、その苦悩を吐露した。「試合で精神的に疲れることもないので、良い意味で回復できたかなと思います。ただラケットを握るとそのモチベーションの向けどころがわからなくなりますね」と丹羽は語る。「今回は運がないと代表にはなれなかったし、自分の力と言うよりもいろんな周りの力が働いていました」。

 最新号に同じく掲載される佐藤瞳のインタビュー。丹羽と同じ号にインタビューが掲載されることを伝えると「えーー! 丹羽さんと同じなんですか。光栄です」と北海道出身の佐藤は喜び、驚いた。

 丹羽孝希と佐藤瞳。北海道という大地は、まるで個性の違う二人のスター選手を生んだ。
 スケールが大きいと言うか、その大きさが誰もつかめない丹羽孝希の久しぶりのインタビューに、五輪代表の素顔と独特の卓球観を垣間見ることができる。

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《今月は19日が卓球王国の日》

●【インタビュー】「丹羽孝希」という存在。
●【技術特集】“KOKI NIWA” の流儀
●【インタビュー】佐藤瞳
●【特別企画】「卓球」はコロナに負けない!
●【報道】「卓球の火」を消さない! 地方大会報道
●【特別企画】試練の夏を乗り越え、次のラブ・オールへ!!
●【報道】関西学生リーグ
●【潜入ルポ】北陸大学卓球部
●【特別企画】熱闘再演 夏の全国大会 7selections
●【技術特集】縦回転トリックサービス〈Vol.2〉
●【技術特集】ペン裏面打法の系譜 技術編
●【技術特集】脱・自滅のフットワーク〈Vol.3〉
●【技術特集】「健太塾」夏期講座(3)
●【技術特集】我ら、ペンホルダーズ
●【ビギナー】公立中学必見!「短期超上達法」〈Vol.6〉
●【グッズ特集】ロングセラー商品のワケ
●【知識】真説 卓球おもしろ物語〈その5〉
●【選手/NEW】東京パラ代表ファイル
●【特別企画】名電VS.杜若 最後の一戦
●【好評連載】卓将のピンポイント/練習事典/もうメンタルで悩まない!/ルール早わかり/王国タイムアウト/用具のこだわり/奇天烈逆も〜ション/記者席からの目線 ほか


詳細・購入はこちら

 明後日、9月19日発売の卓球王国2020年11月号。その中から技術ページの動画を発売よりひと足先にYouTubeにて公開中。今月は「縦回転トリックサービス」「脱・自滅のフットワーク」「健太塾」「卓将のピンポイントレッスン」に加え、丹羽孝希の技術特集「“KOKI NIWA”の流儀」。ぜひ本誌の解説と合わせてチェックしてみよう。

●“KOKI NIWA”の流儀
https://youtu.be/LpSBRlep5EM

●縦回転トリックサービス
https://youtu.be/vRGwKM4RjhM

●脱・自滅のフットワーク
https://youtu.be/Z-oTE1V7rmU

●卓将のピンポイントレッスン
https://youtu.be/HYq7uG2QYWQ

●健太塾
https://youtu.be/XSLd09W-AE4


★卓球王国2020年11月号の詳細はこちら
https://world-tt.com/ps_book/back.php?lst=2&mcd=AZ283
●【インタビュー】「丹羽孝希」という存在。
●【技術特集】“KOKI NIWA” の流儀
●【インタビュー】佐藤瞳
●【特別企画】「卓球」はコロナに負けない!
●【報道】関西学生リーグ
●【潜入ルポ】北陸大学卓球部
●【特別企画】熱闘再演 夏の全国大会 7selections
●【技術特集】縦回転トリックサービス〈Vol.2〉
●【技術特集】ペン裏面打法の系譜 技術編
●【技術特集】脱・自滅のフットワーク〈Vol.3〉
●【技術特集】「健太塾」夏期講座(3)
●【技術特集】我ら、ペンホルダーズ
●【ビギナー】公立中学必見!「短期超上達法」〈Vol.6〉
●【グッズ特集】ロングセラー商品のワケ
ほか、お楽しみに!!

 卓球王国2020年11月号(9月19日発売)定価 800円(本体727円+税) 表紙などはこちら↓

 先日放送された、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』の『石川佳純スペシャル』で、石川佳純は東京五輪の代表レースで平野美宇と激しく争った1年間の苦しみや葛藤を、カメラの前でさらけ出していた。それは視聴者が通常聞くことのないトップアスリートの本音。番組最後のお決まりの「プロフェッショナルとは?」という問いかけに明確には答えなかった石川だが、その答えは月刊『卓球王国』最新号のインタビュー「石川佳純という生き方」で読むことができる。

 石川はインタビューで「プロは勝つことが仕事なので、楽しく勝てることもあるけど、苦しく辛いことを乗り越えて勝たなければいけない。ただ、その過程を楽しみたいですね」と語っている。それこそが「プロフェッショナルとは?」という問いかけへの答えではないだろうか。

 卓球は至近距離での究極の対人競技と言われている。2.7mの距離で相手の表情が見え、緊張状態での相手の手や指の震えまで読み取ることができる競技なのだ。そこで勝ち上がり、全日本チャンピオンになり、五輪でメダルを獲るような選手というのは、卓球という競技の中でのメンタリストとも言えるほど心理戦に長けている人たちだ。歴代の全日本チャンピオン、世界チャンピオンという肩書きを持つ人たちを取材すると、強烈な自我を持ち、自己顕示欲、自己陶酔、ナルシズムなどの様々な部分が常人とは違う人が多い。

 逆の言い方をすれば、そういう選手でないと、全日本選手権の決勝の舞台や、世界や五輪の舞台で自分の力を発揮できないとも言える。彼らは卓球という競技を離れても、常に行動や決断を「勝敗」という物差しに置き換え、群れを作らずに一匹狼的な行動に走ることが多い。
 ところが、石川佳純に何度インタビューしても、彼女からギラギラした強烈な自我を感じることがない。トップアスリート、五輪メダリストとしてのプライドを纏っているはずなのに、ストイックな選手生活を過ごしているはずなのに、彼女自身はそれを他人に見せることはない。

 13歳での全日本選手権で史上最年少のベスト4進出の記録を作った石川。よく言われるような「天才的なサウスポー」だった。当時は四天王寺羽曳丘中に通い、ミキハウスの練習場で腕を磨いていたが、「中高の時には、『今日の練習、終わり』と言われると真っ先に帰っていました」という彼女が、五輪代表を視野に入れた時から練習の虫に変身する。「(五輪に出る人は)みんなすごい才能があるのに、プラスすごい努力をしている。それについていくために、『人の10倍の練習をする』とプロになった19歳の時に決めたんです」と最新号のインタビューで語っている。

 天真爛漫な卓球少女だった石川は高校卒業後、アスリートとして苦難の道を歩み始めた。しかし、いつも彼女には笑顔があった。コート上での凛とした厳しい表情と、コートを離れた時の礼儀正しさと笑顔のギャップが、卓球ファンのみならず一般の人々を惹き付けているのかもしれない。中国には『純蜜』と呼ばれるファンのグループがあり、中国語に堪能な彼女は絶大な人気を誇っている。
 
 卓球界からは近年、石川をはじめ伊藤美誠、平野美宇、早田ひなというように明るいイメージで、ストイックでありながら卓球を楽しんでいる雰囲気を放つ、いわゆる「CM映え」するような選手が次々に輩出されている。これは福原愛さんからの系譜だ。男子選手の活躍はもちろんだが、現在の卓球人気に彼女たちが果たす役割は大きい。
 27歳の石川は卓球を始めて20年目を迎えている。このアニバーサリー・イヤーを東京五輪で迎えるはずだったが、1年間の延期となった。それさえも石川はポジティブに受け止めて、代表レースで疲弊した心身を回復させる時間だととらえている。奥深い卓球の世界で生きてきた石川は、すでにその奥義を悟っているのだろうか。

 「やればやるほどわからない(笑)。卓球はやればやるほど難しい。『卓球がわかった!』と言っている人は本当は卓球をわかっていないと思うんですよ。卓球は難しいですよね。うまくなるのも難しい。でも、今は本当に楽しいです!」(石川)

 取材の時でも細かな配慮を見せながらも、自然体で明るく振る舞う石川。 9月14日には「2020 JAPAN オールスタードリームマッチ」で久しぶりにコートに立つ。華麗なる石川佳純のプレーが今から楽しみだ。
  • 「苦しく辛いことを乗り越えて勝たなければいけない。ただ、その過程を楽しみたい」と語る石川佳純