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トピックス

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 1991年千葉で開催された世界選手権で、南北合同チーム「コリア」女子チームが団体戦決勝で中国を下し劇的な優勝を飾ってから早20年。この感動の実話が韓国で映画化され、2012年5月に韓国で公開されることが、韓国からの情報でわかった。
 タイトルは『KOREA』(コリア)で、主演を務めるのはハ・ジウォンとペ・ドゥナという韓国の人気女優。韓国・北朝鮮を代表する二人の選手(玄静和とリ・ブンヒ)を中心に、史上初の南北合同チーム「コリア」の40日間の裏話を描いた作品となっている。韓国の玄静和をハ・ジウォン、北朝鮮のリ・ブンヒをペ・ドゥナがそれぞれ演じる。技術の指導には、主人公のひとりである玄静和氏が直接あたった。

※日本での公開は未定
 3月1日、ミズノスポーツ振興財団は『2011年度ミズノ スポーツメントール賞』の受賞者を発表した。各スポーツ界で貢献している指導者、役員などを対象に贈られる「ミズノスポーツメントール賞」には、JOC専任コーチの近藤欽司氏が選ばれた。近藤氏は長く白鵬女子高校(旧京浜女子商業高)の監督を務め、数多くの名選手を輩出、同時に、全日本女子チームのコーチや監督を務め、世界選手権でのメダル獲得にも貢献した。現在はエリートアカデミーで指導を行っている。
 また、「ミズノスポーツメントール賞 ゴールド」は陸上の元ハンマー投げ選手・室伏重信氏(中京大体育学部名誉教授)が受賞。表彰式は4月25日に都内ホテルにおいて行われる。

※写真:ミズノメントール賞を受賞した近藤氏
 3月10日の日本卓球協会理事会において、元全日本チャンピオンの梅村礼選手が、スポーツ指導者海外研修員に内定し、2年間、オーストリア、ドイツを中心に活動することが報告された。
 この研修制度は日本オリンピック委員会(JOC)の制度でJOCが各競技の指導者育成のために補助するもの。梅村選手は現在もドイツのブンデスリーガでプレーを行っているが、本格的に指導者としての研修を受け、活動することになる。

※写真:スポーツ指導者海外研修員に内定した梅村選手
 3月8日、ドイツ・フランクフルトでヨルグ・ロスコフ(現ドイツ男子ナショナルチーム監督)の伝記「ロッシー」(ドイツ語)の出版祝賀会が行われた。ロスコフの友人・知人や出版・報道関係者などらが集まり、ロスコフの現役時代のスポンサーメーカーであるヨーラからはGMのバハトラー氏、ドイツ卓球協会からは名誉会長のゲイブ氏、現会長のウエイケルト氏らも顔を揃えた。
 祝賀会でロスコフは「この本をドイツの選手たちが読んでくれれば、強い野望を持つことにより、多くのことが実現することに気付くはずです。本日、多くの卓球関係者に出席していただき、とても光栄に思います」と語った。

 1989年にドイツ・ドルトムントのウェストファーレンハーレンで行われた世界選手権でシュテファン・フェッツナーと組んだ男子ダブルスで優勝したロスコフ。23年後の今年、同じ会場で開催される世界選手権(団体戦)を前の本の出版はロスコフにとって喜ばしいことだろう。監督として現役時代に成し得なかった「団体優勝」という野望を抱くロスコフ。ロッシーの新たな野望は実現するのか?

ヨルグ・ロスコフ:
1969年ドイツ・ディーブルグ生まれ。国内のカデットで初タイトルを獲得。
15歳で参加したヨーロッパユース選手権ではメダルこそは逃したものの徐々にトップ選手としての頭角をあらわす。
1989年世界選手権男子複優勝、1992年ヨーロッパ選手権優勝、1992年バルセロナ五輪・男子複銀メダル、1996年アトランタ五輪単銅メダル、1998年ワールドカップ優勝

※写真左:本にサインをするロスコフ、右:「ロッシ―」の表紙(写真提供:ITTF 左by Simone Hinz 右by Verlag Die Werkstatt)
 3~5月にかけてロンドン五輪代表選手を決定する予選会がいくつか行われる。
 先だって行われたのが、ブラジル・リオデジャネイロ(3月4~6日)での南アメリカ大陸予選会。男子43名、女子33名が参加した大会で初日に男子代表権を獲得したのはリン・ジュ(ドミニカ共和国)とグスタボ・ツボイ(ブラジル)の2選手。リンは3回目、ツボイは2回目の五輪出場となる。
 南アメリカ予選に続き、3月5~8日にオーストラリア・シドニーで開催されたのがオセアニア大陸予選会。女子の通過一人目は第1ステージリーグで1位となったレイ・ジャン・ファン(オーストラリア)。シドニー五輪より4回連続の五輪出場となる。また、第2ステージでは50歳のリ・チュンリ(ニュージーランド)が、第3ステージではミャオミャオ(オーストラリア)が1位となり、それぞれ代表権を獲得した。

各大陸の代表権獲得選手は以下のとおり。

【ロンドン五輪南アメリカ大陸代表権獲得選手】
● 男子(5名)
リン・ジュ(ドミニカ共和国)
グスタボ・ツボイ(ブラジル)
マルセロ・アギレ(パラグアイ)
ウーゴ・オヤマ(ブラジル)
アンディ・ペレイラ(キューバ)
● 女子(6名)
リジア・シルバ(ブラジル)
パウラ・メディナ(コロンビア)
ヤディラ・シルバ(ブラジル)
キャロライン・クマハラ(ブラジル)
ファビオラ・ラモス(ベネズエラ)
ベルタ・ロドリゲス(チリ)

【ロンドン五輪オセアニア大陸代表権獲得選手】
● 男子(3名)
ウィリアム・ヘンゼル(オーストラリア)
ジャスティン・ハン(オーストラリア)
フィリップ・シャオ(ニュージーランド)
● 女子(3名)
レイ・ジャンファン(オーストラリア)
リ・チュンリ(ニュージーランド)
ミャオ・ミャオ(オーストラリア)

※写真左からツボイ(ブラジル)、リン(ドミニカ)、レイ(オーストラリア)
 野田学園卓球部は全日本選手権で勝利した試合の得点に応じてポリオ(小児麻痺)ワクチンを国際ロータリークラブを通じて寄付する活動を始めた。

 今年の全日本選手権では優勝した吉村真晴選手が620点、他の部員が964点を獲得。1584本分のワクチン代が寄付され、ポリオ撲滅に役立てられる。この活動は今後10年間継続する方針だという。
 毎年恒例の春の新商品展示会が3月6~7日に都内各所で行われた。
 タマス、ニッタクは自社ビルで、その他のヤサカ、ヤマト卓球、ヨーラ、アンドロ、ドニック、スティガ、アディダス、JUICの7社が合同で開催し、問屋と専門ショップで人があふれていた。
 常に市場を動かすバタフライには目玉の新ラバーはなかったが、その他のメーカーが主力ラバーを投入。中でもグリーンスポンジの『ラザント』(アンドロ)やブルースポンジの『ブルーファイヤー』(ドニック)など目に見えて個性的なラバーが多く、ヨーラの1万円を超すアンチスピンラバー『タイムレス』にも注目が集まっていた。

写真左:ドニックの『ブルーファイヤー』。発売は5月くらいになるとのこと。正直、すごいラバーでした(by自腹買いのゆう)
写真中央:アディダスも新裏ソフトを発売。『P7』は一度打つ価値あり!
写真右:『タイムレス』(ヨーラ)のラバー表面。こんなラバーは見たことありません。
 去る3月3日、明治大学卓球部の祝勝会・歓送迎会が行われ、その席上で来年度のスタッフが発表された。平成20年度より4年間監督を務めた高山幸信氏にかわり、元五輪代表の田﨑俊雄氏が新たに監督に就任、コーチには並木佑介氏、川口努氏、吉山健三氏が就く。
 新体制のもと、明治大のさらなる活躍が期待される。

※写真:新監督に就任した田﨑氏
 3月25日~4月1日にドイツ・ドルトムントで行われる世界選手権(団体戦)まで3週間を切り、各国の代表もほぼ決定してきた。以下は現(3月5日)時点での全参加国のエントリーメンバー。

●世界選手権団体戦エントリーメンバー

男子エントリーメンバー

女子エントリーメンバー

※最終エントリーではありませんので、変更の可能性あり
 平成24年度登録の日本卓球リーグから男子の明治大、TTSタカハシがリーグを脱退することが3月3日の平成23年度第4回代表者会議で承認された。
 これによって、日本卓球リーグの総登録チームは男子17、女子15となった。