スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 2月22~23日にスウェーデンのエーレブローでITTFスウェーデンジュニア&カデットオープンが行われ、日本男子がジュニアシングルスで上位1~3位を独占する大活躍を見せた。
 優勝は町飛鳥(青森山田高)。東勇渡(エリートアカデミー)との決勝ではゲームカウント3-1のリードから東に2ゲームを奪われゲームオールとなるが、最終の第7ゲームは6点で抑え、優勝を決めた。3位には吉田雅己(青森山田高)と村松雄斗(エリートアカデミー)が入賞した。

 また、ジュニア男子ダブルスでも決勝で村松/龍崎東寅(エリートアカデミー)を破った町/吉田が優勝。町はこの大会2冠を達成した。今大会の日本女子の出場はなかった。

ジュニア男子上位の結果は以下のとおり。

【ITTFスウェーデンジュニア&カデットオープン】
● ジュニア男子シングルス
優勝:町飛鳥
2位:東勇渡
3位:吉田雅己、村松雄斗

● ジュニア男子ダブルス
優勝:町飛鳥/吉田雅己
2位:村松雄斗/龍崎東寅
3位:アングレ/ A.ロビノ(フランス)、 ブロシエ/ アシャー(フランス)
 2月23日(木)、日本卓球協会は世界選手権(団体戦)ドルトムント大会の5番目の男子日本代表選手、およびロンドン五輪・アジア大陸予選の男子出場選手を発表。ドルトムント大会代表には松平賢二(青森大)、ロンドン五輪・アジア大陸予選の出場選手には丹羽孝希(青森山田高)が選出された。松平賢二はロンドン五輪のリザーブ(控え)選手にも選ばれている。

 日本卓球協会の星野一朗・強化本部長は、アジア大陸予選への丹羽孝希の出場について「丹羽選手はこの1年間に国際大会で素晴らしいプレーを見せ、実績を残しており、今後の伸びしろも十分にある。また、彼はダブルスに強く、五輪団体戦にはダブルスがあることも考えて、丹羽選手を選出した」と説明。
 ドルトムント大会代表およびロンドン五輪のリザーブに選ばれた松平賢二については、「ドルトムント大会は団体戦。1回の試合には3人しか出られないが、チームジャパンとして戦うことを考えた時に、彼の力をぜひ借りたい」とコメント。全日本3位という実績に加え、そのチームスピリッツが決め手になったようだ。ロンドン五輪のリザーブへの選出については、昨年の世界選手権個人戦でダブルスベスト8に入るなど、ダブルスでも実績があることが評価された。

 現在、中国・マカオで行われているアジア選手権に出場している日本男女チーム。会見後には、現地の丹羽選手への電話取材も行われ、「五輪に出るのが一番の目標だったので、本当にうれしいです。今はすごく調子が良い。アジア選手権、ドルトムント大会と良い結果を出して、その勢いでアジア大陸予選、ロンドン五輪に臨みたい。」と喜びのコメントが伝えられた。ロンドン五輪・アジア大陸予選は4月19~22日に行われ、日本からは男子の丹羽、女子の平野が出場。予選を通過すると五輪では団体戦のみの出場となる。
 世界選手権(団体戦)とロンドン五輪の日本代表メンバーは以下のとおり。

★2012世界選手権(団体戦) 2012.3.25~4.1/ドイツ・ドルトムント
[男子]
水谷隼(明治大)
岸川聖也(スヴェンソン)
丹羽孝希(青森山田高)
吉村真晴(野田学園高)
松平賢二(青森大)
[女子]
福原愛(ANA)
石川佳純(全農)
平野早矢香(ミキハウス)
藤井寛子(日本生命)
石垣優香(淑徳大)

★ロンドン五輪・卓球競技 7.28~8.8/イギリス・ロンドン
[男子]水谷隼・岸川聖也・丹羽孝希(アジア大陸予選出場) 
リザーブ:松平賢二
[女子]福原愛・石川佳純・平野早矢香(アジア大陸予選出場)
リザーブ:藤井寛子

下写真:五輪アジア大陸予選出場の丹羽孝希(左)、世界団体代表の松平賢二(中)、会見を行う星野一朗・強化本部長
 第20回アジア選手権大会が本日(2月23日)、マカオで開幕する。大会は3月1日までの8日間。28カ国より男子112名、女子94名の参加。206選手の参加は過去最高だという。大会は男女団体、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの7種目で争われる。
 2年に1度開催される大会で、インドで行われた前回大会では男子が団体で銀メダル、男子ダブルスで松平健太/丹羽孝希が、混合ダブルスで岸川聖也/福原愛がそれぞれ銅メダルを獲得しており、今大会も日本選手の活躍が期待される。

日本選手の各出場種目と大会のスケジュールは以下のとおり。

【日本選手出場種目】
● 男子団体:水谷隼、岸川聖也、松平健太、丹羽孝希、張一博
● 女子団体:福原愛、石川佳純、平野早矢香、藤井寛子、若宮三紗子
●男子シングルス:水谷隼、岸川聖也、松平健太、丹羽孝希、張一博
●女子シングルス:福原愛、石川佳純、平野早矢香、藤井寛子、若宮三紗子
●男子ダブルス:松平健太/丹羽孝希、張一博/松平賢二
● 女子ダブルス:福原愛/石川佳純、藤井寛子/若宮三紗子
● 混合ダブルス:岸川聖也/福原愛、松平賢二/若宮三紗子

【大会スケジュール】
23日(木):男女団体予選
24日(金):男子団体準々決勝まで、女子団体準決勝まで
25日(土):男子団体準決勝、女子団体決勝
26日(日):男子団体決勝、混合ダブルス3回戦まで
27日(月):混合ダブルス準々決勝まで、男女シングルス1~2回戦、男子ダブルス1~2回戦、女子ダブルス1回戦
28日(火):混合ダブルス準決勝~決勝、男子ダブルス・女子シングルス準々決勝まで
29日(水):男子ダブルス・女子シングルス準決勝~決勝、男子シングルス3~4回戦、女子ダブルス2~3回戦
1日(木):男子シングルス・女子ダブルス準々決勝~決勝

大会公式サイト(英語と中国語のみ)↓
http://www.attc20.com/en/Default.aspx
 世界選手権(団体戦)ドルトムント大会で、5大会連続銅メダルからのステップアップを目指す日本女子チーム。ワールドチームランキング3位であるため、予選グループCにドローされた。ともに予選グループを戦う5チームは以下のような顔ぶれとなった。

女子予選グループC:日本、ドイツ、ポーランド、スペイン、セルビア、フランス

 男子と同様、女子も同じグループの5チームはすべてヨーロッパ勢だ。
 前回大会3位のドイツは右シェークフォア表攻撃型の呉佳多がエースで、攻撃力のあるチョッパー・イヴァンカンは要注意。ポーランドはカットのリー・チェン、スペインは左シェークフォア表攻撃型のション・イェンフェイと、ともに手強い帰化選手がいる。この3チームに対しては総力戦も覚悟しなければならないが、3番をキッチリ取って、確実に勝利を収めたい。他の3グループのドローは以下のとおり。

女子予選グループA:中国、ルーマニア、ハンガリー、ベラルーシ、ウクライナ、アメリカ
女子予選グループB:シンガポール、オランダ、チャイニーズタイペイ、トルコ、北朝鮮、スウェーデン
女子予選グループD:香港、韓国、ロシア、チェコ、オーストリア、クロアチア


 日本のいる予選グループCと香港の予選グループDに、韓国とドイツのいずれかのチームが入るドローだったが、ドイツがグループC、韓国がグループDになった。韓国には前回のモスクワ大会で勝利しているが、金キョン娥、朴美英、石賀浄に加え唐イェ序が復帰した韓国は強い。日本にとっては、ドイツと同じグループになったのは幸運なドローと言えるだろう。
 2月22日、3月25日~4月1日に世界選手権(団体戦)が行われるドイツ・ドルトムントで、各ディビジョンのドローが行われた。
 計24チームが6チームずつ4グループに分かれ、予選グループを戦うチャンピオンシップディビジョン。08・10年大会と2大会連続3位の日本男子チームは、ワールドチームランキング4位でグループDにドロー。同グループには以下の5チームが入ってきた。

男子グループD:日本、ロシア、クロアチア、ベラルーシ、ポーランド、スロバキア

 グループDの日本以外のチームはすべてヨーロッパ勢。最も警戒すべきはロシアとベラルーシか。ロシアはベテランのスミルノフ、クズミンに若手のスカチコフやシバエフが加わり、爆発力があるし、ベラルーシには何と言っても世界ランキング13位のサムソノフがいる。カットのチチェチニンもあなどれない。
 その他にも、プリモラッツとガチーナというパワーヒッターがいるクロアチア、右ペン表速攻のワン・ツォンイが不気味な存在であるポーランドがいる。日本以外の3グループのドローは以下のとおり。

男子グループA:中国、香港、スウェーデン、ギリシャ、北朝鮮、スロベニア
男子グループB:ドイツ、ポルトガル、シンガポール、チェコ、スペイン、セルビア
男子グループC:韓国、オーストリア、フランス、チャイニーズタイペイ、デンマーク、ハンガリー


 どのグループも6番手のチームは戦力的に落ちるが、5番手までのチームは相当強い。各グループの2番手・3番手のチームを見ると、むしろ日本のグループDは戦いやすい組み合わせと言えるだろう。
 日本男子チームの団体戦の5番手、またロンドン五輪のアジア大陸予選に出場する団体戦の3番手の選手は、今日22日に発表される。メンバーが発表され次第、トピックスでお伝えします。
 100年以上続いたセルロイドボールからの移行は、やはり容易ではないのか。ロンドン五輪後に予定されていたプラスチックボールの採用は、2013年7月までずれ込むようだ。すでに各メーカーへ通達されているが、3月の世界団体選手権ドルトムント大会でのITTF総会で、新たな動きがあるかもしれない。プラスチックボールの開発がスムーズに進んでいない現状が改めて浮き彫りになっている。

 これに伴い、2013年5月13~20日にフランス・パリで行われる世界選手権(個人戦)も、セルロイドボールで行われることになる。その後のプラスチックボールの採用も、一斉に切り替わるわけではなく、一定期間はプラスチックボールとセルロイドボールが混在し、段階的にプラスチックボールへ移行していく予定だ。

なお、2月21日に発売された2012年4月号p.167『用具の歴史』の年表で、プラスチック製ボールの採用が2012年になっていましたが、現時点では2013年7月となります。ここに訂正し、お詫びいたします。
 アメリカのアカデミー賞女優として知られるスーザン・サランドンが、卓球の普及を目的として75,000ドル(約598万円)をニューヨーク市の公立学校に寄付した。寄付金は卓球台などの用具とコーチの費用に活用される予定で、今年は27の中学・高校に卓球のプログラムが設けられる予定。また、学校対抗の卓球リーグも開催していくという。

 スーザンは「卓球はストレスを発散させてくれます。日常生活の中に目的と運動を必要としている若い世代にはとてもよいスポーツです」とニューヨーク発行のウォール・ストリート・ジャーナル(2月15日版)に語っている。
 南近畿を中心に大型食品スーパーを展開している「オオクワ」。その女子卓球部の活躍を追った千島寛カメラマンの写真展「モクモク進む -オークワ女子卓球部-」が和歌山市匠町・匠町ギャラリーで開催される。現在、社会人リーグ女子2部で活躍している卓球部の活躍を千島寛氏の写真を通してのぞいてみよう。

● モクモク進む -オークワ女子卓球部-
日時:2月29日(水)~3月5日(月) 10~19時(最終日は15時まで)
開催場所:匠町ギャラリー (和歌山市匠町48 ぶらくり丁会館B1)
     TEL:073-435-0560
     URL:http://takumi.ikora.tv
 今年で第51回目を迎える大阪国際招待選手権大会(全国オープン)が、2月17~19日に大阪府立体育会館・大阪市立浪速スポーツセンターで開催された。各種目の主な結果は以下のとおり。

〈男子シングルス〉
優勝:村松雄斗(エリートアカデミー)
2位:松下海輝(希望が丘高)
3位:森本耕平(愛知工業大)、時吉佑一(時吉スクール)
〈女子シングルス〉
優勝:李佳(日本生命)
2位:市川梓(日立化成)
3位:土井みなみ(中国電力)、成本綾海(四天王寺高)

〈男子ダブルス〉
優勝:橋本唯史/藤木祥二(中央大)
2位:和田圭輔/青木大祐(愛知工業大)
〈女子ダブルス〉
優勝:福岡春菜/土井みなみ(中国電力)
2位:田崎彩織/平侑里香(正智深谷高)

※以下は優勝者のみ掲載
〈ジュニア男子〉 後藤卓也(尚志学園高)
〈ジュニア女子〉 前田美優(ミキハウスJSC)
〈カデット男子〉 神京夏(愛知工業大附属中)
〈カデット女子〉 朝田茉依(スイトピア)
〈ホープス男子〉 太田輝(裾花卓研)
〈ホープス女子〉 皆川愛華(浜寺アスリート倶楽部)

 男子シングルス優勝は中学3年生の村松雄斗。準決勝で森本とのゲームオール15-13という大激戦を制し、決勝はストレート勝ちで初優勝。イレギュラーするほどよく切れたカットと、一発で決まる両ハンドの強打で進境著しく、すでに一般でも上位に勝ち上がるだけの実力がある。昨年度の男子単優勝者は、現全日本チャンピオンの吉村真晴。村松もこの優勝をきっかけに大きく飛躍したい。

 女子シングルスは李佳がこの大会3回目の優勝。落としたゲームは大会を通じて2ゲームのみと、相変わらずの強さだった。この大会を最後に中国へ帰国し、大連交通大学の卓球部コーチへ就任する予定。日本で出場するラストマッチに、優勝の華を添えた。また、3位に入った成本は、4回戦で陶聡(里湯昔話雄山荘ロイヤルクラブ)、5回戦で石垣(淑徳大)というカット主戦型の強豪を、ともにストレートで破る活躍を見せた。

※詳細な記録は関西学生卓球連盟HPを参照↓
http://homepage2.nifty.com/ksttf/
 2月14~18日にクウェート・クウェートシティで行われたITTFワールドツアー・クウェートオープンの男子シングルスで水谷隼(明治大)が優勝。2010年12月のプロツアー・グランドファイナル以来の14ヵ月ぶりとなるタイトルを獲得した。

 水谷は2回戦で高木和卓(東京アート)との同士討ちを4-2で、3回戦では梁柱恩(香港)をストレートで制し勝ち上がっていった。準々決勝では金珉鉐(韓国)、準決勝では荘智淵(チャイニーズタイペイ)をそれぞれ4-2で下し決勝へ進出。決勝の柳承敏(韓国)戦では第1ゲームを先取されるも、第2ゲームからは柳承敏の台からでるサービスを見逃さず攻め、4ゲーム連取で優勝を決めた。また、丹羽孝希(青森山田高)は3回戦で李虎(シンガポール)をストレートで下し、準々決勝へ進出。準々決勝では荘智淵にあと一歩とせまったが、最終ゲームを6点で失い3-4で敗れ、惜しくも準決勝進出はならなかった。

 日本女子では女子シングルス・決勝トーナメントに4選手(福原、平野、藤井、森薗)が進んだが、1回戦で敗退となった。優勝は馮亜蘭(中国)。決勝では金璟娥(韓国)とのフルゲームの接戦を制し、2010年3月のドイツオープン以来の優勝となった。

 また、男子ダブルスでは松平賢二/吉村真晴(青森大/野田学園高)が3位に、女子アンダー21では森薗美咲(日立化成)が3位にそれぞれ入賞を果たした。

●ITTFワールドツアー・クウェートオープン優勝者
男子シングルス:水谷隼
女子シングルス:馮亜蘭(中国)
男子ダブルス:ガオ・ニン/李虎(シンガポール)
女子ダブルス:陳夢/朱雨玲(中国)
男子アンダー21:アラミヤン(イラン)
女子アンダー21:鄭怡静(チャイニーズタイペイ)