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トピックス

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3月4〜5日と2日間にかけて春のメーカー展示会が都内各所で行われている。
(バタフライは4日のみ)

一般の人は入れないが、これから発売される新製品の詳しい説明や試打、商談もできるので、この日ばかりは日本全国から卓球専門店の関係者が都内に集結し、大いに盛り上がっている。

バタフライは今回、自社ではなく原宿で開催。
JA全農世界選手権東京大会2014のセンターコートとなる「One Earth 2014」を発表。契約選手であり、世界選手権代表の水谷隼、岸川聖也、松平健太の3選手がデモンストレーションを行った。
また、同じく契約選手だった藤井寛子さんの引退セレモニーも行われた。

他にも都内各所で、ニッタク、ヤサカ、ヤマト卓球(TSP/VICTAS/XIOM)、スティガ、JUIC、アンドロ、アディダス、ドニック、ヨーラが展示会を開催している。

春の新製品を占う戦いが始まっているのだ。
  • これが世界卓球センターコートのOneEarth2014

  • ミズ・キシがデモンストレーション

  • ニッタク展示会には病気から復活の石川選手の姿も

  • ドニックでは世界のカットマン・塩野がおもてなし

 3月2日に左第5中足骨疲労骨折という医師の所見を発表し、世界卓球欠場を決めた福原愛選手(ANA)。
 聞けば、昨年秋から痛みを感じ、検査や治療を施していたという。全日本選手権前には休養を取り、痛みがあったものの本人の意志で国内最大のビッグゲームに臨んだ。

 準決勝で敗れたものの、試合後に言い訳をしなかった福原選手。大会直後にレントゲン検査をしたが骨折線は見られず、しかし痛みも消えないまま、1カ月後のレントゲンでは明らかな骨折線が発見された。そこで急遽、関係者、協会との話し合いの末に欠場を決めた。
 一番辛かったのは本人に違いない。大好きな団体戦、地元での世界戦に出られない忸怩(じくじ)たる思いがあった。その様々な影響も考えていただろう。
 昨年1年間は大会を絞りつつ、リオ五輪を見据えて、練習を相当にやり込んでいたという話は聞いていた。筋肉量も増え、動きに力強さが加わったために、左足に負担がかかったとも言えるわけで、それはさらに強くなるための超えるべき壁だったのかもしれない。
 
 いろんな意味で福原選手の欠場の穴は大きい。その大きさゆえに、今まで「愛ちゃん」が卓球界に貢献していた大きさを改めて知ることになった。
 しかし、ピンチがチャンスになることは世の中多い。今回の休養と欠場で福原選手はさらに大きくなる可能性がある。コートから離れ卓球を外から見るチャンスでもあるし、リハビリによってさらに体が強化される例もある。
 大好きな卓球がやれない苦しさを経験することで、さらに卓球への思いが高まり、卓球への考えが深まり、残りの卓球人生を悔いのないように過ごすに違いない。
 
 また、今回、報道陣へのプレスリリースとしてファックスで済ますこともできたのに、会見を行い、自らの口で説明した福原選手も立派だった。会見の冒頭と終わりに、本当に申し訳なさそうに詫びる福原選手の姿は痛々しかったが、彼女はけじめをつけたかったのだろう。
 大丈夫、あなたは今までたくさんの貢献をしてきたのだから、ゆっくり休んでください。
 そして前よりも強くなった姿を見せることを卓球ファンは望んでいる。
 「愛ちゃん、顔を上げて前を向いていきましょう!」
  • 3月3日の会見での福原愛選手

「代わりの選手は選考基準にのっとり、3月中旬までに決めたい。もちろん福原はチームのエースだったので大きな損失ですが、ある意味、それは次に選ばれる選手にとってはチャンスでもあり、5人をまとめていきながら、前回逃したメダルを獲りにいきたい」と全日本女子の村上監督はコメントを残した。

 今まで日本の卓球界に大きな功績を残してきた福原選手には、まずは完治してもらい、ひと休みしてほしい。もちろん、今回の欠場がテレビ局やチケットの売り上げにも影響するかもしれない。改めて、福原選手の卓球界のみならず、一般の人への影響力を知ることになるだろう。
 しかし、今回の欠場が福原選手だけに頼らない、チーム力の向上や、日本の卓球界全体のアピールが試されることになる。 
  • 全日本女子の村上監督

  • 会見を終え、報道陣にも丁寧な挨拶をする福原選手。左は星野強化本部長

 本日3月2日に東京の岸記念体育会館にて、福原愛選手の記者会見が行われ、4月28日から始まる世界選手権東京大会を欠場することが発表された。
 星野一朗・日本卓球協会強化本部長、村上恭和全日本女子監督、全日本ドクターの松尾氏、小笠氏が同席した中で、左第5中足骨疲労骨折という医師の所見が発表された。この場所は左足の外側の部分。

 治療するのに3ヶ月間ほどかかるために世界選手権は欠場するとのこと。福原選手は開口一番、「関係者の皆さん、チームメイトに迷惑をかけ、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と切り出した。

「昨年11月のヨーロッパ遠征の時から痛みを感じていた。全日本前は休養もしたし、試合の時には集中していたのですごく痛いわけではなかった。
 今は歩くことは大丈夫だが、走ったり、横に動く動作は禁止。JIS(国立スポーツ科学センター)でリハビリをしたり、サービス練習をしています。
 5月から練習を再開、6月の韓国オープン、ジャパンオープンで復帰したい。目標はリオ五輪でのシングルスでのメダル獲得なので、一日一日を無駄にならないように過ごしたい。
昨年は練習量を多くして地力を上げることを目標、いつもよりも練習が多かったのが足に負担になったのかもしれない。
 大好きな団体戦で地元東京なので、すごく出たい大会、観客やチームメイトに申し訳ない。一日でも早く回復して早く皆さんの前でプレーしたい。
 世界選手権に出られないのはとても残念だが、今しかできないこともある。復帰した時に前よりも強くなったと言われるように一日一日過ごしたい」。

 本当に残念そうな福原選手だった。大きな決断だったが、選手生命に関わる故障なだけに、ここは大事を取って、その思いを日本代表に届けてほしい。
  • 記者会見での福原愛選手

 本日、3月2日は王国ブロガーの神巧也選手(明治大・元全日本学生チャンピオン)が21歳の誕生日です。
 今年もブログとともにガッツあふれるプレーを期待しましょう。
 神選手に卓球王国からハピバー・メッセージカードを送ります。祝福のメッセージを贈る方は王国ブログの神選手のページに書き込んでくださいね。

http://world-tt.com/blog/jin/
 3月1日、東京の国立代々木競技場第二体育館で大林カップ・第19回ジャパントップ12が行われた。福原・石川以外はほぼ国内トップクラスの選手が顔を揃え、非常にハイレベルな戦いが繰り広げられた。
 そんな中、優勝したのは男子が水谷隼、女子は田代早紀。

●女子準決勝
平野美宇(JOCエリートアカデミー) 4(6,9,6,10)0 土井みなみ(中国電力)
田代早紀(日本生命) 4(-6,2,10,-9,-6,10,10)3 平野早矢香(ミキハウス)
●女子決勝
田代早紀 4(7,11,-5,6,10)1 平野美宇

●男子準決勝
水谷隼(DIOジャパン) 4(5,-10,5,7,7)1 丹羽孝希(明治大学)
松平健太(早稲田大学) 4(2,9,6,9)0 岸川聖也(ファースト)
●男子決勝
水谷隼 4(9,-10,9,-6,-9,8,9)3 松平健太

大会記録はこちら
http://world-tt.com/ps_player/player_top.php?selDspMod=Tour&selDspTor=119
  • 女子シングルス優勝した田代と2位の平野。優勝賞金は100万円

  • 男子シングルスで優勝した水谷と松平健太

 明日開催される『大林カップ・ジャパントップ12』に出場予定だった石川佳純選手(全農)が、体調不良により欠場することになった。

 2月12〜16日のクウェートオープンでは、準々決勝で世界ランク4位の武楊(中国)を下し、準決勝でも朱雨玲(中国)に善戦し3位に入賞していた石川選手。しかし、翌週のカタールオープンでは体調を崩し1回戦敗退。帰国後も風邪をこじらせ体調不良が続いており、医師によりトップ12への出場が困難との診断が下り、今大会は欠場ということになった。代替選手はなしとのことで、女子Aグループは、土井みなみ(中国電力)と阿部愛莉(四天王寺高)両選手の勝者が準決勝へ進出となる。

 全日本チャンピオンの石川選手の欠場は残念なニュースだが、日本のトッププレーヤーらが参戦し、毎年盛り上がりを見せる「ジャパントップ12」。当日券もあるので、明日予定のない人はぜひ会場へ足を運ぼう。

 石川選手の体調が良くなりますように!

●ジャパントップ12大会情報(日本卓球協会HP内)
http://www.jtta.or.jp/topics/topics.html#2014.02.18

●石川佳純選手オフィシャルウェブサイト
http://kasumiishikawa.com/index.html
2月19日付 カタールの『ドーハ・スタジアム・プラス』誌のシャララ会長へのインタビューの続き
————卓球をより人気のあるスポーツにするためにどのような計画がありますか?
シャララ●世界でベスト5に入るくらい人気のあるスポーツにしたいです。まずは中国選手が多く参加しない、特別なイベントを開催します。ワールドカップでは世界から16名の選手が参加しますが、ひとつの国から2選手しか出場できません。
 また、スポーツとエンターテイメントが混在したイベントも企画したいと思っています。最近ではホームページで「トリックショット対決」を実施しました。自分自身でトリックショットを撮影し、応募してもらうというものでしたが、大成功でした。このイベントだけで、サイトへのアクセス数が450万回にも上りました。勝者はスペインの方で、ドバイでのワールドツアー・グランドファイナルへの招待が優勝賞品でした。このようなイベントには多くの関心が集まります。

————ボールの変更をするのですか?
シャララ●科学技術的なことでスピードを落とすつもりです。実際に科学技術のテストを開発し(ラケットの)弾みの制限を設けます。中国選手がスイングしたボールを見ることは難しいです。これは速度を落とさないといけないということです。また、ボールの変更も行います。FIFA(国際サッカー連盟)はサッカーボールをより軽くし、スピードを速めました。しかし、私たちは回転を少なくし弾みを抑えるために、セルロイドからプラスチックに変更します。試合のスピードを少し遅くしたいのです。7月1日からの変更となりますが、卓球界にとって非常に大きな変更になると思います。

————ラケットに変更はありますか?
シャララ●過去にいろいろな方法でラケットの変更を試みましたが、選手は常に私たちの前を走っていました。彼らは別な手段を試し、行動をより速く起こしました。現在、私たちはラケットを外側から測ることに決めました。ラケットにも同様に弾みの制限を設けます。これは来年から実施する予定です。しかし、卓球台の大きさに変更はありません。

————中東での試合はどうですか?
シャララ●卓球は中東で組織的な部分で成長しました。現在私たちはモロッコ、エジプト、クウェート、カタールでワールドツアーを開催しています。来年はバーレーンでも行います。組織的な部分ではかなり成長していまが、アマチュアの選手が多いため参加選手は制限されます。私たちは試合をより真剣にプレーするという考えを、もっと説明していかなくてはなりません。
 また、アラブ諸国内、またはアラブ対アフリカ諸国での試合を計画しています。カタールオープンにほんの少数のアラブ諸国選手の参加を見るのは悲しいのです。上達したいならば彼らは考えを変え、そして強い選手と戦わないといけません。地域的にはカタールの選手は上達しています。しかし、アジアのレベルと比べるとまだまだ大きな差があります。

※訳訂正=赤字(3/10)

原文(英文):Doha Stadium Plus↓ 
http://www.dohastadiumplusqatar.com/level-playing-field/
  • ITTFシャララ会長(写真は13年世界選手権パリ大会)

2月19日付 カタールの『ドーハ・スタジアム・プラス』誌のシャララ会長へのインタビュー

 ITTF(国際卓球連盟)の会長としての15年間で、カナダ出身の現在61歳になるアダム・シャララ氏は卓球をより魅力的なスポーツにするために、様々な改革を実行してきた。
 このシャララ氏の改革の中でも、注目すべきは卓球をさらに人気のスポーツにするために中国を説得し、練習を他の国と共有するようにしたことである。ドーハ・スタジアム・プラス社の独占インタビューで卓球をさらに面白くする改革についてシャララ氏が考えを語ってくれた。

————なぜ中国の独占時代を終わらせる必要があると思いますか?
シャララ●私は昔カナダで見た1994年の世界バスケットボール選手権のアメリカ対ギリシャの試合を覚えています。ギリシャの選手たちは畏敬の念を抱いて名声のある対戦相手を見ていた。そして休憩時間には対戦相手でありながらも、シャキール・オニールなどにサインを求めていた。それは世界選手権というよりはお楽しみの試合のようでした。そして、アメリカは楽に決勝まで独走していた。しかし、それはそのスポーツ界にとって非常に悪い意味を持っていた。
 その後バスケットボール界は世界のいたるところで向上し、私たちは現在NBAでクロアチア、中国、スーダンからの選手を見ることができます。そして、他の国々が上達し、世界選手権でもアメリカの勝利は確実なものではなくなりました。私たちのスポーツでも他の国が同様に見習わなければいけないため、中国に援助を求めたのです。卓球をどこででもできるスポーツにしなければなりません。そうしなければ、退屈なものになってしまう。

————その考えに中国はどう反応しましたか?
シャララ●中国が全く乗り気でなかった10年前に比べて、状況はだいぶ良くなりました。現在、彼らは他の国にコーチを送っていますが、私たちは中国に完全に門戸を開いて欲しいのです。ロンドン五輪以前は五輪に各国から(シングルスに)男女3名の代表が出ていました。そして、中国がメダルを独占し、その傾向がずっと続きそうでした。それは他の国のやる気をそぐものでした。
 私たちはロンドン五輪から(シングルスの)代表を2名に減らしました。メダルをひとつ奪われたと感じた中国にとって、私は一番の敵でした。そして、それはある程度、本当のことです。中国は始め私に対して怒りをあらわにしました。しかし、私はプラス面について説明しました。スポーツがどのように多くのファンを魅了していくかについて彼らが理解した時、彼らの怒りは収まりました。多くの良い試合がありました。そして日本、シンガポール、ドイツがロンドン五輪でメダルを獲得し、他の国が関心を示し始めてくれました。私たちは世界選手権でも中国からの参加選手を減らすように説得しています。 <続く>

原文(英文):Doha Stadium Plus↓ 
http://www.dohastadiumplusqatar.com/level-playing-field/
  • ITTFシャララ会長(写真は13年世界選手権パリ大会)

 大会開催まであと60日!! 4月28日に開幕する『JA全農世界卓球』が近づいてきた中、大会公式フェイスブックが2月26日に開設。そして、本日2月27日からは、大会開催60日前を記念し「JA全農世界卓球 応援して当てようキャンペーン」がスタートした。このキャンペーンは、大会公式フェイスブック上で、JA全農世界卓球に出場する選手たちへ応援メッセージを応募することで、抽選で30名に賞品が当たるというもの。
 フェイスブックユーザーのみなさん、「イイね!」でJA全農世界卓球情報をゲット&選手応援メッセージを送って、大会そして選手の活躍を後押ししよう!

●JA全農世界卓球 大会公式フェイスブック
https://www.facebook.com/JapanTable2014

●JA全農世界卓球応援して当てようキャンペーン
キャンペーン期間:2月27日〜5月5日
応募方法:大会公式フェイスブック内「懸賞」より
賞品:JA全農賞・ライオン賞・卓球メーカー賞・その他スポンサー賞・選手賞 合計30名
発表:5月10日頃にフェイスブックメッセージにて連絡