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トピックス

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●混合ダブルス準々決勝
許シン/劉詩ウェン(中国) 3、5、11 趙大成/申裕斌(韓国)
黃鎮庭/杜凱琹(香港) 10、9、7 ピスチェイ/バラージョバ(スロバキア)
水谷隼/伊藤美誠 7、6、6 フロール/ガスニエ(フランス)
林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ) 7、3、4 スーディ/ペルゲル(ハンガリー)

 こちら、中国・河南省鄭州市の鄭州オリンピックセンター体育館。『中国農業銀行杯・ITTFワールドツアー・グランドファイナル2019』が開幕!
 中国卓球協会の劉国梁会長のお膝元(出身地)、しかし今までビッグゲームを開催した経験の少ない鄭州市。融通の利かないこと甚だしく、実際に取材を始めるまでが大変だったのだが……それは置いておいて。大会はまず混合ダブルス準々決勝からスタートした。

 日本から出場の水谷/伊藤ペアはフランスペアに快勝。試合後に伊藤が「自分と水谷選手の位置取りがたまに入れ替わったりもするし。いろいろな位置でプレーできるのが自分たちの良さ。やっていて「ここ入ってくる?!」と自分でもビックリすることもあるし、すごく楽しい」と語ったように、両選手とも前でも後ろでも変幻自在のプレー。サービス・レシーブで確実に優位に立ちながら、常にリードを奪った。

 ワールドツアーで好成績を連発し、すでに五輪代表選考レースを勝ち抜いている伊藤。勝手知ったる仲の水谷と混合ダブルスを戦った後ということもあるが、表情には余裕が感じられた。

 一方の水谷は腰の状態が思わしくなく、コルセットをはめてのプレー。「腰は昨日より良くはなってきている。無理はできないですけどやるしかない。この大会ですべてを出し尽くして、終わったら休養したい」とコメント。「五輪に出場できなければ、これからの試合が一試合一試合、引退試合になるので悔いのないように戦いたい」と悲壮な言葉を口にした。自力で五輪への道が拓けるシングルスの代表切符でなければ、五輪出場は確約されていないということだ。他力ではなく、最後まで自力で五輪への切符を取りに行く。

 「東京五輪でのミックス(混合複)は、出場できるとしたら優勝しか目指していない。どの国のペアともやったことがあるし、中国や香港のペアに負けたりしているけど、シングルスや団体に比べるとミックスは圧倒的にチャンスがある。一番チャンスがあるんじゃないかと思います。美誠はビックリするプレーだったり、自分が「取れないかな」と思うボールでも取ったりするので、ぼくの反応が遅れることがある。もっともっと美誠を信じて、そういうことはなくしていきたい」(水谷)。
石川佳純と平野美宇にはリオ五輪に忘れてきたものがある

 日本女子二人にはリオ五輪に忘れてきたものがある。だからこそ、石川佳純(全農)と平野美宇(日本生命)はどんなことをしてでも東京五輪のシングルスのコートに立ちたいと思っている。
 2016年のリオデジャネイロ。12年のロンドンで準決勝に進出していた石川はメダル候補と言われていた。ところが、シングルスの初戦で北朝鮮のカットマン、キム・ソンイに対し、前半強打を連発し、飛ばしていたが、途中で粘りきられ、6ゲーム目に足がつり、最終ゲームにもつれ込み、無念の敗北を喫した。団体でメダルを獲ったものの、石川にはシングルス敗退の無念さが残ったはずだ。
 平野はリオ五輪の時にはリザーブのPカードで、練習相手、ボール拾い、会場での応援と裏方に徹した。リオ五輪の翌年(2017年)の1月で全日本選手権で優勝を飾った後、インタビューで彼女はこう振り返っている。
「リオのオリンピックに出られなかったことは大きかった。かなり悔しかったし、絶対自分が一番で東京オリンピックに出たいと思いました」
「(リオに)行ってよかったと思います。でも、行った直後は『早く帰りたい』と思いました。正直リザーブで行くよりは5番とかで落ちていたほうが良かったと思いました。ただオリンピックの終わりのほうにも感じたんですけど、今になってみればやっぱり『行かせてもらって本当にありがたかった』と感謝しています」
 彼女が望んだ1番では行けないが、彼女が東京五輪に挑む理由は明白だ。

石川18大会、平野19大会に参戦し、その差は135点。過酷なレースのエンディング

 中国の鄭州で行われているITTFワールドツアー・グランドファイナル。この大会のシングルスには世界のトップ16人が参加する。文字通り、この1年間のワールドツアーの獲得ポイントの高い選手だけが参加できる大会だ。女子シングルスには10名の中国選手と4名の日本選手、あとはシンガポールとチャイニーズ・タイペイの選手がひとりずつというアジア独占の大会となっている。
 東京五輪のシングルス枠は2名のみ。伊藤美誠(スターツ)がすでに内定を確実にしており、残り1名を石川佳純(世界ランキング10位)と同11位の平野美宇が激しく争っている。両者の間のポイントはわずかに135点で、石川がリード。
 今回のグランドファイナルで、同じラウンドで両者が負けた場合は石川が日本選手として2番目の世界ランキングとなり、シングルス代表が決定する。平野が石川を超え、2番手に上がるためには石川よりも1回多く勝つこと。

 今日の夜、7時20分(日本時間8時20分)から石川は世界チャンピオンの劉詩ウェン(中国)と対戦して、平野は世界ランキング18位の王芸迪(中国)と8時10分(日本時間9時10分)に対戦する。
 石川は劉に0勝11敗で、直近では9月のアジア選手権で0-3のストレートで敗れている。平野は王に0勝1敗。10月のドイツオープンで平野は1-4で敗れている。
 石川は劉のライジングでとらえる両ハンドの超速ドライブをどれほどしのいで、フォアドライブの攻撃に持っていけるのか。一方の平野は、どれほどの平常心でコートに立ち、ハリケーンと呼ばれた両ハンドを王のコートに叩き込めるかが鍵だ。

 今日の試合で東京五輪代表のシングルスが決まるかもしれない(二人がともに勝てば明日以降に持ち込まれる)。これほど熾烈で過酷な代表レースは世界中で日本だけである。
 1年間のワールドツアーや大陸での試合の獲得ポイントの上位8大会のポイントの合算で世界ランキング決まる。その世界ランキングの上位2名がシングルスに出場できるというのが日本卓球協会が決めた選考基準だ。
 すでに今年に入って石川は18大会、平野は19大会に出場してきた。そのうえで、両者の差はわずか135点。そんな過酷なドラマのエンディングをこれから迎えることになる。 (今野)
 
ITTFグランドファイナルのドローが決定した。
誰が勝つか、ということも重要だが、この試合で日本の東京五輪2つ目のシングルス枠が決まることのほうに注目が集まっている。

僅差で争う石川佳純、平野美宇は、どちらが次のラウンドに行くかで命運が分かれる。同ラウンドであれば、リードしている石川が日本勢2位になり、シングルス枠を獲得できる。
男子は水谷隼が準決勝へ進出すれば、現在2位の丹羽孝希を抜いてシングルス枠に手が届く状況だ。

男女シングルスのドローは以下の通り

男子
許昕(中国) vs.趙子豪(中国)
張本智和(日本) vs.フランチスカ(ドイツ)
梁靖崑(中国) vs.黄鎮廷(香港)
鄭栄植(韓国) vs.馬龍(中国)
林高遠(中国) vs.オフチャロフ(ドイツ)
M.ファルク(スウェーデン) vs. 林昀儒(チャイニーズタイペイ)
水谷隼(日本) vs.カルデラノ(ブラジル)
ボル(ドイツ) vs.樊振東(中国)

女子
孫穎莎(中国) vs.何卓佳(中国)
平野美宇(日本) vs.王芸迪(中国)
陳幸同(中国) vs.馮天薇(シンガポール)
朱雨玲(中国) vs.王曼昱(中国)
陳夢(中国)vs.銭天一(中国)
石川佳純(日本) vs.劉詩雯(中国)
佐藤瞳(日本) vs.丁寧(中国)
伊藤美誠(日本) vs.鄭怡静(チャイニーズタイペイ)

水谷はカルデラノと対戦。分は良い相手だが、ここ最近は対戦していないので、力をつけているカルデラノに押し切られないようにしたい。そしてベスト4をかけた戦いには恐らく樊振東が上がってくる。水谷としては、樊振東に勝たないと丹羽をポイントで上回ることができない。シングルス枠をつかむためには最強の相手を倒さないとならない山だ。

女子は石川が劉詩雯、平野が王芸迪と対戦。石川はこれまで劉詩雯に0勝11敗、平野は王芸迪に0勝1敗と、それぞれ勝ったことがない相手だ。ふたりとも負けた場合は石川、石川が負けて平野が勝ったら五輪シングルスの代表権は平野に渡る。激しい五輪レースは最後の最後まで競り合う展開となった。

注目のグランドファイナルは12日からスタート。
卓球王国も現地に向かい、生の情報をお届けします。
 12月12〜15日に中国・鄭州で行われるITTFワールドツアー・グランドファイナルをテレビ東京が中継&LIVE配信。五輪選考レースの最終戦となるグランドファイナルの熱い戦いをぜひご覧ください。

★グランドファイナル2019★

《地上波 テレビ東京》
12月12日(木)19:56~21:48(最大延長24:12)
12月13日(金)13:35~15:40、18:55~21:48(最大延長24:18)
《BSテレ東》
12月14日(土)22:00~ 「卓球ジャパン!」番組内にて生放送
12月15日(日)19:00~20:54(最大延長23:30)

※放送日時・内容は試合進行状況により変更となる場合があります。
あらかじめご了承ください。

【出演者】
キャスター:福澤朗
ゲスト:武井壮、藤井寛子(元日本代表キャプテン)
進行:竹崎由佳(テレビ東京アナウンサー)
解説:宮﨑義仁(日本卓球協会強化本部長)
実況:植草朋樹(テレビ東京アナウンサー)
現地キャスター:平野早矢香(ロンドン五輪銀メダリスト)
中川聡(テレビ東京アナウンサー)

《LIVE配信》
【Paravi】
日本語実況付きでLIVE&見逃し配信

動画配信サービス「Paravi(パラビ)」にて「ITTFワールドツアー グランドファイナル」の12月12日(木)から12月15日(日)、日本語実況付きでLIVE配信・見逃し配信。

12月12日(木)14:00~
12月13日(金)11:00~
12月14日(土)14:00~
12月15日(日)14:00~
※アーカイブ配信:LIVE配信終了後、順次配信予定
※大会の進行により、配信時間変更の可能性があります。あらかじめご了承ください。

Paravi TOPページ:https://news.paravi.jp/

【テレビ東京卓球チャンネル】
12月12日(木)14:00~ ※Table1、2 男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルス
12月13日(金)11:00~ ※Table1、2  男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルス
12月14日(土)14:00~ 男女シングルス準々決勝・準決勝、混合ダブルス決勝
12月15日(日)14:00~ 男女シングルス決勝、男女ダブルス決勝
※時間は日本時間
※配信時間、内容は試合状況により変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

★テレビ東京卓球チャンネル(YouTube)で配信予定↓
https://www.youtube.com/user/tabletennis/
★番組詳細について↓
https://www.tv-tokyo.co.jp/tabletennis/2019/wtgf/#onair

多くの日本代表選手を育て上げ、去る7月11日に逝去した吉田安夫さんの「お別れの会」が、12月22日(日)に執り行われる。
故人と縁のあった方をはじめ、一般の方の参会も可能。
参会をご希望の方は、下記の連絡先窓口あてにメールもしくはFAXでご連絡を。

**********************

日時:令和元年 12 ⽉ 22 ⽇(⽇) 14 時より
会場:やすらぎホール⼤宮
   埼⽟県さいたま市⼤宮区三橋1丁⽬ 1504-1
会費:⼀万円(お⼀⼈様)
※当⽇は平服にてお越しくださいますようお願い申し上げます


「お別れの会」へ出席を希望される⽅は、
下記1)~3)の内容をメールまたはFAX にて連絡をお願いいたします

1)⽒名
2)住所
3)故⼈とのご関係、もしくは「一般参加」、いずれかご明記ください


■連絡先窓⼝
T.T彩たま事務所
メール:info@ttsaitama.jp
FAX:048-825-1030
※電話での連絡、親族へのお問い合わせはご遠慮願います
 (公財)日本卓球協会顧問であり、東京都・渋谷区卓球連盟会長の唐橋博さん(からはし・ひろし/唐橋卓球株式会社・相談役)が、12月7日、逝去された。享年86。

 1933年東京都出身。㈱ヤサカを経て、1968年に卓球ショップおよび卸問屋の唐橋卓球㈱(本社・東京都渋谷区)を創業。経営者として手腕を振るう一方で、選手としても各種大会で活躍。全日本マスターズでは2018年大会ハイエイティ優勝を含め3回優勝、全国ラージボール大会では7個の金メダルを獲得、東京選手権でも3回優勝を遂げた。
 また、地元である東京・渋谷区卓球連盟では理事長・会長を歴任し普及に務めたほか、台湾卓球界との交流も深く日本卓球界との架け橋になるなど、様々な面で日本の卓球界の発展・普及に尽力した。
 カナダのマーカムで行われているノースアメリカオープン・ワールドツアーチャレンジプラスの女子シングルス決勝。その舞台に立ったのは日本の石川佳純(全農)と平野美宇(日本生命)。
 通常、世界のトップ10に入るような選手はワールドツアーのプラチナやレギュラーよりも格下と言われるチャレンジプラスには出場しない。
 しかし、東京五輪の代表をほぼ確定した伊藤美誠(スターツ)を除く、日本の石川と平野は出場した。もちろん、それは12月12日から始まるワールドツアー・グランドファイナルを最後の大会として決まる世界ランキング(1月発表)によって、日本の五輪代表の2名のシングルス代表が決まるからだ。(1月6日発表)

 二人は優勝して1100ポイントを獲得するしか持ち点は上乗せされない。石川と平野の今年1月からの獲得ポイントの差はわずか65点で平野がリード。もし優勝すれば二人の大会での最低獲得ポイント900点に200点(1100点との差)が加算される。
 二人はその差の200点を獲得するため、もしくは自分のライバルの優勝を阻止するためにカナダに乗り込んだとも言える。11月からJA全農チームワールドカップ、オーストリアオープン、T2シンガポールと連戦が続く、疲労はピークに達しているはずだが、負けられないノースアメリカで死力を尽くし、決勝で戦った。

●ノースアメリカオープン・女子シングルス決勝
石川佳純 4(11-9、11-8、1-11、14-12、6-11、12-10)2 平野美宇

 出足から激しいラリーが展開された。ポイントごとに声を出し、気合を入れる石川。五輪への思いの強さがほとばしる。一方、努めて冷静に戦おうとする平野。両ハンドで石川の猛攻をしのぎ、カウンターを狙う平野に対し、石川は勝負どころで強烈なフォアハンドドライブを打ち込む。
 2ゲームを連取し、2-0とする石川。しかし、3ゲーム目を平野が取り返し、勝負は4ゲーム目だった。出足で石川がリードするも、平野が追いつき、ジュースにもつれ込む。石川のボールがネットインになる幸運もあり、石川がこのゲームを14-12で取り返す。
 平野が5ゲーム目を取り返すが、6ゲーム目石川が再びジュースで取り、4-2で石川が勝ち、優勝を決めた。最後まで石川は迷わずに攻めきった。試合後、ベンチに戻り、ひとり涙を流す石川。このカナダでの試合の重要さを噛み締めていた。

 もし負ければ、平野に265点の差をつけられる試合を、逆に優勝したことで、石川は135点のリードを奪った。
 グランドファイナルでは、16人の出場選手によるトーナメントが行われる。初戦で負けると1020点、1回勝ち、準々決勝に進むと1275点、準決勝に進むと1660点を獲得する。つまり、二人がもし同じラウンドで負けると石川が上に行き、平野が上回るためには石川よりもひとつ上のラウンドに行かなければならない。中国選手が多く出るグランドファイナルで勝ち上がっていくのはハードルが高い。だからこそ、石川はこの大会で優勝する必要があった。それゆえの彼女の優勝の涙だった。
 二人のデッドヒートのゴールは見えている。しかし、誰も予測できない。
 世界の卓球界で、もっとも激しい五輪代表争いを行っているのは間違いなく、日本の石川佳純と平野美宇なのだ。
 12月4〜8日にカナダ・マーカムで行われたITTFチャレンジプラス・ノースアメリカオープン。
女子シングルス決勝で石川佳純(全農)が平野美宇(日本生命)を4-2で下し優勝を果たした。

 日本選手が女子シングルスベスト4を独占し、石川が加藤美優(日本ペイントホールディングス)を4-1で平野が佐藤瞳(ミキハウス)を4-2で破り決勝へ進出。五輪シングルスの出場枠をかけて争っている二人の対決は石川が2ゲームを先取するも第3ゲームを平野が1点で返し、両者譲らずの対戦となった。しかし、第4ゲームのジュースの接戦を石川が奪い、石川がゲームカウント3-1と勝利に王手をかけた。後がなくなった平野は第5ゲームを奪い返すも、第6ゲームのジュースの接戦で1点が遠く、石川が4-2で平野を下し勝利を手にした。現時点で石川は来年1月時点での有効なランキングでも平野のポイントを上回ることとなった。

 その他の種目では女子ダブルスで橋本帆乃香/佐藤瞳(ミキハウス)が優勝。女子アンダー21では塩見真希(ミキハウス)が2位入った。

 各種目の優勝と日本選手の上位入賞者は以下のとおり。
 
■ITTFチャレンジプラス・ノースアメリカオープン結果
●男子シングルス優勝:向鵬(中国)
● 女子シングルス優勝:石川佳純 2位:平野美宇 3位:加藤美優、佐藤瞳
● 男子ダブルス優勝:曹巍/徐瑛彬(中国)
● 混合ダブルス優勝:ピスチェイ/バラゾバ(スロバキア)
●女子ダブルス優勝: 橋本帆乃香/佐藤瞳
● 男子アンダー21優勝:タッカー(インド)
●女子アンダー21優勝:王暁彤(中国) 2位:塩見真希(ミキハウス)

ITTF大会サイト
https://www.ittf.com/tournament/5030/2019/ittf-challenge-north-america-open/

 徳島・とくぎんトモニアリーナで開催された2019日本リーグプレーオフJTTLファイナル4。本日は決勝が行われ、男子は愛知工業大、女子は十六銀行がともにラストまでもつれた激戦を制し、初優勝を果たした。

【男子決勝】
<愛知工業大(総合3位) 3-2 シチズン時計(総合4位)>
 田中 -6、-7、7、-2 酒井○
○木造 -10、6、-10、6、8 御内
 松山/髙見 -8、10、-3 上村/酒井○
○髙見 -8、9、10、5 笠原
○松山 -4、4、9、9 上村

 男子決勝は昨日の準決勝2試合に続き、決勝も5番までもつれる激戦。若さあふれるガッツで戦った愛知工業大がファイナル4初優勝、大学チームとしても初となる優勝を果たした。
 1番はお互い短いラリーで点を奪い合う展開で酒井がリード。田中が3ゲーム目を取り返すも、4ゲーム目はスーパープレーで流れをつかんだ酒井が試合を優位に運び、シチズン時計が先取点を奪った。続く2番では木造が我慢のカット打ちで御内に逆転勝利。最後まで高い集中力を見せてスコアをタイに戻す。
 ダブルスは昨日の笠原/上村から上村/酒井に切り替えたシチズン時計が奪ったが、ここから愛知工業大が逆転。4番で髙見が笠原とのラリー戦に勝利すると、昨日の協和キリン戦でもラストを締めた松山が登場。1ゲーム目こそ上村に攻め立てられたが、2ゲーム目以降は打ち合いで圧倒。守りに入らず、大きなラリー展開に引きずり込んで2ゲームを連取。4ゲーム目終盤、上村に追い上げられながらも強気のプレーを貫いて愛知工業大に初優勝をもたらした。

【女子決勝】
<十六銀行(総合2位) 3-2 中国電力(総合1位)>
 安藤 9、3、-11、-6、-11 宋○
○加藤杏 -9、-5、6、6、9 成本
 山本/加藤杏 -6、9、-4 土田/宋○
○山本 -8、9、-5、11、9 土田
○徳永 7、9、10 庄司

 今年度の団体タイトルを分け合っている両チームの対戦は決勝にふさわしい一歩も譲らぬ展開。1、2番はともに2ゲームを先取されながらも逆転で奪い合って1-1。ダブルスも接戦となるが、日本リーグ1ともいえるコンビネーションの中国電力ペアが地力を見せて奪取。ポイントゲッターのダブルスで中国電力がファイナル4連覇にあと1勝に迫った。
 中国電力は4番土田が山本を連打で攻め立て、ゲームカウント2-1で優勝まであと1ゲーム。しかし山本も土田の強打を前陣で粘りきって勝負は最終ゲームへ。5ゲーム目も9-9まで競り合ったが、ここから山本が2本連取でラストの徳永に襷をつなぐ。そして会心のカット打ちを見せたのが徳永。昨日の日立化成戦でも牛嶋を下しているが、今日もまったく無理をせず確実に仕留めるカット打ちで庄司を圧倒。何とか崩したい庄司だが、攻撃のミスが目立ち、終始徳永ペースでゲームセット。ルーキーが十六銀行に悲願のファイナル4初優勝をもたらした。
 本日より、徳島・とくぎんトモニアリーナにて2019日本リーグプレーオフJTTLファイナル4がスタート。前期・後期の総合成績上位4位チームによる年間王者をかけた戦いがスタートした。
 昨年までのファイナル4は、まず総合成績1・2位が対戦し(対戦A)、勝利したチームが決勝に進出。次に総合成績3・4位が対戦し(対戦B)、勝利したチームが準決勝へ。準決勝では(対戦A)の敗者と(対戦B)の勝者が対戦し、勝利したチームが決勝進出。そして(対戦A)の勝者と決勝を争うという複雑なトーナメント方式だったが今年よりトーナメント方式が変更に。総合成績1位と4位、同2位と3位が対戦し、それぞれの勝利チームが決勝で戦うこととなった。
 初日の今日は男女準決勝2試合ずつが行われ、明日の決勝カードが決定した。

【準決勝】
◆男子
<シチズン時計(総合4位) 3-2 東京アート(総合1位)>
○酒井 -4、4、7、-5、16 吉村
 笠原 -7、-10、-6 吉田○
 笠原/上村 -5、-6 吉村/坪井○
○御内 8、-13、8、7 村松
○上村 7、8、10 高木和

<愛知工業大(総合3位) 3-2 協和キリン(総合1位)>
○田中 6、-5、8、-8、10 松平
 木造 -10、10、-9、8、-12 平野○
 松山/髙見 -10、10、-10 平野/渡辺○
○髙見 6、8、8 後藤
○松山 11、-7、6、2 渡辺

 男子は2試合ともにラストまでもつれた末に、総合3位の愛知工業大と同4位のシチズン時計が下克上で決勝に進んだ。
 東京アート対シチズン時計はトップの酒井対吉村がフルゲームジュースまでもつれ、ともにマッチポイントを奪い合った末に酒井が勝利。2、3番を東京アートが快勝で取り返したが、4番のカット対決に御内が勝利。ラストはラッキーなポイントが続いた上村がストレートで高木和を退け、2年連続のファイナル4決勝進出を決めた。
 東京アートは前・後期日本リーグ、全日本実業団、全日本総合団体と今年度団体戦4冠をつかんでいたが、ファイナル4のタイトルを逃し、グランドスラム達成を逃した。
 男子準決勝もうひと試合は1、2、3番がフルゲームジュースと、こちらも激戦。トップの松平対田中は松平が5ゲーム目10-8でマッチポイントも、ここから田中が4本連取で逆転勝利。2番は平野が木造を振り切ってタイに戻すと、渡辺とのダブルスでも全日本準優勝ペアの松山/髙見に勝利し、協和キリンが王手。しかし髙見が隙のないプレーで後藤を破ると、最後は松山。回り込んでバックストレートへの強烈なドライブを連発し、渡辺をノックアウト。愛知工業大を初の決勝へと導いた。
 今年の愛知工業大とシチズン時計の対戦は1勝1敗。前期でシチズン時計が3-1、後期は愛知工業大が3-0で勝利している。

◆女子
<中国電力(総合1位) 3-2 デンソー(静岡)>
 宋 8、-6、-9、-3 馬克○
 庄司 -8、-3、10、-9 野村○
○土田/宋 -9、10、8 永尾/阿部
○土田 -9、6、9、8 永尾
○成本 -5、8、6、10 阿部

<十六銀行(総合2位) 3-0 日立化成(総合3位)>
○徳永 11、-7、4、-13、6 牛嶋
○安藤 6、9、-5、10 近藤
○山本/加藤杏 6、-8、9 後藤/牛嶋

 総合1位の中国電力はデンソー相手に前半の宋、庄司が流れをつかみきれないまま押し切られ、いきなり2敗と後がなくなる。しかし、高い実力を誇る土田/宋が競り勝つと、4番の土田がしつこいラリー戦で永尾に勝利。ラストの成本も1ゲーム目を奪われたが、阿部を揺さぶって3ゲームを連取。前半を終えて0-2のビハインドから大逆転で決勝進出を決めた。3時間近い接戦となったが、チームとしての充実ぶりを感じさせる圧巻の勝利だった。
 十六銀行と日立化成のカードは、トップの徳永が接戦の中でも最後まで牛嶋のカットを打ち切り十六銀行が先勝。続く2番はルーキーながらエースの働きを見せる安藤が田代相手に堂々としたプレーで勝利。前半に並べたルーキー2人が勝利して十六銀行が王手。ダブルスも日立化成ペアのカットをじっくり見極めて攻めた十六銀行ペアが奪い取り、快勝で決勝に駒を進めた。
 これで明日の決勝は中国電力と十六銀行。日本リーグは前期は十六銀行、後期は中国電力が制している。また、全日本実業団で十六銀行、全日本総合団体で中国電力が優勝と今年度の国内団体タイトルを分け合っている両チームの対戦だけに、熱戦が予想される。今年の日本リーグでは中国電力が2勝。全日本実業団では十六銀行、全日本総合団体では中国電力に軍配があがっている。