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 (公財)日本卓球協会は、6月21日に開かれた臨時理事会で決議された、2020・2021年度の役員一覧を発表した。任期は2年(監事のみ4年)。

 役員23名のうち新任は12名で、会長の藤重貞慶氏、専務理事の星野一朗氏は続投。日本学生卓球連盟副理事長の濵田美穂さん(1973年世界選手権ダブルス優勝)、日本卓球協会アスリート委員会委員長の岸田聡子さん(日本生命)らが理事に初就任となり、両氏を含めて女性理事は23名中4名となった。

 3期目の専務理事就任となる星野一朗氏は、臨時理事会後のウェブ会見において以下のように抱負と課題を語った。
「今の状況の中で、いかに大会を安全・安心に開催できるかということが大きな課題です。
 また、卓球協会として中長期事業計画を再度策定する『ミッション・ビジョン』を3月の理事会で承認していただきました。『ミッション・ビジョン』と『アクションプラン』を、これから実行・ブラッシュアップしていくことも大きな課題だと思っています。
 なお、日本卓球協会は来年が90周年となり、その10年後には100周年が待っています。それまで持続可能なプランニングをしながら、日本の卓球界がますます発展していけるような役割をしていきたい」


 新年度役員一覧は以下のとおり。


■公益財団法人 日本卓球協会 2020・2021年度 役員一覧
(2020年6月21日)
※任期は2020年度〜2021年度(2年) 監事は除く
★=新任  無印=再任 カッコ内の数字は年齢

会長:藤重貞慶(73)
副会長:前原正浩(66)
副会長:★八尾正博(71)
副会長:★野崎保夫(61)
専務理事:星野一朗(65)
常務理事:金﨑正久(66)
常務理事:安西弥一郎(60)
常務理事:宮﨑義仁(61)
常務理事:加藤憲二(64)
常務理事:阿久津しげ子(71)
常務理事:水島潤子(72)
常務理事:★蓑島尚信(61)
理事:★椙下博(67)
理事:佐藤重喜(62)
理事:★小林博史(69)
理事:★小原秀元(65)
理事:★吉見公男(65)※吉は土に口
理事:松本秀樹(68)
理事:★岡村隆夫(68)※隆は旧字体
理事:★濵田美穂(72)
理事:佐藤真二(57)
理事:★吉田和人(58)
理事:★岸田聡子(43)


監事:土室完(68)★
監事:松本秀幸(67)★
監事:平岡可奈之(61)★
※監事の任期は2020年度〜2023年度(4年)
 本誌の人気技術連載『健太塾』の講師を務める松平健太が、株式会社ファースト(本社・東京都江戸川区)と所属契約を締結したことを発表した。ファーストは岸川聖也、大矢英俊などが所属していて、全日本実業団選手権で3位に入る強豪チーム。松平が加入したことでより一層の活躍が期待される。

 「(松平)健太君とは以前から深く交流があり、全日本実業団で日本一になることを共有し、また日本の卓球界で貢献事業をすることを仲間で語り合っていました。その夢が実現してファースト所属になりました。今後は力を合わせてがんばっていきたいと思います」とファーストの社長であり、卓球部総監督も務める浜野浩社長。

 「以前からプライベートでも浜野社長とは仲良くさせていただき、いろいとと話していく中で社長の思いに共感し、私で良ければぜひ目標に向かって一緒に活動できればと思いました。
 大会で結果を出して貢献するのはもちろんですが、大会以外(イベント等)の活動でもファーストに貢献出来るように尽力いたします」(松平)

 ファーストは東京の平井と有明の2箇所に卓球スクールを開設して教室を行っているが、今後は松平選手を起用したイベントなども楽しみだ。


株式会社ファーストが運営している卓球スクール
http://seiyatts.com
  • 浜野浩社長(左)と松平健太

 関東学生卓球連盟は本年度2回目となる書面代議委員会を開催。新型コロナウイルス感染症の影響下での加盟校の活動状況などに関する質問への回答を受けて、秋季関東学生リーグ戦の中止を発表した。これで本年度の関東学生リーグ戦は春季・秋季ともに中止となった。

 加盟校を対象に、6月15日までの段階での部の活動状況を質問したところ、返答のあった加盟校145校中、「既に定期的な練習を再開している」と答えた加盟校はわずか7校、全体の4.5%のみ。「6月後半から練習を再開予定」と答えた加盟校は9校(5.8%)、「7月前半から練習を再開予定」が15校(9.6%)、「7月後半から練習を再開予定」が1校(0.6%)、「8月前半から練習を再開予定」が12校(7.7%)という結果となり、過半数を越える64.7%、101校が「練習再開の目処が立たない」と回答した。
 関東学連としては根本に「試合は練習の成果を発揮する場」という考えがあり、全体の60%以上が練習再開の目処が立たないという状況では十分な練習もできず、ベンチ入りメンバーの選抜なども困難であると判断。選手、主務、監督・コーチ合計で最大18名がベンチに入るリーグ戦では「3密」の状態を避けられないこと、各校の授業スケジュールや夏期休暇の期間なども不透明な状況、開催したとしても活動が再開しておらず参加できなかった加盟校が最下部まで降格となってしまう点など様々な要因を考慮して、中止の決断を下した。

 また、リーグ戦は中止となったが、他の関東学連主催の大会は延期となっている大会も含めて開催する意向であると発表。5月に開催予定だった関東学生新人戦は8〜12月に開催する予定で、6月3〜5日に開催する予定だった関東学生選手権は、全日学予選(本戦は10月21〜25日開催予定)を兼ねて8月24〜27日に神奈川・横浜武道館で行われる予定となっている。
 卓球のノジマTリーグの実行委員会が16日に開かれ、関係者への取材で、今月22日の同リーグ理事会で松下浩二チェアマンが退任することがわかった。
 松下チェアマンはすでに退任の挨拶回りを行っており、後任は7月上旬の社員総会で決定するが、星野一朗・日本卓球協会専務理事が兼任するとの情報もあり、もしそうなるとTリーグは協会が主導で今後、進んでいくことになる。

 卓球のTリーグは2年前、2018年10月にスタート。日本のプロ第一号の卓球選手である松下浩二氏がチェアマンとして「日本の卓球界の発展のため、プロ選手、プロ的興行の環境を作り、日本が世界の頂点に立つために必要なリーグ。このリーグで日本を元気にする」というスローガンを掲げ、スタート。リーグ構想から10年、松下氏は日本卓球リーグとの共存を模索したり、参加チームの募集、協賛スポンサーの獲得などで奔走した。
 地域のクラブ、企業スポーツと合体させながら、チーム数は男女4チームずつと少ないながらも、世界最高峰のレベルを示すリーグになり、ヨーロッパやアジアから世界レベルの選手が日本に集結した。

 2017年3月の「一般社団法人Tリーグ」の設立には日本卓球協会の強力なサポートもあり、協会の理事会などでも議論が交わされ、独立性を維持しながらも日本の卓球界のために必要な新組織として認知され、翌年10月にリーグが始まり、将来的なホーム&アウェイの競技方式の前に、全国各地で興行を行い、好評を博していた。トップに置かれたダブルスでの3ゲームスマッチ方式、シングルスでの最終ゲーム6-6からの方式、試合が2-2になった時の5番のヴィクトリーマッチ(11本1ゲーム勝負)などの斬新なやり方で、スリリングで常に接戦になる試合、そして何より選手全員が緊張感を持った好ゲームを連発した。
 日本のトップ選手がほとんど参戦し、それまでドイツのプロリーグに参戦する選手もいた日本で、プロ選手が増えていく土壌を作った。

 Tリーグは松下氏が「日本にプロリーグを」という現役時代から描いていた夢の実現であり、松下なくしては実現はできなかった。
 プロ的興行を優先するあまり、1年目から採算度外視の試合運営への懸念は指摘されていたが、それは「将来への投資」と見ることもできたし、3シーズン目から試合運営は各チームにゆだねられるので、リーグ自体の負担は減り、安定期に入るという見方もあった。
 退任の理由は、今後正式な会見でのコメントを待つことになるが、「Tリーグ・イコール・松下浩二チェアマン」という象徴的な存在だっただけに卓球界に大きな衝撃が走るのは間違いない。「松下の情熱にほだされて」チームを作り、スポンサーになった企業も多い。スポンサーへの影響を考えると、今後のリーグ運営も厳しいものになるだろう。

 Tリーグは卓球ファンはもちろん、卓球を初めて観戦する多くの人たちを魅了してきた。象徴的なチェアマンが去ろうとも、日本卓球協会、そして日本の卓球界はTリーグの火を消してはならない。

 新型コロナウイルスによって、卓球界も全国大会が次々と中止となり、重苦しい空気が流れている。多くのスター選手を抱える卓球がスポーツ界で果たす役割は決して小さくない。松下浩二氏がゼロから作り上げた世界に誇るTリーグ。その「松下レガシー」を守り続けることが、このリーグと日本卓球協会に課せられる使命と言えるだろう。(今野)
  • 2018年10月のTリーグの開幕戦で開会宣言をする松下浩二チェアマン

 ノジマTリーグのセカンドシーズンでシングルス最多勝を上げるなど活躍が著しい神巧也(T.T彩たま)が、オンラインによる卓球レッスン&サロンを立ち上げた。

 「卓球雑草集団」というキャッチのもと、インターネットを活用して少人数制でレッスンを行う。
 「現役の今だから伝えることに意味があると思っています。オンラインだと出向く必要もなく、自宅やいつもの練習場、全国各地どこにいてもアドバイスや提案ができます。『本気のあなた』のご参加をお待ちしております。共に成長していきましょう!」(神巧也)

気になる方は下記のホームページへ
https://www.jintakuya.com/
 6月6日・13日、岩手県奥州市にて、奥州市卓球協会主催の「胆江地区中学生選抜卓球大会」が奥州市総合体育館(Zアリーナ)にて開催。
 新型コロナウイルス感染症の感染者がゼロである岩手県ではあるが、会場ではしっかりと新型コロナウイルス感染症対策がとられる中で、2日にわたり中学生による男女シングルスのリーグ戦が行われた。

 大会には昨年度の胆江地区中学校新人大会男女個人戦ベスト16以上の選手と市協会推薦選手より、男子16名・女子14名が参加。6月6日に1次リーグ(1グループ3・4人でのリーグ戦)、翌週の13日に2次リーグ(1次リーグの順位別リーグ戦)という形式で実施。

 なお、大会開催にあたり、五輪メダリストの平野早矢香さん(ミキハウス)、松平賢二選手(協和キリン)、神巧也選手(T.T彩たま)が、応援メッセージを寄せた。


■ランキング上位選手(4位まで)
〈男子〉①伊藤和真(水沢南中/2年)②澤口翔太(水沢中/3年)③高橋みなと(水沢中/2年)④菊池優作(江刺第一中/3年)
〈女子〉①及川怜美(水沢中/3年)②辻山奏(水沢中/3年)③高橋咲輝(水沢中/3年)④高橋美月(江刺第一中/3年)

  • 男子ランキング上位選手

  • 女子ランキング上位選手

  • 参加選手とスタッフ。「卓球の火を消さない!」メッセージとともに

 橋津文彦監督率いる野田学園と、中学、高校で卓球部という経歴を持つボーカルのヒデヒロさんがいる『NOXAH(ノア)』による卓球応援ソングが完成。You TubeとTwitterでプロモーション動画がアップされている。
 プロモーション動画は野田学園の卓球場で撮影。曲名は「スーパースター」。

 「この動画に関しましては、コロナ対策をして細心の注意を払い撮影させていただきました。一緒に作ってくれた野田学園の選手、監督に感謝します。未来を想像して笑顔を繋げていけたら、ポジティブになっていただけたらうれしいです。
 こんな時だけど、こんな時だからポジティブに、卓球を愛する方に届けたい」(ヒロヒデ)

動画は下記から見れます。
https://www.youtube.com/watch?v=zs3h9fPSQrw&feature=youtu.be
 ノジマTリーグに参戦している『T.T彩たま』が、ヤフーオークションが主催する「エールオークション」に協力。選手が着用したサインウエアなど多くの品物が出品されている。

 エールオークションは、「モノでつなぐ支援のバトン」として、新型コロナウイルスの影響に対する活動支援として行われているもので、オークションで落札されたお金は支援金や寄付金に利用される。今回、T.T彩たまがこの取り組みに賛同し、協力を決めた。

 オークションは6月5日(月)が最終日。興味のある方は下記からサイトに行ってみよう。

https://auctions.yahoo.co.jp/seller/cqsyr57041?ngram=1&u=cqsyr57041
 ノジマTリーグ2019-2020シーズンで優勝し、昨シーズンに続いて2連覇を飾った日本生命レッドエルフが、優勝報告会を行った。
 本来ならば練習拠点のあるホームタウンの大阪府貝塚市に出向いて報告を行う予定だったが、コロナ禍の影響でZOOM会議システムを利用してのオンライン報告会となった。

 出席者は日本生命レッドエルフの選手とスタッフ、Tリーグの松下浩二チェアマン、貝塚市の藤原龍男市長ほか関係者が集い、パソコンのモニター越しに感謝と祝福の言葉を述べた。

 村上恭和総監督は「ファーストシーズンは13勝8敗、セカンドシーズンは14勝7敗と勝敗はそれほど変わっていませんが、、大事な試合で勝利できたことが大きかった。中学生などジュニア世代の育成にも力を入れ、試合で起用して勝ってくれた。サードシーズンも優勝を目指して、チーム一丸となってがんばっていきたい」と語った。

 MVPを獲得し、チーム優勝の立役者になった森さくらは「セカンドシーズンはたくさんの試合に恵まれて、MVPを獲得することができました。次のシーズンもチームに少しでも貢献できるようにがんばりたい」とコメント。

 全日本チャンピオンの早田ひなは「Tリーグで連覇することができ、チームのスタッフ、貝塚市、そして熱い応援をしてくれたファンの方々に恩返しができたかなと思っています。新型コロナの影響で試合がなくなっていますが、こういう時期だからこそ次のシーズンに向けてしっかり練習していきたい。サードシーズンも応援をお願いします」と感謝を述べた。

 藤原市長は「連覇おめでとうございます。ホームタウンである貝塚市民を代表して心よりお祝い申し上げます。本市の中学生が出場して勝利した試合を会場で観戦しましたが、とても感動しました。貝塚市は村上総監督の協力を受けて、幼稚園や小学生など子どもたちに卓球の楽しさを知ってもらい、卓球を通じて地域市民のみなさんの絆を強めていきたいと考えています」と話した。
 
  • 日本生命レッドエルフの選手とスタッフ

  • 松下チェアマンも祝福の言葉を述べた

  • 後列左から、森さくら、前田美優。前列左から、平野美宇、早田ひな

 ITTF(国際卓球連盟)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関わる影響について、6月4日に会議を開き新たな決定事項を以下のとおり発表した。

● 世界選手権釜山大会の2021年初旬開催を目指し、新たな日程の検討を開催地である韓国・釜山の組織委員会に依頼する。当初予定の9月では各国の代表選手たちが韓国に行くことは難しい状況にあるためとの理由による。
● 世界選手権釜山大会の延期が決定した場合、毎年世界選手権開催中に行われる年次総会(AGM)を9月28日にオンラインで行うこととする。
● 世界選手権釜山大会の延期確定後、オリンピック/パラリンピック延期の可能性を念頭に置いて、2021年の大会カレンダーの見直しを数週間以内に行うこととする。
● 2020年最後の四半期に国際的なオープン大会の開催を検討。地域の大会や招待大会なども検討する。
● ITTFアスリート委員会に積極的に参加をしてもらい、東京オリンピック/パラリンピックの予選方法の調整を行う。調整内容は国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)の承認後に正式な発表を行う。
● ITTFはITTF基金を通じて、WTT(ワールドテーブルテニス)とともに新型コロナウイルスの影響を受けた協会、選手、財団プロジェクトに財政支援を行う。詳細は追って発表。
● 最近の世界的な出来事を踏まえ、ITTFはあらゆる差別に関して、一切容認しない方針を明確に示す。

ITTFは6月23日に再度会議を開き、情報の更新を行う予定だ。