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 全日本選手権5回優勝、ロンドン五輪メダリストである平野早矢香さんが、4月に講習会『早矢香のチャンピオンシップ講座』を開催!

 全日本選手権(ホープス・カブ・バンビの部)出場経験のある小学生&その保護者(指導者)を対象に合宿形式で行われる。内容は、実技と講義(保護者・指導者対象)となっている。

 興味のある選手&保護者・指導者の方は、詳細を確認して申し込みをしよう!


『早矢香のチャンピオンシップ講座』開催要項
■趣旨
日本のトッププレイヤーとして活躍し、また、オリンピックメダリストとして活躍してきた平野早矢香さんを講師としてお招きし、チャンピオンになるための技術、体力、そして一番大切な心構えを、未来の日本卓球界を背負って立つ小学生たちとその保護者の皆さんに、実技と講義を交え、合宿形式で講習会を行うものです。
■主催:全国ホープス卓球後援会
■後援:鹿沼市・公益財団法人かぬま文化・スポーツ振興財団
■期日:4月11日(土)・12日(日)
■場所:栃木・鹿沼総合体育館(TKCいちごアリーナ)栃木県鹿沼市下石川694-1
■内容:実技・講義(保護者対象)
実技・講義(保護者対象)
(1)実技
①足の動き「フットワーク」:重心移動のポイント・前後の動き
②守備「ブロック力を高める」:ブロック時のコツと身体のバランス
③「ツッツキとストップ」を中心とするレシーブや台上技術
④ゲーム練習:手への意識を向ける訓練と戦術意識
(2)講義(保護者対象)
①チャンピオンを育てるための選手との向き合い方
②技術レベル向上と共に人間力を高めるための考え方
※講義プラスα 参加者の皆さんとディスカッションの時間を設けます。(日頃の悩みや質問等を受け付けたいと考えています)
■参加資格:過去に、「全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)」に出場したことのある小学生とその保護者。令和2年度全国ホープス卓球後援会会員
※この講座に申し込み時点で会員となることができます。
※実技・講義は、小学3年以上を対象としています。小学1、2年生はその点をご理解の上参加してください。
■参加料:
①選手 3,000 円(※後援会会員でない方は、入会金として別途、当日 1,000 円徴収いたします。)
②保護者 一人 1,000 円
■申し込み:参加申し込み書に記入し、メールで申し込む
zenkoku.hopes.kk@gmail.com
■詳細および参加申し込み書は「試合.jp」http://shiai.jp/asp/hopes/ に掲載
■申込締切:3月15日(日)
■定員:選手100名(先着)
■問い合わせ先:全国ホープス卓球後援会事務局
〒320-0026 宇都宮市馬場通り 3-1-17 STM2ビル4F
(有)ひらのエステート内
全国ホープス卓球後援会事務局
柳川 ☎ 090-8957-9987  FAX 0561-34-4196
平野 ☎ 090-2526-8947  FAX 028-639-8335
E-mail: zenkoku.hopes.kk@gmail.com
  • 平野早矢香さんが直々に指導をしてくれる講習会だ

 2月4〜8日にスペイン・グラナダで開催されたITTFチャレンジ・スペインオープン。日本からのナショナルチームの派遣はなかったものの、自主参加で男子4選手、女子7選手が参加し、女子シングルスで全日本3位のカットの橋本帆乃香(ミキハウス)が決勝でヤン・シャオシン(モナコ)を下し優勝を果たした。橋本は塩見真希(ミキハウス)とのペアで女子ダブルスでも決勝に進出したが、大藤沙月/芝田沙季(ミキハウス)との同士討ちにストレートで破れ2冠はならなかった。女子アンダー21でも塩見が決勝でディアコヌ(ルーマニア)を下して優勝し女子3種目を日本勢が制する結果となった。

 また、男子シングルスではゲラシメンコ(カザフスタン)がドゥダ(ドイツ)とのゲームオールを制してタイトルを獲得。日本選手では及川瑞基(専修大)のベスト16が最高位の結果となった。

各種目の優勝と日本選手の上位結果は以下のとおり。
 
■ITTFチャレンジ・スペインオープン結果
● 男子シングルス優勝:ゲラシメンコ(カザフスタン)
● 女子シングルス優勝:橋本帆乃香(日本)
●男子ダブルス優勝:Ni. アラミヤン/No. アラミヤン(イラン)
● 女子ダブルス優勝:大藤沙月/芝田沙季(日本) 2位:橋本帆乃香/塩見真希(日本)
● 男子アンダー21優勝:シポス(ルーマニア)
● 女子アンダー21優勝:塩見真希(日本)

ITTF大会サイト
https://www.ittf.com/tournament/5158/2020-ittf-challenge-spanish-open/#information


※写真提供:ITTF
  • 女子シングルス優勝の橋本(右)と準優勝のヤン

  • 女子ダブルス優勝の芝田/大藤(右)と準優勝の塩見/橋本

 2020年2月の最新世界ランキングが、ITTF(国際卓球連盟)より本日2月4日に発表された。
 日本男子のトップは今月も張本智和で、5位。12位丹羽孝希、15位水谷隼と続き、東京五輪候補選手がベスト3をキープしている。その他、43位森薗政崇、46位神巧也、50位に吉村和弘と全日本チャンピオンの宇田幸矢が入った。宇田は、初めてのベスト50入り。

 日本女子のトップは、伊藤美誠で3位。9位石川佳純、11位平野美宇と続き、女子も東京五輪候補選手がベスト3をキープした。その他、18位佐藤瞳、21位早田ひな、23位加藤美優、38位芝田沙季、39位橋本帆乃香、そして49位木原美悠が初めてのベスト50入り。

その他の気になる選手の結果は↓ をクリック

   ↓ をクリック
http://world-tt.com/ps_player/worldrank.php

2020年2月の世界ランキングを見る
 高校生の夢の舞台「インターハイ」(全国高等学校総合体育大会)。
 東京2020オリンピックが開催の2020年インターハイは、例外的に全国各地での分散開催となり、緊急例外的に各競技の開催地が決定。そのため、通常時の大会よりも開催経費が大きく不足しているのが現状だ。


 卓球競技は8月10〜15日に岩手県奥州市総合体育館で開催されるが、卓球の練習会場となるサブアリーナには冷房設備がない。そのため、奥州市実行委員会事務局は、サブアリーナへの仮設冷房設備設置などのためにクラウドファンディングに挑戦中だ。

 詳細は以下のチラシをご参照いただきたいが、
 目標金額は100万円で、仮設冷房設備設置費用約400万円の一部補助分となる。


 選手たちがインターハイでベストのプレーを発揮できるよう、支援を希望する方は下記から応援しよう!

●支援(寄附)の申し込み方法:インターネットでのクラウドファンディング
お申し込みサイト「READYFOR ウエブサイト」

http://readyfor.jp/projects/2020interhigh-OSHU-tt



 なお、トップ選手からも応援メッセージが届いているそうで、そちらは下記のツイッターに随時掲載される予定。そちらもぜひのぞいてみよう

2020インターハイ卓球
@2020interhightt

 弊誌コラム『奇天烈逆も〜ション』でもおなじみ、卓球コラムニストの伊藤条太氏。

 1月に行われた伊藤氏初のトークライブが満員御礼・大好評だったのをうけ、早速トークライブ第2弾の開催が決定!

 世界選手権(団体戦)開催直前の3月20日(金・祝日)19:00〜21:00、東京・渋谷の『T4 TOKYO』地下1階 VIPルームにて、濃厚な卓球トークが繰り広げられる予定だ。

 題して『渋谷の中心で卓球を叫ぶ!』

 ライブのテーマは、「とんでも卓球本の世界」「卓球マニアの実態」「奇天烈卓球史」などを予定とのこと。※変更になる場合もあり

 前回行けなかった方や興味のある方は、お早めに申し込みを!


伊藤条太トークライブ第2弾
『渋谷の中心で卓球を叫ぶ!』

日時:2020年3月20日(金)※春分の日
   19:00〜21:00
会場:T4 TOKYO 地下1階 VIPルーム
   ※受付は1階 VICTAS SHIBUYA
   東京都渋谷区神南1-12-16 ASIA BUILDING 1F.B1F
料金:4,500円(税込)
   ※料理数種付き、ドリンク飲み放題
定員:40人ほどを予定

●詳細・申し込み先(『T4 TOKYO』サイト内)
イベント紹介ページ
https://t-4.jp/tokyo/event/event-1093/

お申し込みページ
https://forms.gle/uur7ZFFFeGgHWjGq7

●問い合わせ先
TEL:03−6452−5743
info@svensonsm.co
  • 卓球コラムニストの伊藤条太氏(1月のトークライブより)

  • 1月に行われたトークライブは立ち見が出るほど大盛況

 1月28日〜2月2日にドイツ・マクデブルグにてITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープンが開催され、混合ダブルスで水谷隼/伊藤美誠(木下グループ/スターツ)が、女子ダブルスで石川佳純/平野美宇(全農/日本生命)がそれぞれ準優勝を果たした。

 混合ダブルスで水谷/伊藤は1回戦で林高遠/孫穎莎(中国)の強敵を3-1で下す好スタートを切ると、準決勝でも林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)を3-0のストレートで破り決勝に進出。決勝ではグランドファイナルで逆転負けを喫した許昕/劉詩雯(中国)との再戦となったが、第1、第2ゲームのジュースの接戦を奪えず、惜しくも1-3で破れリベンジならず。準優勝の結果に終わった。
 女子ダブルスでは石川/平野が準決勝で丁寧/孫穎莎(中国)を3-1破る金星をあげ決勝に進出。決勝では陳夢/王曼昱(中国)に1ゲームを奪うに留まったが、準優勝という結果を残した。

 男子シングルスでは水谷が2回戦で林昀儒(チャイニーズタイペイ)に0-3のビハインドから逆転で勝利。準々決勝の林高遠(中国)戦でも0-3から3ゲームを連取しゲームオールに追いつくも、最終ゲームを6点で落とし、準決勝進出はならなかった。丹羽孝希(スヴェンソン)は2回戦で林高遠にゲームオールで敗退。張本智和(木下グループ)は荘智淵(チャイニーズタイペイ)に初戦で破れ上位進出はならなかった。全日本王者の宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)は予選ラウンド4回戦でジャー(アメリカ)にゲームオールで破れ決勝トーナメント進出はならなかった。
 男子シングルスの優勝は許昕。樊振東(中国)を下して勝ち上がってきたオフチャロフ(ドイツ)を破り決勝に進出した馬龍(中国)との同士討ちを4-0のストレートで制し、今シーズン最初のワールドツアーのタイトル獲得となった。

 女子シングルスは伊藤が準々決勝に進出も丁寧(中国)に1-4で敗退。石川は2回戦で孫穎莎(中国)に平野は初戦で銭天一(中国)に破れ上位進出はならなかった。全日本女王の早田ひな(日本生命)は決勝トーナメントに進出し1回戦で馮天薇(シンガポール)を下すも、2回戦の丁寧(中国)戦をケガのため棄権し2回戦敗退に終わった。女子の優勝は陳夢。決勝で丁寧を下し優勝を決めた。


各種目の優勝と日本選手の上位結果は以下のとおり。
 
■ITTFワールドタープラチナ・ドイツオープン結果
● 男子シングルス優勝:許昕(中国)
● 女子シングルス優勝:陳夢(中国)
●男子ダブルス優勝:趙大成/張禹珍(韓国)
● 女子ダブルス優勝:陳夢/王曼昱(中国) 2位:石川佳純/平野美宇
● 混合ダブルス優勝:許昕/劉詩雯(中国) 2位:水谷隼/伊藤美誠(日本)

ITTF大会サイト
https://www.ittf.com/tournament/5139/2020/2020-ittf-world-tour-german-open/

写真提供:ITTF
  • 混合ダブルス準優勝の水谷/伊藤

  • 女子ダブルス準優勝の石川/平野

 2月1日に、ろうあ者(聴覚障がい者)の全日本、第42回全国ろうあ者卓球選手権大会が東京・亀戸スポーツセンターで開催され、男女一般・ユースの4種目で優勝者が決定した。リーグ戦の結果は下記のとおり。

【一般男子】
優勝:亀澤史憲(東京)
2位:伊藤優希(広島)
3位:川口功人(愛知)
4位:灘光晋太郎(東京)

【一般女子】
優勝:亀澤理穂(東京)
2位:川﨑瑞恵(東京)
3位:立石里吏(東京)
4位:長田恵(大分)

【ユース男子】
優勝:渋木陸(平塚校)
2位:田中佳佑(横浜校)
3位:井戸健斗(岐阜校)
4位:外崎寛人(大宮校)

【ユース女子】
優勝:茂木美優(大宮校)
2位:山田萌心(益田市立吉田小)
3位:仲田幸(水戸校)
4位:松下綾夏(大宮校)

 一般は亀澤史憲・理穂が夫婦Vを達成。史憲は同大会で3度の準優勝があったものの、これまで優勝はなし。最終戦で1敗を喫したが、バランスのとれた両ハンドの攻守で競り合いをのものにして初優勝。優勝後には「やっとっていう感じです」と喜びを語った。
 同大会で過去3度の優勝、4年に一度のスポーツの祭典・デフリンピックで6つのメダルを獲得してきた理穂は、出産を経て3年ぶりの出場で全勝優勝。川﨑、立石戦はフルゲームまでもつれたが、ここぞの集中力と勝負強さを見せて後輩2人を振り切った。ひとつの目標だったと語る「ママでも優勝」を達成し、見事なカムバックを果たした。

 高校2年生までで争う男子は混戦となったが、渋木が初優勝。思い切りの良い攻めを貫いた。ユース女子はカットの茂木が2連覇。カットの安定感に加え、レベルアップした攻撃を披露した。ユース女子2位の山田は小学5年にして準優勝と健闘を見せた。

 この大会の結果は卓球王国4月号(2月21日発売)に掲載しますので、お楽しみ
  • 一般優勝:亀澤史憲・理穂

  • ユース男子優勝:渋木陸

  • ユース女子優勝:茂木美優

協和キリン所属の平野友樹選手が、自身の地元である栃木県に卓球用品を寄付した。これは10月に発生した台風19号で甚大な被害が起こった栃木県の学校を支援する目的で平野選手本人が申し出た。平野選手は栃木県高体連を通して、被災にあった高校にラバー、ボール、ウェアなど卓球用品を寄付。これから各学校に分配されるという。

平野選手のコメント
「地元が被害にあって、自分も何か手助けができればと思い、㈱タマス様協力のもと卓球用品の寄付をさせていただきました。卓球場や用具も流されたと聞きました。微力ですが、少しでも復旧の支援になれば幸いです」
  • 地元に支援を!平野選手が寄付活動

 1月22〜26日まで、ポルトガル・ゴンドマルで行われていた東京五輪・卓球競技の世界団体予選が終了。男女各9チームが団体出場権を獲得した。これに各大陸選手権などでの優勝で出場権を勝ち取った男女各6チーム、そして開催国の日本を加え、男女とも五輪団体戦に出場する16チームが確定した。世界団体予選の主な結果は下記のとおり。

〈男子〉●第1ステージ・代表決定戦
韓国 3−0 チェコ
スロベニア 3−1 インド
クロアチア 3−0 イギリス
スウェーデン 3−0 ハンガリー
フランス 3−0 スロバキア
ポルトガル 3−0 ベルギー
セルビア 3−2 香港
チャイニーズタイペイ 3−0 ポーランド
●第2ステージ(代表決定戦で敗れた8チームによるトーナメント)・代表決定戦
香港 3−0 チェコ

〈女子〉●第1ステージ・代表決定戦
香港 3−0 ベラルーシ
オーストリア 3−1 スペイン
ポーランド 3−1 ウクライナ
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 3−1 韓国
シンガポール 3−2 オランダ
ハンガリー 3−1 ポルトガル
ルーマニア 3−2 インド
チャイニーズタイペイ 3−0 フランス
●第2ステージ・代表決定戦
韓国 3−1 フランス

★東京五輪・卓球競技 男子団体出場チーム
中国、ドイツ、日本、韓国、チャイニーズタイペイ、スウェーデン、ブラジル、フランス、ポルトガル、クロアチア、香港、スロベニア、エジプト、アメリカ、セルビア、オーストラリア

☆東京五輪・卓球競技 女子団体出場チーム
中国、日本、チャイニーズタイペイ、香港、韓国、ドイツ、シンガポール、ルーマニア、オーストリア、アメリカ、ポーランド、ハンガリー、エジプト、北朝鮮、ブラジル、オーストラリア

※2020年1月発表のワールドチームランキング順

 世界団体予選の男子では、ピッチフォードを擁するイギリスに完勝したクロアチア、エースに成長したヨルジッチの活躍でインドを破ったスロベニア、オーストリアと香港をともに3−2で破って最大の波乱を演出したセルビアなど、東欧勢の活躍が光った。香港は第2ステージを勝ち上がり、五輪団体の最後の切符を手にしたが、チームランキング9位のインド、オーストリア、そしてイギリスチームの主力であるイングランドは五輪団体の舞台に立つことができない。

 一方、女子は世界団体予選の第1ステージで北朝鮮に敗れた韓国が、第2ステージを勝ち上がって辛くも団体出場権を手にした。女子はそれほど大きな番狂わせはなかったが、37歳のリー・ジャオが出場したオランダがシンガポールをラストまで追い詰め、苦しめた。

 五輪団体出場権を獲得したチームは、同時にシングルス2名の出場権も獲得。残るシングルスの出場権は、各大陸予選や5月28〜31日にカタール・ドーハで行われる世界最終予選で決定。シングルスの出場枠は64〜70名となる見込みだ。
 混合ダブルスの出場権は昨年12月のITTFワールドツアー・グランドファイナルでベスト4に入った4ペアがすでに出場権を獲得しているが、残りの出場権は1月28日〜2月2日のドイツオープン、3月3〜8日のカタールオープンの決勝進出ペアや各大陸予選などで決定していく。混合ダブルスの出場枠は16ペアだ。

下写真:ITTF(国際卓球連盟)提供
  • 香港戦ラストで黄鎮廷を破り、セルビアに団体出場権をもたらしたレバジャッチ

  • ベテランのトキッチとともにスロベニアを牽引したヨルジッチ

  • ルーマニアのモンテイロ-ドデアン、難敵インド戦の5番で決勝点

  • 五輪団体の最後の切符を手にした韓国女子。申裕斌は安堵の笑顔

  • 実力差を見せつけて五輪団体出場の韓国男子。日本の手強いライバルだ

 現在、ポルトガル・ゴンドマルで行われている東京五輪・卓球競技の世界団体予選。1月23日、女子第1ステージの代表決定戦8試合のうち4試合が行われ、ポーランド、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)、シンガポール、ハンガリーが五輪団体戦への切符を手にした。世界団体予選では男女各9チームが五輪団体戦の出場権を獲得し、団体戦に出場する全16チームが決定する。

 一方、順当に代表切符を手にすると思われていた韓国は、代表決定戦で北朝鮮に当たるという厳しいドローになり、1−3で惜敗。代表決定戦で敗れた8チームがトーナメントを行う第2ステージに回った(勝ち抜いた1チームのみ代表権獲得)。実は大会直前の1月18日、韓国女子は昨年12月に辞任した劉南奎監督の後任として、秋教成(94年アジア競技大会・男子複優勝)が監督に就任。新体制は苦難の船出となった。

 北朝鮮戦に出場した韓国女子のメンバーは、徐孝元・崔孝珠・申裕斌。エース格の田志希が、この重要な五輪団体予選に出場していないのには理由がある。五輪団体予選は良いシードを獲得するため、世界ランキングが高い選手を出場させるのが基本だが、劉南奎・前監督は世界ランキングではなく国内選考会で代表選手を選出。田志希は選考会での成績が振るわなかった。

 このことに不満を抱いた田志希は、劉南奎・前監督に抗議。その時の会話を録音し、韓国卓球協会に提出した。日頃から劉南奎・前監督による「パワハラ」に当たる言動もあり、田志希や梁夏銀ら一部の代表選手は不満を募らせていたようだ。結局、昨年12月に劉南奎は監督を辞任。騒動の渦中にある田志希も、五輪団体予選への協会推薦枠を得ることができず、韓国女子は大幅な戦力ダウンを強いられている。

 卓球が初めて五輪競技に加わった1988年ソウル五輪の男子金メダリストで、韓国卓球界のシンボルとも言える劉南奎。しかし、指導者としては韓国男子チームの監督職も就任と辞任を繰り返し、今また女子チームの監督の座からも降りることになった。初の自国開催となる世界選手権団体戦・釜山大会を前に、内紛を繰り返す負のスパイラルから抜け出せない韓国卓球界。韓国卓球協会の若きトップ、柳承敏会長のリーダーシップに期待するしかなさそうだ。
  • 昨年11月のチームワールドカップで、韓国女子のベンチに入った劉南奎・前監督