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全日本卓球選手権大会

 ネット速報はこれにて終了です。詳細報道は、卓球王国4月号(2月21日発売)に掲載。お楽しみに!
全日本選手権の最終試合は女子シングルス決勝。昨年優勝した平野早矢香(ミキハウス)が決勝で末益亜紗美(日本生命)をストレートで破り、連覇を達成した。昨年は
バックハンドを中心にミスのない卓球を見せた平野だったが、今年はより攻撃的にスタイルを変え、力強く、自ら攻撃を狙うスタイルに変身し、「ニュー平野」で賜杯を勝ち取った。
「今回は去年の優勝と違う形で、準備もできるかぎりのことをして臨みました。この1年は自分の本当の実力を付けるためにやってきました。まわりの人たちのために優勝したかった。準決勝の試合は一瞬も気が抜けない試合でした。苦しかった。去年よりも一球一球の重みが増したと思う。五輪でも福原選手を見て、強いと思ってました。自分より場数を踏んでいるし、勝負勘がすごいある選手だから、決勝に来てもおかしくない選手ですから」と記者会見での平野。
大嶋監督は「大会前に優勝すると思っていました。大会前に調子が落ちずに、これは成長しているんだとわかりました。一番警戒したのは福原選手です。彼女はかなり強いと思ってました」とコメントした。
全日本選手権の最終試合、女子決勝が行われ、平成16年度の女子チャンピオンに、前回優勝の平野早矢香が末益亜紗美をストレートで下し、2連覇を飾った。結果は以下の通り。
平野9、12、7、8 末益
男子決勝が終了し、吉田海偉(日産自動車)が初出場・初優勝を飾った。準決勝で緊張がほぐれたのか、偉関を圧倒。強烈なフォアドライブ、偉関のフォアを抜くプッシュショートで、ストレートで勝利を収めた。
スコアは以下の通り。

◇男子シングルス決勝
吉田 4、4、8、7 偉関
女子準決勝が行われ、前回優勝の平野早矢香(ミキハウス)と末益亜紗美(日本生命)が決勝進出を決めた。準決勝の記録は以下の通り。
●女子準決勝
平野(ミキハウス) -7、-7、6、9、9、6 金沢(日本生命)
末益(日本生命) 12、1、9、7 藤井(淑徳大)
  今大会、前年度2位の新井に驚異の逆転勝ち。田桝吉二以来の52大会ぶりの高校生ベスト4を決めた岸川聖也(仙台育英学園高)。準決勝の吉田海偉(日産自動車)戦で、台上プレーが冴え、2ゲームを連取し、決勝進出の期待を持たせたが、その後打撃戦で吉田の前に屈し、惜しくも2-4で敗れた。「吉田さんは最初ぼくのプレーに慣れてなかったが、だんだん集中力も高くなり、慣れてきた。でもい、勝つチャンスはあった。来年は優勝を狙います」と試合後、静かにコメントした岸川。男子シングルスの決勝は、2年連続帰化選手同士の対決、吉田対偉関の対決となった。
男子シングルス準決勝

偉関(健勝苑) 9、7、11、10 加山(グランプリ)
吉田(日産自動車) -6、-9、6、6、10、12 岸川(仙台育英学園高)

偉関-加山の超ベテラン対決は、要所でサービスエースと3球目の速攻を決めた偉関がストレート勝ち。吉田-岸川戦は好試合、5・6セット目は岸川が先にセットポイントを奪ったが、そこから逆転した吉田が制した。
●女子シングルス準々決勝
平野早矢香(ミキハウス) -6、5、2、11、7 今福久美(淑徳大)
金沢咲希(日本生命) 8、9、5、9 梅村礼(日本生命)
末益亜紗美(日本生命) 8、9、5、9 高橋美貴江(十六銀行)
藤井寛子(淑徳大) -7、7、2、-8、9、4 藤田由希(日本生命)

 ベスト4に入ったのは藤井・金沢・末益・平野の4名。全日本にピタリと照準を合わせてきた金沢に要注目だ。
 女子シングルスの準々決勝で敗れた梅村礼が敗戦後の記者会見で、3月末で日本生命を退社し、来シーズン(今年8月スタート)からドイツのブンデスリーガでプレーすることを発表した。
「自分の器を大きくし、さらにステップアップするためにあえて厳しい環境のブンデスリーガで挑戦することを選んだ。さらに精神的にも強くなって、北京五輪を狙いたい」と決意を述べた。
 今日は最終日。愛ちゃんの試合が昨日で終了した影響か、冷たい雨の影響か(たぶんそのどちらも)観客の入りは今いち。でも、男女ともにシングルスの覇者を予想するのは今の段階では難しいほど、接戦が展開されるはずだ。
 今からでも遅くない! 東京体育館へGO!
 ちなみに、本日の試合は、女子シングルス準々決勝から決勝まで、男子は準決勝から決勝。つまり、見逃せない対戦ばかりだ。