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速報・現地リポート

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第48回 世界選手権大会(団体戦) ブレーメン大会

1位通過を決めた日本。世界4位のリ・ジャウェイにゲームオールの11-9で勝った福原。
福原「割と冷静に最後まで考え抜くことができていい勉強になりました。この半年で3回くらいやっているんで、大体わかっていて、でも相手もわかっていて手の内を知った者同士。ただ途中まで自信がなくてあっているのかなと。今日の朝練習していて、本当にダメだなと持って、やってもやっても物足りなかった。こんなんで勝てるのかなと不安だった。はじめ緊張してなくて、10-6になった時に勝ちたい、勝ちたいという気持ちがよぎった」
シンガポール戦、1、2番で福岡と福原が接戦を制し、王手をかけた日本チーム。3番は金沢とシュー・ヤンの対戦。
あとがないシンガポールは、シュー・ヤンが意地のプレーを見せ、金沢を苦しめる。お互いミスの少ない白熱したラリーが続いた。一時はリードを許すが、金沢は最後まで自分のペースを崩さず、ゲームオールでシュー・ヤンを下した。3試合連続の大接戦の勝利に日本のベンチ&応援団は沸いた。
これで日本は、次のスロバキア戦を待たずに、予選1位通過決定した。

金沢 4、-12、-7、9、6 シュー・ヤン
トップの福岡に続き、2番でも福原が魅せた!
相手はリ・ジャウェイ、過去に何度か勝ったことのある相手だが、世界ランク4位の格上。福原は序盤からキレのある攻撃で相手を攻める。第2ゲームを劣勢の中ジュースで取るなど、高い集中力を発揮。勝負は最終ゲームまでもつれるが、序盤から福原のバックハンドが炸裂。中盤の5本連取で10-5と王手をかけたが、勝ちを意識したのかミスを連発し、10-9。しかし、タイムアウトで気持ちを切り替えると、最後はぶつ切りの下回転サービスでサービスエース。大接戦で宿敵を下した。

福原 -7、11、-6、5、9 リ・ジャウェイ
女子日本、最大の山場シンガポール戦が始まった。
トップは今大会好調の福岡対チャン・シュエリン。
試合はそれぞれが持ち味を出し、大接戦となった。福岡はツブ高バックで緩急をつけるが、チャンもスピードドライブで攻める。互いに一歩もゆずらない好ラリーを見せる。そして最終ゲームは、中盤で福岡が逆転され、7-9に。しかし、ここから福岡怒濤の反撃で4本連取。大事な大事な1本を気迫のプレーで勝ち取った!

福岡 -8、8、9、-10、9 チャン・シュエリン
吉田と岸川がとり、日本が王手をかけたクロアチア戦。
第3戦は、水谷対プリモラッツ。ここで落とすわけにはいかないプリモラッツは、集中したプレーで水谷を退けた。
そして、第4戦は吉田対譚瑞午。両者一歩も引かない見応えのあるラリーを展開し、ドイツの観客も沸いた。吉田は最後まで果敢にフォアドライブで攻め、強敵・譚瑞午を撃破。日本は、昨日の女子に続き、男子も強豪クロアチアに大きな勝利をあげた。

水谷 -9、-10、-5 プリモラッツ
吉田 4、-7、8、7 譚瑞午
2番手登場の岸川は、譚瑞午との対戦。序盤は苦しい展開だったが、徐々に巧みな台上からの両ハンドプレーで主導権を取り戻すと、最終ゲームは序盤で引き離し、最後は追い込まれたものの7本で逃げ切って、団体戦初勝利をあげた。
これで、日本は2-0とクロアチアをリードした。
3番は水谷がプリモラッツと対戦。

岸川 -7、5、-8、9、7 譚瑞午
現地時間26日10:00から、男子予選第3戦がスタート。日本の相手は、予選突破には勝たなければならないクロアチア。
クロアチアは、吉田を意識してか、プリモラッツを3番に下げ、トシッチと譚瑞午を2点使い。
トップは吉田対トシッチ。序盤こそ競り合ったものの、1ゲーム目をジュースで奪うと、吉田のパワードライブが炸裂しまくり、ストレートで快勝。日本が幸先良いスタートを切った。

吉田 10、4、9 トシッチ

2日目結果

2006/04/26

男子 予選リーグ第2戦結果

(予選グループA)
中国(2勝) 3-0 オランダ(2敗)
スウェーデン(2勝) 3-0 デンマーク(1勝1敗)
ルーマニア(1勝1敗) 3-1 イタリア(2敗)
(予選グループB)
韓国(2勝) 3-0 ベルギー(2敗)
フランス(2勝) 3-1 クロアチア(1勝1敗)
日本(1勝1敗) 3-2 ブラジル(2敗)
(予選グループC)
オーストリア(2勝) 3-0 セルビア(2敗)
ドイツ(2勝) 3-2 チェコ(1勝1敗)
ノルウェー(1勝1敗) 3-1 ポーランド(2敗)
(予選グループD)
中国香港(2勝) 3-2 ベラルーシ(1勝1敗)
チャイニーズタイペイ(1勝1敗) 3-1 ロシア(2敗)
ギリシャ(1勝1敗) 3-1 スロバキア(1勝1敗)

女子 予選リーグ第3戦結果
(予選グループA)
中国(3勝) 3-0 ベラルーシ(2勝1敗)
チェコ(2勝1敗) 3-2 ルーマニア(1勝2敗)
セルビア(1勝2敗) 3-0 インド(3敗)
(予選グループB)
中国香港(2勝1敗) 3-0 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)(2勝1敗)
ハンガリー(2勝1敗) 3-1 チャイニーズタイペイ(3敗)
フランス(2勝1敗) 3-2 ポーランド(1勝2敗)
(予選グループC)
韓国(3勝) 3-2 イタリア(1勝2敗)
オーストリア(2勝1敗) 3-0 ドイツ(2勝1敗)
オランダ(1勝2敗) 3-1 オーストラリア(3敗)
(予選グループD)
日本(3勝) 3-0 クロアチア(2勝1敗)
シンガポール(2勝1敗) 3-2 ロシア(1勝2敗)
アメリカ(1勝2敗) 3-2 スロバキア(3敗)
こちらブレーメンは、どんより曇り空。しかし、会場のAWDドームの中は早くも熱気ムンムン!
今日は、10時(日本時間17時)から男子日本対クロアチア。そして、13時(日本時間20時)からは女子日本対シンガポールが始まる。
どちらも手強い相手だが、勢いに乗れば日本の勝利は間違いなし。今日も頑張れニッポン!!
アメリカ戦に続き、またも福岡春菜が大きな勝利をあげた!
日本選手にはないスピーディーなバックハンドを振るパオビッチのドライブボールを、ことごとくシャットダウン。ツブ高ブロックは強烈な下回転となって、パオビッチを苦しめた。ゲームオールまで試合はもつれたが、ブロック、スマッシュそしてサービスと自分の武器を思う存分相手にぶつけた福岡が押し切った。
これで日本チームは強豪クロアチアにストレート勝ちという、これ以上ない形で今日の試合を終えた。明日は世界4位のリ・ジャウェイ擁するシンガポール戦。この勢いで戦えば勝利は間違いなしだ!

福岡 8、-6、13、-3、4 パオビッチ