さすがに水谷に完勝してほしいが、一方で、クレアンガにも何本かはとんでもないボールを打ってほしい。これは卓球人の夢である。バカ当たりして勝ったりされちゃ困るんだが。

開会式では日本を代表するタップダンサーという人たちが出てきて、見事なタップをしてくれた。その後、観客に彼らが考えたオリジナルの日本の応援のリズムを教えてくれて、なかなかいい感じであった。

さらに全員起立、脱帽をして国歌斉唱となったが、会場に歌声はまったく聞こえなかった。ほとんどの人はちゃんと立っていたが、会場の３階中央に陣取っている赤いユニフォームの一団だけは立ち上がらなかった。さきほどの試合の掛け声を聞いていると韓国か北朝鮮の応援団と思われるので、これはしかたがないだろう。

こういう場で国歌斉唱になると私のいろいろとイデオロギーの問題を考えさせられて神経過敏になるが、国家を歌うのはどこの国の世界選手権でも当たり前のことであり、つくづくこういう状況は不自然だなあと思う。

韓国の石賀浄とオランダのリー・ジエがラストで促進やってて、やっと今終わった。
韓国が薄氷を踏む勝利だった。

さて、開会式が16:00からで、その後に日本男子のギリシャ戦の予定だったのだが、これから開会式だからもう1時間遅れである。となると日本女子のベラルーシ戦は20:30からということになり、終わりは一体何時になるのだろうか。

16:30から日本男子の初戦、ギリシャ戦が始まる。
今、会場では女子の韓国vsオランダがラストまでもつれている。
客の入りはまだまだだが仕方があるまい。

さて、ギリシャとはどういう相手かおさらいをしておこう。
どういうもこういうもない、クレアンガのチームである。クレアンガと言えば、バカじゃないかと思うほどバックハンドを大振りする途方もなく恐ろしい選手であった。
今回の世界ランクを見ると、残念ながらランクなしである。おそらく試合にほとんど出ていないのだろう。日本には勝ってほしいが、クレアンガにはどうしても良いプレーをしてほしい。本当にむちゃくちゃなバックハンドを振る男なのだクレアンガという奴は。

チームのエースはギオニスという34歳のカットマンで、世界ランク29位だ。昨年のヨーロッパ選手権３位の強敵だ。ヒゲなんぞ生やしているようだが、日本に勝ってしまわない程度に頑張って試合を盛り上げて欲しい。

星野美香さんから興味深い話を聞いた。

リンドは異常な記憶力の持ち主だそうな。なにしろ、自分が試合をしているときにも絶えず他のコートが気になって、そのスコアを全部覚えているのだそうだ。その記録力が災いして、悪いことも覚えているためにナーバスになって負けることが多かったそうだ。

対照的なのがワルドナーで、試合後に記者が「あの場面ではどういう気持ちでしたか」などと聞くと「そんなことあった？」などと言う場面もしばしばなのだそうだ。ヘタすると、試合中もスコアを見ていない節があるという。さすがに勝った後は握手を求めるのでそれはわかっているようだ、というレベルだそうな。ホントかいな。

聞いたところによると、テレビ東京は50周年だそうで、どうりでブースに力が入っていた。飲食店もあるし、楽しそうなのでぜひとも足を運んでほしい。ここだけの話、会場内より外の方が人が多いような・・・。

会場の上の方ではパリの時と同じようにテレ東の人たちが撮影をしていた。
福澤さんと愛ちゃんと、いかにもプロらしい顔のアイドルの人だ。

よく撮ろうと近くに寄ったら「出演者の視界に入らないところで撮ってください」と注意をされた。マスコミの常識を知らず済みませんです。

屋外の左側には一直線に並んだメーカーのブースがある。
ニッタクの前では伊藤美誠ちゃんがプラスチックボールのお披露目をしていた。

会場内のブースは少ないのだが、全農のブースに行くと、なんと石川佳純と記念写真を撮れるのだ。人の少ないうちにさっそく撮影させてもらった。

なんか楽しそうだ。ぜひやってみたい。
場所をわきまえず、度を越した集中力を見せたりしないようにしたいものだ。