●男子シングルス1回戦
ジェリコ(クロアチア) ー3、ー3、ー3、11、8、7、5 酒井
坪井 6、7、4、4 フォルワルスキ(ポーランド)
酒井がクロアチアの長身プレーヤー、ジェリコにゲームカウント0ー3からの逆転で敗れ、昨年度大会に続いて1回戦で姿を消した。
第1ゲームから3ゲーム連続で11ー3を揃え、第4ゲームも中盤でリード。相手の攻撃を中陣でしのぎ、反撃のカウンターバックハンドを決めるなど、キレにキレていた酒井のプレー。しかし、第4ゲームを落としてからジェリコに勢いがつき、威力ある両ハンドドライブ、特にフォアストレートへのパワードライブが威力を発揮した。ゲームカウント3ー3に並ばれた最終ゲームも、1ー4でタイムアウトを取ったが2ー5、3ー6、4ー8とリードを広げられ、万事休す。アジアよりもヨーロッパ系を苦手とする酒井が、欧州勢に足下をすくわれた形だ。
坪井はフォルワルスキを完封。吉村が手こずったフォルワルスキの攻撃も確実にブロック、あまければカウンターで対応。力攻めだけでなく、巧みな緩急とボールの出し入れが光った。カット打ちにもミスがなかった。