女子シングルスは将来有望の大型カットマン・橋本帆乃香(四天王寺)が第1シード。昨年度はインターハイと全日本ジュニアのどちらも2位で、悔しい思いをしてきている。シルバーコレクター返上といきたいが、第2シードには1年生ながら本命と評価が高い早田ひな(希望が丘)が構えている。早田はカット打ちも得意であり、橋本にとっても天敵。高校の先輩・前田美優(日本生命)以来の1年生優勝にも期待がかかる。
その早田にストップをかけそうなのは、四天王寺勢の塩見真希と梅村優香の前陣攻守のふたり。表ソフトでの変化と速攻は大舞台で爆発する可能性が高く、昨年塩見は全中で優勝し、梅村は全日本ジュニアで早田を破っている。早田との対戦が実現すれば見逃せない一戦になるだろう。
外シードの木村香純(四天王寺)は昨年ベスト8の実力者。しかし、3月の高校選抜では明らかな不調で、優勝しながらも表彰式では笑顔がなかった。今年は笑顔でインターハイを終えたい。
男子に比べると役者が多い女子。世界ランキング48位の橋本、同22位の早田。そしてそれを取り巻く実力者たち。今年の女子は荒れそうだ。