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全国高校選手権(インターハイ2016)

 女子シングルスは将来有望の大型カットマン・橋本帆乃香(四天王寺)が第1シード。昨年度はインターハイと全日本ジュニアのどちらも2位で、悔しい思いをしてきている。シルバーコレクター返上といきたいが、第2シードには1年生ながら本命と評価が高い早田ひな(希望が丘)が構えている。早田はカット打ちも得意であり、橋本にとっても天敵。高校の先輩・前田美優(日本生命)以来の1年生優勝にも期待がかかる。

 その早田にストップをかけそうなのは、四天王寺勢の塩見真希と梅村優香の前陣攻守のふたり。表ソフトでの変化と速攻は大舞台で爆発する可能性が高く、昨年塩見は全中で優勝し、梅村は全日本ジュニアで早田を破っている。早田との対戦が実現すれば見逃せない一戦になるだろう。

 外シードの木村香純(四天王寺)は昨年ベスト8の実力者。しかし、3月の高校選抜では明らかな不調で、優勝しながらも表彰式では笑顔がなかった。今年は笑顔でインターハイを終えたい。

 男子に比べると役者が多い女子。世界ランキング48位の橋本、同22位の早田。そしてそれを取り巻く実力者たち。今年の女子は荒れそうだ。
  • バックを表ソフトに変えた橋本。気持ちを新たに頂点を目指す

  • 四天王勢に囲まれた早田だが、そこを突破する力は持っている

  • 梅村は変幻自在のプレーで早田に迫る

  • 復活のプレーを見せたい木村

  • 全中女王の塩見は、初のインターハイでどんなプレーを見せるか

  • 女子32シード

学校対抗の公開抽選は明日30日の16時から行われるため、まずはシングルスのトーナメントを見てみよう。

 男子は第1シードに昨年準優勝の木造勇人(愛工大名電)、第2シードに松山祐季(愛工大名電)が入っている。第3、第4には伊丹雄飛(野田学園)と弓取眞貴(希望が丘)。有力校のエースたちが散らばり、挑戦を受ける形だ。

 頭ひとつ実力が抜けている木造だが、初優勝への道のりは長く厳しい。大会序盤から学校対抗の単複に出場が義務づけられているエース選手にとって、体力と集中力の持続が大きな課題。各種目で勝ち上がると、ダブルス個人戦のあとにすぐにシングルスのベスト8決定戦のように、種目がタイトに迫ってくるからだ。昨年優勝した三部(青森山田/現専修大)も1・2年生の時は、大会後半は集中力が欠けてしまい、思わぬ敗戦を喫している。それほどインターハイで勝ち抜くことは難しい。

 シードには入っていないが、東京予選を1位通過した金光宏暢(大原学園)も有力候補のひとりだ。中学まではJOCエリートアカデミーで腕を磨き、この春に卒業。高校は東京に残り、大原学園へ進学した。日南学園の留学生・龐博の下に入っているダークホースだ。
  • 昨年は決勝で悔しい逆転負け。木造が再び王座に挑む

  • パワフルなスイングが魅力の松山

  • 伊丹には野田学園初のシングルス優勝に期待がかかる

  • 希望が丘を背負う弓取。鋭いスイングで上位を狙う

  • ダークホース金光はどこまで勝ち上がるか

  • 男子32シード

連日、リオデジャネイロ五輪の卓球ニュースが報道されているが、国内の大会も見逃してはならない。
明後日の31日から、高校生の全国大会・インターハイがいよいよ開幕。
今年の舞台は岡山県。総社市にある「きびじアリーナ(総社市スポーツセンター体育館)」で熱戦が行われる。

まずは日程スケジュールを紹介しよう。

7月31日 16時〜 開会式
8月1日 9時〜 男女学校対抗1・2回戦(ベスト16が決定)
8月2日 9時〜 男女学校対抗3回戦・準々決勝、男女ダブルス1〜3回戦
8月3日 9時〜 男女学校対抗準決勝、男女シングルス1回戦、男女ダブルス4〜決勝
8月4日 9時〜 男女シングルス2〜5回戦(ベスト8が決定)、男女学校対抗決勝
8月5日 9時〜 男女シングルス準々決勝〜決勝


五輪の卓球競技の開幕はインターハイの翌日の8月6日からとベストタイミング。
未来の五輪代表に名を連ねるかもしれない高校生たちの熱い戦いをいち早く速報します!