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トピックス

トップニューストピックス
 7月4〜7日にアメリカ・ラスベガスでITTFワールドツアー・USオープンが行われ、女子シングルスで阿部恵(サンリツ)が優勝、女子アンダー21で藤原美葵(オークワ)が3位に入った。

 日本からは日本リーグ派遣の男女16名が参加。女子シングルスで阿部(WR203)が準々決勝ではP.ゾルヤ(ドイツ/WR64)、準決勝ではポータ(ハンガリー/WR62)、決勝ではサマラ(ルーマニア/WR19)とランク上の選手を連破し優勝を果たした。男子シングルスでは塩野真人(東京アート)と瀬山辰男(リコー)が準々決勝へ進んだが、塩野はプリモラッツ(クロアチア)、瀬山は楊策(中国)に敗れベスト8に終わった。

 また、女子アンダー21では準々決勝で土田美佳(中国電力)との同士討ちを制した藤原が3位に入賞した。

上位の結果は以下のとおり。
【ITTFワールドツアー・USオープン】
● 男子シングルス
優勝:ユージン・ワン(カナダ)
2位:楊策(中国)
3位:ルンクイスト(スウェーデン)、プリモラッツ(クロアチア)

● 女子シングルス
優勝:阿部恵
2位:サマラ(ルーマニア)
3位:ポータ(ハンガリー)、リリー・チャン(アメリカ)

● 男子アンダー21
優勝:陶文章(中国)
2位:ユアン(アメリカ)
3位:リ(カナダ)、リウ(アメリカ)

●女子アンダー21
優勝:P.ゾルヤ(ドイツ)
2位:アリエル・シン(アメリカ)
3位:藤原美葵、リリー・チャン(アメリカ)
7月5日、ITTFは最新の世界ランキングを発表した。

日本選手で大幅にランキングを上げたのは、6月開催のジャパンオープン・荻村杯の男子シングルで優勝した塩野真人(東京アート/写真)。優勝時の世界ランキングは188位だったが、今回のランキングでは100位以上も上がり、85位となった。

女子では、加藤美優(JOCエリートアカデミー)と伊藤美誠(昇陽中)の中学生がランキングを上げ、トップ100入りした。
6月のポーランドジュニア&カデットオープンのジュニアで優勝した加藤は、129位から79位へと50位ものジャンプアップ。
中国オープンでフー・メレク(トルコ)やユ・モンユ(シンガポール)という格上を破った伊藤も、128位から98位へとランキングを上げた。

日本選手以外でランキングの上昇が目立った選手は、ジャパンオープン男子シングルス準優勝の徐晨皓(中国)。ジャパンオープンでは、王励勤(中国)などを破り213位から81位へランキングを上昇させた。

トップ50のランキングはこちら
 7月7日、東京の府中市生涯学習センターにて、元全日本女子監督・近藤欽司氏卓球講演会が行われる。これは、国体啓発事業として行われるイベントで、第1回は小遊三師匠、第2回は福澤朗アナウンサーがゲストとして登場。今回が3回目となる。講演会のあとは、リコーの高岡諒太郎選手、田中健奨選手によるエキシビションマッチも行われる予定だ。
参加費は無料なので、興味がある人はぜひ参加してみよう!
(※ポスターに記載されている松平賢二選手、松平健太選手、高木和卓選手は参加いたしません)

 7月3日18時(現地時間/時差なし)から、韓国・釜山の社稷(サジク)室内体育館で行われたアジア選手権の男子団体決勝。日本は中国に3─0で敗れた。結果は下記のとおり(スコアは速報)。

●男子団体決勝
〈中国 3─0 日本〉

○許シン 3─1 水谷
○馬龍 3─0 松平健
○樊振東 3─2 岸川

 準決勝に続き、全日本チャンピオンの丹羽を起用せず、水谷・松平健・岸川の3選手で挑んだ日本。トップで水谷が許シンから1ゲームを奪い、3番で岸川が世界ジュニア王者の樊振東とゲームオールの接戦を展開したが、及ばず。これで日本男子は4大会連続の2位。アジアでは中国に次ぐ地位を確立しながらも、中国の壁は厚い。
 今日3日から、すでに個人戦もスタートしている。日本選手の個人戦へのエントリーは下記のとおり。個人戦でのタイトル獲得に期待しよう!

★日本選手の個人戦・各種目へのエントリー
〈男子シングルス〉水谷隼、丹羽孝希、張一博、松平健太、岸川聖也
〈女子シングルス〉石川佳純、福原愛、平野早矢香、森薗美咲、松澤茉里奈
〈男子ダブルス〉松平健太/丹羽孝希、張一博/松平賢二
〈女子ダブルス〉石川佳純/森薗美咲、福原愛/松澤茉里奈
〈混合ダブルス〉松平健太/石川佳純、丹羽孝希/平野早矢香

※日本卓球協会・第21回アジア選手権記録ページ
http://www.jtta.or.jp/result/2013/asia/attc2013t.html
 6月30日〜7月2日にオーストラリアのベンディゴでKスポーツ 2013 ITTF-オセアニアカップが開催。男子シングルスではヘンゼル(オーストラリア)が決勝でパウエルを4-1で破り優勝。女子では今大会で初めて決勝に進んだミャオ・ミャオ(オーストラリア)がリー・チュンリ(ニュージーランド)との接戦を逆転で制し初優勝を飾った。

 この優勝により、ミャオ・ミャオはスターツ女子ワールドカップ(開催:9/21〜23/神戸)、ヘンゼルはリープヘル男子ワールドカップ(開催:10/25〜27/ベルギー・ヴェルヴィエ)でのコンチネンタルカップへの出場が決定した。

上位の結果は以下のとおり。

【オセアニアカップ】
● 男子
優勝:ヘンゼル(オーストラリア)
2位:パウエル(オーストラリア)
3位:フランク(オーストラリア)
● 女子
優勝:ミャオ・ミャオ(オーストラリア)
2位:リー・チュンリ(ニュージーランド)
3位:デルデコ(オーストラリア)

  • 男子優勝のヘンゼル(写真:ロンドン五輪)

  • 女子優勝のミャオ・ミャオ(写真:ロンドン五輪)

 6月30日から、韓国・釜山の社稷(サジク)室内体育館で開催されている第21回アジア選手権。

 現在、男女団体が準決勝まで終了。日本男子は準々決勝でイランを3−0、準決勝でチャイニーズタイペイを3−2で破り、決勝進出を果たした。チャイニーズタイペイ戦では好調の荘智淵に2番で松平健太、4番で水谷がともに1−3で敗れたが、3番で岸川が江宏傑に競り勝ち、ラストで松平健太が陳建安にゲームオールで勝利した。

●男子団体準決勝
〈日本 3−2 チャイニーズタイペイ〉

○水谷 3−0 陳建安
 松平健 1−3 荘智淵
○岸川 3−2 江宏傑
 水谷 1−3 荘智淵○
○松平健 3−2 陳建安

 日本男子のアジア選手権での団体決勝進出は、これで4大会連続。決勝の対戦相手はもちろん中国。今大会はエースの張継科がエントリーせず、準決勝の韓国戦では、3番閻安が鄭栄植にストレート負け。馬龍も2試合ともゲームオールでの辛勝だった。
 09年ラクナウ(インド)大会では中国から2点を奪い、あと一歩まで追い詰めた日本。中国の8連覇を阻止し、第1回北京大会以来、実に41年ぶりの優勝なるか? 男子団体決勝は明日7月3日に19時(時差なし)にスタートする。

 一方、女子団体・準々決勝でチャイニーズタイペイに完勝した日本女子は、準決勝で中国にストレートで敗れ、3位が確定。2番石川が劉詩ウェンから1ゲームを奪うに留まった。中国女子もエースの李暁霞が欠場しているが、層の厚さは相変わらずだ。

●女子団体準決勝
〈中国 3−0 日本〉

○丁寧 8、8、5 福原
○劉詩ウェン 8、−7、9、2 石川
○朱雨玲 6、2、5 平野

↓日本卓球協会・第21回アジア選手権記録ページ
http://www.jtta.or.jp/result/2013/asia/attc2013t.html
 6月27〜30日、岩手県・奥州市の奥州市総合体育館と江刺中央体育館で行われた第26回全国ラージボール大会。今回は東日本大震災復興支援大会として行われ、全国から2200名余りの選手がエントリーした。

 大会の最高齢選手は男子シングルス85に出場した、93歳の斉藤稔選手(秋田・大館ラージ)。「もう足が動かなくてね」と言いながらも、チャンスボールにはフォアのスマッシュも打ち込んでいた。
 女子シングルス65Aイでは、第1シードの平田洋子選手(東京・武蔵野クラブ)が11年連続での優勝を達成。優勝者が毎年のように替わる中で、11連覇はまさに快挙。来年以降もまだ記録は伸びそうだ。

 2つのブロックに分かれた男子シングルス一般Aは、波乱が続出。イで神山彰弘選手(岩手・矢巾卓球クラブ)、ロで香坂亮志選手(東京・天狗乃舞)が強豪を連破して優勝した。地元・岩手にタイトルをもたらした神山選手は、ラージながら安定した両ハンドドライブを見せた。

 女子シングルス一般A優勝は、東京富士大卒の徐珍選手(東京・ヤマト卓球クラブ東京)。サウスポーの前陣攻守で、ラージでも安定感のあるプレーを披露。「ラージは難しいけど、ラリーが続くから楽しい」と笑顔で語った。
 詳細な報道は、7月20日発売の卓球王国9月号に掲載します。お楽しみに!
  • 93歳で出場した斉藤稔選手

  • 平田選手は驚異の11年連続V

  • 男子単一般Aイ優勝の神山選手

  • 徐々に調子を上げていった徐珍選手

全日本大学総合選手権団体の部(インカレ)が愛知・豊田スカイホールにて行われた。

男子は地元、愛工大が13年ぶりの優勝だ。
愛工大は準決勝で明治大をストレートで破り、決勝では青森大を3-2の接戦で下した。ラストの5番でキャプテン森本がキッチリと締めて、地元会場は歓喜に包まれた。

女子は淑徳大が10回目の優勝を飾った。
決勝は専修大との関東対決となり、トップでエースの松澤が破れる厳しい展開だったが、男子と同じく3-2のスコアで競り勝った。

ベスト4の結果は以下のとおり

●男子
優勝:愛知工業大
準優勝:青森大
3位:早稲田大、明治大

●女子
優勝:淑徳大
準優勝:専修大
3位:立命館大、神戸松蔭女子学院大

詳しい結果、報道記事は次号の卓球王国(7月20日発売)に掲載予定です
 6月25日、2010年世界選手権モスクワ大会で中国を破り金メダルを獲得したシンガポール女子チームのメンバーのひとりであるスン・ベイベイが女の子を出産。体重は3,200gで名前はアンアン。
 スン・ベイベイと旦那さんは「この子は大きな喜びと幸せをもたらしてくれました。健康でたくましく育ってほしい」とコメントを残している。
 スン・ベイベイは2012年12月に現役の引退を表明していた。

情報提供:ITTF(国際卓球連盟)
関連記事(英語):http://www.ittf.com/_front_page/ittf_full_story1.asp?ID=32049&Category=General&Competition_ID=&
  • 2010年世界戦モスクワ大会

 卓球界にビッグカップルが誕生する。ポルトガル代表のジョアン・モンテイロとルーマニア代表のダニエラ・ドデアンが7月7日に結婚することを発表。今年1月にはすでに関係者には知らされていたが、公にはされておらず今回ポルトガルのメディアにより公表された。

※写真はロンドン五輪でのモンテイロとドデアン