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  東京オリンピック延期の発表を受けて、所属のスターツコーポレーション株式会社が、伊藤美誠選手のコメントを発表した。

以下が、伊藤選手のコメント
「1日も早くウィルス感染が収束し、誰もがスポーツを楽しめる日常に戻ることを願っています。東京五輪開催までの時間を更に充実させ、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、これまでと変わらず卓球に打ち込んでいきます。アスリート、応援してくださる人々、大会を支えてくださる方々、皆の心が1つになれるオリンピック。東京、そして世界中に、たくさんの笑顔があふれることを楽しみにしています!」
 1年程度の延期が発表された東京五輪。これから多くの課題を克服していくことになるが、この2カ月ほど多くのアスリートが「五輪開催か、延期か」という先の見えない状況に置かれていたことを考えれば、予想より早い段階で結論が出たことは評価すべきだ。

 日本男子チームの倉嶋洋介監督はこの再出発に当たり、「無事に1年後には新型コロナウイルスが終息し、東京オリンピックは社会が少しでも明るく、元気になるような大会にしたい」と意気込みを語った。

 「夏に照準を合わせて努力を続けてきた選手たちの心境を考えると複雑ですが、フラストレーションをためずに、目の前のできることをしっかりとこなしていきたい。我々は毎年、年間20大会近くをこなしてきているし、いつでも試合ができる『準備力』には長けている。強い気持ちを持って困難に立ち向かい、方向修正をしていきたい」(倉嶋監督)
  • 延期された東京五輪への意気込みを語った倉嶋洋介監督(写真は19年チームワールドカップ)

 3月24日、IOC(国際オリンピック委員会)が東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期を承認した。
 卓球競技ではすでに男女各3名の代表候補選手が決定しているが、日本卓球協会の宮崎義仁・強化本部長は「私個人としては五輪代表の再選考は考えていない。強化本部メンバーの理解を得て、日本卓球協会の理事会に報告したい。選手選考については強化本部が決定し、理事会に報告することになっている。報告したうえで(再選考は行わないことを)理解していただく」とコメント。代表メンバーは現状のままで、延期となった東京五輪・卓球競技に向けて強化を進めていく構えだ。
  • 「五輪代表の再選考はしない」と語る宮崎義仁・強化本部長(写真は1月の五輪代表発表会見)

長年、全日本卓球のダイジェストDVD『ザ・ファイナル』シリーズの制作に携わっているが、卓球の試合の撮影で重要なのがカメラ位置だ。

テレビ放送ではメインカメラを観客席に置くため、どうしても卓球台を見下ろす角度になり、選手を小さくしか撮影できない。画面の中で手前側の選手と向こう側の選手が上下に離れるため、ズームアップすると選手が画面からはみ出してしまうからだ。さらに、カメラがコートから遠いため遠近感のない画面となり、ボールが遅く見える。その結果「小さく映った選手が忙しくボールを打ち合っている」画面となる。ボールが「速い」というよりは「忙しい」といった印象になるのだ。

これが典型的なテレビ放送の画面だ。現場でとんでもないラリーを見て感動し、後でテレビでそのラリーを見ると、まったく気の抜けたような別物になり果ていてる。それでもテレビで見た人たちから「凄かったね」「感激した」と言われ、嬉しい反面「いや・・・本当は全然違う」と思う。

『ザ・ファイナル』では、カメラをできるだけコートの近くに置く。そのため、物凄い遠近感となってボールが迫ってくる。ボールは画面の奥から手前に飛んでくるので、目で追うのはむしろテレビ放送の画面より容易だ。目で追いやすいのに「速さ」が表現できるのだ。

カメラの高さは選手の目線レベルに低く据える。カメラが低いことは二つのメリットをもたらす。ひとつは、手前側の選手と向こう側の選手の高さが近いので、大きく映せることだ。そのため、足の筋肉の張り、シューズの軋みといったものまでがダイレクトに映像に刻み込まれる。もうひとつは、卓球競技の重要な要素であるボールの「高さ」と、ボールの上下の曲がり具合を表現できることだ。これによって、勝敗のキーとなるボールの高さや、ドライブ(前進回転)が卓球台を蹴る迫力とカット(後退回転)の惚れ惚れするような軌道が表現できる。

しかし、この撮影スタイルには大きな欠点がある。手前側の選手が左右に大きく動くと画面に入らない場合が出てくるため、必ず人間がカメラを操作していなくてはならないことだ。『ザ・ファイナル』では男女シングルスのベスト16決定戦以降のすべての試合を撮影するので、多い時には同時進行する8コートの試合をすべて撮影する。当然、人件費がかかるが、この取り方でしか撮れない映像を撮っているのだからこれは譲れない。

毎年多くの経費をかけ、決して大ヒットとは言えないこの商品を作り続けているのは、磨き抜かれた選手の最高のプレーを最高の映像で後世に残す義務があると考えるからだ。
もちろん、どのように撮影したとしても、会場で見る本物の迫力には敵わない。それは体験すれば誰でもわかることだが、残念ながら会場に足を運んだことのある人は多くはないだろう。『ザ・ファイナル』を見ることで、卓球の魅力に気づかされ、会場に足を運んでくれる人が少しでも増えるのなら、それもまた制作の喜びである。(伊藤条太)

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  • 『ザ・ファイナル2020』の一場面

  • 「カメラ位置と画面」の図

  • 同じ場面のテレビ画面の構図

 3月20日、国際卓球連盟(ITTF)は、5月に予定されていた「ITTFワールドツアー・香港オープン」(5月5〜10日:香港)と、「ITTFワールドツアープラチナ・中国オープン」(5月12〜17日:中国・深セン)の開催延期を発表した。

 両大会の延期の日程などについては、香港卓球協会および中国卓球協会とスケジュールを調整していくとしている。

 
2013年から全日本卓球のダイジェストDVD『ザ・ファイナル』シリーズ(発売:卓球王国)の製作に携わり、この8年間というもの、すべての種目の決勝戦をコートサイドから見守ってきた。その実感から言えるのは、客観的な証明は不可能だが、卓球は多少の上下をしながらも進化してきているということだ。だから「日本史上最強は誰か」と聞かれれば、迷うことなく近年のトップ選手の名前をあげるし、撮影後には、ほぼ毎年のように「今年の全日本は史上最高のレベルだった」と言うことになる。毎回同じことを言うのは憚られるが、本当なのだから仕方がない。

今年も同じ感想を抱く結果になった。掛け値なしの史上最高の全日本卓球だった。
中でも飛び抜けていたのは男子シングルス準決勝の張本智和(木下グループ)と戸上隼輔(野田学園高)の試合だ。
誰もが張本の勝利を疑わない中、繰り広げられた戸上の目を疑うようなプレー。目の前で行われているプレーが信じられなかった。あんなプレーを連発されたら、いくら張本でも勝ち目はない。あっという間にゲームカウント1-3になり、どう考えても張本の負けだった。ところが張本はそこから勝った。張本は筆舌に尽くしがたいプレッシャーの中で、戸上の神がかった猛攻に耐えに耐えた。勢いで格上に勝つことよりも、こういう難しい試合を勝ち切ることの方がはるかに困難だ。それを13年間続けてきたのが水谷隼(木下グループ)だ。張本は今、そのレベルに到達しつつある。本当に感動した。

「いくら卓球が進化しているとはいえ、これを超えるプレーは当分は見ることはできないだろう」という私の考えは、その約1時間後、鮮やかに覆された。決勝の宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)対張本だ。宇田はそんなバカな!と言いたくなるほど捨て身の攻撃を息をもつかせずに炸裂させて張本を追い込んだ。
とうとう5ゲーム目、10-8と宇田がマッチポイントを握ったが、張本がそこから逆転で5ゲーム目をもぎ取ったとき、会場が興奮の坩堝と化した。私は我を忘れて感動した。卓球をやっていて良かったと心から思った。知人から「これ勝ったら張本は神だ。俺は張本に着いていく」とうわ言のようなメールが来た。気持ちはわかる。それほど素晴らしい試合だった。最後は宇田が勝ったが、どちらも素晴らしい試合だった。

女子シングルスにもドラマがあった。伊藤美誠、平野美宇とともに黄金世代トリオと言われてきて、唯一優勝がなかった早田ひなの涙の初優勝。準決勝でダブルスのパートナーでもあるライバルの伊藤を圧倒した後、決勝で待っていたのは長年、日本女子を背負ってきた女王・石川佳純。早田の若さと勢いに押されながらも随所で素晴らしいプレーを見せ、それはマッチポイントを握られてからも飛び出して満場を唸らせた。
なんたる感動、なんたるドラマ。すべてが本物、すべてが最高の全日本。そのプレーを最高の映像で記録に残す仕事に携わっている幸運を噛み締めている。 (伊藤条太)

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  • 全日本決勝で、とんでもないプレーを披露した宇田幸矢

  • 男子並みの豪快な卓球で全日本を制した早田ひな

 日本代表の伊藤美誠選手が、所属のスターツコーポレーション株式会社(代表取締役社長:磯﨑一雄、本社:東京都中央区)のCMに初出演することになった。

<1>「伊藤美誠選手・道はじぶんでつくる」篇
伊藤選手が世界一になるという夢を実現するための覚悟や強い想いを、伊藤選手が好きな相田みつを氏の詩 『 道 』 を自ら朗読することで、自身の想いと重ねるという構成。楽曲(BGM)はガールズボーカルグループ Little Glee Monster が唄う“ In Your Calling ”。

<2>「伊藤美誠選手・未来ロボット/トレーニング」篇
総合生活文化企業として、夢に向かって地道に努力するアスリートを応援し続けているスターツの想いを、伊藤選手がトレーニングに励み汗する姿で表現。ラストシーンでは、スターツグループのCM にシリーズで登場している未来ロボット “ST と初共演。

 美しい映像と趣向を凝らした演出で、伊藤選手の新たな一面を表現した2本のコマーシャル。テレビ放映とWEB上で本日から公開されている。とくにWEBで公開されているメイキング映像は必見! 伊藤選手が出演した感想などをコメントしている。


↓スターツWEB CMギャラリー
https://www.starts.co.jp/company/cm/
  • 「伊藤美誠選手・道はじぶんでつくる」篇 より

  • 「伊藤美誠選手・未来ロボット/トレーニング」篇 より

 ITTF(国際卓球連盟)は3月16日に行った緊急会議で、6月に延期を予定していた世界選手権釜山大会の再延期を検討したことを発表した。世界中に広がる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を重く捉え、6月開催が時期尚早と判断された場合に備えて、年末に向けての開催案の準備を進めるとのことだ。

 また、ITTFは4月に予定されていた東京五輪の大陸予選が行われないことを考慮し、大陸予選を5月に開催予定の五輪世界最終予選、またはそれ以降の別の大会に組み込む案や、世界ランキングでの決定などの案を検討。今後、各大陸の協会やITTFの選手委員会などと協議し、IOC(国際オリンピック委員会)に提案するという。

 ITTFは3月29日に再度会議を開き、現在、延期・停止状態にある国際大会の停止を延長する必要があるかどうかを検討するという。
 3月16日、日本卓球リーグ実業団連盟は、国内外での新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、4月下旬より開催予定であった「前期日本リーグ三重大会・ホームマッチ」の開催中止を発表した。

 前期日本リーグ三重大会は5月20〜24日に三重県津市のサオリーナにて開催予定で、通常であれば、同大会のホームマッチは、大会1カ月前の4月下旬より男女各1部のホームで開催される予定であった。

 ホームマッチ開催中止にともない、男女1部チームの第1戦・第2戦は、本大会に組み込まれて行われる予定だ。


■日本卓球リーグ実業団連盟ホームページ
https://www.jttl.gr.jp
 3月11〜15日にオマーン・マスカットで開催されたITTFチャレンジプラス・オマーンオープン。日本からは女子選手のみ4名が参加し、佐藤瞳(ミキハウス)が女子シングルスと橋本帆乃香(ミキハウス)との女子ダブルスで優勝し2冠を達成した。
 女子シングルスで佐藤は準決勝で橋本との同士討ちにゲームカウント2-3から逆転で勝利し決勝に進出。決勝でも加藤美優(日本ペイントホールディングス)に0-2の劣勢から4ゲームを連取し優勝を決めた。 佐藤は橋本との女子ダブルスでも決勝でリン・イエ/ジャン・ジェン(シンガポール)をストレートで下し、シングルス、ダブルスの2冠を獲得した。

 また、女子アンダー21では塩見真希(ミキハウス)が優勝し、今季アンダー21で3勝目をあげた。

 各種目の優勝と日本選手の上位結果は以下のとおり。
 
■ITTFチャレンジプラス・オマーンオープン結果
● 男子シングルス優勝:アチャンタ(インド)
● 女子シングルス優勝:佐藤瞳 2位:加藤美優 3位:橋本帆乃香
● 男子ダブルス優勝:カラカセビッチ/ピスチェイ(セルビア/スロバキア)
● 女子ダブルス優勝:橋本帆乃香/佐藤瞳
● 混合ダブルス優勝:フロール/ガスニエ(フランス)
● 男子アンダー21優勝:チャンドラ(インド)
● 女子アンダー21優勝:塩見真希

ITTF大会サイト
https://www.ittf.com/tournament/5160/2020/ittf-challenge-plus-oman-open/