卓球王国11月号 9月19日発売!
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 9月14日に行われる「2020 JAPAN オールスタードリームマッチ」。トップ選手が出場する国内大会は、半年以上も休止の状態が続いていたが、卓球界がいよいよ再始動の時を迎える。10日13時から、主な出場選手による完全リモートでの会見が行われ、各選手が抱負を語った。大会の出場選手は下記のとおり(会見に欠席の選手も含む)。

●男子日本代表選抜(すべて50音順)
宇田幸矢(明治大)
丹羽孝希(スヴェンソン)
張本智和(木下グループ)
水谷隼(木下グループ)
森薗政崇(BOBSON)
●男子Tリーグ選抜
及川瑞基(木下マイスター東京)
神巧也(T.T彩たま)
田添響(岡山リベッツ)
戸上隼輔(琉球アスティーダ)

○女子日本代表選抜
石川佳純(全農)
早田ひな(日本生命)
長﨑美柚(JOCエリートアカデミー/大原学園)
○女子Tリーグ選抜
加藤美優(日本ペイントマレッツ)
木原美悠(木下アビエル神奈川)
出澤杏佳(トップおとめピンポンズ名古屋)
森さくら(日本生命レッドエルフ)

 すでに発表されているオールスタードリームマッチの試合方式は、第1部・第2部の2部構成。改めて紹介すると、「日本代表選抜 vs. Tリーグ代表選抜」の第1部は男子シングルス5試合と女子シングルス4試合(ともに1ゲームマッチ/ジュースなし)。そして第2部はユニークな男女対抗戦で、11点先取の4ゲームズマッチ。1失点ごとに選手が交代し、勝者は勝ち残るという仕組み。1ゲーム目は女子チームに4点のハンディが与えられ、サービスも女子からスタートするが、1ゲーム目の結果次第ではハンディやサービス権の変更もあるという。

  昨年のTリーグ後期MVPの神巧也は、「久々に皆さんの前でガッツあるプレーをお届けできるよう、全力で頑張っていきます。1ゲームという短いプレー時間の中で、自分のプレーをすべて見せるのは難しいですけど、全力を尽くしたい。あとは空回りしないように頑張ります」とコメント。無観客のフロアにも、ファイター神の咆哮が響き渡るだろう。女子の昨季MVP、森さくらは「私らしさというのは、元気でガッツあふれるプレーだと思うので、短い時間でも自分らしくプレーできるように頑張りたい」と語った。

 第2部の男女選手の対戦について、女子日本代表選抜の早田ひなは「男子選手の技術だったり、戦術のうまさを自分の肌で感じたいし、自分のフォアドライブがどこまで通用するのかなという楽しみはありますね」とコメント。女子選手でも指折りの豪打を誇る早田と、男子選手の激しい打ち合いが展開されれば面白い。石川佳純は「こういう形でファンの皆さんの前で男女が対戦するのは初めて。私も楽しみですし、新鮮なので、楽しんでいただけたら」と語った。
 
  受けて立つ男子日本代表選抜の水谷隼は「今回の特別なルールであれば、失点しなければずっと交代しないので、周りの選手に回さないように頑張りたい」と宣言し、森薗政崇も「水谷さんが全部勝ってくれるそうなので、お任せしました」と笑顔で語った。「1球交代なので、早く相手のサービスを取れるように頑張りたい」と現実的なコメントを残した張本智和は、「卓球ファンの皆様は半年間試合を見られなかったと思うので、9月14日は思う存分試合を楽しんでいただけたらと思います」とも語っている。会場に足を運ぶことはできないが、試合の模様はBSテレ東と「ひかりTV」「dTVチャンネル」で生配信される。久々の熱戦を楽しもう。
  • リモートでの会見に臨んだ張本智和

  • 強打者・早田と男子選手の対戦は楽しみだ

 本日10日に卓球メーカーのVICTAS(本社・東京)から15日に松下浩二氏のリモート会見が行われることが発表された。正式には10月1日より代表取締役社長の交代となり、現社長の兒玉義則氏は代表取締役会長となる。

 7月に松下氏は創設したTリーグのチェアマンを辞任していて、その去就が注目されていたが、VICTASに社長として復帰することが決まった。「今回社長に復帰することになり身の引き締まる思いであります。卓球事業を通して日本社会に貢献できる企業を目指し、日本社会を明るく元気にしていけるように頑張りたい」(松下氏のコメント)。

 プロ第一号、初のブンデスリーガーとして名を馳せた松下氏は2010年にヤマト卓球㈱(当時・現VICTAS)の社長に就任し、同社の史上最高売上などを実現させたのち、2017年に社長を退き、Tリーグ創設に力を注いでいた。
 今後、卓球市場だけでなく、卓球界での新たな活躍が期待される。
  • 10月1日からVICTASの社長に復帰する松下浩二氏

 昨日より、兵庫・ベイコム総合体育館で第89回関西学生選手権がスタート。今回は新型コロナウイルス感染予防の観点から、ダブルスは行わず、男女シングルスのみの開催。昨週末に行われた令和2年度秋季関西学生リーグ戦と同様に、新型コロナウイルスへの感染予防対策を講じての大会開催となる。会場へは各大学の選手、監督とコーチ、大会関係者のみが入場可能で、無観客での開催となるが、関西学生卓球連盟では本日行われる男女準決勝・決勝の模様をTwitterライブにて生配信する予定。ライブ配信のURLは関西学生卓球連盟公式Twitterにて告知される。

★関西学生卓球連盟公式Twitter
https://twitter.com/kansaisttf

試合開始予定時刻(進行により前後する場合あり)
・男女準決勝/9月10日13:10~(予定)
・男女決勝/9月10日14:10~(予定)

●写真提供:関西学生卓球連盟/馬渡卓也
  • 昨年優勝の鈴木理彩(神戸松蔭女子学院大)

 11月8日からの女子ワールドカップを皮切りに、男子ワールドカップ(11月13日〜15日)、ITTFファイナル(11月19日〜22日)を中国で開催すると、9月4日にITTF(国際卓球連盟)はプレスリリースを流していたが、ヨーロッパの男子選手がITTFに対し、抗議文を送り、棄権する方向で動いていることがわかった。

 出場選手や関係者は10月20日すぎから現地に入り、練習施設のある場所で隔離される方法を提示されたが、男子のボル、オフチャロフ(ともにドイツ)などが、「拘束期間が長すぎて、クラブとの契約違反になってしまう。この状況での長距離移動についても我々は懐疑的だ」という主旨の抗議文を連名でITTFに送った。

 ヨーロッパ選手は、主な収入源はブンデスリーガやロシアリーグなどのクラブとの所属契約金で、ワールドツアーなどの賞金はあくまでも副収入。その主たる収入源であるクラブを6週間近く離れることになるため、「中国でのあまりに長い拘束期間」は現実的でないと判断したようだ。
 日本選手にとっても賞金は二の次で、選手は世界ランキングを気にしての出場。来年夏に延期されている東京五輪が開催されると世界ランキングはシード権に直結する。
 まだ正式には、日本選手の派遣は発表されていないが、世界ランキングが絡むとは言え、ワールドカップやITTFファイナルはアジア中心の大会になる可能性が出てきた。
  • ボルが中心となり、ITTFに抗議文を送った

  • ボルに同調したオフチャロフ

 新型コロナウイルス感染症の影響により、各地方学生卓球連盟主催の大会が中止・延期となる中、9月4~6日に令和2年度秋季関西学生リーグ戦1・2部が行われ、男子は同志社大、女子は神戸松蔭女子学院大が優勝。参加を見送る大学もあり、試合方式も5シングルス(通常の6シングルス1ダブルス)、上位リーグと下位リーグ間の入れ替えはなしなど通常とは異なるレギュレーションでの開催となった。
 男子は同志社大が平成20年度(2008年度)秋季リーグ以来、12年ぶりの優勝。同志社大は優勝候補・関西学院大との初戦に4-1で勝利。最終の勝敗で関西学院大と並んだが、この直接対決の結果により優勝を決めた。同志社大はルーキーの久世(知立東卒)が3勝1敗の活躍で殊勲賞。関西学院大戦で大野(遊学館卒)、関西大戦で津村(鳥取敬愛卒)と、注目のルーキー対決に勝利して優勝に貢献した。
 女子は5戦全勝で神戸松蔭女子学院大が平成30年度(2018年度)秋季リーグ以来2年ぶりのV。神戸松蔭女子学院大は5勝のうち3勝が3-2での勝利。関西学生女王の鈴木(武蔵野卒)が2勝3敗と苦しむも、厚地(鹿児島女子卒)、枝廣(進徳女子卒)、鶴岡(就実卒)らがカバー。鶴岡は5勝をあげる活躍で殊勲賞に選ばれた。
 2部では男子・天理大、女子・関西大がともに全勝優勝。新勢力の大阪成蹊大は男女揃って2位に食い込んだ。


【男子1部】
1位:同志社大(4勝1敗)
2位:関西学院大(4勝1敗)
3位:近畿大(3勝2敗)
4位:関西大(2勝3敗)
5位:立命館大(2勝3敗)
6位:大阪経済法科大(0勝5敗/棄権)
※龍谷大、京都産業大は不参加
★個人賞
殊勲賞:久世雄登(同志社大)
敢闘賞:楊奇真(関西学院大)

【女子1部】
1位:神戸松蔭女子学院大(5勝0敗)
2位:同志社大(4勝1敗)
3位:立命館大(3勝2敗)
4位:関西学院大(2勝3敗)
5位:近畿大(1勝4敗)
6位:武庫川女子大(0勝5敗)
※龍谷大、京都産業大は不参加
★個人賞
殊勲賞:鶴岡菜月(神戸松蔭女子学院大)
敢闘賞:塩見紗希(同志社大)

【男子2部】
1位:天理大(5勝0敗)
2位:大阪成蹊大(4勝1敗)
3位:佛教大(3勝2敗)
4位:流通科学大(2勝3敗)
5位:甲南大(1勝4敗)
6位:神戸大(0勝5敗)
★個人賞
敢闘賞:松田遼平(天理大)

【女子2部】
1位:関西大(3勝0敗)
2位:大阪成蹊大(2勝1敗)
3位:千里金蘭大(1勝2敗)
4位:天理大(0勝3敗)
※芦屋大、大阪樟蔭女子大は不参加
★個人賞
敢闘賞:赤川真理亜(関西大)

※写真提供:関西学生卓球連盟/馬渡卓也
集合写真については、新型コロナウイルス感染症対策として撮影直前までマスクを着用、会話を控えてからマスクを外して撮影
  • 男子1部優勝:同志社大

  • 女子1部優勝:神戸松蔭女子学院大

  • 男子1部殊勲賞:久世雄登(同志社大)

  • 女子1部殊勲賞:鶴岡菜月

  • 男子1部敢闘賞:楊奇真(関西学院大)

  • 女子1部敢闘賞:塩見紗希(同志社大)

 9月4日、一般社団法人Tリーグは2020年度の第3回理事会をテレビ会議で実施。理事会の終了後、星野一朗理事長がリモートでの囲み会見に応じ、Tリーグ開幕戦の日程と対戦カードを発表した。

 3シーズン目となるTリーグの開幕日は11月17日(火)。開幕戦の対戦カードは、男子は「木下マイスター東京 vs. 琉球アスティーダ」、女子は「日本生命レッドエルフ vs. 木下アビエル神奈川」。残念ながら中止となった昨シーズンのプレーオフの対戦カードが、そのまま今シーズンの開幕戦の対戦カードとなった。

 開幕戦は無観客のリモートマッチとして行われ、dTVチャンネルとアマゾンプライムで配信予定。年内のTリーグの試合は、すべて無観客での開催が決定しており、来年以降の試合については状況を見ながら判断する。開幕戦の具体的な時間や、今シーズンの全日程のスケジュールなどは調整中で、正式に決まり次第発表されるという。

 11月の開幕戦に向け、卓球王国も10月21日発売の12月号でTリーグ事前特集を掲載予定。安宰賢(韓国)、張禹珍(韓国)、グナナセカラン(インド)、申裕斌(韓国)などの強豪選手が新たに参戦し、さらなる大物選手の加入もありそうだ。会場で選手たちに声援を送ることができないのは寂しいが、3年目のシーズンを卓球ファンとTリーグが一体となって盛り上げていこう!
  • 昨シーズンの男子開幕戦の様子。今から開幕が待ち遠しい!

 9月4〜6日に京都・横大路運動公園体育館にて、令和2年度秋季関西学生リーグ戦1・2部(3・4部は11月に開催予定)が開催される。新型コロナウイルス感染症の影響により、今年度の日本学生卓球連盟、各地方学生卓球連盟主催の大会が中止・延期となる中、関西学連が先陣を切って大会を開催する運びとなった。

 大会は無観客での開催となっており、会場に入場できるのも各大学の選手最大7名、監督、コーチ、部長と大会関係者のみ。試合方式やレギュレーションに関しても下記のように変更して行われる。
●試合方式:通常/6シングルス1ダブルス→今回/5シングルス
●今季は上位リーグと下位リーグでの入れ替えはなし。また、今回の順位は次回の大会には反映されない

 また、今季のリーグ戦の出場を見送る大学もあり、2部男子のみ6校すべてが参加、1部男女は6校(通常は8校)、2部女子は4校(通常は6校)での戦い。体調チェックの徹底やタイムテーブルも1試合終了するごとに換気の時間を設けるなど、感染症対策にも注力して大会を行っていくという。

 無観客での開催となるが、大会の模様はLabo Liveにて1・2部全試合をライブ配信する予定。関東学連と並ぶ日本トップクラスの学生たちの熱き戦いをぜひご覧あれ。URLは下記。

★Labo Live
https://labolive.com/


●タイムテーブル
【9月4日】
11:00〜
〈男子2部〉天理大vs.甲南大、神戸大vs.大阪成蹊大、流通科学大vs.佛教大
〈女子2部〉関西大vs.大阪成蹊大、千里金蘭大vs.天理大
14:30〜
〈男子1部〉関西学院大vs.同志社大、関西大vs.近畿大、立命館大vs.大阪経済法科大
〈女子1部〉同志社大vs.立命館大、関西学院大vs.武庫川女子大、神戸松蔭女子学院大vs.近畿大
17:00〜
〈男子1部〉関西学院大vs.立命館大、関西大vs.大阪経済法科大、同志社大vs.近畿大
〈女子1部〉同志社大vs.神戸松蔭女子学院大、関西学院大vs.近畿大、立命館大vs.武庫川女子大

【9月5日】
10:00〜
〈男子2部〉天理大vs.流通科学大、神戸大vs.佛教大、甲南大vs.大阪成蹊大
12:30〜
〈男子2部〉天理大vs.佛教大、神戸大vs.甲南大、流通科学大vs.大阪成蹊大
〈女子2部〉関西大vs.天理大、千里金蘭大vs.大阪成蹊大
16:00〜
〈男子1部〉関西学院大vs.大阪経済法科大、関西大vs.同志社大、立命館大vs.近畿大
〈女子1部〉同志社大vs.近畿大、関西学院大vs.立命館大、神戸松蔭女子学院大vs.武庫川女子大
18:30〜
〈男子1部〉関西学院大vs.近畿大、関西大vs.立命館大、同志社大vs.大阪経済法科大
〈女子1部〉同志社大vs.武庫川女子大、関西学院大vs.神戸松蔭女子学院大、立命館大vs.近畿大

【9月6日】
11:00〜
〈男子2部〉天理大vs.大阪成蹊大、神戸大vs.流通科学大、甲南大vs.佛教大
13:30〜
〈男子2部〉流通科学大vs.甲南大、神戸大vs.天理大、佛教大vs.大阪成蹊大
〈女子2部〉関西大vs.千里金蘭大、天理大vs.大阪成蹊大
17:00〜
〈男子1部〉立命館大vs.同志社大、関西大vs.関西学院大、大阪経済法科大vs.近畿大
〈女子1部〉神戸松蔭女子学院大vs.立命館大、関西学院大vs.同志社大、近畿大vs.武庫川女子大

●写真提供:関西学生卓球連盟/馬渡卓也
  • 昨年の秋季リーグで53年ぶり関西制覇を果たした関西大。福本がチームを引っ張る

  • 関西学院大は昨年度春秋連覇。1年生から主軸の小脇は有終の美を飾れるか

「まるで山頂で生活を続けている感覚。苦しくなり息ができなくなるような感覚に
襲われる、その息が止まる瞬間がそろそろ近づいている」

  現役選手でありながら、3冊目の書籍『終わりなき戦略』(卓球王国刊)を出版した卓球の水谷隼。リオ五輪で銀(団体)と銅(シングルス)のメダルを、世界選手権では団体とダブルスで7個のメダルを獲得した。全日本選手権大会では前人未到のシングルスで10度の優勝を誇る卓球王。半世紀以上前の日本人の世界チャンピオンを別にすれば、この50年間で最も成功した日本の卓球選手であることは間違いない。
 
  2016年のリオ五輪前の2月。『負ける人は無駄な練習をする』(水谷隼著・卓球王国刊)を書き上げ、最終チェックが終わった頃だった。
 「これでだいぶ自分の考えを文字にできた感じがするでしょ?」と聞くと、「何言ってるんですか。まだぼくの考えの半分くらいですよ」とニコリともせずに彼は言ってきた。「じゃ、オリンピックが終わったら、またすぐに書き始めるか」と言うしかなかった。五輪を前に水谷は心身ともに充実していた。

  それから4年経ち、ようやく実現した。新型コロナウイルスの感染拡大で東京五輪が延期となり、練習場などが閉鎖されなければ、この一冊を作り上げることはできなかっただろう。 
 この本は彼の深い部分を聞き出し、書いてもらうために事前に100個ほどの質問を用意した。それを本人にぶつけながら作り上げられた。一つひとつの質問への答えが秀逸で、全く予想しない捻りの利いた「水谷らしい合理的で自然な答え」の数々。 
 「ある指導者から『水谷の卓球の哲学とは何か』という質問が来ている」とぶつけると、「ぼくの哲学は、自分の限界まで練習をやらないこと」という答えが返ってきた。「卓球の哲学とは日々自分の限界に挑戦すること」などというありきたりの答えではない、完全に逆モーションで返された。
 全日本選手権で13回連続決勝に進出し、うち10回の優勝を誇る水谷隼という男は、すべてにひと筋縄ではいかないアスリートだ。

 「自分がいたから2008年から日本は世界選手権の団体メダルを獲得できた。いなかったらベスト8に入るのも難しかった」と言い切る。「リオ五輪だって、ぼくがいたからメダルを獲れた」と言われれば、そのとおりだ。彼がいなければ、リオ五輪での男子の2個のメダルは存在しなかった。このうえなく不遜な態度にも映るし、日本人が好む謙虚な言動を持たない。
 卓球王だからこそ、口に出せる言葉であり、それはテレビの前での優等生的なコメントを残す水谷隼とは違う。どちらが虚像なのかといえば、画面の向こうでややぎこちない笑顔を見せながら、言葉を発する姿が虚像に決まっている。聞き分けが良い、素直な男が13回も全日本選手権の決勝に行けるわけもなく、世界のトップ選手と心理的な駆け引きをできない男が、五輪でメダルを獲れるわけなどないのだから。

  世界選手権や東京五輪の延期が決まり、新型コロナウイルスのせいで休養を余儀なくされたが、その時間を使って、彼の26年間の卓球人生を振り返るような「卓球戦略論」。この一冊に水谷隼という選手のどれほどの真実があるのか。そして卓球ブームに沸く卓球界への痛烈なメッセージが随所に出てくる。 

  東京五輪が開催されれば、それを最後に国際舞台から退くと明言する水谷。31歳の彼の現役生活はそう長くない。終りが近い選手生活の中で執筆した『終わりなき戦略』。
 本の帯にはこう書かれている。「ぼくの息が止まる前に書いておくべきこと」。
地球上最速の対人競技と言われる卓球。その達人がこう言う。
「10年前に世界トップ10に入った。そのポジションを維持し、さらに上を目指すことは、トップ10に入ることの何十倍もつらい。それはまるで山頂でずっと生活しているような苛酷さだ。そんな生活を続けていけばいくほど、苦しくなり息ができなくなるような感覚に襲われる、その息が止まる瞬間がそろそろ近づいているとも感じている」
 『終わりなき戦略』は稀代のチャンピオン、水谷隼の卓球界への遺言かもしれない。 (今野)

  • 卓球王国で3冊目の「水谷本」にサインする水谷選手

  • 『終わりなき戦略』を石川選手に贈呈。最近は一緒に練習をすることもある

  • 練習場での贈呈式(?)。水谷選手、恐る恐る石川選手に手渡し

 9月14日開催のTリーグ『2020 JAPAN オールスタードリームマッチ』に参加を表明している早田ひな選手(日本生命レッドエルフ/日本生命所属)。

 同大会を盛り上げるべく、早田選手と、所属先の日本生命、スポーツメーカーのミズノによる「卓球をみんなで応援しようキャンペーン」が、現在、Twitter上で開催中!

  日本生命(@nissay_official)と ミズノ(@MIZUNO_T_TENNIS)をフォローし、投稿をリツイートした人の中から、早田ひな選手のサイン入りシューズが抽選で10名様に当たるキャンペーンだ。

↓詳細はこちらでチェック!!(日本生命Twitter)
https://twitter.com/nissay_official/status/1300602319470391296
 東京・渋谷で人気の複合型卓球施設『T4』(ティーフォー)が、『T4 NAGOYA』を名古屋の新商業施設『RAYARD Hisaya-odori Park』(9月18日グランドオープン)内にオープンする。
 9月1日、「T4」を運営する㈱スヴェンソンプロパティズ・㈱スヴェンソンスポーツマーケティング(本部:東京都港区、山下亮・代表取締役社長)が同施設のオープンを発表した。

 「卓球に触れる機会を創り出し、卓球の新たなカルチャーを築く」をコンセプトとする『T4 NAGOYA』。屋内に5台・屋外に3台の卓球台を設置。卓球をコンセプトとしたNeo酒場「HIT STAND卓球角打」、VICTASのブランドスペース「VICTAS NAGOYA」、「タクティブ」プロデュースで本格的指導が受けられる卓球場「T4 STUDIO」という複合型卓球施設となる。


■『T4 NAGOYA』店舗概要
【住 所】 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3丁目6番10号先
【アクセス】 名古屋市営地下鉄東山線・名城線「栄駅」隣接
 名古屋市営地下鉄名城線・桜通線「久屋大通駅」隣接
【電 話】 052-961-0169 (全フロア共通)
【 U R L 】 https://t-4.jp/nagoya
【設 備】 卓球台:8台(屋外卓球台3台)・更衣室・シャワールーム・商品販売スペース完備
【営業時間】 10:00~21:00 (不定休 年末年始を除く。営業時間は変更になる場合も有)