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速報・現地リポート

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世界選手権広州大会(団体戦)

女子決勝
  中国 3-1 シンガポール
 郭躍  -9、-11、-9 リ・ジャウェイ○
○張怡寧 5、-10、8、6 馮天薇
○王楠  5、5、4  王越古
○張怡寧 -9、8、4、3リ・ジャウェイ

トップでリ・ジャウェイが会心の試合で世界チャンピオン郭躍をストレートで破る。郭躍はベンチに帰って泣いた。2番の馮天薇も張怡寧を追い詰め、会場は騒然。しかし踏ん張り、3番の王楠がしっかり締めた。そして4番のエース対決。リ・ジャウェイも突撃するが、張怡寧が女王の貫禄で押し切り、中国の優勝を決めた。強い、中国。でもシンガポールもすごかった。

フォアが好調だったリ・ジャウェイは郭躍を下す/頼りになる張怡寧が最後は決めた/中国女子8連覇達成
1番吉田対柳承敏。柳承敏のレシーブの巧さから先手攻撃ができなかった。逆に吉田のレシーブではミスが目立ち、柳承敏にことごとく得点された。吉田は第3ゲームで死力を尽くしてジュースに持ち込んだが、柳承敏のテクニックが上回った。
 2番は水谷対李廷佑。ロング戦となり、1ポイントが長いラリーとなることが多かった。水谷が徐々に先手を取り、前で攻める戦法で、特にバックハンドの有効打が目立った。バックハンドでタイミングを外し、前で戦う勇気が出だしたが、相手はロング戦に持ち込み水谷のフォアを徹底して攻めた。後半水谷は体力のすべてを出し尽くした。世界で戦うためには水谷の技術を持ってすれば十分戦えるが、今後はもっともっと筋力アップに努めてほしい。
 3番、韓陽対朱世赫。素晴らしいカット打ちを見せた韓陽は大きく前後に揺さぶり、ミドルへ決定打を打った。粘る朱世赫は時折鋭い反撃を見せ食いついたが、終始攻撃の手をゆるめなかった。今回韓陽は8戦全勝の大活躍だった。
 4番、水谷対柳承敏。サービス、レシーブ、ラリー戦とすべてにおいて互角に戦った。水谷は得意のバックハンドの攻撃からフォアハンドのストレートドライブに威力を発揮し、最終ゲームまでもつれた。水谷のドライブの角度、タイミングの早さは世界の一流に対しても十分に戦える。最終ゲームは柳承敏がオリンピックでメダルを獲ったプレーに近い最高のパフォーマンスを発揮した。
 準決勝では、中国はじめヨーロッパの国々のプレーヤーの目から見ても、水谷を、近い将来、世界やオリンピックでメダルを狙える可能性のある選手として認めさせた。また、吉田、韓陽についても今回の世界選手権では最高のパフォーマンスを発揮した素晴らしい試合が多かった。
【高島の通信簿】1番吉田70点 2番水谷90点 3番韓陽90点 4番水谷90点

ブロック力やゲームメークのうまさに加え、フォアハンドの威力もアップしている水谷。よりフィジカル面、スタミナ面での強化をはかれば、中国や韓国と互角以上に渡り合える選手になっていくだろう
テレビ解説の松下浩二選手は悔しがった。「日本は良くやった。120%の力を出した。ただ韓国のほうが場数を踏んでいる。準決勝、決勝を何度も経験しているから、どこが大事なポイントかを知っている。隼も技術は全く劣っていない。最後は体力だった。日本は若手が伸びて2012年のオリンピックにひとつのピークを迎えるだろう」
    日本 1対3 韓国
 吉田 -5,-5,-12  柳承敏
 水谷 -9、8,-5,5,-3李廷佑
 韓陽 -9,7,-6、8,4 朱世赫
 水谷  12、-9,7,-9,-4  柳承敏
 吉田  対  李廷佑

4番はエース対決、水谷対柳承敏。格上の相手だが、水谷は以前勝っている。5-2から9-4、10-4から10-10に追いつかれる。しかし、最後はナックルレシーブを見舞い、14-12で先取。第2ゲームは一進一退。5-8とリードを奪われる。7-8のところで柳承敏たまらずタイムアウト。8-8、8-10、9-10で柳承敏のバックハンドがエッジで9-11。ゲームは1-1となる。第3ゲーム、4-0と出足リードする水谷。5-3、6-5、柳承敏のバックハンドスマッシュで6-6と追いつかれ、7-7、10-7、そして11-7で水谷取り返し2-1。第4ゲーム、3-7,6-7からエッジで6-8,7-9、ストップレシーブ決まり8-9、しかし力及ばす9-11で落とした。2-2となる。最終ゲーム1-4,3-7と離される。最後は11-4で日本は1-3で敗れた。

日本 1対2 韓国
 吉田 -5,-5,-12  柳承敏
 水谷 -9、8,-5,5,-3李廷佑
 韓陽 -9,7,-6、8,4 朱世赫
 水谷  対  柳承敏
 吉田  対  李廷佑

3番は世界17位の韓陽対12位の朱世赫。後がない日本。第1ゲーム、6-6から6-10と離され、9-10と迫るが、9-11で押し切られた。両者には凡ミスがない。第2ゲーム、カットのラリーからカウンタードライブを炸裂させた朱がいきなり5-0とリード、しかし韓陽は9本連取で9-5で逆転。10-7でネットインが入り11-7と取り返す。第3ゲーム、韓陽は落ち着いたカット打ちで5-2とリード。しかし6-4から7本連取され、6-11。第4ゲーム、3-3から7-3とする。結局11-8で取り返した。最終ゲーム、5-3でチェンジエンド。6-3で韓国タイムアウト。韓陽ペースだ。7-3,7-4、8-4、朱のドライブをカウンター韓陽9-4、朱のドライブミス10-4、そして11-4、韓陽が勝った!
  日本 0対2 韓国
 吉田 -5、-5,-12  柳承敏
 水谷 -9、8,-5,5,-3李廷佑
 韓陽  対  朱世赫
 水谷  対  柳承敏
 吉田  対  李廷佑
2番は世界29位の水谷対39位の李廷佑。剛の李と柔の水谷。李のパワードライブが止まらず第1ゲームを9本で落とした。第2ゲーム、9-8で水谷の中陣からのドライブがエッジボールで10-8、11-8でこのゲームを取った。第3ゲームは、0-4でスタート。台について揺さぶりをかけようとするが通じず、5-11で落とした。第4ゲーム、水谷5-1とリードし、前陣での積極的な両ハンドで11-5と取り返した。最終ゲーム、サービスミスで1-5となりタイムアウト。3-8からすごい打ち合い。李が取って3-9.この1本が勝負を分けた。3-11。日本0-2となった。残念!
  日本 対 韓国
 吉田  -5,-5,-12  柳承敏
 水谷  対  李廷佑
 韓陽  対  朱世赫
 水谷  対  柳承敏
 吉田  対  李廷佑

トップは世界50位の吉田と8位の柳承敏の対決。第1ゲーム、吉田が3-1からレシーブのまずさで5-11で落とす。お互いブーンとひと振りしたら決まるような試合だ。第2ゲーム、4-4から4-7、5-7から4本連取され、5-11。さすが柳承敏、バックハンドとレシーブで差を見せつけた。第3ゲーム、1-4、2-6と離されるが5-6と迫ったところで柳承敏がたまらずタイムアウト。吉田はフォアへのロングサービスを多用し、打ち合いに持っていこうとしている。5-8から4本連取で9-8、10-10からロングサービスを待たれて10―11、12-11では打撃戦を落とし、結局12-14で柳承敏がストレートで勝った。ストレートだったが随所にすさまじい打ち合いで観衆を沸かせた。
  日本 対 韓国
 吉田  対  柳承敏
 水谷  対  李廷佑
 韓陽  対  朱世赫
 水谷  対  柳承敏
 吉田  対  李廷佑

日韓戦スタート!
オーダーが発表。吉田を嫌った朱世赫が3番に。韓陽がカットを打てるか。これはラストまでもつれる大打撃戦になりそう!

試合前のリポート中(?)大竹アナ。今日も美しい日本チームの勝利の女神☆
昨日は女子の勝利を必死に祈るが思い届かず。
あと30分で、男子準決勝、日本対韓国始まります。勝って、女神の笑顔を見よう。
そういう意味でもガンバレニッポン!

決戦を前に女神も緊張の面持ち?/愛ちゃんに念を送る女神(ドイツ記者のマンフレッドさん撮影)
  中国 3-0 中国香港
○馬琳  7、7、17 李静
○王励勤 8、5、8 唐鵬
○王皓  5、2、5 張ユク

フォアドライブ馬琳!!/ベンチで真剣な表情、劉国梁監督/試合中に梁柱恩が陳杞とおしゃべり!?