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速報・現地リポート

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世界選手権広州大会(団体戦)

●男子準々決勝
中国香港 3-1 ルーマニア
○李静 2、5、5 フィリモン
 高礼澤 -7、12、-10、-10 クリサン○
○唐鵬 12、4、11 チオティ
○李静 8、5、3 クリサン

 中国香港はエース李静が奮起し、今大会大活躍のフィリモンとクリサンを完封。54年ぶりの団体ベスト4入りを果たした前回大会に続き、準決勝へ駒を進めた。

2勝をあげた李静/キレのあるプレーを見せたが李静に惜敗したクリサン
 何と伊藤条太氏の「広州ぶるるん日記」が編集部の速報を抜いた。横で低い声で「今野さん、抜きましたよ」とほくそ笑む条太氏。「いや~これも今野さんが今朝ぼくのブログを宣伝してくれたからですヨ、ホッホホ」と余裕の笑み。それを高橋カメラマンに伝えたら「ジョータんじゃない!」とギャグ。「軒下かして母屋取られるだな」とぽつり。でも顔は笑っている。
 満面の笑みの条太氏と涙を流す編集長
 トップの水谷対蒋澎龍。水谷はフォアハンド、バックハンドのコンビネーションが良く、スタートダッシュがうまくいった。前陣でのフォアハンドドライブ攻撃がことごとく決まり、蒋澎龍を翻弄した。先手を取り、一度も守りに入らず、一方的な攻めの試合運びで観衆を魅了した。
 2番の吉田対荘智淵。吉田のキレのあるフォアドライブが炸裂し、荘智淵との壮絶なフォアハンドのドライブ戦をことごとく制した。また最高のフットワークを見せ、その存在感をアピールした。
 3番の韓陽対呉志祺。韓陽は巧妙なサービスで相手を崩し、両ハンドのドライブ攻撃で優勢に試合を進めた。相手は韓陽の攻めの速さについていけず、試合運びの巧さに圧倒された。
 吉田の荘智淵との一戦が勝利を呼び込んだ。今回の世界選手権で3人の選手の調子が最高潮に達している。
【高島の通信簿】1番水谷90点 2番吉田95点 3番韓陽95点
日本 3-0 チャイニーズ・タイペイ
○水谷 3、3、4     蒋澎龍
○吉田  8、11、-6、10 荘智淵
○韓陽  3、8、-9、4 呉志祺

 1ゲーム目、硬さの見られる荘智淵。中盤追いつくが、ラリー戦では吉田が有利。11-8で先取。2ゲーム目はリードされたまま後半へ。9-9で追いつき、13-11で連取。ドライブが荘智淵をえぐっている。3ゲーム目、荘智淵が小さく止め、バックを攻める。6本で落とす。4ゲーム目、台上では荘智淵、台から出れば吉田が有利。7-7から9-7、そしてジュースに入り、最後は台上パワードライブで12-10、吉田勝った!! 日本メダルに王手。
 3番の韓陽対呉志祺の第1ゲームはラリーにならない。韓陽のサービスが圧倒。第2ゲームはやや競るがどうみても力の差がある。第3ゲーム、韓陽は余裕がありすぎるのか一気に離せない。9本で落とした。第4ゲーム、6-1と一気にリードを奪う韓陽、そして11-4で勝利! 日本男子は2000年以来8年ぶりのメダルを決めた。男女アベックのメダル獲得は79年ピョンヤン大会以来の快挙!!

トップの水谷が蒋澎龍を完封!/吉田勝利の大ジャンプ!/やったぜニッポン男子チーム
 1ゲーム目、硬さの見られる荘智淵。中盤追いつくが、ラリー戦では吉田が有利。11-8で先取。2ゲーム目はリードされたまま後半へ。9-9で追いつき、13-11で連取。ドライブが荘智淵をえぐっている。3ゲーム目、荘智淵が小さく止め、バックを攻める。6本で落とす。4ゲーム目、台上では荘智淵、台から出れば吉田が有利。7-7から9-7、そしてジュースに入り、最後は台上パワードライブで12-10、吉田勝った!! 日本メダルに王手。
吉田  8,11、-6,12-10 荘智淵
午後1時から始まった男子団体の準々決勝でトップの水谷がチャイニーズ・タイペイの蒋澎龍をストレートで破った。蒋澎龍は水谷のコースが読めず、ボールに全く合わないという感じだった。
○水谷 3,3,4  蒋澎龍
●女子決勝トーナメント準決勝
中国 3-0 中国香港
○郭躍 10、6、ー7、7 姜華君
○王楠 2、9、4 帖雅娜
○張怡寧 14、3、4 林菱

姜華君でも止められない世界王者の郭躍/張怡寧が危なげなく決勝進出を決めた/林菱、豪打対決に力なく敗れた
<男子>13時~/●準々決勝
ルーマニア - 中国香港
日本 - チャイニーズタイペイ
19時30分~/●準々決勝
中国 - チェコ
ドイツ - 韓国

<女子>10時~/●準決勝
中国 - 中国香港
16時30分~/●準決勝
日本 - シンガポール

男子1-12位決定戦のドローは下図のとおり。

 すごい。遂に伊藤条太氏の「広州ぶるるん日記」のアクセスが昨日1万を超えた。本人も乗りに乗っている。「タイトルが失敗した。『広州実況中継』『広州ライブリポート』にすべきだったと今頃になって言っている。初日、いきなり背広で登場。どうみても地元、中国の役員のようだった。あやしい。「妻がしっかりした格好で行って」と言ったそうだ。一緒にいるこちらも落ち着かないから、2日目からカジュアルな格好にしてもらった。夜は毎日「高島スクール」の受講生になって、夜中までスクーリングをしている。が、いたって元気。アメリカから駆けつけたのに時差も感じないという。
 「これは私の世界選手権だ」とまるで優勝した選手のようなコメントを何のてらいもなく今朝力強く言いはなった。「まるで平野のような感じで何かが降りてきている。神かな・・」髪が降りてくればいいんだけど。たぶん伊藤氏はITTFのライブスコアリングの次に速い、とうよりもタイムアウトやセットの途中でコメントを入れるから、世界で一番速い情報ページを作っている。
 目標は王国の速報ページをアクセス数で上回ることだという。負けられないが、その真剣な目を見たら・・やばい。キテいるのだ。
男子決勝トーナメント1回戦が終了した。
この結果、日本の準々決勝の相手はチャイニーズタイペイに決定。

  チェコ 3-2 シンガポール
○コルベル 7、7、-7、8 ヤン・ツー
 パベルカ 8、-6、-8、-10 ガオ・ニン○
○シモンチック -9、10、6、7 ツァイ・シャオリー
 コルベル -9、-9、-6 ガオ・ニン○
○パベルカ 8、9、-8、-8、10 ヤン・ツー

ガオ・ニン奮闘するも、ヤン・ツーがふるわず、シンガポールが敗退

  ルーマニア 3-1 ロシア
○フィリモン 6、-6、5、10 スミルノフ
○クリサン 11、5、-5、8 クズミン
 チオティ 7、-10、-7、-14 マズノフ○
○クリサン -6、7、6、-10、11 スミルノフ

今大会、主役級の活躍を見せるフィリモンがスミルノフを下し、ルーマニアが勢いにのった。

  チャイニーズタイペイ  3-1 デンマーク
 蒋澎龍 -10、-5、7、7、-7 メイス○
○荘智淵 3、9、9 ツグウェル
○張雁書 9、6、4 ステルンベルグ
○荘智淵 9、-4、6、10 メイス

メイスが先制するが、層の厚さではタイペイが一歩リード。

  ドイツ 3-2 オーストリア
 ロスコフ -11、11、-4、9、-6 シュラガー○
○オフチャロフ 5、9、9 陳衛星
○バウム 4、-9、7、6 ガルドス
 オフチャロフ -6、-9、5、-9 シュラガー
○ロスコフ 11、8、-9、6 陳衛星

大激戦となったが、最後はロスコフが陳衛星にカットをさせず、一発で打ち抜き、完勝した。

ヤン・ツー無念の2点落とし/イライラがつのり、荘智淵に敗れたメイス