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ロンドン五輪

 男子シングルス準々決勝の残りの2試合が行われ、日本の岸川が王皓と対戦したが。、ストレートで完敗した。王皓が実力の違いを見せつけた試合となった。
●男子準々決勝
張継科(中国) 4,−8、4,9,6  江天一(香港)
王皓(中国)  4,5,3,5   岸川(日本)
 本日、8月1日の4試合の対戦成績を紹介しよう。

張継科(中国)対 江天一(香港)
★過去の対戦成績(2戦)張が2勝
09年10月 ワールドチームカップ 中国対香港戦  張 3-0 江
08年3月 クウェートオープン 男子シングルス  32決定 張 4-0 江

王皓(中国)対 岸川
★過去の対戦成績(1戦)
11年8月 中国オープン 男子シングルス16決定 王皓 4-0 岸川

女子シングルス銅メダル決定戦
馮天薇(シンガポール)対 石川佳純
★過去の対戦成績(3戦) 馮天薇/2勝 石川/1勝
10年9月 ワールドチームカップ  馮天薇 0-3 石川
10年2月 クウェートオープン R32  馮天薇 4-2 石川
07年6月 中国オープン アンダー21準々決勝 馮天薇 4-0 石川

女子シングルス決勝
丁寧(中国) 対 李暁霞(中国)
★過去の対戦成績(10戦) 丁寧/6勝 李暁霞/4勝
12年5月23日 中国オープン 準決勝  丁寧 1-4 李暁霞
12月5月16日 韓国オープン 準決勝  丁寧 4-2 李暁霞
11年11月24日 グランドファイナル 準決勝  丁寧 4-1 李暁霞
11年10月28日 女子ワールドカップ 決勝  丁寧 4-1 李暁霞
11年5月8日  世界選手権ロッテルダム 決勝 丁寧 4-2 李暁霞
11年2月9日  カタールオープン 準々決勝 丁寧 4-1 李暁霞
11年1月26日 イングランドオープン 準決勝 丁寧 4-3 李暁霞
10年8月   中国オープン 準決勝 丁寧 1-4 李暁霞
09年5月   世界選手権横浜 8決定  丁寧 1-4 李暁霞
08年9月   中国オープン 準決勝 丁寧 3-4 李暁霞
 現地時間の午後2時半に日本の石川佳純はシンガポールの馮天薇と銅メダルをかけて対戦する。今まで1勝3敗の対戦成績だが、オリンピックでは過去の対戦などあまりに参考にならない。この独特の空気の中で精神力の強い者だけが勝利者になれるのだ。
 馮天薇もこの半年間くらいは調子が上がらず、苦しんでいた選手の一人だ、ところが今大会、2年前に世界団体で中国を破って優勝した頃の強さを取り戻している。特に呉佳多戦あたりからエンジンが全開、金璟娥戦では驚異の精神力を見せた。
 一方、石川は初戦こそ、オリンピックの空気にのまれて固くなったが、2戦目以降は尻上がりに調子を上げ、オリンピックの舞台を楽しみのびのびとしたプレーができている。前日、李暁霞に敗れたものの、調子は良かった。
 二人の対戦は全くの五分五分。日本でライブで放送するのであれば、一瞬たりとも目が離せない好試合になることは必至だ。
 大会が始まって5日目、8月1日の午前11時に日本の岸川聖也は中国の王皓と対戦する。男子シングルス準々決勝だ。呉尚垠戦でのような積極的な戦い、果敢な先手攻撃ができれば王皓を追い込むこともできるだろう。エースの水谷がいない男子シングルスにおいて日本の期待を岸川が背負っている。
大会第4日(7月31日)までの記録は以下のとおりです。
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会場は朝・昼・夜と3部交代制。常に満員となっている。まず観客が入ると、暗闇の中に何とも美しい卓球台が浮かび上がっている。まるで夜の海に浮かぶ光る島のような卓球台。シルバーのプレートで支えられる卓球台の上板。床はブルーだ。照明や音楽の使い方はヨーロッパならではのエスプリが効いている。全日本選手権もこのレベルのショーアップを期待したいものだ。

 そして熱い応援と試合後の両者への拍手。もちろんミスしてもため息など聞こえてこない。この空気を味わったら誰でもが五輪の舞台を夢見るのは当然だろう。

 オリンピックとは言え、卓球の会場に朝の9時から夜11時くらいまでいるために、ほかの競技がわからず、もっぱらネットで日本選手の活躍を知るだけだ。しかし、卓球の会場だけでもその熱気と独特の雰囲気はオリンピックそのものだ。
 男子シングルス準々決勝の2試合が31日に行われ、まず荘智淵が前日、ドイツのスーパースター、ボルに競り勝ったクリサンに、なんと20分足らずで完勝。台上で先手を取り、ラリーにならぬ前に荘智淵が一方的に攻めた。
 続くオフチャロフ対メイスは1時間を超す激闘を展開。お互いのパワーボールが激突。オフチャロフが前半をリードし、中盤はメイスの展開。最終ゲームにもつれ込み、この1年間の充実ぶりを示すように最後は11-9でオフチャロフが勝利を手にして、準決勝進出を決めた。

●男子シングルス準々決勝
荘智淵(チャイニーズタイペイ)  3,4,4,5 クリサン(ルーマニア)
オフチャロフ(ドイツ) 8、10、-1、-9、-9、6、9  メイス(デンマーク)
●女子シングルス準決勝
丁寧(中国) 7、4、−9、10、−6、6   馮天薇(シンガポール)
李暁霞(中国) 5、4、−11、6,7   石川(日本)

 石川は1−4というスコアだったが、堂々のプレーで李暁霞を苦しめた。試合前の選手紹介でもカスミスマイルを見せるなど、余裕というか、自然体で試合に入る石川。「オリンピックを楽しみたい」と言っていた大会前のインタビューの通りのたたずまいだった。
 女子シングルス決勝は予想通りの中国同士となったが、馮天薇も丁寧と善戦するなど、つけいる隙はあった。李が石川に勝ったあとに、ベンチに入っていた施之皓監督がいきなり走り出し、フェンスをよじ登り、中国応援団のところに駆け寄った。2年前にはシンガポールに団体で優勝を奪われた同監督。このロンドンにかける思いが伝わってきた。
●女子シングルス準々決勝
李暁霞(中国) 5,9,9,7 リー・ジャ(オランダ)

 現地時間4時から女子シングルスの準決勝が行われる。丁寧対馮天薇が第1試合で、第2試合の石川対李暁霞は5時から。石川には思い切りよい本来のプレーを期待したい。負けても失うものはないのだ。もしメダル決定戦にまわっても馮天薇がくればメダルのチャンスがある。だからこそ準決勝で大暴れしてほしいものだ。

写真は石川と李暁霞
 第1シード丁寧の前に福原が敗れた。1ゲーム目、リードを奪い、後半追いつかれた。ベンチの張コーチも1ゲーム目が勝負とタイムアウトを取ったが、13−15で落としたのが痛かった。

●女子シングルス準々決勝
福原 13、6,6,4  丁寧(中国)