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速報・現地リポート

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2018世界ジュニア選手権大会

●男子シングルス2回戦
于何一(中国) ー6、9、7、2、9 ジャー(アメリカ)
プレテア(ルーマニア) 6、8、4、3 黎シン陽(中国)
宇田 9、10、ー8、11、11 シポシュ(ルーマニア)
徐英彬(中国) ー7、ー9、8、ー6、4、9、4 スゴウロポウロス(ギリシャ)
徐海東(中国) 4、8、9、ー6、1 アフマディアン(イラン)
田中 9、6、ー11、6、3 パン(シンガポール)
向鵬(中国) ー15、9、11、ー9、2、6 戸上
タッカル(インド) 7、ー8、4、ー9、12、1 馮翊新(チィニーズタイペイ)

 男子シングルス2回戦、日本勢は宇田と田中がベスト8進出!

 宇田はフォア・バックとも一発があるシポシュをうまく緩急をつけながら崩し、打ち気を逸らした。団体戦の時よりもプレーに柔軟性が出て、完全に普段のリズムでプレーできている。
田中が対戦したパンは、攻撃力はないがブロックが粘り強く、ボールタッチの柔らかいサウスポー。3ゲーム目を落としたが、危なげのない勝利だった。

 戸上は団体戦3番で敗れた向鵬との対戦。団体戦では0ー3で敗れたが、この試合は1ゲーム目から5ー1とスタートダッシュをかけ、ジュースの連続となったが17ー15で先取した。中陣での強烈なフォアドライブの打ち合いが随所に展開されたが、打ち合った時の向鵬は15歳とは思えないほど力強く、ミスもなかった。戸上としては、10ー8でゲームポイントを握った3ゲーム目を取りたかった。

 そして、この2回戦で会場の注目を集めたのが、徐英彬とスゴウロポウロスの一戦。一見して「おっさん体型」のスゴウロポウロスだが、ヨーロッパ選手権ジュニア2連覇の実績はダテではない。自分から3球目で強打するラリーはほとんどなく、先に攻めさせてブロックで得点したり、徐英彬が打ちあぐんだところを突然中陣からのパワードライブで打ち抜く。この一発強打があるから、何でもないようなブロックが意外なほど効く。最後は徐英彬に「打たせてくる相手にさらに打たせる」という戦術を取られて惜敗したが、なかなか魅力的なプレーを見せていた。
  • 田中、前回大会では果たせなかったベスト8入り!

  • 宇田は暴れん坊のシポシュを落ち着いて攻略した

  • 団体戦で敗れた向鵬に肉薄したが……。戸上は悔しさを噛みしめた

  • 徐英彬のパワードライブを何本も止めたスゴウロポウロス

●女子シングルス2回戦
相馬 ー7、7、2、6、8 ディアス(プエルトリコ)
銭天一(中国) 2、11、3、ー9、4 タイラコワ(ロシア)
蘇珮綾(チャイニーズタイペイ) 7、12、ー6、ー7、9、9 ドラゴマン(ルーマニア)
長崎 ー11、1、9、ー9、6、ー5、7 黄凡真(中国)
郭雨涵(中国) 10、10、1、8 エイミー・ワン(アメリカ)
木原 4、4、8、6 K.ベングジン(ポーランド)
大藤 6、7、9、9 タカハシ(ブラジル)
石洵瑶(中国) 5、10、2、6 ゴーティエ(フランス)

ベスト8を決める女子シングルス2回戦、長崎が中国の黄凡真を破った!
この試合前に行われた女子ダブルスでは、ややプレーに精細を欠いていた長崎だが、黄凡真戦は試合が進むごとに本来のリズムを取り戻した。一進一退のシーソーゲームは最終ゲームにもつれ、長崎は3ー6でリードを許したが、ここからバックハンドで粘り強く得点を稼ぎ、9ー6と逆転。表情をゆがめる黄凡真。最後は11ー7で長崎が押し切り、今大会のシングルスで中国に初めて土をつけた。

相馬はカット打ちを苦手とするディアスに粘られたが、その揺さぶりにも動じることなく4ー1で勝利。木原はポーランドの両ハンド型K.ベングジンをサービス・レシーブからの速攻で難なく下した。大藤もブラジルのタカハシにストレート勝ちし、日本選手は4人全員がベスト8入りという快挙。夜に行われる準々決勝の対戦カードは下記のとおり。4試合中3試合が日中対決だ。

●女子シングルス準々決勝
長崎 vs. 蘇珮綾
木原 vs. 銭天一
石洵瑶 vs. 大藤
相馬 vs. 郭雨涵
  • 長崎、勝利のガッツポーズ!

  • ベンチの入山コーチと、満面の笑顔で握手

  • 強打のタカハシを両ハンドの速攻で仕留めた大藤

  • 相馬に敗れたディアス。最後の世界ジュニアはベスト16

●混合ダブルス3回戦
徐英彬/石洵瑶(中国) 9、2、ー9、1 曽根/大藤
向鵬/黄凡真(中国) 8、ー8、6、9 田中/長崎
宇田/木原 10、5、9 フリイス/シェルベリ(スウェーデン)

●女子ダブルス2回戦
木原/相馬 4、8、8 ゴーシュ/セン(インド)
長崎/大藤 ー2、ー5、5、11、6 柳漢娜/申裕斌(韓国)

●男子ダブルス2回戦
戸上/宇田 ー6、6、4、1 アバシ/アフマディアン(イラン)
曽根/田中 7、9、8 バルデ/レンベール(フランス)

日本は男女ダブルスで、出場した2ペアがともにベスト8入り。混合ダブルスは宇田/木原が唯一ベスト8に勝ち残った。会場ではいよいよ女子シングルス2回戦がスタート!
  • 0ー2から大逆転勝ちを収めた長崎/大藤

  • 戸上/宇田はイランの変則ペアを落ち着いて攻略

●女子ダブルス1回戦
長崎美柚/大藤沙月 4、8、ー9、11 呉詠琳/黃芊柔(香港)
木原美悠/相馬夢乃 10、6、4  グリゲロバ/ククルコバ(スロバキア)

●男子ダブルス1回戦
曽根翔/田中佑汰 4、4、3 アミリ/シャムス(イラン)
戸上隼輔/宇田幸矢 6、4、3 ムン・ファンボー/リンドラー(ドイツ)

 大会第7日目、まず女子ダブルス、続いて男子ダブルスの1回戦が行われ、日本勢は問題なく初戦突破を果たした。

 続く女子ダブルス2回戦(ベスト8決定戦)で、長﨑/大藤は柳漢娜/申裕斌(韓国)、木原/相馬はゴーシュ/セン(インド)との対戦。男子ダブルス2回戦では、戸上/宇田はアバシ/アフマディアン(イラン)、曽根/田中はヴェルデ/レンベール(フランス)と対戦する。アバシ/アフマディアンは、右シェークバック粒高のアバシと、中陣から強打を放つアフマディアンのペア。要注意だ。
  • 相手ペアのあまいサービスを次々に狙い打った曽根/田中

 昨日の男子シングルス1回戦から、この熱戦をピックアップせずにはいられない。とにかく熱い2試合でした。

 まずはイランのエース・アフマディアンと、フランスのランベールの強打者対決。中陣で豪快に両ハンドドライブを打ち合い、片方がフィッシュでしのいでもまたすぐ反撃に出る。首根っこを押さえつけ合うような、強烈な肉弾戦だった。最後は地味な3球目の打ちミスや、ブロックで決着がついてしまうのもまたよくあるケース。アフマディアンが僅差で勝利をつかんだ。

 もうひと試合は、ルーマニアのツインエースのひとりシポシュと、アメリカのアリゲッティの激突。これもまた激しいラリー戦だった。わざと高い弧線で送るバックハンドと、ストレートへのうまい攻めでアリゲッティが3−1とゲームをリードしたが、シポシュも粘る。昨年はキレやすいやんちゃ坊主という感じだったシポシュだが、この試合はよく我慢した。

 眼鏡を拭き拭き戦ったアリゲッティ、最後は少しガソリン切れか。シポシュが逆転勝ちし、観客席のチームメイトに向けてラケットを機関銃に見立てて、バンバン! シポシュ、最後にやんちゃな顔をのぞかせた。
  • アフマディアン、1回戦随一の大激戦を制す

  • ランベール、よく動き、よく打ったが惜敗

  • アリゲッティ、3ー1のリードから惜しくも逆転を許す

  • シポシュ得意のバックサービス

  • バンバン! シポシュの勝利のパフォーマンス(?)

  • アリゲッティとともに戦い抜いたメガネ

★大会第7日目・12月8日のタイムテーブル

10:00〜(日本時間8:00〜) ●女子ダブルス1回戦
長崎美柚/大藤沙月 vs. 呉詠琳/黃芊柔(香港)
木原美悠/相馬夢乃 vs. グリゲロバ/ククルコバ(スロバキア)

11:00〜(日本時間9:00〜) ●男子ダブルス1回戦
曽根翔/田中佑汰 vs. アミリ/シャムス(イラン)
戸上隼輔/宇田幸矢 vs. ムン・ファンボー/リンドラー(ドイツ)

13:45〜(日本時間11:45〜) ●混合ダブルス3回戦(ベスト8決定戦)
曽根翔/大藤沙月 vs. 徐英彬/石洵瑶(中国)
田中佑汰/長崎美柚 vs. 向鵬/黄凡真(中国)
宇田幸矢/木原美悠 vs. フリイス/シェルベリ(スウェーデン)

14:45〜(日本時間12:45〜) ●女子ダブルス2回戦(ベスト8決定戦)
15:15〜(日本時間13:15〜) ●男子ダブルス2回戦(ベスト8決定戦)

15:45〜(日本時間13:45〜) ●女子シングルス2回戦(ベスト8決定)
相馬夢乃 vs. ディアス(プエルトリコ)
長崎美柚 vs. 黄凡真(中国)
木原美悠 vs. K.ベングジン(ポーランド)
大藤沙月 vs. タカハシ(ブラジル)

16:30〜(日本時間14:30〜) ●男子シングルス2回戦(ベスト8決定)
宇田幸矢 vs. シポシュ(ルーマニア)
田中佑汰 vs. パン(シンガポール)
戸上隼輔 vs. 向鵬(中国)

17:30〜(日本時間15:30〜) ●混合ダブルス準々決勝
18:30〜(日本時間16:30〜) ●女子ダブルス準々決勝
19:00〜(日本時間17:00〜) ●男子ダブルス準々決勝

19:30〜(日本時間17:30〜) ●女子シングルス準々決勝
20:15〜(日本時間18:15〜) ●男子シングルス準々決勝

大会第7日目、12月8日のタイムテーブルは上記のとおり。男女シングルス、さらにダブルス3種目が2ラウンドずつ進み、多い選手では1日6試合を戦うタフなスケジュール。取材班にとっても、毎年この第7日目がハードなのです。

男女シングルス2回戦の日本勢では、戸上が向鵬と団体戦のリベンジマッチ、そして長崎が黄凡真と対戦する。メダルを獲得するためには、中国選手をひとりは倒さねばならない。さあ、頑張れニッポン!
  • シード下に黄凡真が入ってきた長崎。ここを乗り越えてメダル獲得だ

●男子シングルス1回戦
ジャー(アメリカ) 7、9、9、1 グレブネフ(ロシア)
于何一(中国) 6、6、6、9 マイズナー(ドイツ)
黎シン陽(チャイニーズタイペイ) −5、9、−7、8、8、−5、4 ドヴォス(ベルギー)
プレテア(ルーマニア) 8、5、8、8 チャンドラ(インド)

田中 7、−8、6、7、2 パナギットグン(タイ)
パン(シンガポール) −6、9、−4、5、4、7 シャー(インド)
アーマディアン(イラン) −7、8、8、8、−13、−7、8 レンベル(フランス)
徐海東(中国) 5、7、5、8 林勇志(チャイニーズタイペイ)

スゴウロポウロス(ギリシャ) 9、9、4、4 戴茗葦(チャイニーズタイペイ)
タッカル(インド) 9、6、3、5 ハジン(カナダ)
宇田 6、12、6、7 シュトゥンパー(ドイツ)
シポシュ(ルーマニア) 5、−8、−9、−6、6、9、8 アリゲッティ(アメリカ)

向鵬(中国) 3、7、7、−6、7 クマル(アメリカ)
戸上 9、7、−15、−10、6、9 ムン・ファンボー(ドイツ)
馮翊新(チャイニーズタイペイ) 7、−6、9、8、3 ロッシ(イタリア)
徐英彬(中国) 10、8、5、9 バルデ(フランス)

 男子シングルス1回戦も16試合が終了し、ベスト16が決まった。
 田中はタイのパナギットグン、宇田はドイツのシュトゥンパーを下した。ヒヤリとしたのは戸上だ。2ゲームを先取し、3ゲーム目も大量リード。しかし、9−5から9−10と逆転され、ジュースの連続の中でゲームポイントを奪うも決めきれず、15−17で落とす。

 強烈なムンのバックドライブに苦しみ、2−2に追いつかれたが、5ゲーム目からは長くなるムンのサービスは回転をかけたフォアドライブで狙い、主導権を奪い返した。6ゲーム目10−9の場面では、戸上が軽くフリックしたボールを、ムンが痛恨の打ちミス。大きく吠えた戸上、ムンはがっくりと膝をついた。
  • 戸上、苦しみながらもベスト16進出だ!

  • あえて打球点を落としたループを使うなど、うまいプレーを見せた宇田

  • 田中はタイの強打者を下す

  • ヨーロッパユース・ジュニア2連覇のスゴウロポウロス。見た目もプレーもベテラン

●女子シングルス1回戦
石洵瑶(中国) 7、4、3、5 プライアン(ルーマニア)
ゴーティエ(フランス) 4、7、−3、10、−7、8 A.ベングジン(ポーランド)
タカハシ(ブラジル) −11、7、6、5、8 ボンダレバ(ドイツ)
大藤 3、5、7、2 グリゲロバ(スロバキア)

ディアス(プエルトリコ) 7、−13、−8、6、2、9 周穎詩(香港)
相馬 7、6、7、6 陳亭ティン(チャイニーズタイペイ)
エイミー・ワン(アメリカ) −10、8、−11、10、8、6 申裕斌(韓国)
郭雨涵(中国) 8、10、3、12 スルヤン(セルビア)

長崎 5、6、−6、4、5 ヨキッチ(セルビア)
黄凡真(中国) 6、8、7、−10、8 李嘉宜(香港)
ドラゴマン(ルーマニア) 7、6、−6、7、5 柳漢娜(韓国)
蘇珮綾(チャイニーズタイペイ) 8、−9、8、12、7 Ji.サウェータブット(タイ)

K.ベングジン(ポーランド) 12、−6、−7、10、9、9 カマス(インド)
木原 3、8、1、2 レイチェル・ヤン(アメリカ)
タイラコワ(ロシア) 7、11、−9、9、4 パブロビッチ(クロアチア)
銭天一(中国) 7、5、8、10 ロウレンティ(イタリア)

 女子シングルスの1回戦16試合が行われ、日本勢は長崎が1ゲーム落としたのみで、いずれも快勝発進。4人揃ってベスト16入りを決めた!

 まずコートに登場したのは大藤と相馬。大藤はサービスからの両ハンド攻撃が面白いように決まり、ノータッチの山を築いてグリゲロバを完封。相馬と対戦した陳亭ティンは相馬のバックカットに対して強攻は避け、バックツッツキとフォアドライブの繰り返しで粘り強く戦ったが、最後まで相馬のカットの変化に対応できなかった。

 長崎はヨキッチの中陣からのフォアドライブに1ゲームを落としたが、試合全体を見れば危なげない試合。そして木原は、ループドライブからの強烈なスマッシュを決めてカットのレイチェル・ヤンを完封した。

 中国選手を始め、優勝候補が順当に勝ち上がる中で、ユース五輪ベスト4のカマス(インド)と、韓国の天才少女・申裕斌の敗戦は惜しまれる。
  • 周りのどの試合より早く、試合を終わらせた大藤

  • 相馬のバックカットが猛威を振るっている

  • すごい角度で曲がる長崎のフォアサービス

  • ブラジルのタカハシも快調に強打を決めてベスト16入り

●女子予選グループ第3戦
相馬 3、6、2、2 ルンドストレム(フィンランド)

●男子予選グループ第3戦
ハジン(カナダ) 9、−8、4、9、4 曽根

 男女シングルスの予選グループ第3戦、相馬はフィンランドのルンドストレムを難なく下したが、曽根がカナダの左シェークドライブ型ハジンによもやの苦杯。男子シングルス決勝トーナメント進出はならなかった。

 技術レベルと球威では確実に曽根が上回っていたが、左腕のハジンはクセのあるフォアサービスを徹底して曽根のフォア前に出してきた。このサービスに対して、曽根のチキータが安定せず、ラリーになってもハジンのしつこいブロックに両ハンドのオーバーミスが多かった。中盤までリードした4ゲーム目を逆転されて落とすと、5ゲーム目はハジンがカウンターを連発し、一気に離された。

 フォア前への対応、チキータが安定しない時の「次の一手」を打つ技術の幅。昨日、田㔟監督が指摘した日本男子の課題が出た形になった。大会初出場の曽根は、団体戦でのシングルスの出場機会がなく、シングルスの予選グループも余裕を持って戦うことができなかった。この敗戦を貴重な糧にして、男子ダブルスと混合ダブルスでメダル獲得を目指してほしい。
  • 曽根、シングルス決勝トーナメント進出はならず

  • 試合後のベンチで董崎岷コーチのアドバイスを聞く

  • ハジン、このサービスがひとクセあった

 男女シングルスの予選グループが続く会場。その中から注目選手をピックアップしてみました。
 
 まず1番目は、ドイツのムン・ファンボー。ドイツ・ブンデスリーガ男子1部のフルダ・マーバーツェルのコーチであるムン・チンユの息子さん。190cmに迫る堂々たる体格だが、ミスをするたびにベンチのプラオゼコーチを振り返り、少々心細げ。しかし、左腕から放つ一発のフォアドライブはとにかく速い。

 2番目に登場するのは、こちらも2世選手。ドイツ・ブンデスリーガ女子のラングバイトなどで活躍したユンリ・シュライナーの娘さんであるフランチスカ・シュライナー。叔母さんは元中国代表の喬雲萍ですね。両ハンドのドライブはパワーがあり、安定性もなかなか。

 3番目は男女を通じて今大会最年少の13歳、地元オーストラリアのニコラス・ラム。プレースタイルは極めてオーソドックスで、フォアの連続ドライブも正確なサウスポー。今大会、オーストラリア勢の充実が目立っている。

 4番目はこちらもサウスポー、フランスのプリティカ・パヴァデ。南インドのフランス領・ポンディシェリーにルーツを持つ。来日して3週間ほど練習したこともあるそうで、威力あるフォアドライブは体幹の強さを感じさせる。ボディワークを駆使して放つシュートドライブは、ちょっとガシアンっぽい。

 5番目は前回大会でも活躍したアメリカのシャロン・アリゲッティ。コースと弧線を巧みに操る頭脳派卓球。個人的に好きな選手です。台上の厳しさとパワーがついてくれば楽しみ。

 最後はブラジルのエドゥアルド・トモイケ。去年よりずっと強くなりました。片面の日本式ペン、ショートとプッシュだけでこれだけやれるのはすごい。イランの左腕アミリをストレートで下し、予選グループ最終戦でうれしい1勝をゲットです。
  • 堂々たる体格を誇るムン・ファンボー

  • 卓球一家の育ちであるシュライナー

  • 最年少のニコラス・ラムは驚くほど正統派のプレー

  • パヴァデは回り込みドライブがカッコいい

  • アリゲッティは弧線のコントロールが実にうまい

  • 常に真っ向勝負、日ペンのトモイケ