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速報・現地リポート

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全日本卓球選手権大会

●男子シングルス4回戦(一部)
大島(木下グループ) 3、-10、8、6、-10、7 御内(シチズン時計)
吉村(東京アート) -5、-7、-13、8、10、7、7 英田(愛媛県競対)
田添健(木下グループ) 10、-8、9、-8、9、4 硴塚(早稲田大)
吉田(東京アート) 9、13、-7、-14、3 弓取(中央大)
町(鹿児島県体育協会) 3、9、6、9 上村(専修大)
吉田(FPC) 3、9、4、3 谷垣(愛工大名電高)
龍崎(明治大) 4、8、10、7 時吉(流山アストロズ)
上村(シチズン時計) 6、7、8、8 渡辺(新潟産業大附高)
神(T.T彩たま) 5、9、6、5 星(専修大)
田添響(木下グループ) 7、-9、8、-7、8、7 田中佑(愛知工業大) 

男子シングルスも4回戦に入り、第スーパーシードの選手が続々登場した。
前回準優勝で今大会の第1シード、大島祐哉は早稲田大の先輩・御内健太郎との大ラリー戦に勝利。御内の糸を引くようなカット、前陣に身を躍らせての攻撃と、大島の連続パワードライブが激突し、見応え十分の一戦だった。勝利した大島は「カット打ちは苦手ではないので、ゆっくり、自分のペースでできればいいと思っていた。レシーブがちょっと思いどおりにいかなかったんですけど、6ゲーム目はフォアハンドでレシーブして、それがうまくいったのが勝因だと思います」とコメント。昨年背中の手術をして、練習が再開できたのは12月中旬から。「今も100%のプレーではないですけど、その中でも試合はある。最後まで体力と集中力を維持できれば良いプレーができるし、自分のできる最高のプレーを1球1球やるだけ」と語った。

3年前の平成28年度全日本選手権で準優勝、日本でも指折りのハードヒッター・吉村和弘は、ゲームカウント0−3の絶体絶命のピンチから大逆転。英田のレシーブからの両ハンドドライブ連打、カットからの反撃にペースを乱されたが、ここで踏みとどまったのは成長の証明か。一方、英田はあと一歩で大魚を逃した。攻撃もカットも冴え渡っていたが、気合いを入れ直して1球1球丁寧に攻撃する吉村に対し、先にミスが出てしまった。
「たくさんの人が応援してくれて、ここまで勝ち上がることができたし、観客席からもたくさん声援が聞こえた。逆転負けは戦術というより気持ちの問題で、大きなラリーで粘って粘って1点取らなければいけないところでミスをしてしまった。ベンチに入った高島(規郎)さんや、声援をしてくれた人に申し訳ないです」(英田)
  • 第1シードの大島、連続パワードライブで勝利

  • 大島のベンチにはダブルスパートナーの水谷が入った

  • 吉村和弘、絶体絶命のピンチから逆転勝ち

  • 英田、勝利まであと一歩だった。会場を大いに沸かせた

●女子シングルス4回戦(一部)
伊藤(スターツ) 9、6、10、8 阿部(デンソー)
三條(青山学院大) 10、11、12、9 平野(豊田自動織機)
前田(日本生命) 8、6、3、8 笹尾(早稲田大)
小塩(JOCエリートアカデミー) 10、8、-3、8、6 塩見(ミキハウス)
奥下(日本大) 6、5、8、6 小道野(デンソー)
安藤(十六銀行) 10、3、6、8 平(日立化成)
佐藤(ミキハウス) 5、8、-12、6、-8、6 鈴木(日立化成)
宋(中国電力) -6、3、-4、9、13、14 長崎(JOCエリートアカデミー/大原学園)
加藤知(十六銀行) 9、-7、5、6、-7、12 赤江(貝塚第二中)
早田(日本生命) 10、6、3、6 永尾(デンソー)
森(日本生命) 2、7、-8、5、1 田口(筑波大)
野村(デンソー) 5、5、9、6 北澤(金城大)
清家(オークワ) -8、8、13、9、-9、4 森田(中央大)
平野(日本生命) 8、5、-5、3、7 三浦(四天王寺高)
大藤(ミキハウスJSC) 5、9、6、-9、7 鎌田(早稲田大)
木原(JOCエリートアカデミー) 9、4、9、4 藤尾(日本体育大)

女子シングルス4回戦、東京五輪代表の伊藤美誠と平野美宇も快勝で5回戦進出を決めた。
伊藤は同じ異質型で、同じくスマッシュを武器とする阿部との対戦。出足で突き放すことができず、スコアで見るほど簡単な試合ではなかったが、今日4試合目を迎えても高い集中力をキープした。
平野は三浦との両ハンドのラリー戦を制した。こちらもお互い両ハンドの速攻スタイルながら、連続攻撃に入った時の打球点の早さとバックドライブの球威で平野が上回った。

その他の試合では、一般でも上位進出が期待された長崎が、「組み合わせを見て、ノーシードで一番強い選手だと思った」という宋に苦杯。5・6ゲーム目の競り合いで1本が遠く、悔しい初戦敗退となった。また、オークワの左腕・清家が全日学チャンピオンの森田から金星を挙げ、5回戦進出を決めている。

★伊藤美誠・4回戦後のコメント
「ミックス優勝は自信になりましたけど、その後をしっかり切り替えることができた。阿部さんとは最近やったことがないので、お互い実力も上がっているし、楽しみでした。相手の出足が良い中で取れたのは自信になった。ストレートで勝てたけど、1ゲームでも落としていたらわからなかったと思います。
 1ゲーム目はお互いに分からない相手だと、サービス・レシーブなどもやってみないとわからない部分がある。ボールがラケットに当たる感覚もつかんだうえで、1ゲームを先に取れると大きいですね。5回戦もほとんどやったことがない選手(三條・青山学院大)なので、1ゲーム目を大事にしたい。今日は久々の4試合で、体力が持つようになったなと思います」

★平野美宇・4回戦後のコメント
「あまり緊張はしなかったけど、細かい部分のミスが多かった。普段は自分の目標を達成するためにプレーするけど、それと同時に五輪代表としてふさわしい試合をしなければいけないと思っています。本番は夏なので、それまでに実力を上げて、自信を持って戦いたい。選考レースは肩が重くなるような試合ばっかりだったけど、今は元に戻ったかなと思います」
  • 対異質でも強さを見せた伊藤、阿部にストレート勝ち

  • 三浦との高速ラリーを制した平野

  • 長崎はショックの大きな敗戦。残る女子ダブルスに懸ける

●女子シングルス4回戦
石川佳純(全農)  9、4、2、5  森薗美咲(TOP名古屋)

今大会はダブルスの出場はなく、シングルス1本に絞った石川。五輪代表も決まって、リラックスしながらも挑戦的なプレーを交えて、初戦の相手、森薗にストレート勝ちした。この二人の対戦は、5年前のシングルス決勝の組み合わせ。同級生でもあり、スーパーシードの石川の初戦は何か因縁めいた試合だった。

★石川の試合後のコメント
「出足は緊張したけど、3ゲーム目くらいからリラックスして良いプレーができました。今回は異質の選手と当たることが多いと思うので、サーブとかも厳しくだしていきたい。優勝が目標なので、優勝に向けて1戦1戦頑張ります。
初戦の相手はとても強い選手なので、やりにくいというか、不安はありましたが、出足何とか取れたので、その後も良い流れでやれた。今日はサーブがあまり良くなかったけど、レシーブが良かったので良い試合ができた。
シングルス1本だけというのは超久しぶりですね。朝、ゆっくりで、それが不思議な気分です」

★森薗の試合後のコメント
「とにかく佳純ちゃんのところまで行って試合がしたいと、それが今大会の目標でもあった。昨日の試合も苦しかったんですけど、佳純ちゃんとやりたいという気持ちがまさって勝つことができた。今日はとにかく良い試合がしたいと思っていました。
 私は同級生の立場で、佳純ちゃんは五輪の代表選考をずっと戦ってきて、苦しい思いをしているだけあってボールの重みも他の選手と違うなと。肌で感じました。バックももともと上手でしたけど、後ろに下がっても振ってくるから、それに対してこちらも対応しきれなかった」
●男子ダブルス4回戦
田添健/田添響(木下グループ) 7、8、-13、8 松山/髙見(愛知工業大)
川島/水谷(JR北海道) 7、7、-5、9 浅津/小野寺(中央大)
吉田/大野(遊学館高) 9、8、4 高木和/上江洲(東京アート) 
江藤/松下(クローバー歯科カスピッズ) -10、7、10、11 横谷/小林(愛工大名電高) 
三部/及川(専修大) 9、6、9 中ノ瀬/田中(愛知工業大)
渡辺/後藤(協和キリン) 7、-6、10、-9、9 中橋/星(駒澤大/専修大)
阿部/杉本(希望が丘高) -7、-8、7、8、10 龍崎/沼村(明治大)
鹿屋/有延(リコー) 4、8、9 定松/藤本(日鉄物流ブレイザーズ)
水谷/大島(木下グループ) 9、-9、5、6 鈴木/吉山(愛工大名電中)
木造/田中(愛知工業大) 11、6、9 吉村/坪井(東京アート) 
戸上/宮川(野田学園高) 8、-10、2、10 吉田/弓取(中央大)
横山/徳島(原田鋼業) 6、9、5 遠藤/深沢(明治大)
松平/平野(協和キリン) 8、10、10 岡田/滝澤(岡谷市役所)
笠原/上村(シチズン時計) -10、6、-9、11、12 宮本/田原(愛知工業大)
池田/宮本(リコー) 7、-7、5、8 加山/曽根(愛工大名電高) 
松下/藤村(日鉄物流ブレイザーズ) 8、8、5 中野/上村(法政大/専修大)

男子ダブルス4回戦。大島とのペアで2度目の優勝を狙う水谷が登場。ジュニアで優勝した吉山と鈴木の中学生ペアとの対戦となり、1ゲームを奪われるも3−1で勝利し5回戦進出を決めた。水谷は全日本で通算最多タイとなる7勝をあげており、今大会優勝すると新記録の更新となる。

健汰/響の田添兄弟も昨年準優勝の松山/高見を下し5回戦へ。全日学優勝の木造/田中、社会人優勝の横山/徳島らも5回戦へ駒を進めた。

  • 水谷、大島とのペアで2度目、通算8度目の優勝なるか

  • 全日本初のペアリングで上位を狙う田添兄弟

  • 鈴木/吉山は水谷/大島に敗れる

  • 悔しい敗退となった昨年2位の松山/高見

●女子ダブルス4回戦
伊藤/早田(スターツ/日本生命) 7、0、-8、6 小島/本村(遊卓館/鳥栖高)
枝松/木村(専修大) 8、-0、6、-4、5 松本/上田(愛知工業大)
安藤/徳永(十六銀行) 7、3、7 平/牛嶋(日立化成)
永尾/阿部(デンソー) 4、-8、3、-10、6 飛永/林(キヤノンメディカル)
塩見/梅村(ミキハウス/中央大) 9、6、6 岩越/笹尾(早稲田大) 
庄司/木村(中国電力) -11、7、8、13 田口/高東(筑波大)
三條/熊中(青山学院大) -9、-6、6、9、11 菅澤/萩井(四天王寺高)
松本/平(サンリツ) 10、13、-9、6 森/平野(豊田自動織機)
長崎/木原(JOCエリートアカデミー/大原学園/JOCエリートアカデミー) -6、8、6、9 佐藤/橋本(ミキハウス) 
大川/本井(四天王寺高) 6、6、9 前瀧/吉田(愛媛銀行)
小脇/村田(関西学院大) 5、8、7 山本/加藤杏(十六銀行)
成本/井(中国電力) -9、8、7、5 麻生/杉田(香ヶ丘リベルテ高)
土田/宋(中国電力) 2、9、-8、6 三村/秋田(サンリツ)
鈴木/近藤(日立化成) 8、-8、-7、6、6 高橋/中森(四天王寺高)
松澤/竹本(淑徳大) -5、7、10、7 前田/赤江(日本生命/貝塚第二中)
芝田/大藤(ミキハウス/ミキハウスJSC) 6、6、9 平川/出雲(筑波大/遊学館高)

女子ダブルスの4回戦が終了。2年連続3位のカットの佐藤/橋本が世界ジュニア、グランドファイナル優勝の長崎/木原に敗れ4回戦で姿を消した。4回戦で当たってしまうのはもったいない組み合わせだったが、長崎/木原が1ゲーム先取されても落ち着いてカットペアを攻略し5回戦進出を決めた。2連覇中の伊藤/早田、昨年準優勝の芝田/大藤、3位の松本/平らは順当に5回戦へ駒を進めた。

ダブルスは明日5回戦、準々決勝と進行する。
  • 佐藤/橋本に勝利した長崎/木原

  • 上位進出を阻まれた佐藤/橋本

  • 社会人対決を制した土田/宋

  • 1-2の劣勢から逆転で勝利した鈴木/近藤

●混合ダブルス決勝 
森薗/伊藤(BOBSON/スターツ) 6、-7、7、6 張本/長崎(木下グループ/JOCエリートアカデミー/大原学園)

混合ダブルスは森薗/伊藤が3年連続3回目の優勝!
伊藤は3年連続の3冠へ、まず1冠!

試合後に張本は「相手ペア(森薗/伊藤)は連係がどのペアよりも良くて、ふたりがひとりで戦っているようでした。ぼくらはまだバラバラのところがある」とコメント。長いラリーになるほど、そのコンビネーションの差が顕著に現れた。森薗/伊藤ペアは、これまで緊張でプレーが硬い印象があった森薗が、決勝の大舞台では気迫をみなぎらせ、動きまくって好プレーを連発。伊藤も要所で、強烈なカウンターを突き刺した。王者はやはり強し。

★森薗/伊藤ペアの優勝後のコメント
森薗「3-1というスコア以上に苦しい試合でした。3ゲーム目の競り合いを取れて、自分たちの流れに持ち込むことができた。3回の優勝の中で今回が一番難しかった。序盤でゲームオールの試合を2回やっていますから」
伊藤「1ゲーム目の出足は良くて、3ゲーム目も自分たちの流れに持っていけた。1本1本が大事なポイントでした。3ゲーム目はカウンターブロックが決まり、その1本で流れを変えることができた」
  • 森薗/伊藤、リベンジを狙う張本/長崎ペアを退けた!

  • 混合ダブルス3連覇は最多タイ記録となった

  • 3連覇を達成した森薗/伊藤

  • 張本/長崎、惜しくも2年連続の準優勝

●ジュニア男子決勝
吉山僚一(愛工大名電中) -8、11、5、7 松島輝空(木下グループ)

ジュニア男子優勝は吉山僚一、高校生不在のジュニア男女は、中学3年生のふたりが新チャンピオン!

「1ゲーム目は相手が予想以上に思い切って攻めてきてビックリしたけど、2ゲーム目からは攻められてもカウンターなどで対応することができた。3ゲーム目で『これはいけるんじゃないか』という手応えはあった」。試合後にそう語った吉山。1ゲーム目を取られた後の2ゲーム目、10−11でゲームポイントを握られてから11−11と追いついたところでタイムアウト。このゲームを13−11で奪ったのが非常に大きかった。

吉山は中盤から、松島のフォア前へ、回転を利用できないナックルサービスを集めてペースを握った。チャンスボールは積極的に、回転量の多い両ハンドドライブを松島のフォアへ打ち込んだ。体格差を生かした攻めだった。

松島も1ゲーム目を先取した時は、「小学生チャンピオン誕生か!?」と感じさせる雰囲気が会場に漂った。間隔の短い準々決勝からの3試合を戦い抜き、最後まで吉山に食い下がったが、初優勝は来年に持ち越された。今大会で見せた強さは衝撃的だったが、来年の全日本では一体どこまで強くなっているのだろう??
  • 3歳年下の松島にも、気迫を全面に出してぶつかった吉山

  • ベンチで悔しそうな表情を浮かべた

  • 「ずっと優勝することだけ考えていたので、めちゃくちゃうれしい」(吉山)

  • 松島、敗れるも小6で準優勝は誇れる成績だ

●ジュニア女子決勝
大藤沙月(ミキハウスJSC) 8、2、11 小塩遥菜(JOCエリートアカデミー)

破竹の進撃を続けてきた小塩の変化カットを見事に受け止め、中学3年の大藤沙月がジュニア初優勝!

強引にフォアドライブを連打すると強烈な変化をつけられる小塩のカットに対し、大藤は軽打、軽打からのバックサイドへのスマッシュ、フォアサイドを切る厳しいコースへのドライブで対応。2ゲーム目は9−0でリードを奪うなど、一方的な展開になった。3ゲーム目は競り合ったが、最後まで小塩に変化をつけさせない、柔軟なカット打ちが光った。昨年は大会での成績がやや伸び悩み、世界ジュニアの代表からも外れたが、やはり天性の素質は並外れたものがある。

小塩としては、大藤が軽くつないできたボールに対し、攻撃を仕掛けることができなかった。力攻めの相手には強いが、大藤のように低く丁寧につないでくる相手に対し、どのように仕掛けてペースを崩していくか。課題が明確になった一戦だった。今日は一般シングルス4回戦に出場し、一般でも上位を狙う。
  • 軽打を打ち続けてチャンスを作り、決定打に結びつけた大藤

  • 小塩は強烈な変化カットを封じられた

  • 優勝を決めても至ってクールな大藤サン。ここは通過点か

  • 表彰台では少しだけ笑顔。今後の成長が楽しみだ

 ラリーのうまい杉田(香ヶ丘リベルテ高)は準々決勝で 菅澤(四天王寺高)をゲームオールジュースで破ったものの、続く準決勝で大藤(ミキハウスJSC)から1ゲームを奪ったものの、1−3で敗れ、3位に終わった。

杉田のコメント
「ひとつ前の準々決勝をメインに戦っていた。気持ちで負けないようにプレーしました。準決勝の大藤さんは格上の選手で、サービスが上手と聞いていたのでレシーブを気をつけた。レシーブはうまくいったけど、ラリー戦で自分の凡ミスが多かった。中学2年の団体戦で1回だけやっていてほぼ初対面でした。相手のバックの中国ラバーに対応できなかった。今回は決勝まで行きたかったけど、現実的にはベスト4入りを目標だったので最低の目標は達成できました」


名電勢が上位を占める中、明徳義塾高の手塚は奮闘した。ブロックとスマッシュを軸にした異彩を放つプレースタイル。準々決勝で谷垣(名電高)を破り、準決勝では吉山(愛工大名電中)に対して、1、3ゲーム目をリードするも痛恨の逆転負けを喫した。

手塚のコメント
「1ゲーム目の前半リードしていたの、そのまま相手の流れで持って行かれた。1−1になって、3ゲーム目もリードしていたのに、相手のタイムアウトから相手の戦術に対応できないで、崩れてしまった。相手はサービスからの攻撃が良くて、自分はラリーが得意なのに、そこに持っていけなかった。今回は優勝を狙っていたけど、この敗戦を次のインターハイで生かしたい」
  • 吉山に敗れたものの3位に入賞した手塚

  • 準決勝で大藤に敗れた杉田

●ジュニア男子準決勝
吉山(愛工大名電中) 9、-8、7、9 手塚(明徳義塾) 
松島(木下グループ) 9、9、-9、7 横谷(愛工大名電高)

●ジュニア女子準決勝
小塩(JOCエリートアカデミー) -6、7、2、7 横井(ミキハウスJSC)    
大藤(ミキハウスJSC) 4、-8、8、7 杉田(香ヶ丘リベルテ高)

ジュニア男女準決勝が行われ、男子決勝は松島対吉山、ジュニア女子決勝は小塩対大藤という対戦カードに決定!

男子では松島がついに決勝まで勝ち上がった。勝利の瞬間も大きな声を出すことはなく、「まだまだ通過点」という姿勢が見えた。
対戦した横谷は「数カ月前に世界ジュニアの二次選考会で対戦した時より、下回転のサービスが切れていたし、ロングサービスも深くて厳しかった」とその成長を実感。「試合の間隔が短くて、戦術が整理されないまま試合に入ってしまった部分はある。これから先もずっとライバルになっていくと思っているので、絶対に自分が止めてやるという気持ちで臨んだんですけど、止められなかったのは残念です」と悔しさをにじませた。

女子は中学2年生の小塩が破竹の快進撃で決勝へ。1ゲームを先取しながら敗れた横井は「横回転カットの対策はすごくやってきたので、全中の準決勝で負けた時よりは対応できた部分はありますが、回転の変化やコースの厳しさがあった」と試合後に語った。決勝はカット打ちのうまい大藤、どのような結果になるか?
  • 決勝進出を決めた小学6年の松島、最年少優勝がかかる

  • 手塚を下した吉山

  • 松島から1ゲームを奪うに留まった横谷

  • 手塚は決勝進出ならず