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 ドイツ・ブンデスリーガはプレーオフ準決勝2試合目、ボルシア・デュッセルドルフ(レギュラーシーズン2位)とオクセンハウゼン(同3位)の試合が開催され、オクセンハウゼンが3-2で勝利を収め、昨シーズンに続く決勝進出を決めた。

【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ プレーオフ準決勝】
<ボルシア・デュッセルドルフ 2-3 オクセンハウゼン>
○ボル 7、6、3 ゴーズィ
○K.カールソン 8、-6、13、8 カルデラノ
 シェルベリ -6、7、-11、7、-9 ディヤス○
 ボル -9、9、-11、4、-8 カルデラノ○
 K.カールソン -7、-9、-8 ゴーズィ○

 先手を奪ったのはボルシア・デュッセルドルフ。先週のデュッセルドルフ・マスターズで好調なプレーを見せたボル(ドイツ)がゴーズィ(フランス)に快勝し、幸先の良いスタートを切る。2番のK.カールソン(スウェーデン)もカルデラノ(ブラジル)を相手に、競り合いをものにしてボルシア・デュッセルドルフが早々と王手をかけた。

 しかしディフェンディングチャンピオンのオクセンハウゼンは、今シーズン16勝と活躍の3番ディヤス(ポーランド)が反撃の口火を切る。シェルベリ(スウェーデン)との激しい打ち合いを3-2で制すと、4番ではカルデラノがボルと対戦。世界10位のボルと同6位のカルデラノの一戦はこれぞ世界トップと呼べるハイレベルな内容。互いにゲームを奪い合い最終ゲームに突入、ボルが8-6とリードを奪ったが、ここからカルデラノが5本連取で逆転勝利。

 最後は1ゲーム目のスタートからゴーズィが流れをガッチリと握り、ストレートで快勝。大逆転で3シーズン連続のファイナル進出を決めた。2シーズンぶりの優勝を狙ったボルシア・デュッセルドルフは3、4番と競り負け無念の敗退。

 これで決勝は昨シーズンに続きオクセンハウゼンとザールブリュッケンのカードに決定。ザールブリュッケンはフランチスカ(ドイツ)と尚坤(中国)、オクセンハウゼンはカルデラノとゴーズィ、両チームとも2本柱がおり、3番手もレベルが高く好ゲームが期待される。

 レギュラーシーズンの対戦はザールブリュッケンの2勝0敗。開幕戦ではポランスキー(チェコ)がカルデラノから金星をあげるなど3-0、2回目の対戦ではカルデラノを欠いたオクセンハウゼンがディヤスの2得点で食い下がったが、ラストのダブルスでザールブリュッケンペアが競り勝って3-2で勝利している。ザールブリュッケンは過去3度決勝進出も全敗で、今回勝てば初優勝、オクセンハウゼンが勝利すれば2シーズン連続5度目のブンデスリーガ制覇となる。

 プレーオフ決勝は現地時間6月14日14時からスタートする。
  • ラストを締めたゴーズィ(写真は2019年世界選手権)

 ドイツ・ブンデスリーガは新型コロナウイルス感染症の影響で延期されていたプレーオフが昨日よりスタート。準決勝のザールブリュッケン(レギュラーシーズン1位)とブレーメン(同4位)の試合が行われた。

 準決勝は本来、先に2勝したチームが決勝へ進む最大3試合制の予定だったが、今回は1試合での開催。試合方式も通常は5番にダブルスが行われていたが、感染予防の観点から5番もシングルスで行われる。また、ゲームごとのコートチェンジ、5ゲーム目のチェンジエンドもなし、というルールのもとで試合が進められた。


【2019/2020 ドイツ・ブンデスリーガ プレーオフ準決勝】
<ザールブリュッケン 3-0 ブレーメン>
○尚坤 -4、8、6、1 ゲラシメンコ
○フランチスカ 5、9、7 ファルク
○ヨルジッチ -5、9、9、3 アギーレ

 決勝進出を決めたのはレギュラーシーズンを1位で通過したザールブリュッケン。レギュラーシーズンでは0勝2敗と苦戦したブレーメンを相手にストレートで勝利を収めた。
 ザールブリュッケンはトップで今シーズン個人成績1位に輝いた尚坤(中国)がゲラシメンコ(カザフスタン)から勝利をあげると、フランチスカ(ドイツ)がブレーメンのエース・ファルク(スウェーデン)を完封。3番でもヨルジッチ(スロベニア)が1ゲームを先行されながら、アギーレ(パラグアイ)を下して昨シーズンに続き決勝へと勝ち進んだ。
 今シーズンより加入した元中国代表の尚坤が期待どおり白星を重ね、フランチスカとともにツインエースとして活躍。21歳のヨルジッチも着実に力をつけており、この選手が3番手に控えて確実にポイントを奪えることは大きい。今回のプレーオフではダブルスがないため、尚坤とフランチスカの2人をシングルスで2点器用できることも、ザールブリュッケンには追い風となりそうだ。

 準決勝もうひと試合、ボルシア・デュッセルドルフ(レギュラーシーズン2位)とオクセンハウゼン(同3位)の対戦は現地時間本日13時からスタート。決勝は6月14日に開催される。
  • ファルクを完封したフランチスカ(写真は2019年ワールドツアー・グランドファイナル)

 昨週から開催されている「デュッセルドルフ・マスターズ」、その第2戦が6月8、9日に開催された。6月11日にブンデスリーガのプレーオフ準決勝が控えていることもあり、第1戦で優勝を飾ったボル(ドイツ)はじめ、ボルシア・デュッセルドルフのメンバーは欠場。オフチャロフらドイツ代表とドイツユース代表のほか、今回は2018年ユース五輪銅メダルのジャー(アメリカ)や元ドイツ代表の42歳カイナート(現在の国籍はスロバキア)も出場した。

 その中で優勝を飾ったのはオフチャロフ。若手を相手に1ゲームも落とさず決勝へ進出・第1戦で敗れていたチウ・ダンに3-1でリベンジを果たして優勝。欠場したボルを抜き、獲得ポイント1位に立った。試合後、オフチャロフは「先週の試合よりも良いリズムでプレーできた。もっと良いプレーができるはずですが、今日のプレーには本当に満足しています」と語った。

 第1戦、第2戦と2日間の日程で行われたデュッセルドルフ・マスターズは第3戦からは3日間の日程で開催される予定。6月15・16日、1日空いて6月18日という日程で第3戦を行う。


【デュッセルドルフ・マスターズ第2戦】
〈1回戦〉
ヒップラー(ドイツ) 5、7、4 ケーラー(ドイツ)
チウ・ダン(ドイツ) 3、6、3 ファディエフ(ドイツ)
エンゲマン(ドイツ) -13、9、6、14 ミノ(エクアドル)
ムン・ファンボー(ドイツ) 2、5、7 サルツァー(ドイツ)
オフチャロフ(ドイツ) 8、2、9 ホフマイヤー(ドイツ)
メンゲル(ドイツ) 8、12、6 シュトゥンパー(ドイツ)
ジャー(アメリカ) 5、7、2 フォックス(ドイツ)
メイスナー(ドイツ) 10、-9、8、5 カイナート(スロバキア)

〈準々決勝〉
オフチャロフ 8、2、10 ヒップラー
ムン・ファンボー -7、-9、10、6、9 エンゲマン
チウ・ダン 7、7、4 メイスナー
ジャー 3、-7、11、-3、9 メンゲル

〈準決勝〉
オフチャロフ 7、9、6 ムン・ファンボー
チウ・ダン -7、3、5、-5、9 ジャー

〈決勝〉
オフチャロフ 7、2、-7、6 チウ・ダン

【獲得ポイントトップ10(第2戦終了時点)】
1位:オフチャロフ/60ポイント
2位:ボル/50ポイント
3位:チウ・ダン/50ポイント
4位:メンゲル/40ポイント
5位:ムン・ファンボー/25ポイント
6位:K.カールソン/20ポイント
7位:ジャー/20ポイント
8位:メイスナー/15ポイント
9位:ヒップラー/15ポイント
10位:エンゲマン/15ポイント
 新型コロナウイルス感染症により、プレーオフ準決勝・決勝が延期されていたドイツ・ブンデスリーガ。昨日、規制緩和を受けて6月10、11、14日の3日間でのプレーオフ開催を発表した。

 まず、6月10日にレギュラーシーズン1位のザールブリュッケンと同4位のブレーメン、6月11日に同2位のボルシア・デュッセルドルフと同3位のオクセンハウゼンの準決勝2試合が行われ、6月14日にフランクフルトで開催される決勝で2019/2020シーズンのチャンピオンが決定。国際卓球連盟主催の試合はじめ、国内外の試合が延期・中止となり、徐々に無観客とライブ配信での試合やエキシビションは行われるようになってきたが、久々の「ガチンコ」の試合開催となる。

 プレーオフは無観客での開催のほか、当初予定されていたレギュレーションから新型コロナウイルス感染を防ぐため、いくつかの変更が加えられた。まず、準決勝は先に2勝したチームが決勝へ進む最大3試合制から1試合での決着に変更。また、男子ブンデスリーガ1部では5番ダブルスという試合方式だったが、こちらも選手間の距離を保つため、シングルスで行うこととなった。6月1、2日に第1戦が行われた「デュッセルドルフ・マスターズ」と同様に、ゲームごとのコートチェンジもなしで行われる。

 準決勝を戦う4チームのレギュラーシーズンでの対戦成績を見ると、ザールブリュッケンとブレーメンはブレーメンが2勝0敗と1位を相手に2連勝。ザールブリュッケンはフランチスカ(ドイツ)が2試合で1勝もできず3敗と苦しんだが、全試合シングルスで行われる今回のプレーオフでは個人成績1位の尚坤(中国)とフランチスカがそれぞれ2回シングルスに出場できることのメリットは大きい。4位からの下克上を狙うブレーメンとしてはファルク(スウェーデン)の2得点に期待し、残り1点を全員で奪いにいきたいところだろう。

 ボルシア・デュッセルドルフとオクセンハウゼンの今シーズンの対戦は1勝1敗で、ボルシア・デュッセルドルフが敗れた試合はボル(ドイツ)が欠場。ボルは先日開催されたデュッセルドルフ・マスターズでもさすがのプレーで優勝を果たしており、チームに2シーズンぶりの栄冠をもたらすことができるか。昨シーズンのチャンピオン・オクセンハウゼンは3選手が来シーズンからチームを離れることとなっており、是が非でも連覇を達成したいところだ。

 準決勝、決勝の3試合は「TTBL TV」ですべてライブ配信され、無料で視聴可能。6月10、11日の準決勝は現地時間13時、6月14日の決勝は現地時間14時からスタートする。

★TTBL TV
http://ttbl.de/ttbl-tv

※写真提供:オクセンハウゼン
  • 昨シーズン、プレーオフを制したオクセンハウゼン

 6月から8月にかけてドイツ・デュッセルドルフを舞台に毎週開催されることとなったトーナメント戦「デュッセルドルフ・マスターズ」。初の開催となった6月1、2日の試合の結果をお届けしよう。

 今回の試合は、新型コロナウイルス感染症の対策として試合前後の握手、ゲームごとのコートチェンジはなし。複数のボールを使用し、1ゲームが終了するまでは収拾せず、フロア内のフェンス際に散らばったままの状態で試合を進行。審判も主審のみでマスクを着用してジャッジを行った。

 1回戦はドイツ代表組とボルシア・デュッセルドルフ所属のK.カールソンら上位勢が、ドイツの若手に順当に勝利。続く準々決勝では、チウ・ダンがオフチャロフにフルゲームで勝利。敗れたオフチャロフは「結果はどうであれ、良い試合だった。試合勘がまだ足りないが、まだ十分な時間が残っている」とコメントを残した。
 準決勝ではボルがK.カールソンを、メンゲルがチウ・ダンを下して決勝進出。決勝は中陣での打ち合いを制したボルがメンゲルに3-1で勝利して優勝。1回目の開催で優勝をかっさらい、さすがの千両役者っぷりを見せた。また、敗れたメンゲルも下がった位置からのバックドライブでボルのフォアサイドを打ち抜くパワフルなプレーを随所で披露した。
 優勝を飾ったボルは「メンジー(メンゲル)も素晴らしいプレーを見せたし、良い決勝だった。本当にトップレベルのラリーもあったし、久しぶりの試合としては満足している」と試合後に語った。

 今回の試合を終えて、優勝したボルは50ポイント、準優勝のメンゲルは30ポイントを獲得。3位には20ポイント、ベスト8には10ポイント、1回戦で敗れた選手には5ポイントが与えられ、総獲得ポイントの多かった上位8名が8月に開催される最終トーナメントに出場できる。

 長期の活動自粛期間明けとあり、まだまだ本調子とはいかない選手もいたが、世界上位ランカーの試合はやはり見応えあり。ただのエキシビションではなく、結果によって与えられるポイントと最終トーナメントを設けることで、試合にある程度の緊張感や真剣味をもたらしているようにも感じる。次回の開催は来週6月8、9日。こちらの試合もライブ配信され、無料で観戦可能となっている。


〈1回戦〉
ドゥダ(ドイツ) 4、7、10 エンゲマン(ドイツ)
メンゲル(ドイツ) 5、-5、3、7 クレイン(ドイツ)
シェルベリ(スウェーデン) 8、4、4 ホフマイヤー(ドイツ)
O.アサール(エジプト) 8、6、6 ミノ(エクアドル)
オフチャロフ(ドイツ) 10、-7、9、10 ムン・ファンボー(ドイツ)
ボル(ドイツ) 4、5、7 ファディエフ(ドイツ)
K.カールソン(スウェーデン) -9、8、5、6 メイスナー(ドイツ)
チウ・ダン(ドイツ) 5、8、9 ヒップラー(ドイツ)

〈準々決勝〉
ボル 5、-7、5、9 シェルベリ
メンゲル 8、10、9 ドゥダ
K.カールソン 6、1、3 O.アサール
チウ・ダン 5、-15、7、-7、9 オフチャロフ

〈準決勝〉
ボル 4、-6、5、6 K.カールソン
メンゲル 5、-8、3、7 チウ・ダン

〈決勝〉
ボル 10、8、-10、6 メンゲル
  • 見事優勝を飾ったボル(写真は2019年世界選手権)

 新型コロナウイルスによる活動自粛も徐々に緩和され、インターネットでのライブストリーミングやテレビ放送などで、イベントが開催されつつある欧州卓球界。ドイツではブンデスリーガの強豪ボルシア・デュッセルドルフがドイツ卓球協会からの支援を受けて、シングルスでのトーナメント戦「デュッセルドルフ・マスターズ」を本日6月1日からスタートさせる。

 この「デュッセルドルフ・マスターズ」は6月から8月にかけて毎週開催される予定で、1大会につき2日間の開催。会場はボルシア・デュッセルドルフのホームアリーナであり、ドイツ代表チームも練習を行うARAGセンターコート。無観客での開催となるが、ボルシア・デュッセルドルフのホームページなどで全試合無料でライブ配信による観戦が可能。

 第1回の6月1、2日の試合にはボル、オフチャロフらドイツ代表とボルシア・デュッセルドルフに所属するK.カールソン、シェルベリ(ともにスウェーデン)、O.アサール(エジプト)ら16選手が出場。世界ランキング50位以内の選手が4名出場しており、好ゲームが期待できそうだ。毎週試合を消化し、好成績を残した上位8名が8月の最終トーナメントに進出。今回の対戦カードは下記のとおり。

【1回戦】
①ドゥダ(ドイツ)vs.エンゲマン(ドイツ)
②メンゲル(ドイツ)vs.クレイン(ドイツ)
③シェルベリ(スウェーデン)vs.ホフマイヤー(ドイツ)
④O.アサール(エジプト)vs.エーメ(ドイツ)
⑤オフチャロフ(ドイツ)vs.ムン・ファンボー(ドイツ)
⑥ボル(ドイツ)vs.ファディエフ(ドイツ)
⑦K.カールソン(スウェーデン)vs.メイスナー(ドイツ)
⑧チウ・ダン(ドイツ)vs.ヒップラー(ドイツ)

【準々決勝】
⑨:⑥の勝者vs.③の勝者
⑩:④の勝者vs.⑦の勝者
⑪:①の勝者vs.②の勝者
⑫:⑧の勝者vs.⑤の勝者

【準決勝】
⑨の勝者vs.⑩の勝者
⑪の勝者vs.⑫の勝者

 6月1、2日とも現地時間9時30分より試合開始。6月1日は上記①〜⑨までの試合、6月2日は⑩から決勝までの試合が行われる。ライブ配信は下記から

ブンデスリーガ動画チャンネル:https://tischtennis-deutschland.tv/
ボルシア・デュッセルドルフHP:http://tv.borussia-duesseldorf.de/
  • 大会トップシードのボル

 新型コロナウイルス感染症の影響で、4月17日に開催予定だったプレーオフ準決勝が延期されているドイツ・ブンデスリーガ。現状では5月31日以降、6月中の再開を目指して準備が進められている。そのような中でも、各チーム来シーズンに向け、移籍も活発化。着々と次のシーズンを戦う編成が進められている。現段階での、来シーズンの12チームの陣容は下記のようになっている。


※★=新加入
【ザールブリュッケン】
フランチスカ(ドイツ)、尚坤(中国)、ヨルジッチ(スロベニア)、ポランスキー(チェコ)
移籍:プレテア(ルーマニア/→グレンツァオ)

【ボルシア・デュッセルドルフ】
ボル、ワルサー(ともにドイツ)、K.カールソン、シェルベリ(ともにスウェーデン)、アチャンタ(インド)
移籍:O.アサール(エジプト/→フランスリーグ:エンヌボン)

【オクセンハウゼン】
カルデラノ(ブラジル)、ゴーズィ(フランス)、★ジャー(アメリカ/←グレンツァオ)、★クビク(ポーランド/←2部:マインツ)、★クルジツキ(ポーランド/←2部:バート・ホンブルク)
移籍:ディヤス(ポーランド/→ポーランドリーグ:ジャルドヴォ)、フェガール(オーストリア/→ベルクノイシュタッド)、シドレンコ(ロシア/→ノイ・ウルム)

【ブレーメン】
ファルク(スウェーデン)、スッチ(ルーマニア)、ゲラシメンコ(カザフスタン)、アギーレ(パラグアイ)

【ミュールハウゼン】
イオネスク(ルーマニア)、メンゲル(ドイツ)、ヤンカリク(チェコ)、Da.ハベソーン(オーストリア)

【ベルクノイシュタッド】
ドゥダ(ドイツ)、ロブレス(スペイン)、ミノ(エクアドル)、★フェガール(オーストリア/←オクセンハウゼン)
移籍:ドリンコール(イングランド/→フランスリーグ:ジュラ・モレ)

【グリュンヴェッターズバッハ】
チウ・ダン、王熹(ともにドイツ)、ラスムッセン(デンマーク)、★コズル(スロベニア/←ユーリッヒ)、★黄民夏(韓国)
移籍:グナナセカラン(インド/→Tリーグ:岡山リベッツ)

【ノイ・ウルム】
アポロニア(ポルトガル)、シュトゥンパー(ドイツ)、★ルベッソン(フランス/←フランスリーグ:ポントワーズ)、★シドレンコ(ロシア/←オクセンハウゼン)
移籍:ツボイ(ブラジル/→バート・ホンブルク)、サリフ(フランス/→ケーニヒスホーフェン)、ブロッド(スウェーデン)、安宰賢(韓国)

【ケーニヒスホーフェン】
シュテガー、オルト(ともにドイツ)、ゼリコ(クロアチア)、★サリフ(フランス/←ノイ・ウルム)
移籍:及川瑞基(シェークハンズ)

【フルダ・マーバーツェル】
フィルス(ドイツ)、ムン・ファンボー(ドイツ)、★アルナ(ナイジェリア/←ポルトガルリーグ:スポルティング)、★林兆恒(香港/←ポーランドリーグ:ポロニアビトム)
移籍:プツァル(クロアチア/→ロシアリーグ:UMMC)、カイナート(スロバキア)

【グレンツァオ】
スゴウロポウロス(ギリシャ)、★プレテア(ルーマニア/←ザールブリュッケン)、★R.デヴォス(ベルギー/←ユーリッヒ)、★カラカセビッチ(セルビア/←3部:チャンピオン・デュッセルドルフ)
移籍:ボボチーカ(イタリア)、ジャー(アメリカ/→オクセンハウゼン)、リンド(デンマーク/→フランスリーグ:エンヌボン)

【バート・ホンブルク】 ◎2020/21シーズンより1部昇格
シポシュ(ルーマニア)、ホフマイヤー(ドイツ)、カツマン(ロシア)、★ツボイ(ブラジル/←ノイ・ウルム)、★グレブネフ(ロシア/←2部:パッサウ)


 大きくメンバーが入れ替わったのは、2018/2019シーズンに15年シーズンぶりのブンデスリーガ優勝を果たしたオクセンハウゼン。有望株のシドレンコ、中堅のフェガールとディヤスがチームを離れる。シドレンコは参入2シーズン目のノイ・ウルム、フェガールはベルクノイシュタッド、ディヤスは母国・ポーランドリーグの強豪であるジャルドヴォに移籍。オクセンハウゼンでコーチを務めていたD.マズノフもシドレンコとともにノイ・ウルムへ。17歳でヨーロッパU21選手権を制した左腕にかける期待の大きさを感じさせる。2018/19シーズンにオクセンハウゼンに加わったフェガールは、加入1年目でいきなりチームにブンデスリーガ優勝をもたらす活躍を見せたが、今シーズンは5勝8敗と苦戦。ディヤスは今シーズン、チームトップの16勝(5敗)をあげており、ポーランドリーグへの復帰は驚きを持って報じられた。
 オクセンハウゼンに新たに加わるのは2018年ユース五輪銅メダルのジャー。今シーズンはグレンツァオで10勝14敗の成績だったがポテンシャルは高く、3番手として期待される。また、ポーランドの17歳コンビ、クビクとクルジツキとも契約を結んだが、ともに1部でのプレーは初。中堅どころのフェガール、ディヤスに変わる戦力としては少し厳しいだろう。

 来季ブンデスリーガ2シーズン目のノイ・ウルムは積極的な補強を見せており、さらなる躍進への熱意を感じさせる。2019/2020シーズンよりワイルドカードでブンデスリーガに参入し、初めてのシーズンは8位。先に紹介したシドレンコのほか、2016年ヨーロッパ選手権優勝のルベッソンというビッグネームを獲得。アポロニア、ルベッソンの両輪にシドレンコ、シュトゥンパーという若手2人で2年目を戦う。

 レギュラーシーズンを1位で終えたザールブリュッケンは19歳のプレテアは出場機会を求めてグレンツァオへ移籍。プレテアは2シーズンをザールブリュッケンで過ごしたが、2018/19シーズンはヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)のみの出場、2019/20シーズンはブンデスリーガで6試合、ECLで2試合の出場と、なかなか出場機会を確保できなかった。ザールブリュッケンよりも層が薄いグレンツァオで試合経験を積む意向だ。

 ここ数年、日本人唯一のブンデスリーガーとして活躍を見せていたケーニヒスホーフェンの及川瑞基はドイツを離れることに。新型コロナウイルスの影響もあって、4月上旬にブンデスリーガ公式サイトで来シーズンの契約を結ばないとのニュースが流れた。及川は1シーズン目こそ9勝17敗と苦しむも、2シーズン目は17勝9敗、3シーズン目は11勝7敗と活躍を見せた。ケーニヒスホーフェンはその代役としてサリフを獲得している。

 また、ビッグネームではポルトガルリーグのスポルティングからリオ五輪シングルスベスト8のアルナがフルダ・マーバーツェルへ加入。アルナは初のブンデスリーガでのプレーとなる。フルダ・マーバーツェルは香港の林兆恒も獲得。出場試合は限られているということだが、期待の若手も加入し、10位に終わった今シーズンからの巻き返しを図る。

 ここ数シーズン苦戦が続くグレンツァオはスゴウロポウロス以外のメンバーが総入れ替え。ザールブリュッケンから移籍のプレテアのほか、2部降格となったユーリッヒからR.デヴォスが加入。さらに44歳のカラカセビッチが久々のブンデスリーガ1部に復帰。カラカセビッチはかつて10シーズン、1部のプリューダーハオゼンでプレーしていたが、今シーズンはブンデスリーガ3部(!)のチャンピオン・デュッセルドルフでプレー。ちなみにチャンピオン・デュッセルドルフにはベラルーシの2003年ヨーロッパ選手権団体優勝に貢献したシェチニン、元クロアチア代表のトシッチも所属していた。

 降格となったユーリッヒに代わり、2部から昇格したのがバート・ホンブルク。新型コロナウイルスの影響で残り数試合を残してシーズン打ち切りとなったが、2部では最後まで首位をキープ。その中心として活躍したシポシュ、カツマン、ホフマイヤーの若手3人に、こちらも若手有望株のグレブネフ、そしてブンデスリーガでのプレー経験も豊富なツボイも加入。1部では厳しい戦いが予想されるが、どこまで上位陣に食い下がれるか。
  • 3部から1部に帰ってきたカラカセビッチ

  • アフリカの星・アルナ、ブンデスリーガに上陸

  • オクセンハウゼンで3番手として期待されるジャー

 ヨーロッパ各国では、新型コロナウイルス感染症による活動自粛期間を経て、徐々に練習を再開する国が増えてきている。とはいえ、あくまで規則を遵守したうえでの活動。東京五輪予選に出場する選手のみがスポーツ省から練習を許可されているベルギーでは、練習場に到着したらすぐに検温、練習は1日1回、同時に練習できるのは2人のみ、というような措置がとられている。

 クロアチアでは昨日5月13日から屋内のジムやフィットネス施設、スポーツセンターの営業が許可されたが、その練習再開を前にクロアチア男子代表チームはあるトレーニングを実施。その内容は「銃撃戦」だった。

 銃撃戦と言っても、行われたのは「ペイントボール」と呼ばれる、野菜の色素を原料とした無毒性塗料の入った弾丸(マーカー)を使用するアメリカ発祥のスポーツ。チームに分かれて相手チーム全員をマーカーで撃って倒すことを目的としている。
 このトレーニングを提案したのは23歳のゼリコ。その理由は新型コロナウイルスの影響で代表チームが集まれる機会が少なく、コミュニケーションを取るため。ザグレブ郊外にある専用施設を舞台に選手のほか、コーチやトレーナーも参加して熱戦が展開された。
 世界ランキング47位のガチーナは「転んだり、しゃがんだり、横になったり、這いつくばったり、走ったり、アドレナリンが溢れていた。“戦争”による傷は少しあるけど、とても楽しかった」とコメント。同僚のコジッチの背後から銃を突きつける場面もあったという。

 今年1月に開催された東京五輪団体戦世界予選ではピッチフォード擁するイギリスを下して出場権を獲得したクロアチア。練習の再開を前に、チーム一丸で銃撃戦をエンジョイしていた。


※写真提供:ITTF
  • ペイントボールの提案者・ゼリコ

 ヨーロッパ卓球連合は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催が中断されていた2019/2020ヨーロッパチャンピオンズリーグの中止を決定。男女ともに準々決勝が終了し、これから準決勝というタイミングで開催がストップしていたが、無念の中止となった。これにより賞金は準決勝に進出した4チームに均等に分配されるという。

 先日、コロナウイルスによる規制が緩和されたドイツで、ブンデスリーガのグリュンヴェッターズバッハがライブ配信で試合を行い、「仮想チケット」で募金を募る試みを行ったが、オーストリアでも4月中旬から一部の体育館などでトレーニング、練習が可能に。さらに厳正な条件下であれば、小規模なイベントも開催できるという。
 そこでオーストリアの全国放送局「ORF」は、5月2日にテレビ局内で男女混成トーナメント「トップ・オブ・オーストリアチャレンジ」を開催、試合の模様はゴールデンタイムにオーストリア全土に生中継された。

 試合に出場したのは男子がDa.ハベソーンとフェガール、女子はリュウ・ジャとミシェク。女子のエース、ポルカノバが出場する予定だったが、腰の手術を受けることが決まり、代役として若手のミシェクが出場することとなった。

 試合はまずは男子選手同士、女子選手同士で2ゲーム先取の準決勝を行い、勝者は決勝、敗者は3位決定戦へ。男子選手と女子選手の対戦となる優勝決定戦、3位決定戦は女子選手に各ゲーム6点のアドバンテージが与えられ、3ゲーム先取5ゲームズマッチ。最終ゲームは先に6点を取った方が勝利(5-5となった場合はジュース)となる。

 まず準決勝ではフェガールが2-0、リュウ・ジャが2-1で勝利し、決勝へ進出。3位決定戦はミシェクがフルゲームジュースまで迫ったが、Da.ハベソーンが勝利。「やはり男子選手有利か」と思われたが、元ヨーロッパ女王、38歳のリュウ・ジャが奮闘。フェガールとの決勝では7点、3点でいきなり2ゲームを先取。第3、4ゲームはフェガールが奪ったが、5ゲーム目を6-3で奪ったリュウ・ジャが優勝を決めた。

 リュウ・ジャは試合後「本当に楽しかった!」とコメント。「なかなか男子選手と試合をすることはありませんが、私たちが良い試合をすることで、卓球を広くアピールすることができたと思います。自粛期間の後なので、みんなベストコンディションとはいきませんが、今日は良いトーナメントだったと思います」(リュウ・ジャ)

※写真はすべて2019年チームワールドカップ
  • フェガールを下して優勝のリュウ・ジャ

  • 急遽出場のミシェクも健闘

  • 男子のDa.ハベソーン(左)とフェガール

 新型コロナウイルス感染症の影響により、プレーオフの開催が延期されているドイツ・ブンデスリーガ。そんな中、ドイツカップを制したグリュンヴェッターズバッハが4月26日に無観客でのチャリティーマッチ「3 for the ASV」を開催した。

 チャリティーマッチに出場したのは、グリュンヴェッターズバッハのチウ・ダンと王熹(ともにドイツ)、来シーズンより加入するコズル(スロベニア)の3選手に加え、チウ・ダンの兄、チウ・リャン(ドイツ)がゲストとして参加。ライブ配信での無観客開催だが、この試合の「仮想チケット」を販売。チケットの収益は新型コロナの影響で収入、スポンサー収益の減っているグリュンヴェッターズバッハに寄付される。また、この試合に出場した4選手のサインが入った、ブンデスリーガのホームゲームで使用された卓球台もオークションにかけられている。

 グリュンヴェッターズバッハの本拠地・カールスルーエでは4月12日以降、少人数での練習が可能に。これを受けて、ブンデスリーガと映像配信などのテクニカルスタッフの協力のもと、衛生規則に準拠したプレー環境での無観客試合の配信を決定。フロアには出場する選手と審判のみ、試合後の握手はせず、その代わりに台上をアルコールで消毒するなど、様々な対策を講じて試合が行われた。無観客とはいえ、選手入場、さらにはMCもあり、会場内を暗転してミラーボールで演出、さらにはトロフィーも用意されるなど、本番さながらの力の入れようだった。
 試合は王熹とコズル、リャン&ダン兄弟チームに分かれての団体戦。王熹が2得点の活躍を見せて王熹&コズルのチームが勝利を収めた。

 また、グリュンヴェッターズバッハの他にも、ブンデスリーガの映像配信を行っているSportdeutschland.TVとの協力でボルシア・デュッセルドルフ、グレンツァオ、フルダ・マーバーツェル、ザールブリュッケン、ミュールハウゼンもチームのための寄付を呼びかけている。今後もこのような形での試合配信が行われるかもしれない。

★3 for the ASVの映像はこちら
http://ttbl.de/ttbl-tv
  • チャリティーマッチで2得点の王熹(写真は2016年ジャパンオープン)