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欧州リポート

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 ドイツ・ブンデスリーガは昨週第8節の2試合を開催。残り4試合は12月上旬から中旬にかけて行われる。

【2020-2021 ドイツ・ブンデスリーガ第8節】
11月18日
〈ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 ノイ・ウルム〉
○K.カールソン 5、4、7 郝帥
○ボル 7、-7、-8、6、6 ルベッソン
○シェルベリ 11、8、-8、-6、6 アポロニア

11月22日
〈ミュールハウゼン 3-1 ケーニヒスホーフェン〉
○Da.ハベソーン -8、10、11、9 シュテガー
 ヤンカリク 10、-9、-7、-7 ゼリコ○
○メンゲル 10、-10、-6、10、9 サリフ
○Da.ハベソーン 10、7、-9、2 ゼリコ


 首位のボルシア・デュッセルドルフと2位のノイ・ウルムは今シーズン初対戦。参入2シーズン目の今季、開幕から順調に勝利を重ねてきたノイ・ウルムだったが、この試合はボルシア・デュッセルドルフが貫禄のストレート勝ち。K.カールソン(スウェーデン)が郝帥(中国)に3-0で勝利すると、2、3番とフルゲームの試合をものにした。3番でアポロニア(ポルトガル)を下したシェルベリ(スウェーデン)はこれで今シーズン負け無しの10勝目となった。
 ミュールハウゼンは今シーズン4勝目。2得点の活躍を見せたDa.ハベソーン(オーストリア)は個人成績7勝2敗となり、5位につけている。
  • 今節も勝利のシェルベリ(写真は2019年世界選手権)

 11月15日にドイツ・ブンデスリーガ第7節の2試合を開催。第7節はすでに3試合を終えており、この日行われなかったオクセンハウゼンとケーニヒスホーフェンの試合は11月27日に予定されている。

【2020-2021 ドイツ・ブンデスリーガ第7節】
〈ベルクノイシュタッド 3-1 ノイ・ウルム〉
 ドゥダ 5、-8、-11、4、-7 郝帥○
○フェガール -4、8、6、-6、9 ルベッソン
○ロブレス 12、-14、7、11 アポロニア
○ドゥダ -11、11、7、8 ルベッソン

〈ミュールハウゼン 3-0 グレンツァオ〉
○メンゲル -8、4、8、6 スゴウロポウロス
○Da.ハベソーン 5、7、6 プレテア
○ヤンカリク 5、-5、7、9 デヴォス

 開幕から5連勝と好調のノイ・ウルムは、元中国代表の37歳・郝帥がブンデスリーガ初出場。昨シーズンからメンバー登録はされていたが、出場はなく、2シーズン目にしてようやくのデビューとなった。その郝帥はトップでドゥダ(ドイツ)にフルゲームで勝利。しかしノイ・ウルムはここまでの連勝を支えてきたルベッソン(フランス)とアポロニア(ポルトガル)が3失点を喫して今季初黒星となった。
 第7節もう1試合はミュールハウゼンが完勝。グレンツァオはこれで6戦全敗、勝利マッチ数も全体で4と、今シーズンも苦しい戦いが続いている。
  • 郝帥はデビュー戦で白星もチームは今季初黒星(写真は2017年全中国運動会)

 新型コロナウイルスの新規感染者数が再び増加し、一部業種に対するロックダウンに入ったドイツ。その中で昨日ブンデスリーガ第6節の3試合が行われた。ザールブリュッケンvs.ベルクノイシュタッド、グレンツァオvs.ブレーメンの試合は10月下旬に終了済みで、オクセンハウゼンvs.フルダ・マーバーツェルの試合は12月9日に行われる。

【2020-2021 ドイツ・ブンデスリーガ男子1部】
◆第6節
〈ノイ・ウルム 3-1 ミュールハウゼン〉
○ルベッソン -8、7、5、6 イオネスク
○シドレンコ -6、8、-6、9、8 メンゲル
 アポロニア -7、-6、-8 Da.ハベソーン○
○ルベッソン 8、9、-10、-7、2 メンゲル

〈ケーニヒスホーフェン 3-1 グリュンヴェッターズバッハ〉
○サリフ 11、10、-4、8 ラスムッセン
○オルト 8、-10、3、10 王熹
 ゼリコ -8、8、-2、-8 チウ・ダン○
○サリフ 8、-6、-5、10、9 王熹

〈ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 バート・ホンブルク〉
○ボル -10、5、-3、4、4 グレブネフ
○シェルベリ -7、7、5、-8、6 シポシュ
○K.カールソン -8、4、9、10 カツマン


 首位を走るボルシア・デュッセルドルフは、この日も快勝で開幕から負け無しの7連勝。シェルベリ、K.カールソン(ともにスウェーデン)のコンディションがいまひとつとのことだったが、最後はきっちり締めてストレートで勝利を収めた。今季2部から昇格したバート・ホンブルクはグレブネフ(ロシア)、シポシュ(ルーマニア)がフルゲームまで粘ったが勝利には届かず。1部初勝利が遠く、これで0勝6敗となった。
 開幕から4連勝中のノイ・ウルムはルベッソン(フランス)が2得点の活躍、シドレンコ(ロシア)もメンゲル(ドイツ)をフルゲームで下してミュールハウゼンに勝利。連勝を5に伸ばし、現在2位につけている。昨シーズン、特例で1部への参入を認められたノイ・ウルム、2年目の今季は躍進のシーズンとなりそうだ。ケーニヒスホーフェンは今季2勝目。新加入のサリフ(フランス)が2得点でチームを引っ張った。グリュンヴェッターズバッハは今シーズン8戦全勝の活躍を見せていた王熹(ドイツ)がまさかの2敗を喫した。
  • メンゲルに競り勝ったシドレンコ(写真は2019年世界選手権)

 ヨーロッパ卓球連合は今シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)の日程と試合方式の再変更を発表。当初は例年どおり各国を転戦して行うホーム&アウェー方式での開催予定だったが、12月に1週間ほどの日程で1都市に各クラブが集まり、短期間での集中開催へと変更。新型コロナウイルス感染症対策として選手や関係者を分散させず、一定の間特定の場所に集合させて一種の閉鎖環境の中で試合を行う「バブル」での開催となった。男子はドイツ・デュッセルドルフで12月11〜18日、女子はオーストリア・リンツで12月2〜8日に試合が行われる。

 今季のECLは10月6日に開幕予定であったが、新型コロナウイルスの影響により延期が続いていた。また、今季から1stラウンドが設けられ、下位シードの8チームから、このラウンドで勝利した4チームがグループリーグへ進出。上位シードの8チームに1stラウンドを突破した4チームが加わり、4グループ各3チームずつでグループリーグを戦い、各グループの1位が準決勝へと進出する予定であった。
 しかし、集中開催となったことでこの方式も変更に。昨シーズンまでと同様に4グループ各4チームでグループリーグを争い、グループの上位2チームが準々決勝へと進み、トーナメントを争う方式での開催となる。

 昨シーズンのECLは新型コロナウイルス感染症の影響により、プレーオフ準決勝を前に大会は打ち切り。ヨーロッパでは再び感染者が増加している中での大会レギュレーション変更となったが、無事大会は開催されるのか注目が集まる。
 昨週もドイツ・ブンデスリーガは変則日程で試合を消化。昨日は6チームが同時に第5節を行ったが、延期となっていた第4節の一部、後半に予定されていた第6・7節を前倒しで開催したチームもある。この1週間の試合結果は下記のとおり。


【2020-2021 ドイツ・ブンデスリーガ男子1部】
10月20日
◆第6節
〈ザールブリュッケン 3-0 ベルクノイシュタッド〉
○フランチスカ -15、6、8、6 フェガール
○尚坤 8、11、3 ドゥダ
○ヨルジッチ 9、11、-7、5 ロブレス

◆第7節
〈ブレーメン 3-1 バート・ホンブルク〉
○ファルク -9、-11、4、6、9 シポシュ
○ゲラシメンコ 7、-9、8、7 カツマン
 スッチ -8、-8、10、10、-7 ツボイ○
○ファルク -9、9、-7、5、8 カツマン

10月23日
◆第4節
〈ノイ・ウルム 3-2 ザールブリュッケン〉
 ルベッソン 10、-3、8、-9、-8 尚坤○
 シドレンコ 5、-11、-8、-6 フランチスカ○
○アポロニア -7、9、6、-9、7 ヨルジッチ
○ルベッソン 7、5、-9、11 フランチスカ
○アポロニア/シドレンコ 6、-6、10、-5、7 尚坤/ヨルジッチ

◆第6節
〈ブレーメン 3-1 グレンツァオ〉
 アギーレ -6、8、-2、-12 プレテア○
○ファルク 4、5、-9、3 カラカセビッチ
○ゲラシメンコ 9、10、6 スゴウロポウロス
○ファルク 6、3、9 プレテア

10月25日
◆第5節
〈ボルシア・デュッセルドルフ 3-1 ケーニヒスホーフェン〉
○シェルベリ 8、4、4 ゼリコ
○ボル 7、13、9 シュテガー
 ワルサー 7、-6、-8、-10 オルト○
○シェルベリ 4、10、9 シュテガー

〈オクセンハウゼン 3-0 ブレーメン〉
○カルデラノ 6、-11、8、5 スッチ
○ジャー 8、6、8 ゲラシメンコ
○ゴーズィ 7、10、5 ファルク

〈フルダ・マーバーツェル 3-2 ザールブリュッケン〉
 フィルス -5、-6、-10 フランチスカ○
 ムン・ファンボー -7、8、-7、-9 尚坤○
○アルナ 5、9、2 ヨルジッチ
○フィルス 8、5、-8、7 尚坤
○アルナ/ムン・ファンボー 5、13、7 フランチスカ/ヨルジッチ

〈ミュールハウゼン 3-0 バート・ホンブルク〉
○メンゲル 7、2、5 ホフマイヤー
○ヤンカリク 7、9、-8、8 シポシュ
○da.ハベソーン 8、4、-9、6 カツマン

〈ベルクノイシュタッド 3-2 グリュンヴェッターズバッハ〉
○ドゥダ 4、-9、-6、5、8 コズル
 フェガール -7、-5、12、-6 王熹○
○ロブレス -10、-14、9、8、7 チウ・ダン
 ドゥダ 7、-8、-9、9、-8 王熹○
○ロブレス/フェガール 7、5、-6、5 チウ・ダン/ラスムッセン

〈ノイ・ウルム 3-0 グレンツァオ〉
○アポロニア 10、10、7 プレテア
○ルベッソン 7、6、-9、10 カラカセビッチ
○シドレンコ -9、-11、3、9、3 スゴウロポウロス


 首位をひた走るボルシア・デュッセルドルフは昨日の試合でも勝利し、開幕からの連勝を6に伸ばした。ボルシア・デュッセルドルフは背中の痛みと体調不良で欠場が続いていたボル(ドイツ)が今季初出場を果たし、シュテガー(ドイツ)に完勝している。
 一方、昨シーズンのチャンピオン、ザールブリュッケンがなかなか勢いに乗れない。10月23日の試合ではノイ・ウルムに、10月25日の試合ではフルダ・マーバーツェルに2-3で敗戦。7試合を終えて3勝4敗と負け越している。ブンデスリーガ参入2シーズン目のノイ・ウルムは新型コロナウイルスの影響で試合の延期が続いた時期もあったが、開幕から4連勝と好調。アポロニア(ポルトガル)、ルベッソン(フランス)の2本柱がどっしり構え、ラストのダブルスも2戦2勝と仕事を果たしている。
 開幕から勝ち星がないのがグレンツァオとバート・ホンブルク。ともに若手とベテランのメンバー構成で挑んでいるが、ともに0勝5敗と苦しい戦いが続いている。
  • ボル、今シーズンの初出場はストレートで勝利(写真は2019年世界選手権)

  • 好調のノイ・ウルムは新加入のルベッソンが活躍(写真は2019年ヨーロッパ競技大会)

 ポーランド・スーパーリーグに町飛鳥(鹿児島県体育協会)、オーストリア・ブンデスリーガに金光宏暢(日本大)が出場。また、欧州を拠点にプレーする吉田光希もドイツでの今シーズン初戦を迎えた。

【2020-2021 ドイツ・ブンデスリーガ女子1部】
10月18日
〈ベーブリンゲン 5-3 ESVヴァイル〉
 吉田 -10、-6、8、-9 ソゾニウク○
○ゴッチェ 7、10、6 トリフォノワ
 Al.カウフマン -3、-4、-7 ルプレスク○
○An.カウフマン 5、7、4 クレー
○ゴッチェ 9、-7、-9、9、6 ソゾニウク
○吉田 -13、-5、4、5、6 トリフォノワ
○An.カウフマン 14、-10、10、9 ルプレスク
 Al.カウフマン -7、7、-8、-3 クレー○
★吉田光希通算成績:単1勝1敗

 日本を離れ、長く欧州でプレーを続ける吉田は今シーズンからドイツ・ブンデスリーガ女子1部のベーブリンゲンへ復帰。2014-2015シーズンにベーブリンゲンでプレーした後はポーランド、チェコ、ポルトガルなどのリーグでプレーしていたが、6シーズンぶりにドイツへ戻ってきた。
 吉田の所属するベーブリンゲンには元ドイツ代表の中国からの帰化選手、ゴッチェ(中国名:何千紅)も所属。現在52歳のゴッチェだがバリバリの現役選手としてプレーしており、2017-2018シーズンには49歳にして20勝3敗で個人成績1位に輝いた。今季初戦でも2得点と健在ぶりを見せている。また、先日のヨーロッパユーストップ10の女子カデットを制した地元ドイツの14歳・An.カウフマンと姉の18歳・Al.カウフマンもベーブリンゲンに所属。36歳の吉田に、52歳のゴッチェ、14歳と18歳のカウフマン姉妹という、親子チームのようなラインナップとなっている。


【2020-2021 ポーランド・スーパーリーグ男子1部】
※4番以降は3ゲームズマッチ
10月16日
〈ビドゴシチ 3-1 ジャルドヴォ〉
○町 3、7、7 ウラブリク
○ブロフ 9、6、8 ディヤス
 グレラ -10、-7、-6 ウェイ・シハオ○
○町 6、3 ディヤス

10月19日
〈ビドゴシチ 1-3 ドイリディ・ビャウィストク〉
 イェンドジェフスキー -7、-10、-7 ワン・ツォンイー○
○町 9、6、-9、7 ハニン
 ブロフ -10、8、-5、-9 リ・ヨンイン○
 町 -5、3、-10 ワン・ツォンイー○
★町飛鳥通算成績:単6勝2敗

 間隔が空いての試合となった町だが、10月16日の試合ではディヤス(ポーランド)を下すなど2得点の活躍で強豪のジャルドヴォ撃破に貢献。続く19日の試合は、ベラルーシ代表のハニンを下すも、ベテランのワン・ツォンイー(ポーランド)に惜敗。個人成績は6勝2敗で5位。町の上には12勝3敗でコウ・レイ(ウクライナ)、10勝1敗でワン・ツォンイー、12勝3敗でチョイノフスキー(ポーランド)、8勝1敗でウェイ・シハオ(クロアチア)が並ぶ。チームは現在10試合を戦い、13チーム中4位につけている。


【2020-2021 オーストリア・ブンデスリーガ男子1部】
10月11日
〈ザルツブルク 2-4 カプフェンブルク〉
 金光 2-3 サイモナー○
○サンチ 3-1 プフェファー
 トリンク 0-3 ヴォルクニク○
 金光/トリンク 1-3 サイモナー/ヴォルクニク○
○金光 3-2 プフェファー
 サンチ 2-3 サイモナー○

10月18日
〈ザルツブルク 4-0 SPGリンツ〉
○サンチ 3-2 ピスチェイ
○金光 3-1 リウ・ツェンロン
○トリンク 3-0 グリニンガー
○金光/トリンク 3-2 ピスチェイ/グリニンガー
★金光宏暢通算成績:単3勝3敗/複2勝2敗

 オーストリア・ブンデスリーガ2シーズン目の金光は昨シーズンに続き、ザルツブルクでプレー。ここまで4試合を戦い、単複ともに勝敗タイと苦しんでいる。10月18日には優勝候補の一角であるSPGリンツに快勝するなど、上昇気流に乗りたいところだ。
  • 2014年長崎国体での吉田。日本でのプレーはこれが最後となっている

 ドイツ・ブンデスリーガはレギュラーシーズンの試合が進行中。今シーズンは新型コロナウイルスの影響により、試合が延期となるなど、各チームが足並みを揃えて試合を消化していく状況とはいかない中でシーズンが進んでいる。また、国際大会のスケジュールを考慮し、後に予定されていたカードを前倒しで行う変則日程も組まれるようになった。この2週間で開催された試合の結果は下記のとおり。


【2020-2021 ドイツ・ブンデスリーガ】
10月9日
◆第7節
〈グリュンヴェッターズバッハ 3-2 ザールブリュッケン〉
○王熹 -10、8、8、8 ヨルジッチ
 コズル 4、-5、-9、-6 フランチスカ○
 チウ・ダン -10、-8、-12 尚坤○
○王熹 9、-6、10、9 フランチスカ
○チウ・ダン/ラスムッセン 6、5、6 尚坤/ヨルジッチ

10月11日
◆第4節
〈ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 ブレーメン〉
○K.カールソン 6、-6、4、7 ファルク
○シェルベリ 4、9、9 ゲラシメンコ
○ワルサー -10、9、10、8 スッチ

〈グリュンヴェッターズバッハ 3-1 フルダ・マーバーツェル〉
○王熹 6、6、9 ムン・ファンボー
 ラスムッセン -5、-8、-8 アルナ○
○チウ・ダン 5、7、3 フィルス
○王熹 -4、6、10、9 アルナ

〈ベルクノシュタッド 3-2 ケーニヒスホーフェン〉
 フェガール -5、-9、4、-10 シュテガー○
○ドゥダ 12、7、-8、13 サリフ
 ロブレス -8、-7、-6 オルト○
○ドゥダ 10、6、-10、9 シュテガー
○フェガール/ロブレス 6、8、12 オルト/ゼリコ

10月18日
◆第2節
〈ノイ・ウルム 3-2 ケーニヒスホーフェン〉
 シドレンコ -3、-3、-3 シュテガー○
 ルベッソン 11、4、-8、-8、-6 ゼリコ○
○アポロニア 8、6、5 サリフ
○ルベッソン 8、7、3 シュテガー
○アポロニア/シドレンコ -9、-10、7、10、10 ゼリコ/サリフ

◆第7節
〈ボルシア・デュッセルドルフ 3-0 フルダ・マーバーツェル〉
○シェルベリ 10、7、10 アルナ
○K.カールソン 9、8、-8、6 フィルス
○ワルサー 2、10、3 ムン・ファンボー


 まず、第4節よりも先に行われた第7節ではグリュンヴェッターズバッハが昨シーズンのチャンピオン、ザールブリュッケンに土をつけた。グリュンヴェッターズバッハは王熹(ドイツ)が2得点をあげて、ラストのダブルスも勝利し3-2で勝利、翌々日の第4節でも王熹が2勝の活躍で勝利を収めて2位に浮上した。
 ボルシア・デュッセルドルフは第4節、そして前倒しで行われた第7節でも勝利し、開幕5連勝。今節もボル(ドイツ)は欠場となったが、ここまでシェルベリ(スウェーデン)が6勝0敗、ワルサー(ドイツ)が5勝0敗、K.カールソン(スウェーデン)が4勝0敗と、開幕戦で急遽出場したコーチのハイスター(オランダ)の1敗以外は負け無し。限られた戦力で、開幕から取りこぼしなく白星を重ねている。
 9月6日の開幕戦以降、新型コロナウイルスの影響により試合の延期が続いていたノイ・ウルムは10月18日にようやく2戦目を開催。前半で0-2のビハインドとなったが、3番からの大逆転で今季2勝目をあげた。
  • 今シーズン6戦負け無しのシェルベリ(写真は2019年世界選手権)

 10月9〜11日にかけて、ドイツ・ベルリンにてヨーロッパユースTOP10が開催。新型コロナウイルスの影響により国際大会の中止・延期が続いていた中、ヨーロッパ卓球連合主催の久々の国際イベントとなった。

【ジュニア男子シングルス】
優勝:シュトゥンパー(ドイツ)
準優勝:コソロスキー(ベルギー)
3位:デグロス(ベルギー)
4位:バン(クロアチア)

【ジュニア女子シングルス】
優勝:パヴァデ(フランス)
準優勝:キセル(ベラルーシ)
3位:ザハリア(ルーマニア)
4位:クレー(ドイツ)

【カデット男子シングルス】
優勝:ルブラン(フランス)
準優勝:チリタ(ルーマニア)
3位:イストラテ(ルーマニア)
4位:モビレアヌ(ルーマニア)

【カデット女子シングルス】
優勝:カウフマン(ドイツ)
準優勝:ルツ(フランス)
3位:ハーシー(ウェールズ)
4位:グリーズル(ドイツ)


 ジュニア男子では、地元ドイツのシュトゥンパーが優勝。出場選手中、下から2番目のシードだったが、見事全勝優勝を飾った。ジュニア女子はパヴァデが8試合を戦い3ゲームを落としたのみという、圧巻の強さでV。今年3月にはカテゴリーではひとつ上のヨーロッパU21選手権を15歳にして制しており、この年代のヨーロッパ女子では頭ひとつ抜けた強さと言える。
 カデット男子を制したルブランはヨーロッパでは珍しい右のペンホルダーの選手。最多エントリーだったカデット女子はカウフマンが地元で戴冠。ドイツとフランスが男女で各1つずつタイトルを分け合う形となった。

★写真提供:ETTU
  • 地元でタイトル獲得となったシュトゥンパー

  • パヴァデは圧倒的な強さを見せて優勝

  • 欧州では珍しいペンホルダーのルブラン。以前、東京選手権にも出場していた

  • カウフマンも地元Vを達成

 ポーランド・スーパーリーグに町飛鳥(鹿児島県体育協会)が出場。10月2日の試合で今季初出場を果たし、10月4日の試合にも出場している。

【2020-21 ポーランド・スーパーリーグ】
※4番以降は3ゲームスマッチ
10月2日
〈グヴィアズダ・ビドゴシチ 2-3 ヤロスワフ〉
 町 -9、-5、-11 コウ・レイ○
○グレラ 5、5、8 ザトウカ
 ブロフ -13、12、-5、-9 シュミエル○
○町 6、7 ザトウカ
 イェンドジェフスキー/グレラ -5、-6 コウ・レイ/シュミエル○

10月4日
〈グヴィアズダ・ビドゴシチ 2-3 ボゴリア〉
 ブロフ -8、6、-7、6、-9 ギオニス○
○町 11、10、7 バドフスキー
 グレラ -7、-3、9、-4 シルチェク○
○町 5、5 ギオニス
 イェンドジェフスキー/グレラ -7、-9 バドフスキー/シルチェク○
★町飛鳥通算成績:単3勝1敗


 町は昨シーズンに続くポーランドリーグでのプレー。久々の試合となった10月2日の試合ではコウ・レイ(ウクライナ)に敗れて黒星スタートとなったが、以降は3連勝。昨シーズンは19勝3敗という成績を残しており、強力なポイントゲッターとして期待される。
 ちなみに昨シーズンに続き、町が所属するグヴィアズダ・ビドゴシチの正式名称は「LOTTO ZOOLESZCZ GWIAZDA Bydgoszcz」。チームのスポンサーである「ZOOLESZCZ」は犬用の首輪やリードなどの製造・販売を行っている企業で、CMには町が起用されている。
★町飛鳥出演「ZOOLESZCZ」CM
https://youtu.be/SQdVfUBQOw8

 ポーランド・スーパーリーグは町が対戦したコウ・レイ、ギオニス(ギリシャ)、ディヤス(ポーランド)、ガチーナ(クロアチア)など、欧州の中堅どころがプレー。中国や香港、韓国といったアジアからの参戦も多く、フランス・プロAと並び、ドイツ・ブンデスリーガに次ぐレベルと言える。現在はドイツ・ブンデスリーガのチャンピオン、ザールブリュッケンでプレーする尚坤(中国)もポーランドで圧倒的な成績を残してドイツへとステップアップしていった。
 ここ数年で日本選手のエントリーが増加しており、今季は町の他、吉田雅己(栃木県スポーツ協会)、吉田海偉、高木和卓(ともに東京アート)、平野友樹(協和キリン)、有延大夢、鹿屋良平(ともにリコー)、笠原弘光(シチズン時計)、松山祐季(愛知工業大)と9名がエントリー。ポーランド以外から参戦している海外選手は34名いるが、その中で日本選手が最多となっている。EU枠があるため、同じチーム内でアジアの選手が1試合に2人出場することはできないが、主要なチームは数名のアジア選手を所属させ、入れ替わりで起用している。
  • エースとして期待される町(写真は2020年全日本)

 10月1、2日にクロアチア・ザグレブにて国際オープンとなる「ザグレブオープン」を開催。本来であればクロアチアでは今年の3月下旬から4月上旬にかけ、ITTFチャレンジ・クロアチアオープンが開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、大会が中止に。その中でも、伝統あるクロアチアオープンを継続させるというクロアチア卓球協会の熱意により、自国単独開催の国際オープンとして大会を実施することとなった。大会には地元クロアチアのほか、ルーマニア、セルビア、オーストリアなど10カ国から選手が参加。

 男子シングルスでは出場選手中最大のビッグネームであったサムソノフ(ベラルーシ)が優勝。(ITTFイベントとしての)ザグレブオープンで過去5回優勝するなど、サムソノフにとってザグレブは縁起の良い場所。4試合を戦ったサムソノフは決勝で1ゲームを落としたのみの堂々の戦いぶりうを見せた。優勝後にサムソノフは「クロアチア卓球協会が大会の開催を決定したことは賞賛に値する」とコメント。新型コロナウイルスに関して、まだ注意しなければならない状況であるとしたうえで、テニスが国際大会を開催していることに触れながら、卓球界におけるさらなる国際大会の再開を要望した。

【ザグレブオープン】
〈男子シングルス〉
◆準決勝
サムソノフ(ベラルーシ) 2、10、5 コラレク(クロアチア)
コジッチ(クロアチア) -13、-10、6、5、5 ルプレスク(セルビア)
◆決勝
サムソノフ -8、7、8、9 コジッチ

〈女子シングルス〉
◆準決勝
ペテク(クロアチア) -10、-7、9、9、10 マロバビッチ(クロアチア)
プライアン(ルーマニア) 7、9、7 マフナチェワ(ロシア)
◆決勝
ペテク 6、9、-10、-9、9 プライアン

〈U21男子シングルス〉
◆準決勝
E.イオネスク(ルーマニア) 7、6、-9、-5、6 シリタ(ルーマニア)
バン(クロアチア) 9、-4、12、8 トミカ(ルーマニア)
◆決勝
バン -11、4、12、4 E.イオネスク

〈U21女子シングルス〉
◆準決勝
バルトュシテ(リトアニア) 15、-6、13、-6、6 ミトロファン(ルーマニア)
プライアン(ルーマニア) 8、4、-9、-3、7 アラポビッチ(クロアチア)
◆決勝
プライアン 6、-9、10、7 バルトュシテ
  • 実力を見せつけたサムソノフ(写真は2019年世界選手権)