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 6月23日、ITTF(国際卓球連盟)は執行委員会を開催。韓国・釜山で9月27日〜10月4日に開催予定だった世界選手権団体戦について、2021年初旬に延期することを正式に決定した。新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの選手団が韓国入りすることが困難であると判断した。

 釜山大会の正式な日程については、7月10日に行われる次回の執行委員会で決定する。21年6月17〜26日にアメリカ・ヒューストンでの開催が予定されていた世界選手権個人戦については、当初の日程での開催は不可能となる見通しで、こちらも新たな日程を検討することになる。

 また、2020年の10〜12月に開催を検討していた、ITTFワールドツアーなどの代替大会となる国際大会は、まだ開催地などを模索している段階。10月にドイツで開催予定の男子ワールドカップ、タイで開催予定の女子ワールドカップについても状況を注視している。
 6月24日、(公財)日本卓球協会は、10月に三重で開催が予定されていた「全日本選手権(団体の部)」の開催中止を発表した。これにより、すでに中止が発表されている11月開催予定だった「全日本社会人選手権」「全日本選手権(カデットの部)」を含め、今年11月までの日本卓球協会主催の全国大会は、ほぼ開催中止となった。

 日本卓球協会主催の全国大会は、大会150日前までに開催可否を判断するとなっているが、同大会は次年度国体のプレリハーサル大会という位置づけということもあり、本年度のかごしま国体の状況などを確認してからの発表となった。

 今秋に開催予定だった「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」については、6月19日、主催者のスポーツ庁、日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会および鹿児島県が合同記者会見を行い、今年秋には開催せずに延期するという発表がされた。


■6/24現在、中止が発表されている日本卓球協会主催の全国大会は以下のとおり
 ※日本卓球協会ホームページより引用

1:第33回全国ラージボール卓球大会
2:第3回全日本ラージボール卓球選手権大会
3:全農杯2020年全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)
4:ロート製薬杯第38回全国ホープス卓球大会
 (北日本ホープス(8/1-3 岩手))(東日本ホープス(8/9-10 福井))
 (西日本ホープス(8/17-18 京都))(南日本ホープス(6/26-28 佐賀) )
5:全国レディース大会ブロック大会
 (北海道ブロック(6/13 北海道))(東北ブロック(7/4-5 山形))
6:第70回全日本実業団卓球選手権大会(9/3-6岡山・ジップアリーナ岡山)
7:全国レディース大会ブロック9月大会(東海ブロック(9/12愛知))
8:第39回全日本クラブ卓球選手権大会(9/19-22茨城・アダストリアみとアリーナ)
9:全国レディース大会ブロック9月大会(北信越ブロック(9/26-27長野))
10:全国レディース大会ブロック10月大会(関東ブロック(10/3-4茨城)
11:全国レディース大会ブロック10月大会(中国ブロック(10/3-4岡山)
12:全国レディース大会ブロック10月大会(近畿ブロック(10/13大阪)
13:2020年全日本卓球選手権大会(マスターズの部)(10/22-25京都・島津アリーナ京都)
14:第54回全日本社会人卓球選手権大会(11/6-8岐阜・岐阜メモリアルセンター)
15:2020年全日本卓球選手権大会(カデットの部)(11/13-15富山・富山県総合体育センター)
16:全日本卓球選手権大会(団体の部)(10/16-18 三重・三重県営サンアリーナ)

※全国レディース大会ブロック 10 月大会(九州ブロック(10/31-11/1 長崎)については、7 月下旬までに開催判断


■日本卓球協会ホームページ
http://www.jtta.or.jp
 日本卓球協会はホームページ上で「2019年度 都道府県別加盟登録人数一覧」を発表した。
 これは2019年4月から2020年3月までに日本卓球協会の各加盟団体に登録した人数で、358,124人(男性:223,253人、女性:134,871人)だった。
 前回の平成30年度の358,600人と比べると微減(−476人)となるが、ほぼ横ばいの数字となった。

 日本卓球協会の加盟登録人数は平成18年度(2006年)以降増加し続けていたが、2019年度でストップ。なお、2020年度については、新型コロナウイルス感染症の影響が非常に大きく、登録人数は2019年度の数字よりもかなり減ることが予想されている。

 日本卓球協会は、卓球愛好者への登録のお願いをホームページなどで告知するとともに、各加盟団体に対する支援金を用意しサポートをしていく予定だ。


〈2019年度の登録人数の多かった都道府県〉 ※カッコ内は前年度からの増減数
1:愛知県:18,887人(+102人)
2:神奈川県:18,549人(−413人)
3:静岡県:17,922人(+64人)
4:北海道:17,180人(+76人)
5:千葉県:16,244人(+490人)

■2019年度都道府県別加盟登録人数一覧はこちら(日本卓球協会ホームページ内)
http://www.jtta.or.jp/Portals/0/images/association/registration_number/20200623registration_number_2020.pdf

全国で徐々に大会が開催される方向になっているが、大阪府では7月末からジュニア選手の大会がスタートする。

7月24日から8月4日までは「大阪64ブロック優勝大会」が開催される。例年はこの大会で64人を決めた後に国体二次予選に進むというものだったが、今年度は国体が新型コロナ感染拡大によって中止となったために、ブロック優勝大会のみを開催し、高校3年生も出場できる。

また、8月13日からは全国に先駆けて、全日本選手権大会大阪府ジュニア予選会が9月12日まで行われる。
まだ、日本卓球協会は来年1月の全日本選手権大会の開催の可否を決定していないが、大阪では毎年8月から全日本ジュニア予選が行われるのは恒例となっており、今年も予定通りに開催されることが大阪高体連卓球専門部のホームページで発表されている。

2大会はともに感染予防に最大限配慮し、主催はNPO法人大阪卓球協会で、主管が大阪高等学校体育連盟卓球専門部となっている。

  東海学生卓球連盟は6月18日付けで、8月6日(木)、7日(金)に愛知県名古屋市中スポーツセンターで開催を予定していた、「東海テレビ杯争奪第60回東海関西対抗学生卓球大会」の中止を発表。新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止に至ったとのことだ。
 (公財)日本卓球協会は、6月21日に開かれた臨時理事会で決議された、2020・2021年度の役員一覧を発表した。任期は2年(監事のみ4年)。

 役員23名のうち新任は12名で、会長の藤重貞慶氏、専務理事の星野一朗氏は続投。日本学生卓球連盟副理事長の濵田美穂さん(1973年世界選手権ダブルス優勝)、日本卓球協会アスリート委員会委員長の岸田聡子さん(日本生命)らが理事に初就任となり、両氏を含めて女性理事は23名中4名となった。

 3期目の専務理事就任となる星野一朗氏は、臨時理事会後のウェブ会見において以下のように抱負と課題を語った。
「今の状況の中で、いかに大会を安全・安心に開催できるかということが大きな課題です。
 また、卓球協会として中長期事業計画を再度策定する『ミッション・ビジョン』を3月の理事会で承認していただきました。『ミッション・ビジョン』と『アクションプラン』を、これから実行・ブラッシュアップしていくことも大きな課題だと思っています。
 なお、日本卓球協会は来年が90周年となり、その10年後には100周年が待っています。それまで持続可能なプランニングをしながら、日本の卓球界がますます発展していけるような役割をしていきたい」


 新年度役員一覧は以下のとおり。


■公益財団法人 日本卓球協会 2020・2021年度 役員一覧
(2020年6月21日)
※任期は2020年度〜2021年度(2年) 監事は除く
★=新任  無印=再任 カッコ内の数字は年齢

会長:藤重貞慶(73)
副会長:前原正浩(66)
副会長:★八尾正博(71)
副会長:★野崎保夫(61)
専務理事:星野一朗(65)
常務理事:金﨑正久(66)
常務理事:安西弥一郎(60)
常務理事:宮﨑義仁(61)
常務理事:加藤憲二(64)
常務理事:阿久津しげ子(71)
常務理事:水島潤子(72)
常務理事:★蓑島尚信(61)
理事:★椙下博(67)
理事:佐藤重喜(62)
理事:★小林博史(69)
理事:★小原秀元(65)
理事:★吉見公男(65)※吉は土に口
理事:松本秀樹(68)
理事:★岡村隆夫(68)※隆は旧字体
理事:★濵田美穂(72)
理事:佐藤真二(57)
理事:★吉田和人(58)
理事:★岸田聡子(43)


監事:土室完(68)★
監事:松本秀幸(67)★
監事:平岡可奈之(61)★
※監事の任期は2020年度〜2023年度(4年)
 本誌の人気技術連載『健太塾』の講師を務める松平健太が、株式会社ファースト(本社・東京都江戸川区)と所属契約を締結したことを発表した。ファーストは岸川聖也、大矢英俊などが所属していて、全日本実業団選手権で3位に入る強豪チーム。松平が加入したことでより一層の活躍が期待される。

 「(松平)健太君とは以前から深く交流があり、全日本実業団で日本一になることを共有し、また日本の卓球界で貢献事業をすることを仲間で語り合っていました。その夢が実現してファースト所属になりました。今後は力を合わせてがんばっていきたいと思います」とファーストの社長であり、卓球部総監督も務める浜野浩社長。

 「以前からプライベートでも浜野社長とは仲良くさせていただき、いろいとと話していく中で社長の思いに共感し、私で良ければぜひ目標に向かって一緒に活動できればと思いました。
 大会で結果を出して貢献するのはもちろんですが、大会以外(イベント等)の活動でもファーストに貢献出来るように尽力いたします」(松平)

 ファーストは東京の平井と有明の2箇所に卓球スクールを開設して教室を行っているが、今後は松平選手を起用したイベントなども楽しみだ。


株式会社ファーストが運営している卓球スクール
http://seiyatts.com
  • 浜野浩社長(左)と松平健太

 関東学生卓球連盟は本年度2回目となる書面代議委員会を開催。新型コロナウイルス感染症の影響下での加盟校の活動状況などに関する質問への回答を受けて、秋季関東学生リーグ戦の中止を発表した。これで本年度の関東学生リーグ戦は春季・秋季ともに中止となった。

 加盟校を対象に、6月15日までの段階での部の活動状況を質問したところ、返答のあった加盟校145校中、「既に定期的な練習を再開している」と答えた加盟校はわずか7校、全体の4.5%のみ。「6月後半から練習を再開予定」と答えた加盟校は9校(5.8%)、「7月前半から練習を再開予定」が15校(9.6%)、「7月後半から練習を再開予定」が1校(0.6%)、「8月前半から練習を再開予定」が12校(7.7%)という結果となり、過半数を越える64.7%、101校が「練習再開の目処が立たない」と回答した。
 関東学連としては根本に「試合は練習の成果を発揮する場」という考えがあり、全体の60%以上が練習再開の目処が立たないという状況では十分な練習もできず、ベンチ入りメンバーの選抜なども困難であると判断。選手、主務、監督・コーチ合計で最大18名がベンチに入るリーグ戦では「3密」の状態を避けられないこと、各校の授業スケジュールや夏期休暇の期間なども不透明な状況、開催したとしても活動が再開しておらず参加できなかった加盟校が最下部まで降格となってしまう点など様々な要因を考慮して、中止の決断を下した。

 また、リーグ戦は中止となったが、他の関東学連主催の大会は延期となっている大会も含めて開催する意向であると発表。5月に開催予定だった関東学生新人戦は8〜12月に開催する予定で、6月3〜5日に開催する予定だった関東学生選手権は、全日学予選(本戦は10月21〜25日開催予定)を兼ねて8月24〜27日に神奈川・横浜武道館で行われる予定となっている。
 卓球のノジマTリーグの実行委員会が16日に開かれ、関係者への取材で、今月22日の同リーグ理事会で松下浩二チェアマンが退任することがわかった。
 松下チェアマンはすでに退任の挨拶回りを行っており、後任は7月上旬の社員総会で決定するが、星野一朗・日本卓球協会専務理事が兼任するとの情報もあり、もしそうなるとTリーグは協会が主導で今後、進んでいくことになる。

 卓球のTリーグは2年前、2018年10月にスタート。日本のプロ第一号の卓球選手である松下浩二氏がチェアマンとして「日本の卓球界の発展のため、プロ選手、プロ的興行の環境を作り、日本が世界の頂点に立つために必要なリーグ。このリーグで日本を元気にする」というスローガンを掲げ、スタート。リーグ構想から10年、松下氏は日本卓球リーグとの共存を模索したり、参加チームの募集、協賛スポンサーの獲得などで奔走した。
 地域のクラブ、企業スポーツと合体させながら、チーム数は男女4チームずつと少ないながらも、世界最高峰のレベルを示すリーグになり、ヨーロッパやアジアから世界レベルの選手が日本に集結した。

 2017年3月の「一般社団法人Tリーグ」の設立には日本卓球協会の強力なサポートもあり、協会の理事会などでも議論が交わされ、独立性を維持しながらも日本の卓球界のために必要な新組織として認知され、翌年10月にリーグが始まり、将来的なホーム&アウェイの競技方式の前に、全国各地で興行を行い、好評を博していた。トップに置かれたダブルスでの3ゲームスマッチ方式、シングルスでの最終ゲーム6-6からの方式、試合が2-2になった時の5番のヴィクトリーマッチ(11本1ゲーム勝負)などの斬新なやり方で、スリリングで常に接戦になる試合、そして何より選手全員が緊張感を持った好ゲームを連発した。
 日本のトップ選手がほとんど参戦し、それまでドイツのプロリーグに参戦する選手もいた日本で、プロ選手が増えていく土壌を作った。

 Tリーグは松下氏が「日本にプロリーグを」という現役時代から描いていた夢の実現であり、松下なくしては実現はできなかった。
 プロ的興行を優先するあまり、1年目から採算度外視の試合運営への懸念は指摘されていたが、それは「将来への投資」と見ることもできたし、3シーズン目から試合運営は各チームにゆだねられるので、リーグ自体の負担は減り、安定期に入るという見方もあった。
 退任の理由は、今後正式な会見でのコメントを待つことになるが、「Tリーグ・イコール・松下浩二チェアマン」という象徴的な存在だっただけに卓球界に大きな衝撃が走るのは間違いない。「松下の情熱にほだされて」チームを作り、スポンサーになった企業も多い。スポンサーへの影響を考えると、今後のリーグ運営も厳しいものになるだろう。

 Tリーグは卓球ファンはもちろん、卓球を初めて観戦する多くの人たちを魅了してきた。象徴的なチェアマンが去ろうとも、日本卓球協会、そして日本の卓球界はTリーグの火を消してはならない。

 新型コロナウイルスによって、卓球界も全国大会が次々と中止となり、重苦しい空気が流れている。多くのスター選手を抱える卓球がスポーツ界で果たす役割は決して小さくない。松下浩二氏がゼロから作り上げた世界に誇るTリーグ。その「松下レガシー」を守り続けることが、このリーグと日本卓球協会に課せられる使命と言えるだろう。(今野)
  • 2018年10月のTリーグの開幕戦で開会宣言をする松下浩二チェアマン

 ノジマTリーグのセカンドシーズンでシングルス最多勝を上げるなど活躍が著しい神巧也(T.T彩たま)が、オンラインによる卓球レッスン&サロンを立ち上げた。

 「卓球雑草集団」というキャッチのもと、インターネットを活用して少人数制でレッスンを行う。
 「現役の今だから伝えることに意味があると思っています。オンラインだと出向く必要もなく、自宅やいつもの練習場、全国各地どこにいてもアドバイスや提案ができます。『本気のあなた』のご参加をお待ちしております。共に成長していきましょう!」(神巧也)

気になる方は下記のホームページへ
https://www.jintakuya.com/