サイト内検索

トピックス

トップニュース トピックス

 14年ユース五輪・世界ジュニア銀メダリストで、日本リーグ男子1部の東京アートに所属する村松雄斗選手が、ドイツ・ブンデスリーガ1部の強豪「TTFリープヘル・オクセンハウゼン」と2016-2017年シーズンの契約を結んだ。

 オクセンハウゼンは主力のピチフォード(16年世界選手権団体3位)がフランス・プロAリーグのエヌボンに移籍するが、ゴーズィ(フランス)、カルデラノ(ブラジル)、ディヤス(ポーランド)というメンバーに加え、今季からポルトガルの左腕ジェラルドも加入。リープヘル・マスターカレッジを練習拠点とし、若く才能あふれる選手たちが揃っている。日本期待のチョッパー、20歳を迎える勝負の年に、さらなる飛躍を期待したい。写真は16年1月の全日本選手権でのプレー。


 4月20〜24日にポーランド・ワルシャワでITTFワールドツアー・ポーランドオープンが開催された。日本からは男子13名、女子19名の総勢32選手が参加し、男子シングルスで水谷隼(beacon.LAB)が、女子シングルスで平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)がそれぞれ優勝を果たした。また、女子アンダー21で加藤美優(礼武道場)が、男子ダブルスで森薗政崇/大島祐哉(明治大/ファースト)も優勝し、日本が4種目を制覇した。

 男子シングルスで第2シードの水谷は準々決勝で高木和卓(東京アート)、準決勝で吉村真晴(名古屋ダイハツ)との同士討ちを制し決勝へ進出。決勝では第1シードのオフチャロフ(ドイツ)を4-2で破り勝利を決めた。
 女子シングルスで平野は3回戦で伊藤美誠(スターツSC)とゲームオールの接戦を制すると、準々決勝ではゾルヤ(ドイツ)を破った佐藤瞳(ミキハウス)を4-1で破り準決勝に進出。準決勝ではベテランペンホルダー、リー・ジャオ(オランダ)を4-1で、決勝では準決勝で石川佳純(全農)を下したユ・モンユ(シンガポール)をストレートで下し、ワールドツアー初勝利をあげた。また、福原愛(ANA)は2回戦で早田ひな(希望が丘高)に敗れ、上位進出はならなかった。

 男子ダブルスでは日本ペア同士の決勝となり、森薗/大島が丹羽/吉村をストレートで下し優勝。女子アンダー21では加藤が前田美優(日本生命)、佐藤、浜本由惟(JOCエリートアカデミー/大原学園)と日本選手を3連破したツォン・ジエン(シンガポール)を下し優勝を果たした。

優勝と日本選手の上位記録は以下のとおり。

〈ITTFワールドツアー・ポーランドオープン記録〉
●男子シングルス優勝:水谷隼  3位:吉村真晴
●女子シングルス優勝:平野美宇  3位:石川佳純
●男子ダブルス優勝:森薗政崇/大島祐哉  2位:丹羽孝希/吉村真晴
●女子ダブルス優勝:田志希/梁夏銀(韓国)  3位:石川佳純/伊藤美誠、浜本由惟/早田ひな
●アンダー21男子優勝:王之旭(デンマーク)
●アンダー21女子優勝:加藤美優  3位:橋本帆乃香、浜本由惟  


 世界卓球クアラルンプール大会の最終日に行われた、平野美宇選手(JOCエリートアカデミー/大原学園)とエジプトのパラ卓球選手イブラヒム・ハマト選手によるエキシビションマッチの様子が、現在動画配信中。
 ハマト選手は、事故で両腕を失うも、口にラケットをくわえるスタイルで卓球を続けており、2014年世界卓球東京大会にも招待されており、その時にも話題になった選手。イベントは、スポーツを通じた国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」プログラムの一貫として行われ、平野美宇選手とラリーを披露したり、現地の子どもたちとふれ合う様子などが収められている。

■YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=GEg4m5b54V4

口でラケットをくわえてプレーするハマト選手

子どもたちと一緒に写真に収まる平野美宇選手とハマト選手


4月12〜16日、スウェーデン・ハルムスタッドで行われたリオデジャネイロ五輪・卓球競技のヨーロッパ予選。昨年のヨーロッパ競技大会で優勝し、すでに五輪出場権を獲得している男子のオフチャロフ(ドイツ)、女子のリー・ジャオ(オランダ)に続き、男女各10名が予選を通過した。顔ぶれは下記のとおり。

★男子予選通過者
ギオニス(ギリシャ)
ボル(ドイツ)
フレイタス(ポルトガル)
アポローニャ(ポルトガル)
シバエフ(ロシア)
イエレル(スウェーデン)
トキッチ(スロベニア)
ルベッソン(フランス)
グルーツ(デンマーク)
コウ・レイ(ウクライナ)

☆女子予選通過者
ハン・イン(ドイツ)
ゾルヤ(ドイツ)
フー・メレク(トルコ)
ユ・フ(ポルトガル)
リー・チェン(ポーランド)
ミハイロワ(ロシア)
リュウ・ジャ(オーストリア)
リー・ジエ(オランダ)
リー・フェン(スウェーデン)
エクホルム(スウェーデン)

 ヨーロッパ予選は第1ステージで8つのグループに分かれてトーナメント戦を行い、残る2つの枠を第2ステージでの2つのトーナメントで争うシステム。五輪ランキングでの五輪出場権獲得が確実なサムソノフ(ベラルーシ)が、第1ステージの代表決定戦でギオニスに敗れ、第2ステージのルベッソン戦で途中棄権するというケースはあったものの、第2ステージでランキング上位のトップ選手が軒並み棄権したアジア予選に比べれば明瞭な試合方式だ。

 サムソノフの敗退を除くと、男子ではゴーズィ(フランス)、ガチーナ(クロアチア)、フェガール(オーストリア)という選手たちが代表権獲得を逃した。ゴーズィは第1ステージでドリンコール(イングランド)にストレート負け、フェガールはポルトガルの新鋭ジェラルドに2−4で敗れている。五輪8大会連続出場を目指したプリモラッツ(クロアチア)は、第1ステージ初戦でM.カールソン(スウェーデン)に敗れた。
 ドイツからはボルとシュテガーの2選手が出場し、ともに第1ステージを勝ち抜いたが、シングルスの代表権はボルのものとなった。シュテガーは12年ロンドン五輪に続いて、ドイツ男子の団体メンバーとなった。競技から遠ざかっていたバウムに不調が続くフランチスカ、世界団体戦で結果を残せなかったメンゲルにフィルスと、有力な3番手が現れなかったドイツ男子。最終的に選ばれたのは団体戦に燃える男・シュテガーだった。

 女子は代表権を獲得した10人中、7人が帰化選手。ドイツ女子はハン・イン、ゾルヤ、シャン・シャオナの3人が第1ステージを勝ち抜き、シングルスの代表権はハン・インとゾルヤが獲得。団体戦のみならず、シングルスでも日本勢の前に立ちはだかる。一方、ドイツのライバルであるルーマニアは不振を極め、モンテイロ(ドデアン)とサマラがともに出場権獲得を逃した。
 10人目の代表決定戦でビレンコ(ウクライナ)に快勝し、五輪へのラストチケットを手にしたのはエクホルム。08・12年と五輪2大会で代表権を獲得しながら、スウェーデン五輪委員会に出場を認められなかった苦い過去があるが、15年世界選手権でのベスト16という成績に加え、リー・フェンが代表権を獲得したことで団体戦にも出場できる可能性が高い。今回は「三度目の正直」なるか?

きっちり五輪の代表権を獲得したボル

エクホルム、今回は五輪出場の可能性・大(写真はともにITTF提供)


リオ五輪アジア大陸予選会・代表権獲得者(11名)

●第1ステージ・男子5人
馬龍(中国・東アジア)
チェン・フォン(シンガポール・南東アジア)
ゴーシュ(インド・南アジア)
李平(カタール・西アジア)
Ni.アラミヤン(イラン・中央アジア)

●第1ステージ・女子5人
李暁霞(中国・東アジア)
馮天薇(シンガポール・南東アジア)
バトラ(インド・南アジア)
サハキアン(レバノン・西アジア)
シャハスワリ(イラン・中央アジア)
*第1ステージからは5地域からの1名ずつの通過者

●第2ステージ・男子6人
ゲラシメンコ(カザフスタン)
アチャンタ(インド)
陳建安(チャイニーズタイペイ)
何鈞傑(香港)
No. アラミヤン(イラン)
ケンジェフ(ウズベキスタン)

●第2ステージ・女子6人
リ・ミョンスン(北朝鮮)
サウェータブット(タイ)
キム・ソンイ(北朝鮮)
コムウォン(タイ)
ダス(インド)
ラリバ(フィリピン)

*選手名表記は国際卓球連盟のファミリーネーム表記に基づいています
*5月に発表される五輪ランキングから上位22名が代表権獲得者となる(各国最大2名まで)
*たとえば男子の香港は五輪ランキングの22名のうちに黃鎮廷と唐鵬が入る、その二人がシングルスの代表となれば、今回の何鈞傑は団体戦専用メンバーとなる。
*今回、日本選手の代表権獲得者は誰もいなかったが、五輪ランキングの上位者として日本男子の水谷隼、丹羽孝希、女子の石川佳純、福原愛はシングルス出場となり、団体戦の吉村真晴と伊藤美誠の出場は協会が既に発表している


 リオ五輪アジア予選の東アジアグループ決勝で、日本の石川佳純は李暁霞にストレートで敗れて、第1ステージの代表権獲得はならなかった。
「いろいろ作戦は考えたけど、頭でいろいろ考えすぎたのかうまくいかないことが多かった。今日の内容は全然良くなかった。1ゲーム目を取れなかったので流れに乗れなかった」と試合後の石川のコメント。
 明日からの第2ステージは石川も棄権することを試合後に星野一朗強化本部長が明らかにした。日本勢は4人エントリーできるが、全員が棄権することになったが、4人とも世界ランキングが高いため、五輪ランキングによって本大会の出場は確実。

●女子第1ステージ東アジアグループ決勝
李暁霞(中国) 9、8、3、4 石川佳純(日本)


 一般の人にはなかなか理解できない今回の五輪アジア大陸予選。
 過去の五輪では、本大会の数ヶ月前に世界ランキングで自動出場が20数名選ばれ、大陸予選が免除されるシステムを採用していた。そしてアジア予選に出てくるのは、推薦を得られない選手と団体戦だけに出る3人目の選手だった。

 しかし、今大会は違った。まず大陸予選会に出ることが義務づけられた。しかし、5月下旬に発表される五輪ランキングで22名が推薦出場できることになっている。つまり、水谷、丹羽、石川、福原などはアジア予選に出て仮に負けたとしても五輪ランキングで救済されるシステムになっている。

 アジア予選の第1ステージで決まるのは、東アジア、南アジア、南東アジア、西アジア、中央アジアのそれぞれの優勝者5名が決まり、第2ステージではトーナメントを勝ち抜く6名が決まる。しかし、前述したように、日本、中国、韓国、タイペイ、シンガポールなどのトップ選手は五輪ランキングで救済されるために第2ステージを棄権しても五輪出場に影響はないのだ。

 棄権した選手や監督を責めることはできない。モチベーションの出ない大会に出ることほどつらいことはないのだから。
 このトップ選手にとって意味のない予選会を作ったのは国際卓球連盟なのか、それともIOC(国際オリンピック委員会)の指示なのか。こういう予選会はこれを最後にしてほしいものだ。 (今野)


 リオ五輪アジア予選の東アジア第1ステージの準決勝で石川佳純対伊藤美誠が対戦した。1ゲーム目、12−10で伊藤が先取した後に、伊藤は右手の痛みを訴え、棄権した。
「丁寧戦の試合の時にハーフロングのボールを打とうとして右手の親指付け根を台にぶつけた。骨が痛くて、腫れている可能性もあるし、帰ってからレントゲンで検査します。このまま続けていてももっともっと痛くなるかもしれないし、この大会の後にもポーランドオープンとアジアカップもあるので今は無理をしないようにしたかった」と試合後の伊藤のコメント。
 突然の棄権だったために石川も肩すかしを食らい、憮然とした表情だった。

 試合後に村上恭和監督も「本人が決断した。痛みがあったんだと思います」と語り、「明日からの第2ステージには福原は出ません。咳が止まらずに食事もできない状態です」

 また日本男子の水谷隼、丹羽孝希も明日からの第2ステージは出ないことを倉嶋洋介監督は明かした。水谷は腰に痛みがあったとのこと。中国選手も第2ステージは棄権する見込みで、予想通りと言うべきか、予選の方式の変更により、何ともすっきりしないアジア予選になりそうだ。

石川戦の2ゲーム目が始まる時に伊藤は泣きながら審判に棄権を伝えた

目に涙を浮かべ、会見で説明する伊藤


 リオ五輪アジア予選2日目の第1ステージ準々決勝で、男子は水谷隼が張継科(中国)に2−4で敗れた。本来は第2ステージに回るが、棄権しても、5月の五輪ランキングで推薦出場されるのがほぼ確定しているため、明日の出場は微妙だ。
「2−2になった後の5ゲーム目3−1でリードしていたがそこで決めきれなかった。台上で先手をとっても攻めきれなかった。ラリーになって焦りが出てしまった。中国選手だからと難しいボールも打ちにいって焦ってしまったのが今回の課題。もっと粘り強くやれば相手はもっとミスしてくれたかもしれない。張継科のチキータに対しても同じで、つないでいれば相手がミスすることもあるのに焦ってカウンターにいってしまった。でも試合が続く中で中国選手に善戦できたのは自信になった」と試合後の水谷のコメント。

 女子では石川佳純が李皓晴(香港)に快勝し準決勝進出を決めた。また伊藤美誠が世界ランキング2位の丁寧(中国)を4−2で破り大金星をあげた。今大会第1ステージで劉詩ウェンも敗れるなど中国女子に波紋が広がった。世界選手権とは違う緊張感の中で中国女子のもろさが露呈している。


●男子準々決勝
馬龍(中国) 6、15、9、5 黃鎮廷(香港)
張継科(中国)3、8、-6、-5、3、3 水谷
荘智淵(チャイニーズタイペイ) -4、10、-5、10、11、4 許昕(中国)
樊振東(中国) 2、キケン 唐鵬(香港)

● 女子準々決勝
杜凱琹(香港) 5、9、8、11 田志希(韓国)
李暁霞(中国) -4、1、9、11、-11、7 朱雨玲(中国)
石川 7、7、3、-11、7 李皓晴(香港)
伊藤 -6、9、10、5、-6、9 丁寧(中国)

伊藤が丁寧に勝ち金星をあげた

伊藤本人も驚いた丁寧戦の直後の表情

石川は危なげない勝利で準決勝へ

張継科に善戦しながら敗れた水谷


 4月13日に香港のエリザベススタジアムで始まったリオ五輪アジア大陸予選。第1ステージでは東アジア、南アジア、南東アジア、中央アジア、西アジアでのトーナメントを行い、各優勝者5人がまず代表権を獲得する。
 次に第2ステージで6人の代表者を決める。
 日本勢では第1ステージで男子の水谷隼、女子の石川佳純と伊藤美誠がそれぞれ準々決勝に勝ち残っている。

以下は第1ステージ 初日の日本選手の記録。
●男子
水谷 8、-8、4、6、-8、9 江宏傑(チャイニーズタイペイ)
馬龍(中国) 3、6、7、8 吉村
荘智淵(チャイニーズタイペイ) 11、7、2、-6、4 丹羽

● 女子
石川 9、2、8、-5、-9、7 リ・ミギョン(北朝鮮)
伊藤 10、-4、-9、8、8、-8、13 キム・ソンイ(北朝鮮)
李皓晴(香港) 9、5、9、-9、-7、-7、10 福原