●男子シングルス準々決勝
張本 ー9、6、ー9、3、11、ー8、8 カサン(フランス)
楊碩(中国) 12、11、4、ー8、ー9、1 安宰賢(韓国)
呉柏男(香港) 9、9、8、6 黄建都(チャイニーズタイペイ)
趙勝敏(韓国) ー7、1、ー9、5、7、10 ヒップラー(ドイツ)
男子シングルス準々決勝、張本はカサンにゲームオール8点で勝利!
世界ジュニア初出場の13歳が、その実力を証明するベスト4進出、メダル確定だ。
張本の対戦相手、カサンは昨日の混合ダブルスで腰を傷め、治療のタイムを取った。今日もフルスイングはできない様子だったが、逆にそれがプレーの荒っぽさを抑え、弧線の低いループドライブで得点するプレーなどにつながっていた。張本は第1ゲーム8ー4、9ー7のリードから逆転されてから、なかなか流れに乗れず。ゲームカウント2ー2の第5ゲーム、12ー11の3回目のゲームポイントで何とか決めて3ー2とリードしたが、第6ゲームも4ー2から4ー6と逆転され、結局8ー11で落とす。
最終ゲームは一進一退。7ー5とリードした張本だが、7ー6から勝負を懸けたロングサービスがオーバーミス。さらに7ー8とされた時は、敗戦も覚悟する状況だったが、ここから必死のバックブロックなどで4点を連取し、辛くも勝利を収めた。試合運びにまだまだ課題も多いが、最後を勝ちきれるのはさすがだ。
残るベスト4の3つのイスは、安宰賢を台から下げて強打を連発した楊碩、前陣での両ハンドカウンターで黄建都を下したダークホース呉柏男、そしてヒップラーとの左腕対決を制した趙勝敏。張本は明日の準決勝で楊碩との決戦だ。日本、中国ともシングルスに残っているのはひとりだけ。どちらが決勝へと勝ち上がれるのか。