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中国リポート

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★超級リーグ男子・総合順位(第14節終了時点)
1   寧波海天       14勝0敗
2   八一大商       12勝2敗
3   山東魯能       10勝4敗
4   江蘇中超電纜・紫砂  9勝5敗
5   上海均瑶       9勝5敗
6   山東魏橋創業集団   6勝8敗
7   天津豪安       4勝10敗
8   覇州海潤       3勝11敗
9   四川長虹       2勝12敗
10  広東陳静       1勝13敗

☆超級リーグ女子・総合順位(第14節終了時点)
1   鄂尓多斯東方路橋   11勝3敗
2   北京首鋼       11勝3敗
3   山東魯能       11勝3敗
4   大同金地砿業     9勝5敗
5   八一冀中能源     8勝6敗
6   大土河・華東理工   8勝6敗
7   大連海昌       7勝7敗
8   秋林格瓦斯・吉中州  3勝11敗
9   金華銀行       2勝12敗
10  広東二沙       0勝14敗

※男女とも第1ステージ(全18節)の終了時点で、上位4チームはプレーオフ(準決勝)に進出。最下位チームは甲Aリーグの優勝チームと入れ替え、9位のチームは甲Aリーグ総合2位のチームと入れ替え戦を行う。

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★超級リーグ男子・シングルス勝利数(10勝以上挙げている選手)
1   樊振東(八一大商)     22勝4敗
2   閻安(寧波海天)      18勝9敗
3   馬龍(寧波海天)      16勝3敗
    ハオ帥(山東魯能)     16勝5敗
5   許シン(上海均瑶)     15勝5敗
    張超(江蘇中超電纜・紫砂) 15勝6敗
    張継科(山東魯能)     15勝7敗
8   周雨(八一大商)      14勝6敗
9   林高遠(寧波海天)     12勝4敗
    馬琳(山東魏橋創業集団)  12勝8敗
    尚坤(上海均瑶)      12勝13敗
12  徐晨皓(八一大商)     11勝2敗
13  劉吉康(広東陳静)     10勝14敗

☆超級リーグ女子・シングルス勝利数(10勝以上挙げている選手)
1   丁寧(北京首鋼)        21勝3敗
2   劉詩ウェン(大土河・華東理工) 17勝4敗
    武楊(大同金地砿業)      17勝7敗
4   朱雨玲(鄂尓多斯東方路橋)   16勝7敗
    木子(八一冀中能源)      16勝8敗
6   陳夢(山東魯能)        15勝10敗
7   李暁霞(山東魯能)       14勝4敗
8   常晨晨(大連海昌)       13勝6敗
    盛丹丹(北京首鋼)       13勝6敗
    馮亜蘭(大土河・華東理工)   13勝10敗
11  趙岩(鄂尓多斯東方路橋)    12勝8敗
    劉高陽(大同金地砿業)     12勝10敗
13  李佳イ(大連海昌)       11勝9敗
    胡麗梅(金華銀行)       11勝10敗
    文佳(大連海昌)        11勝14敗
16  李暁丹(大同金地砿業)     10勝9敗
  • さらに強さを増している樊振東。本当に17歳でしょうか?

  • 今シーズンは充実ぶりが光る丁寧

★★★ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 男子第14節 7.19 ★★★
※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7(ジュースの場合)」と表示

〈寧波海天 3ー0 天津豪安〉
○閻安 7、12、6 馬特
○馬龍 3、4、4 孔令軒
○閻安/林高遠 8、9 孔令軒/荘智淵
(天津財経大学体育館)

〈江蘇中超電纜・紫砂 3ー0 覇州海潤〉
○崔慶磊 ー6、9、ー7、6、7ー4 梁靖崑
○オフチャロフ 4、9、9 程靖チィ
○張超/林晨 8、6 ジャイ超/程靖チィ
(常州市武進体育館)

〈八一大商 3ー0 広東陳静〉
○徐晨皓 ー5、ー7、5、8、7ー5 劉吉康
○周雨 ー10、ー7、9、9、7ー4 劉亜楠
○王皓/徐晨皓 8、6 尹航/劉亜楠
(大連理工大学体育館)

〈山東魯能 3ー0 四川長虹〉
○ハオ帥 ー7、10、ー5、4、7ー2 陳㬢
○張継科 6、5、6 許鋭鋒
○ハオ帥/方博 7、9 朱霖峰/許鋭鋒
(済南奥体センター東荷体育館)

〈上海均瑶 3ー0 山東魏橋創業集団〉
○許シン 7、ー7、ー8、6、7ー2 于子洋
○尚坤 6、12、9 任浩
○尚坤/趙子豪 ー7、10、7ー4 馬琳/江天一
(上海青浦体育館)

☆☆☆ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 女子第14節 7.20 ☆☆☆

〈八一冀中能源 3ー1 金華銀行〉
○郭躍 7、10、10 楊揚
○木子 6、3、3 胡麗梅
 郭躍/劉曦 ー9、ー9 周シントン/劉ジン○
○木子 6、ー10、4、ー6、7ー4 楊揚
(金華市体育センター)

〈鄂尓多斯東方路橋 3ー2 北京首鋼〉
 朱雨玲 ー9、ー4、9、ー10 丁寧○
○張薔 9、7、7 リ・ミョンスン
 朱朝暉/趙岩 4、ー5、0ー7 丁寧/盛丹丹○
○朱雨玲 7、7、7 リ・ミョンスン
○趙岩 9、9 盛丹丹
(北京首鋼バスケットボールセンター)

〈大連海昌 3ー2 大土河・華東理工〉
 文佳 ー10、8、ー11、ー3 鄭詩暢○
○陳幸同 6、6、ー6、ー9、7ー5 馮亜蘭
○常晨晨/李佳イ 7、7 車暁曦/江越
 文佳 12、ー5、ー2、ー8 馮亜蘭○
○常晨晨 7、5 車暁曦
(大土河体育館)

〈大同金地砿業 3ー0 広東二沙〉
○武楊 2、2、5 童海苗
○郭奕宸 5、ー10、4、6 張遅
○李暁丹/劉高陽 8、9 楊采穎/童海苗
(大同大学体育館)

〈山東魯能 3ー1 秋林格瓦斯・吉中州〉
○陳夢 6、4、ー10、9 陳可
○李暁霞 7、ー10、3、4 劉斐
 陳夢/顧玉ティン ー6、6、6ー8 袁雪ジャオ/姚俊羽○
○李暁霞 ー5、8、7、ー9、7ー5 陳可
(済南奥体センター東荷体育館)

 今シーズンの超級リーグも第14節(全18節)を迎え、いよいよ終盤戦。
 男子は寧波が天津を一蹴し、無傷の14連勝。エース馬龍の不在を乗り切り、死角のない強さを見せている。3番手の林高遠がシングルスでの得点も計算できるようになり、馬龍(単16勝)・閻安(単18勝)・林高遠(単12勝)の3人でシングルス通算46勝を叩き出している。プレーオフも含めて、寧波を止められるチームがあるとしたら八一と山東だが、八一は樊振東を単2点で使うとダブルスが不安定になり、樊振東と周雨のダブルスを使うとシングルスが手薄で、周雨の爆発力に頼らざるを得なくなる。山東は張継科とハオ帥がともにスロースターターで、特にハオ帥の出足の悪さは大きな不安材料だ。ただし、今シーズンの超級リーグ・プレーオフは準決勝・決勝とも1試合のみの一発勝負。ダブルスと5番が3ゲームズマッチということもあり、寧波も安閑(あんかん)とはしていられない。

 女子は北京首鋼が3敗目を喫し、北京、鄂尓多斯(オルドス)、山東の3チームが11勝3敗で並ぶ展開。北京はここまで大活躍を見せてきたカットのリ・ミョンスン(北朝鮮)が、4連敗と調子を落としているのが気がかり。北京の閻永国監督は「対戦相手がリ・ミョンスンのコース取りに慣れてきている。カットから攻撃への展開をより強化し、オーダーにも調整を加える必要がある」とコメントしている(出典:『法制晩報』)。「外援(助っ人外国人選手)」としては出色の活躍を見せていたリ・ミョンスンだが、すんなり勝ち続けられるほど超級女子はあまくない。
  • 寧波の頼れる2番手、閻安(写真は13年全中国運動会)

  • 世界戦のシングルスに無縁なのが不思議な木子(写真は13年全中国運動会)

 7月11日、今シーズンの超級リーグ・プレーオフの試合方式が発表された。今シーズンは例年のように、ホーム&アウェーで2試合行うのではなく、8月7〜10日に男女4チームが一堂に会し、準決勝・決勝を戦う。会場となるのは、今シーズンの序盤で北京市女子チームのホームグラウンドとなった山東省微山県。準決勝・決勝はいずれも1試合のみで決着をつける。

 そして今回の超級リーグ・プレーオフには、さらに大きな変更点がある。プレーオフの使用球は紅双喜製のプラスチックボール(40+)、しかもホワイトとオレンジのツーカラーだ。実は今シーズンの初めに出された競賽規程でも、このボールを使用すると明記されていたのだが、実際にはホワイトのセルロイドのボールが使われていた。
 すでに中国は今年5月のITTF(国際卓球連盟)・年次総会で、「1つのボールが2色、あるいはそれ以上の色から成るボールへの変更が可能かどうか、ボールメーカーと各協会が研究と投資を行い、ITTFがそれをサポートする」ことを求める提案をしている。さらにさかのぼると、2009年9月の超級リーグ総括大会でも、中国卓球協会の蔡振華会長が「回転は卓球の試合の中で最も大切な要素でありながら、観客にとって最もわかりにくいものになっている。中国卓球協会は回転がわかりやすいカラーボールの試作を始めている」とコメントしていた。ツーカラーのボールは、競技者にとって回転がわかりやすいのみならず、テレビでのアップ映像やスロー再生を念頭に置いたものだろう。

 それにしても、第1ステージとプレーオフで使用球を替えるとは思い切ったやり方。ちなみに全中国選手権も、予選がセルロイドボール、本大会がプラスチックボールで行われる。一方で、全国青年選手権や全国少年選手権など、ジュニア以下の大会はすべてプラスチックボールに切り替える。「将来を見据えて」ということで、このあたりはポリシーが明確だ。
  • ホワイトとオレンジ、ツーカラーのサンプルボール

★★★ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 男子第13節 7.12 ★★★
※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7(ジュースの場合)」と表示

〈寧波海天 3ー1 覇州海潤〉
 閻安 ー8、ー9、ー4 梁靖崑○
○馬龍 ー6、7、7、2 范勝鵬
○閻安/林高遠 9、9 ジャイ超/程靖チィ
○馬龍 13、10、ー6、ー8、8ー6 梁靖崑
(温州市体育センター体育館)

〈天津豪安 3ー1 広東陳静〉
 孔令軒 ー10、ー7、ー9 尹航○
○馬特 5、6、9 劉吉康
○荘智淵/孔令軒 11、5 劉吉康/劉亜楠
○馬特 ー8、5、9、8 尹航
(英東体育館)

〈江蘇中超電纜 3ー1 四川長虹〉
 オフチャロフ ー6、ー10、ー10 朱霖峰○
○崔慶磊 ー4、3、6、ー6、7ー5 鄭培鋒
○張超/林晨 6、9 許鋭鋒/朱霖峰
○オフチャロフ ー10、ー4、4、6、7ー4 鄭培鋒
(四川什ファン体育館)

〈八一大商 3ー1 山東魏橋創業集団〉
 樊振東 8、10、ー5、ー8、4ー7 任浩○
○周雨 ー10、6、ー5、7、9ー7 張煜東
○周雨/徐晨皓 7、ー8、7ー1 江天一/任浩
○樊振東 5、8、8 張煜東
(山東省濱州市体育センター)

〈上海均瑶 3ー1 山東魯能〉
○許シン 8、4、8 方博
○趙子豪 7、8、ー3、ー9、8ー6 ボル
 陳志陽/趙子豪 ー7、7、6ー8 ハオ帥/方博○
○許シン ー6、8、7、11 ボル
(上海青浦体育館)

☆☆☆ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 女子第14節 7.13 ☆☆☆

〈鄂尓多斯東方路橋 3ー2 八一冀中能源〉
○朱雨玲 ー8、ー7、6、5、7ー1 木子
○趙岩 9、5、11 劉曦
 趙岩/朱朝暉 ー5、ー11 木子/曹臻○
 朱雨玲 12、ー8、5、ー5、5ー7 劉曦○
○張薔 6、11 郭躍
(山東東平体育会展センター)

〈金華銀行 3ー2 大連海昌〉
 劉ジン ー5、5、7、ー8、4ー7 文佳○
○胡麗梅 ー6、ー6、5、14、7ー3 陳幸同
 周シントン/劉ジン ー6、ー9 常晨晨/李佳イ
○胡麗梅 8、ー9、7、4 文佳
○周シントン ー6、11、8ー6 李佳イ
(大連体育新城体育館)

〈北京首鋼 3ー0 広東二沙〉
○鄭怡静 4、5、ー5、ー8、7ー4 張遅
○盛丹丹 5、9、5 楊采穎
○丁寧/鄭怡静 9、10 楊采穎/童海苗
(広東体育館)

〈大土河・華東理工 3ー1 秋林格瓦斯・吉中州〉
○馮亜蘭 9、4、ー7、ー5、7ー5 王曼昱
○劉詩ウェン 8、6、2 趙雪
 馮亜蘭/江越 9、ー7、8ー10 陳可/袁雪ジャオ○
○劉詩ウェン 10、4、7 王曼昱
(東北師範大学体育館)

〈山東魯能 3ー2 大同金地砿業〉
○李暁霞 9、7、8 武楊
○陳夢 6、9、3 郭奕宸
 顧玉ティン/王シュアン ー6、ー7 李暁丹/劉高陽○
 陳夢 ー2、ー11、ー3 武楊○
○顧玉ティン ー7、7、7ー3 李暁丹
(済南奥体センター東荷体育館)

 最新の試合である超級リーグ男女13節の結果は上記のとおり。寧波の馬龍が4試合ぶりに復帰し、本調子とは言えないながらも覇州戦で2点を挙げた。寧波は開幕13連勝ともう止まらない。一方、寧波のライバルである山東は、上海に苦杯。2番でボルが右中国式ペンドライブ型の趙子豪に敗れたのが痛かった。実はこのふたり、2011年8月に行われた「第2回上海卓球大会・世界チャンピオンチャレンジマッチ」で対戦。当時14歳の趙子豪はボルから1ゲームを奪い、「彼はとてもセンスが良い。すごいポテンシャル(潜在能力)だね」とボルに言わしめている。それから3年後、超級リーグの大舞台でボルと堂々と渡り合い、勝利を収めた趙子豪。先輩の許シンと同じく曹燕華卓球学校の卒業生だ。

 女子では八一が鄂尓多斯(オルドス)、大連が金華に痛い星を落としている。金華の右ペン粒高攻守型・周シントンは、ここまでシングルス通算5勝14敗と負けが込んでいたが、ラストで大きな勝ち星を挙げた。女子超級リーグは広東の最下位は決定的なので、後は3勝10敗の秋林(8位)と、2勝11敗の金華(9位)による、降格圏内脱出を目指す戦い。9位になって甲Aリーグとの入れ替え戦に回るのはどちらのチームか。
  • またプレー中でなくてスミマセン、上海のホープ・趙子豪(写真は13年全中国運動会)

  • 粒高ファンのアイドル、周シントン(写真は13年全中国運動会)

★★★ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 男子第12節 7.8 ★★★
※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7(ジュースの場合)」と表示

〈寧波海天 3ー2 広東陳静〉
○閻安 ー10、7、6、7 尹航
○林高遠 14、7、6 劉吉康
 林高遠/呂翔 ー5、7、2ー7 劉亜楠/尹航○
 閻安 ー8、ー5、ー5 劉吉康○
○朱世爀 6、5 劉亜楠
(英東体育館)

〈覇州海潤 3ー0 四川長虹〉
○范勝鵬 10、10、ー4、ー10、7ー4 頼佳新
○梁靖崑 9、9、ー8、10 許鋭鋒
○ジャイ超/程靖チィ 8、7 朱霖峰/許鋭鋒
(四川什ファン体育館)

〈山東魏橋創業集団 3ー1 天津豪安〉
 劉イ ー4、ー6、ー8 馬特○
○馬琳 3、8、8 孔令軒
○江天一/任浩 6、3 荘智淵/李平
○馬琳 10、11、7 馬特
(山東省濱州市体育センター)

〈江蘇中超電纜・紫砂 3ー0 上海均瑶〉
○張超 7、9、ー5、ー6、7ー3 許シン
○崔慶磊 ー10、8、7、4 尚坤
○張超/林晨 11、4 趙子豪/尚坤
(常州市武進体育館)

〈八一大商 3ー1 山東魯能〉
○樊振東 7、9、2 ボル
 周雨 ー9、ー7、ー11 張継科○
○周雨/徐晨皓 9、ー5、7ー5 ハオ帥/方博
○樊振東 7、5、ー9、6 張継科
(大連理工大学体育館)

☆☆☆ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 女子第12節 7.9 ☆☆☆

〈大連海昌 3ー1 八一冀中能源〉
 陳幸同 ー7、2、ー8、ー9 木子○
○文佳 4、4、ー9、7 劉曦
○常晨晨/李佳イ 8、10 曹臻/劉曦
○文佳 4、9、11 木子
(大連体育新城体育館)

〈鄂尓多斯東方路橋 3ー1 広東二沙〉
○朱雨玲 3、6、4 童海苗
○趙岩 5、ー2、5、9 張遅
 趙岩/朱朝暉 ー12、ー5 楊采穎/童海苗○
○朱雨玲 7、5、6 張遅
(広東体育館)

〈秋林格瓦斯・吉中州 3ー2 金華銀行〉
 袁雪ジャオ 6、ー5、ー9、10、6ー8 胡麗梅○
○王曼昱 ー8、7、6、ー7、7ー3 周シントン
 袁雪ジャオ/姚俊羽 ー2、ー6 周シントン/劉ジン○
○王曼昱 7、ー3、6、5 胡麗梅
○陳可 10、6 楊揚
(東北師範大学体育館)

〈山東魯能 3ー2 北京首鋼〉
○陳夢 9、ー4、ー7、10、7ー3 リ・ミョンスン
 李暁霞 ー9、ー11、ー6 丁寧○
 陳夢/顧玉ティン ー2、ー4 丁寧/盛丹丹○
○李暁霞 2、6、9 リ・ミョンスン
○顧玉ティン 12、5 盛丹丹
(北京首鋼バスケットボールセンター)

〈大土河・華東理工 3ー1 大同金地砿業〉
 馮亜蘭 ー8、ー7、ー4 武楊○
○劉詩ウェン 2、6、7 劉高陽
○馮亜蘭/車暁曦 ー9、7、7ー3 李暁丹/劉高陽
○劉詩ウェン 5、ー10、10、5 武楊
(大土河体育館)

 超級リーグ男女第12節の結果は上記のとおり。昨日13日に、女子の第13節が終了した超級リーグ。もう少しで追いつきます…。
 男子第12節では、八一対山東戦で樊振東がボル(ドイツ)と張継科を連破。この日も息子の睿庭(ルイティン)くんを試合会場に連れてきた王皓パパに代わり、今シーズンは完全にチームのエースと言えるプレーを見せている。シングルスでの通算勝利数も、第12節を終えた時点で21勝3敗と断然トップの成績だ。また、寧波はエース馬龍が3試合連続の欠場、そして3試合連続で5番ラストまでもつれたが、朱世爀がきっちり締めて12連勝。広東の3番手、サウスポーの劉亜楠のラスト起用を読んで、左対左だとやや分が悪い林高遠をラストから外したのか。馬龍不在の中、八一や山東といった強豪との対戦がないのは不幸中の幸いだが、それでもきっちり勝利をつかむ劉国棟監督のチームマネジメントは巧みだ。

 女子は前節で初めての敗戦を喫した北京が、山東に敗れて2連敗。単複で圧倒的なパフォーマンスを見せた丁寧は「勝ち負けは常について回るもの。北京にも十分にチャンスはあった」とサバサバしたコメント。また、秋林と金華の下位対決は、秋林のエース王曼昱が2点を挙げ、チームを勝利に導いた。15歳という年齢で、右ペン粒高の周シントン、右シェークカットの胡麗梅という「クセ者」を攻略できるとは……。10代後半の選手たちに飛び抜けた逸材がいない中国女子、王曼昱が先輩たちを一気に抜き去る可能性もある。

★超級男子・第12節終了時点の順位
1   寧波海天       12勝0敗
2   八一大商       10勝2敗
3   山東魯能        9勝3敗
4   江蘇中超電纜・紫砂   7勝5敗
5   上海均瑶        7勝5敗
6   山東魏橋創業集団    6勝6敗
7   天津豪安        3勝9敗
8   覇州海潤        3勝9敗
9   四川長虹        2勝10敗
10  広東陳静        1勝11敗

☆超級女子・第12節終了時点の順位
1   北京首鋼       10勝2敗
2   鄂尓多斯東方路橋    9勝3敗
3   山東魯能        9勝3敗
4   大同金地砿業      8勝4敗
5   八一冀中能源      7勝5敗
6   大土河・華東理工    7勝5敗
7   大連海昌        6勝6敗
8   秋林格瓦斯・吉中州   3勝9敗
9   金華銀行        1勝11敗
10  広東二沙        0勝12敗
  • 今シーズンの最多勝も狙える樊振東(写真は13年全中国運動会)

  • 細身の長身だがボディバランスが良い王曼昱(写真は13年世界ジュニア)

★★★ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 男子第11節 7.5 ★★★
※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7(ジュースの場合)」と表示

〈寧波海天 3ー2 四川長虹〉
○朱世爀 8、ー9、7、1 頼佳新
 閻安 ー9、ー7、7、ー6 許鋭鋒○
○閻安/林高遠 9、7 朱霖峰/陳㬢
 朱世爀 ー8、ー6、3、9、5ー7 許鋭鋒○
○林高遠 8、ー7、10ー8 鄭培鋒
(安吉龍山体育センター)

〈山東魏橋創業集団 3ー2 広東陳静〉
○任浩 5、6、ー9、6 尹航
 于子洋 ー8、ー7、ー7 劉吉康○
○馬琳/江天一 7、9 劉亜楠/尹航
 任浩 ー7、ー11、ー10 劉吉康○
○劉イ(火が4つ) 5、3 劉亜楠
(山東省濱州市体育センター)

〈上海均瑶 3ー2 覇州海潤〉
 尚坤 ー8、6、ー8、4、4ー7 梁靖崑○
○許シン ー7、ー10、ー6 范勝鵬
 趙子豪/尚坤 3、ー8、3ー7 ジャイ超/程靖チィ○
○許シン 8、8、8 梁靖崑
○趙子豪 9、ー10、7ー5 ジャイ超
(覇州市卓球館)

〈山東魯能 3ー1 天津豪安〉
○張継科 9、2、8 馬特
○ハオ帥 5、4、5 李平
 張継科/方博 ー7、4、5ー7 李平/荘智淵○
○ハオ帥 4、ー5、10、ー11、7ー4 馬特
(済南奥体センター東荷体育館)

〈八一大商 3ー0 江蘇中超電纜・紫砂〉
○徐晨皓 7、14、9 呉家驥
○樊振東 ー9、9、9、7 崔慶磊
○周雨/樊振東 11、ー11、7ー4 張超/林晨
(大連海事大学体育館)

☆☆☆ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 女子第11節 7.6 ☆☆☆

〈八一冀中能源 3ー0 広東二沙〉
○曹臻 ー4、8、2、6 張遅
○木子 6、3、6 李予冬
○郭躍/劉曦 3、7 童海苗/楊采穎
(山東東平会展センター)

〈大連海昌 3ー0 秋林格瓦斯・吉中州〉
○文佳 12、ー10、8、10 陳可
○陳幸同 9、ー5、9、8 王曼昱
○常晨晨/李佳イ 8、9 姚俊羽/袁雪ジャオ
(東北師範大学体育館)

〈鄂尓多斯東方路橋 3ー1 山東魯能〉
○朱雨玲 ー6、ー10、4、11、7ー4 陳夢
 張薔 8、ー9、6、ー12、2ー7 李暁霞○
○朱朝暉/趙岩 ー9、5、7ー4 陳夢/顧玉ティン
○朱雨玲 ー9、7、7、9 李暁霞
(エジンホロ旗全民活動センター)

〈大同金地砿業 3ー2 金華銀行〉
○武楊 6、4、7 胡麗梅
○劉高陽 11、5、10 周シントン
 武楊/郭奕宸 ー10、10、5ー7 周シントン/劉ジン○
 劉高陽 ー3、9、ー11、3、5ー7 胡麗梅○
○李暁丹 5、9 劉ジン
(大同大学体育館)

〈大土河・華東理工 3ー0 北京首鋼〉
○馮亜蘭 7、ー4、5、9 丁寧
○劉詩ウェン 5、6、6 盛丹丹
○馮亜蘭/江越 7、6 李佳原/孫晨
(大土河体育館)

 超級リーグ男子第11節は、エース馬龍が2節続けて欠場となった寧波が、再びラスト林高遠の頑張りで四川に勝利。馬龍が傷めている腕の状態が心配されるが、チームはすでにプレーオフ進出が濃厚。1試合や2試合敗れることがあっても、無理に出場させる必要はなさそう。ちなみに馬龍、先月の中国オープンで優勝した直後、微博(マイクロブログ)で「今度の大会は本当に疲れた。まさか年を取ったからか?」とつぶやいている。06年世界団体戦に17歳で出場し、優勝メンバーの一員になった馬龍も、はや25歳。ビッグタイトルを獲る前に、大きなケガはしてほしくないものだ。
 超級男子第11節には、朱世爀(寧波)、劉イ(山東)、馬特(天津)と3人のカットマンが出場。ペンドライブ型は馬琳(山東)、許シン(上海)、趙子豪(上海)、鄭培鋒(四川)、范勝鵬(覇州)、呉家驥(江蘇)と6人も出場している。どの国よりもハイレベルであると同時に、どの国よりも多彩なプレースタイルを眼にすることができるのが超級リーグだ。

 一方、女子は北京がアウェーで大土河に完敗し、開幕からの連勝が「10」でストップ。地元ファンにとっては、4番の劉詩ウェンと丁寧のエース対決が観られなかったのは残念なところか。また、鄂尓多斯(オルドス)と山東の一戦では、前節で2連敗した朱雨玲が陳夢と李暁霞を連破し、鄂尓多斯が3ー1で勝利。第2節(鄂尓多斯 3ー0 山東)に続いて優勝候補の一角を破り、プレーオフ進出に向けて大きく前進した。
  • 34歳になった朱世爀、まだまだ頑張る(写真は14年世界卓球)

  • 時に男性より男性的なプレーをする馮亜蘭(写真は13年全中国運動会)

★★★ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 男子第10節 7.1 ★★★
※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7(ジュースの場合)」と表示

〈寧波海天 3ー2 山東魏橋創業集団〉
○朱世爀 ー6、7、4、6 任浩
○閻安 7、12、4 張煜東
 朱世爀/林高遠 ー5、8、4ー7 馬琳/于子洋○
 閻安 10、7、ー9、ー9、5ー7 任浩○
○林高遠 ー9、7、7ー1 馬琳
(安吉龍山体育センター)

〈上海均瑶 3ー0 四川長虹〉
○許シン 7、6、8 朱霖峰
○尚坤 ー7、9、6、1 鄭培鋒
○尚坤/趙子豪 7、7 許鋭鋒/朱霖峰
(上海青浦体育館)

〈山東魯能 3ー1 広東陳静〉
 張継科 ー9、ー8、7、ー6 尹航○
○ハオ帥 5、7、10 劉吉康
○ハオ帥/方博 9、8 尹航/劉亜楠
○張継科 5、5、7 劉吉康
(済南奥体センター東荷体育館)

〈八一大商 3ー1 覇州海潤〉
 王皓 6、ー4、ー10、ー11 梁靖崑○
○樊振東 5、ー6、5、5 程靖チィ
○周雨/徐晨皓 4、ー8、7ー3 ジャイ超/程靖チィ
○樊振東 6、8、9 梁靖崑
(覇州市卓球館)

〈天津豪安 3ー0 江蘇中超電纜・紫砂〉
○馬特 ー8、4、6、8 オフチャロフ
○荘智淵 9、10、8 張超
○李平/孔令軒 9、5 張超/林晨
(天津財経大学体育館)

☆☆☆ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 女子第10節 7.2 ☆☆☆

〈八一冀中能源 3ー0 秋林格瓦斯・吉中州〉
○劉曦 8、9、4 王曼昱
○木子 5、6、5 陳可
○曹臻/劉曦 12、9 袁雪ジャオ/姚俊羽
(山東東平会展センター)

〈山東魯能 3ー0 広東二沙〉
○陳夢 3、4、6 童海苗
○顧若辰 4、ー7、2、9 張遅
○顧玉ティン/王シュアン 6、9 楊采穎/李予冬
(済南奥体センター東荷体育館)

〈大同金地砿業 3ー1 大連海昌〉
 李暁丹 14、ー6、9、ー8、5ー7 文佳○
○武楊 5、ー2、7、8 陳幸同
○李暁丹/劉高陽 ー6、8、8ー6 常晨晨/李佳イ
○武楊 9、8、ー9、ー5、7ー5 文佳
(大同大学体育館)

〈大土河・華東理工 3ー1 鄂尓多斯東方路橋〉
○馮亜蘭 6、4、ー4、6 朱雨玲
○劉詩ウェン 11、12、13 張薔
 馮亜蘭/江越 ー11、ー10 朱朝暉/趙岩○
○劉詩ウェン 8、7、10 朱雨玲
(エジンホロ旗全民活動センター)

〈北京首鋼 3ー0 金華銀行〉
○リ・ミョンスン ー9、11、ー7、2、7ー5 劉ジン
○丁寧 2、3、ー9、7 胡麗梅
○丁寧/盛丹丹 8、ー9、7ー3 周シントン/劉ジン
(金華市体育センター)

 ……大変ご無沙汰を致しました。今シーズンもやってしまいました、超級リーグの記録のため込み。取り急ぎ、すでに終了している試合の結果を男女一緒にお伝えしていきます。

 男子の第10節では、寧波が山東に3ー2で辛勝し、開幕から10連勝。前節(第9節)の江蘇戦で右腕を傷めた馬龍が欠場し、閻安も4番で国家2軍チームの任浩に敗れながら、ラストで林高遠が広東省チームの先輩・馬琳を破った。「第1ゲームを落としても、少しも慌てることがなかった。林高遠のメンタルの強さが垣間見えた試合だったね。タフな一戦だったけど、こういう試合がチームを鍛えてくれるだろう」(劉国棟監督/出典:『寧波晩報』)。
 山東対広東戦は3ー1で山東。張継科はトップで尹航に敗れ、4番でやや苦手としている劉吉康に完勝。いかにも張継科らしい結果だ。覇州はエース格の梁靖崑が八一戦トップで王皓を破ったが、後が続かず。先月行われたジャパンオープンに、中国代表として出場していた梁靖崑。髪に少しだけ金色のメッシュを入れ、試合の合間もチームメイトと話すでもなく、常にひとり。「一匹狼」の雰囲気を醸し出していた。

 女子は北京首鋼が連勝記録を「10」に伸ばした。リ・ミョンスン(北朝鮮)がトップできっちり勝利し、チームは丁寧をダブルスに投入して一気に決着をつけることができた。鄂尓多斯(オルドス)はエース朱雨玲が2失点を喫し、チームもここまで不調の大土河に敗れている。
  • 林高遠、先輩の馬琳に逆転勝ち

  • 髪型をいじりだしたところに、一抹の不安を感じる(?)梁靖崑

☆☆☆ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 女子第9節 6.25 ☆☆☆
※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7(ジュースの場合)」と表示

〈北京首鋼 3−1 八一冀中能源〉
 李佳原 −8、10、−8、−8 木子○
○丁寧 6、9、8 劉曦
○李佳原/孫晨 7、−7、9−7 郭躍/劉曦
○丁寧 6、−9、7、8 木子
(北京首鋼バスケットボールセンター)

〈大土河・華東理工 3−0 金華銀行〉
○馮亜蘭 7、5、7 楊揚
○劉詩ウェン 5、5、9 劉ジン
○馮亜蘭/江越 13、−8、7−1 周シントン/劉ジン
(大土河体育館)

〈大同金地砿業 3−1 鄂尓多斯東方路橋〉
 李暁丹 −7、−6、−7 朱雨玲○
○武楊 9、5、−6、10 張薔
○李暁丹/劉高陽 8、3 趙岩/朱朝暉
○武楊 10、−8、6、8 朱雨玲
(大同大学体育館)

〈山東魯能 3−1 大連海昌〉
○陳夢 9、6、10 常晨晨
○李暁霞 4、5、6 文佳
 陳夢/顧玉ティン 8、−5、6−8 文佳/陳幸同○
○李暁霞 6、5、7 常晨晨
(済南オリンピックセンター東荷体育館)

〈秋林格瓦斯・吉中州 3−0 広東二沙〉
○王曼昱 7、9、4 楊采穎
○劉斐 −9、5、4、3 張遅
○袁雪ジャオ/姚俊羽 −6、5、7−4 楊采穎/童海苗
(東北師範大学体育館)

 超級リーグ女子第9節の結果は上記のとおり。北京首鋼が昨年のチャンピオンチーム、八一冀中能源を下して開幕から9連勝。3番手の盛丹丹が体調不良で出場できず、苦しいオーダーだったが、若手の李佳原と孫晨のダブルスが値千金の一勝を挙げた。「八一はカットに強い選手が揃っているので、オーダーを決めるのには長い時間がかかった。丹丹が出られないし、今日は本当にハードな試合になると感じていたけど、私はシングルスに2回出るので何とかラストまで持ち込みたいと思った」(丁寧:出典『華奥星空』)。実際には、ラストのリ・ミョンスン対郭躍に回さず、4番で勝負を決めた丁寧。今季はシングルス12勝2敗と、エースとして申し分ない働きを見せている。

 7勝1敗の好成績で2位につけていた鄂尓多斯(オルドス)東方路橋は、大同金地砿業に苦杯。トップで李暁丹に快勝した朱雨玲が、4番ではカットの武楊に敗れた。対裏ソフトでは抜群の強さを見せる朱雨玲だが、第7節ではシェーク・バック表の趙雪に完敗するなど、異質攻撃型やカット型の選手にはまだ不安を残す。10年前なら十分に中国女子のトップに立てたスタイルだが、「男性化」が進んだ現在では少々物足りない。地元開催となる来年の世界選手権個人戦に向け、もうひと回りスケールアップしたい。
  • ワイルド(?)な北京首鋼の孫晨、今季初出場で勝利(写真は13年全中国運動会)

  • 朱雨玲はカットの武楊に苦杯(写真は13年全中国運動会)

★★★ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 男子第9節 6.24 ★★★
※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7(ジュースの場合)」と表示

〈寧波海天 3−1 江蘇中超電纜・紫砂〉
○閻安 12、4、7 オフチャロフ
○馬龍 −11、5、6、6 崔慶磊
 閻安/林高遠 −2、−9 張超/林晨○
○馬龍 11、10、5 オフチャロフ
(常州市武進体育館)

〈八一大商 3−1 天津豪安〉
 徐晨皓 −8、4、−12、9、5−7 荘智淵○
○樊振東 10、9、8 孔令軒
○周雨/徐晨皓 −8、8、7−5 孔令軒/李平
○樊振東 13、−13、9、8 荘智淵
(大連海事大学体育館)

〈山東魯能 3−0 覇州海潤〉
○張継科 9、5、7 范勝鵬
○方博 2、−9、9、6 梁靖崑
○方博/ハオ帥 5、6 ジャイ超/程靖チィ
(済南奥体センター東荷体育館)

〈上海均瑶 3−2 広東陳静〉
 尚坤 −5、10、−5、−8 劉吉康○
○許シン 6、−9、−9、5、7−3 尹航
 趙子豪/尚坤 −8、4、3−7 劉亜楠/尹航○
○許シン 7、7、5 劉吉康
○趙子豪 11、8 劉亜楠
(上海青浦体育館)

〈山東魏橋創業集団 3−1 四川長虹〉
○馬琳 6、2、9 許鋭鋒
 任浩 −6、−2、7、−5 鄭培鋒○
○馬琳/江天一 9、−7、7−5 朱霖峰/陳㬢
○任浩 6、7、7 許鋭鋒
(山東省濱州市体育センター)

 超級リーグ男子も折り返しの第9節。8連勝中の寧波海天が江蘇中超電纜・紫砂を破り、全勝をキープ。閻安と馬龍に連敗したオフチャロフは、これで通算成績5勝4敗。世界ランキング4位のオフチャロフでもようやく五分の星というところだが、本人は超級リーグでのプレーに手応えを感じているようだ。「馬龍と閻安に0−3で敗れたけど、自分のパフォーマンスには失望していない。良いプレーができていたと思うし、ゲームポイントも何回も奪った。世界のベストプレーヤーたちとのこういう試合こそ、まさにぼくがここに来た理由なんだから」(自身のフェイスブックより)。このモチベーションの高さには、他国の選手たちも見習うべき点がありそうだ。

 長くチームの主力だった王励勤が現役を引退し、今シーズンから監督に就任した上海均瑶は、広東陳静に1−2とリードされながら辛くも逆転勝ち。苦戦の理由はダブルスにある。昨シーズンまでは相手チームに応じて、王励勤/許シンと王励勤/尚坤のダブルスを使い分け、確実に得点を挙げていたのが、今シーズンはここまでダブルスで通算1勝8敗。若手の趙子豪(右中国式ペンドライブ型)は、まだ王励勤の代役としては実力不足だ。そうかといって、許シンと尚坤の両サウスポーでダブルスを組ませるわけにもいかず、王励勤監督も頭が痛いところ。格下の広東に苦戦しているようでは、プレーオフ進出を逃しかねない。エース許シンはここが踏ん張り所だ。
  • 超級リーグで挑戦を続けるオフチャロフ(写真は14年世界卓球)

  • ベンチの写真ですが…、08年東アジアホープス2位の趙子豪(写真は13年全中国運動会)

☆☆☆ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 女子第8節 6.22 ☆☆☆
※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7(ジュースの場合)」と表示

〈大同金地砿業 3−2 八一冀中能源〉
○武楊 −10、6、11、3 郭躍
○李暁丹 8、6、−12、7 木子
 李暁丹/劉高陽 −6、−9 郭躍/劉曦○
 武楊 −7、7、−6、6、2−7 木子○
○劉高陽 −7、10、7−2 劉曦
(大同大学体育館)

〈山東魯能 3−2 大土河・華東理工〉
○陳夢 −7、9、−10、11、7−3 劉詩ウェン
○李暁霞 9、6、5 車暁曦
 陳夢/顧玉ティン −5、2、5−7 馮亜蘭/江越○
 李暁霞 8、−7、−9、4、6−8 劉詩ウェン○
○顧若辰 7、10 馮亜蘭
(済南奥体センター東荷体育館)

〈北京首鋼 3−0 秋林格瓦斯・吉中州〉
○丁寧 3、4、5 王曼昱
○リ・ミョンスン 9、8、8 袁雪ジャオ
○盛丹丹/李佳原 7、8 王曼昱/陳可
(東北師範大学体育館)

〈金華銀行 3−1 広東二沙〉
○胡麗梅 12、8、6 楊采穎
 周シントン −8、10、−8、−6 張遅○
○周シントン/劉ジン 5、10 李予冬/童海苗
○胡麗梅 7、−9、6、8 張遅
(広東体育館)

〈鄂尓多斯東方路橋 3−2 大連海昌〉
○朱雨玲 5、6、6 李佳イ
 趙岩 −8、5、−7、6、7−9 文佳○
 趙岩/朱朝暉 −11、−8 常晨晨/李佳イ○
○朱雨玲 6、8、11 文佳
○張薔 10、7 常晨晨
(大連大学体育館)

☆女子総合順位(第8節終了時点)
1   北京首鋼       8勝0敗
2   鄂尓多斯東方路橋   7勝1敗
3   山東魯能       6勝2敗
4   八一冀中能源     5勝3敗
5   大同金地砿業     5勝3敗
6   大連海昌       4勝4敗
7   大土河・華東理工   3勝5敗
8   金華銀行       1勝7敗
9   秋林格瓦斯・吉中州  1勝7敗
10  広東二沙       0勝8敗

 超級リーグ女子も第8節を終え、北京首鋼が秋林格瓦斯・吉中州に完勝して8連勝。格下の相手に対し、リ・ミョンスンを2番に起用して一気に決着をつけた。平均年齢17歳という若いチームである秋林は、なかなか浮上のきっかけをつかめない。ホームでの試合を、中国卓球協会の個人会員には無料で開放しているが、これだけ早く終わってしまうと地元ファンもガッカリだろう。

 李暁霞と陳夢を擁する山東魯能は、大土河・華東理工に競り勝った。大土河は序盤での出遅れが響いて、ここまで3勝5敗と不調。2番手の馮亜蘭がここまで4勝5敗と、思うように勝ち星を挙げられていない。金華銀行と広東二沙の「全敗対決」は金華が制し、今シーズン初勝利を挙げた。一方、広東は2011年シーズンの第12節で勝利してから、これでなんと40連敗。ラストまで持ち込む試合すらほとんどなく、他のクラブに勝ち星を供給し続けている。エース格の張遅は、李暁霞や丁寧に勝るとも劣らぬ体格を誇る右シェークドライブ型。これまで12戦全敗だったが、金華戦では2番で周シントンを破り、ようやく初勝利を挙げた。……それでも、チームの勝利はあまりにも遠い。