スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
6月24~27日、山形県天童市にて全国ラージボール大会が開催された。
今大会には、全国から約2700人のラージボール愛好家が参加。
昨年の神奈川県平塚市での開催と同規模の盛大な大会となった。

●男子シングルス一般(A)
優勝:阿部進(カヴァヌーラ) 準優勝:岸川一星(GROUND ZERO) 3位:三田村宗明(卓楓会)、石川肇(丸善クラブ)

●女子シングルス一般(A)
優勝:村上富貴(桔梗苦羅舞) 準優勝:矢野優佳(TRY) 3位:井上舞子(ミズノ)、森下真由美(SAKURA)

●男子ダブルス一般(A)
優勝:菴木伸吾・岸川一星(GROUND ZERO) 準優勝:三島崇明・桜井匠(ピンポンパン旭川・留萌Monsters) 3位:小西充・王磊(三共卓友会)、高橋鑑史郎・阿部進(カヴァヌーラ)

●女子ダブルス一般(A)
優勝:矢野優佳・森下真由美(TRY・SAKURA) 準優勝:武田順史・梶田洋子(桔梗苦羅舞) 3位:大野瑞季・久保孝子(F.C.C)

●混合ダブルス一般(A)
優勝:村上力・村上富貴(桔梗苦羅舞) 準優勝:日暮晋一・堀口歩子(逆井クラブ・花野井クラブ) 3位:矢野匡宣・矢野優佳(TRY)、柳生和義・小野千代(卓精会)


その他、年代別の記録は大会報道とともに卓球王国9月号(7月21日発売号)に掲載いたします。
6月29日~7月1日 駒澤屋内体育館で関東学生選手権が行われた。

男子の決勝は早稲田のエース笠原と中央のエース瀬山。試合は序盤から笠原がとばし、あっという間に2ゲームを先行。このままズルズルと行きたくないバックが強い瀬山はバック対バックに持ち込み、有利な展開にし、1ゲームを取り返す。第4ゲームから笠原が早い段階でフォアをつき、バック対バックを避ける。瀬山も対応するが、あと1本がとれず。笠原が4-1で優勝を決めた。

笠原(早稲田大) 5、5、-9、9、9 瀬山(中央大)


女子の決勝は昨年の学生選抜チャンピオンの高瑜瑶と関東学生新人準優勝の馬文ティンの戦いになった。序盤から馬は威力のある両ハンドで攻め立てる。176cmという長身から繰り出されるドライブは脅威。バックは裏ソフトだが、フラット打ちが上手く、ワルドナーを彷彿とさせるストレートへのプッシュが光った。また、このボールに対し、バック表ソフトの選手は角度が合わず、落としてしまうこともしばしば。高もバックサービスなどを駆使し、工夫するが、馬の勢いは止められず。そのまま初優勝を決めた。

この馬文ティンだが、聞いたことがある人もいるのではないか?生まれは中国だが、7歳の時に日本にやってきて、関東チャンピオンにもなっている。11歳になる時には、親の仕事の都合でノルウェーに渡ったが、卓球を続け、ノルウェーのジュニア代表にも選ばれるほどの実力をもつ。昨年のワールドサーキットで日本の若宮を破り、ベスト4に入賞するなどの強豪だ。そんな馬だったが、大学を選ぶ際に、日本大学を紹介してもらい再び日本の地にやってきた。今年の学生選抜は本命かもしれない。そう思ってしまうほど、今大会の馬は強かった!

馬文ティン(日本大) 5、8、-6、3、7 高瑜瑶(専修大)


また、男子ダブルスは早稲田大の足立・笠原ペアが女子ダブルスは東京富士大の留学生ペア、劉ティン・徐珍がそれぞれ制した。笠原はシングルスと合わせて、2冠となった。

男子シングルス
優勝:笠原(早稲田大)
準優勝:瀬山(中央大)
3位:軽部(明治大)、池田(明治大)

女子シングルス
優勝:馬文ティン(日本大)
準優勝:高瑜瑶
3位:劉ティン(東京富士大)、小野(淑徳大)

男子ダブルス
優勝:足立・笠原(早稲田大)
準優勝:軽部・池田(明治大)
3位:森田・瀬山(中央大)、大久保・谷口(中央大)

女子ダブルス
優勝:劉ティン・徐珍(東京富士大)
準優勝:加能・原田(東京富士大)
3位:高瑜瑶・原(専修大)、井上・小山内(大正大)

下のURLをクリックすると笠原選手のインタビューと優勝の瞬間が見られます

http://www.youtube.com/watch?v=VPCoop-y5FI

http://www.youtube.com/watch?v=7k5tM-v3J-E

http://www.youtube.com/watch?v=pBQVTTo1eI8
6月17~20日 東京武道館で行われた今年の日本リーグ前期大会

男子も女子も最終日の20日まで優勝の行方がわからない大熱戦となった。
男子は最終日の第一試合で、全勝同士の東京アートと協和発酵キリンがぶつかり、3-1で東京アートが競り勝ち優勝をほぼ手中に収めた。第二試合でもリコーに対し、3-0のストレートで勝利、危なげなく優勝を決めた。

東京アートは全試合中2点しか落とさない完璧な優勝。
韓陽・張一博・高木和卓に加え、大矢・水野・塩野の新人3人の加入が大きい。
大森・高木和健一が完全控えに回る強力布陣を止めるチームは見当たらなかった。

女子はサンリツが初優勝。最終日の最終試合で全勝同士で常勝・日本生命とぶつかったが、3-1で勝利を決めた。
新加入の福原愛がトップで元世界3位の李佳を下す殊勲。初対戦の両者だが、気合十分の福原がスタートダッシュをかけて、圧倒した。
2番では東京選手権、ビッグトーナメント優勝の侯琳が、ニッセイの新人・田代を球の威力とコースで一蹴。
3番ダブルスはニッセイにとられたものの、4番の坂本が高校の先輩・藤井をフルセット9本で下して、優勝を決めた。

最後の一本は藤井のサービスミス。藤井はその場は呆然とした表情だったが、表彰式では悔しさからずっと涙を流していた。
常勝ニッセイだが、金沢が抜け、岸田が監督代行をしながらのダブルスと駒不足は否めない。

次の7月末の実業団選手権までにどう対策を練ってくるか、女王ニッセイの巻き返しに注目したい。


●男子1部
1位:東京アート
2位:協和発酵キリン
3位:シチズン
4位:住友金属物流
5位:原田鋼業
6位:リコー
7位:信号器材
8位:東信電気


●女子1部
1位:サンリツ
2位:日本生命
3位:日立化成
4位:中国電力
5位:十六銀行
6位:朝日大
7位:アスモ
8位:神戸松蔭女子学院大

男子1部優勝:東京アート
女子1部優勝:サンリツ

●個人賞
[最高殊勲選手賞]
高木和卓(東京アート)
福原愛(サンリツ)

[優秀選手賞]
森下雄太(リコー)
藤井寛子(日本生命)

[最優秀ペア賞]
韓陽・張一博(東京アート)
岸田聡子・藤井寛子(日本生命)

[新人賞]
大矢英俊(東京アート)
福原愛(サンリツ)
[ファインプレー賞]
坂本竜介(協和発酵キリン)
時吉佑一(住友金属物流)
侯琳(サンリツ)

[ジャンプアップ賞]
中国電力
 文部科学省は6月9日、「スポーツ功労者顕彰及び国際競技大会優秀者等表彰の受賞者の決定」を発表。世界選手権横浜大会男子ダブルスで3位に入った水谷隼と岸川聖也が国際競技大会優秀者に選ばれ、6月16日に表彰式が行われた。

 国際競技大会優秀者とは、世界的規模のスポーツ競技会において優秀者成績を収めた選手やコーチなどを表彰するもので、文部科学大臣が表彰を行う。水谷/岸川ペアは、表彰の対象となる「世界的規模のスポーツの競技会(単一競技に係るものに限る。)において第2位又は第3位に入賞した者」という条件を満たし、今回の受賞にいたった。水谷/岸川の他には、スキージャンプ団体チームやフィギュアスケートの安藤美姫らが受賞している。
 6月11~15日まで和歌山で開催されたITTFプロツアー・ジャパンオープン荻村杯が行われた。今年は中国からの参戦はなかったが、強豪の韓国からはナショナルチームに加えて実業団派遣選手も参戦し、熱戦が繰り広げられた。

 そんな中、男子シングルスは韓国の呉尚垠が07年韓国オープン以来の優勝。準々決勝で水谷、準決勝で吉田を下して決勝に進出すると、決勝ではバウム(ドイツ)をゲームオールで下した。呉尚垠はコンパクトなスイングの両ハンド攻守で相手を左右に振り、チャンスと見るや“アジアの大砲”と恐れられた両ハンドパワードライブを炸裂させた。準優勝のバウムは予選からの出場だったが、オフチャロフ(ドイツ)、シュラガー(オーストリア)を下して勝ち上がった。まだ荒削りだが、ラリー戦に強く魅力のある選手だ。
 日本選手では、朱世赫(韓国)を下した吉田が3位に入った。
 女子は第1シードの朴美英(韓国)vs.第2シードの平野との対戦になり、朴美英が4-1で勝利。2回戦の藤沼から、森園、石垣、そして平野と、日本人選手に4連勝し、06年チリオープン以来の栄冠を勝ち取った。カット打ちに定評のある平野も打ち崩せなかった堅いカットに加え、カットマンらしからぬ強力なフォアドライブを見せた。
 平野は、プロツアー3勝目はならなかったが堂々の準優勝。また、石垣優香が、福原やサマラ(ルーマニア)などに勝利して3位に入った。


男子シングルス優勝:呉尚垠

女子シングルス優勝:朴美英


 男子ダブルスは世界選手権横浜大会3位の水谷/岸川が続く2連勝。女子ダブルスは平野/樋浦がチームメイトらしい抜群のコンビネーションを武器にプロツアー初優勝を飾り、日本人ペアのアベック優勝となった。また、U-21男子シングルスでは大矢が優勝。女子では若宮が準優勝するなど、地元開催で日本人選手の活躍が光った大会となった。


男子ダブルス優勝:水谷/岸川

女子ダブルス優勝:平野/樋浦


各種目の優勝記録は以下の通り

●男子シングルス:呉尚垠(韓国)
●女子シングルス:朴美英(韓国)
●男子ダブルス:水谷隼/岸川聖也(日本)
●女子ダブルス:平野早矢香/樋浦令子(日本)
●U-21男子シングルス:大矢英俊(日本)
●U-21女子シングルス:ユ・モンユ(シンガポール)
 6月3~7日まで中国・蘇州で開催されたITTFプロツアー・Harmony中国オープンの男子ダブルスで日本の水谷/岸川が優勝した。第1シードの水谷/岸川は、1回戦で馬琳/王励勤をストレートで、決勝では許シン/張継科を4-2で下すなど、中国ペアを2ペア撃破しての文句無しの優勝を飾った。これまで、06年タイペイオープン・09年ドイツオープンと2大会で準優勝の経験があったが、優勝は初めて。

 男子シングルスは馬龍(中国)が優勝。準決勝では朱世赫(韓国)のカットに苦しみ、ゲームオール11本で辛くも勝利を収めたが、決勝では王励勤(中国)にストレート勝ち。今年はデンマークオープン、クウェートオープンに続いて早くも3勝目を挙げた。
 日本選手は水谷が3回戦まで進んだが、呉尚垠(韓国)に敗れた。

 女子は世界選手権横浜大会3位の劉詩ウェン(中国)が優勝。準決勝では第2シードの李暁霞、決勝では第1シードの郭躍と、先輩2人を下しての堂々の優勝だ。プロツアー優勝は、今年のデンマークオープン以来となる2勝目。
 日本選手は平野、福原が2回戦に進んだが、それぞれ郭躍(中国)、金キョン娥(韓国)に敗れた。

各種目の優勝記録は以下の通り

●男子シングルス:馬龍(中国)
●女子シングルス:劉詩ウェン(中国)
●男子ダブルス:水谷/岸川(日本)
●女子ダブルス:郭躍/李暁霞(中国)
●U-21男子シングルス:ドリンコール(イングランド)
●U-21女子シングルス:ユー・モンユー(シンガポール)
 5月27~31日までベラルーシ・ミンスクで開催されたITTFプロツアー・ベラルーシオープン。男子シングルスはペテ(セルビア)が、女子シングルスは唐イェ序(韓国)が優勝した。

 男子優勝のペテはプロツアー参戦6戦目での初優勝。昨年の世界選手権広州大会団体戦の予選リーグで日本の大矢を破っているので、ご存じの方も多いだろう。セルビアではカラカセビッチとグルイッチの両ベテランが引退を表明しており、若いペテに期待が集まる。
 女子の唐イェ序も意外にもプロツアー初制覇。準決勝で第1シードのリュウ・ジャ(オーストリア)をゲームオールで下し、決勝ではリー・シュエ(フランス)を破った。

各種目の優勝記録は以下の通り

●男子シングルス:ペテ(セルビア)
●女子シングルス:唐イェ序(韓国)
●男子ダブルス:ハベソーン/シモネル(フランス)
●女子ダブルス:唐イェ序/朴英淑(韓国)
●U-21男子シングルス:ツムデンコ(ウクライナ)
●U-21女子シングルス:グルジボウスカ(ポーランド)
 世界選手権横浜大会男子ダブルス銅メダリストの水谷隼が、今年7月1~12日に開催されるユニバーシアード競技大会(セルビア・のベオグラード)の、日本選手団主将に任命された。

 ユニバーシアードは、学生による世界規模の総合競技大会で2年に一度行われている。JOC(日本オリンピック委員会)は、本大会に日本選手団393名(うち、選手265名、役員109名、アディッショナルオフィシャル19名)を派遣することを発表し、その選手団主将に水谷隼を任命。旗手は水泳・背泳ぎの入江陵介が選ばれた。

 世界選手権シングルスでは惜しくもメダルに手が届かなかった水谷だが、ユニバーシアードでは日本の主将として大きな活躍を期待したい。
 8月25~26日(中国・北京)にて開催される「アジアvs.ヨーロッパオールスター(アジアステージ)」のアジアチームのメンバーがアジア卓球連合から発表された。

 気になるメンバーは、北京五輪金メダリストの馬琳(中国)、世界戦横浜大会ベスト4の馬龍(中国)、同ベスト8の朱世赫(韓国)、世界ランク12位の荘智淵(チャイニーズタイペイ)、世界ランク16位の張ユク(香港)の5名。当初は王励勤(中国)の出場が発表されたが、馬琳に変更になった。
 ちなみにヨーロッパチームはボル(ドイツ)、サムソノフ(ベラルーシ)、クレアンガ(ギリシャ)、メイス(デンマーク)、シュラガー(オーストリア)の5名になると見られている。
 新型インフルエンザの現状を考慮して延期になったホームマッチの新しい日程が発表された。対戦カード・日時・場所は以下のとおり。前期日本リーグ東京大会(6月17~20日)の開催期間中に行われることになった。
 17~19日は入場無料で観戦できるので、東京武道館に足を運んで日本トップのプレーを楽しもう!

●6月18日(木)9時半~ 東京武道館
男子1部:住友金属物流vs.協和発酵キリン
女子1部:日本生命vs.朝日大