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速報・現地リポート

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北京五輪

●女子シングルス準決勝
 10:00~(日本時間11:00~) 張怡寧(中国)vs.リ・ジャウェイ(シンガポール)
 11:00~(日本時間12:00~) 王楠(中国)vs.郭躍(中国)

●男子シングルス準々決勝
 13:30~(日本時間14:30~) 王皓(中国)vs.高礼澤(中国香港)
 14:30~(日本時間15:30~) プリモラッツ(クロアチア)vs.パーソン(スウェーデン)
 15:30~(日本時間16:30~) 王励勤(中国)vs.譚瑞午(クロアチア)
 16:30~(日本時間17:30~) 呉尚垠(韓国)vs.馬琳(中国)

●女子シングルス銅メダル決定戦
 19:30~(日本時間20:30~)

●女子シングルス決勝
 20:30~(日本時間21:30~)
 
 今日ついに北京五輪の女王が誕生! 果たして金メダルをその手にするのは誰だ!?
 男子シングルスも、いよいよ大詰め。今日の準々決勝を勝ち上がり、明日の最終日へと進むのを許されるのは一体誰だ?
 男子シングルス4回戦。ここまで勝ち進んだ韓陽は、世界ランク1位の王皓(中国)に挑んだ、その高い壁に跳ね返されてしまった。最後まで勝ち残っていた韓陽も敗退し、日本勢はここで姿を消した。
 五輪6大会連続出場を果たした、プリモラッツ(クロアチア)、パーソン(スウェーデン)がこの4回戦も突破。特にパーソンは欧州勢の中で世界ランク最上位のサムソノフ(ベラルーシ)をフルゲームの激戦の末下した。また、次の準々決勝ではこの2人が対戦することが決まっており、6大会連続出場を果たしたベテランのいずれかがベスト4まで進出することも決定。五輪シングルスでは、パーソンは00年シドニーでの4位が最高成績(銅メダル決定戦で現在の中国男子監督・劉国梁に敗れた)。プロモラッツはベスト16が3度あり、6回目の五輪にして自己最高成績を更新。まだまだ強いこの2人、はたしてメダルをその手にすることはできるのか? その動向にも注目だ。
 各試合のスコアは以下の通り。

●男子4回戦
王皓(中国) 6、-9、8、5、4 韓陽(日本・東京アート)
高礼澤(中国香港) 4、7、4、-1、1 オフチャロフ(ドイツ)
プリモラッツ(クロアチア) 7、7、-4、-8、7、6 ヤン・ツー(シンガポール)
パーソン(スウェーデン) -7、-8、9、-11、7、10、9 サムソノフ(ベラルーシ)
王励勤(中国) 6、4、8、2 シュラガー(オーストリア)
譚瑞午(クロアチア) -9、6、-10、8、11、5 李静(中国香港)
呉尚垠(韓国) 9、4、9、-8、3 ボル(ドイツ)
馬琳(中国) 5、5、3、7 クレアンガ(ギリシャ)
 女子シングルス準々決勝が行われ、ついに金メダル争いは4人にまで絞られた。張怡寧(中国)は馮天薇(シンガポール)とギリギリまで競ったものの、わずかに押しきり準決勝進出。あわやの波乱は起きなかった。
 準決勝進出4人中3人が中国代表選手であることから、中国のメダル獲得は確定。残るは「誰」が「何色の」メダルを獲得するのかに注目が集まる。
 中国に囲まれる結果となったリ・ジャウェイ(シンガポール)は意地を見せることができるか? 女子シングルスは、明日決勝まで行われ、北京五輪ゴールドメダリストが決定する。 各試合のスコアは以下の通り。

●女子シングルス準々決勝
張怡寧(中国) 11、-12、12、10、11 馮天薇(シンガポール)
リ・ジャウェイ(シンガポール) 13、6、10、-13、4 王晨(アメリカ)
王楠(中国) 5、4、-11、2、4 帖雅娜(中国香港)
郭躍(中国) 5、14、11、5 ウー・シュエ(ドミニカ共和国)
 男子シングルスの3回戦が終了。韓陽はこの後20時(日本時間21時)より第1シードの王皓(中国)と遂に激突。6回連続五輪出場を果たしている、プリモラッツ(クロアチア)、パーソン(スウェーデン)もここまで勝ち上がってきている。女子はベスト16をアジア出身選手が独占していたが、男子ではヨーロッパ勢もまだまだ勝ち残っている。メダルは誰が獲得するか?
 各試合のスコアは以下の通り。

●男子シングルス3回戦結果
王皓(中国) 7、7、5、5 陳衛星(オーストリア)
韓陽(日本・東京アート) -9、8、9、12、15 スミルノフ(ロシア)
オフチャロフ(ドイツ) -8、-7、7、9、6、-10、8 クリサン(ルーマニア)
高礼澤(中国香港) 7、8、6、-4、-5、10 柳承敏(韓国)
ヤン・ツー(シンガポール) 12、-7、8、-7、-5、7、10 荘智淵(チャイニーズタイペイ)
プリモラッツ(クロアチア) 8、-9、10、-10、7、11 メイス(デンマーク)
パーソン(スウェーデン) 9、7、4、-9、2 張ユク(中国香港)
サムソノフ(ベラルーシ) 13、6、9、4 ズース(ドイツ)
王励勤(中国) 2、6、7、8 ブラシュチック(ポーランド)
シュラガー(オーストリア) -10、8、-6、4、-9、6、8 尹在栄(韓国)
譚瑞午(クロアチア) 6、12、4、7 ガオ・ニン(シンガポール)
李静(中国香港) 4、9、8、-9、8 ジャン・ソンマン(北朝鮮)
ボル(ドイツ) 11、3、4、-10、8 キム・ヒョクボン(北朝鮮)
呉尚垠(韓国) -12、13、6、5、-9、-9、7 トリオラ(ナイジェリア)
クレアンガ(ギリシャ) -9、9、4、8、3 水谷隼(日本・明治大)
馬琳(中国) 5、6、8、-9、5 トキッチ(スロベニア)
 ベスト16進出を賭け行われた水谷vs.クレアンガの一戦。
 水谷は幸先よく1ゲーム目を奪った。第2ゲーム、水谷はカウント5-10から
4ポイントを連取、9-10まで追い上げたものの、惜しくもこのゲームを落とした。結果論かもしれないが、もしこのゲームを取っていればゲームカウントは2-0となり、流れは水谷のものとなっていたかもしれない。
 水谷は試合全体を通じて、クレアンガのパワーに押され、中陣でのラリー戦ではなかなか得点ができなかった。前陣でブロックを試みるも、クレアンガの強烈な回転を押さえきれない場面も多く、日本の若き王者の五輪はここで幕を閉じた。

●男子シングルス3回戦
水谷隼(日本・明治大) 9、-9、-4、-8、-3 クレアンガ(ギリシャ)
 五輪でチャンピオンになると、その称号は4年間の有効期限があるが、アテネ五輪チャンピオンの柳承敏の称号は4年間で終わった。
 3回戦で柳承敏は香港の高礼澤に2-4で敗れ、コートを去った。団体戦でも柳承敏のプレーは精彩を欠いていたが、シングルスまでに回復はしなかった。動きのキレ、ボールのキレが全盛時代より落ちている。それに韓国協会の内紛で、合宿なども思いのままにならず、完璧な調整ができなかったとも聞く。彼にとっては何とも不本意な五輪に終わった。

●男子シングルス3回戦
高礼澤(中国香港) 7、8、6、-4、-5、10 柳承敏(韓国)
●男子シングルス3回戦
韓陽(東京アート) -9、8、9、12、15 スミルノフ(ロシア)

 男子シングルス3回戦、満を持して登場した韓陽が、世界団体戦広州大会でも激戦を繰り広げたスミルノフと対戦。やや守勢に回ってスミルノフの強烈なバックドライブ連打を浴び、第1ゲームを落としたが、第2ゲームからはフルスイングはできないまでも、台上のテクニックと回転量の多い裏面ドライブでポイントを稼ぐ。第3ゲーム9-9から、韓陽のストップレシーブをスミルノフが2本連続でミス、そして第4ゲームも競り合いを制して、3-1と勝利に王手をかける。
 
 第5ゲーム、韓陽3-0リードでスミルノフがタイムアウト。韓陽、5-3から9-3と4本連取。これで試合が決まるかと思われたが、9-6となったところでベンチの宮崎監督がタイムアウト。開き直ったスミルノフ、バックハンドで韓陽のフォアサイドを攻め、9-9に追いつく。ここからは一進一退のシーソーゲーム。韓陽の集中力は高いが、スミルノフの思い切った両ハンドドライブは強烈だ。3回目、4回目、5回目、迎えた6回目のマッチポイント。韓陽、ラリー戦の中で、バックに来たスミルノフのドライブをサイドスピンショート。スミルノフのバックドライブが、大きく曲がりながら台をオーバーしていった。韓陽、4回戦進出!
 
 4回戦の対戦相手は世界ランキング1位の王皓。3回戦では陳衛星(オーストリア)を4-0でかっ飛ばしている。守るだけでは勝てない相手。先輩の意地を見せられるのか。
 女子シングルス4回戦が10時(日本時間11時)から順次行われた。これで女子ベスト8が決定。ウー・シュエ(ドミニカ共和国)が3回戦の王越古(シンガポール)に続いて、高軍(アメリカ)までもうち破る快進撃。なんとこれでベスト8には中国代表・中国出身の帰化選手しか残っていないという結果となった。各試合のスコアは以下の通り。

●女子シングルス4回戦
張怡寧(中国) 5、2、5、-9、8 福原愛(日本・ANA)
馮天薇(シンガポール) -7、11、7、5、4 リー・ジエ(オランダ)
王晨(アメリカ) 9、-9、8、-10、-6、9、5 金キョン娥(韓国)
リ・ジャウェイ(シンガポール) -4、12、-10、8、-5、9、11 林菱(中国香港)
王楠(中国) 7、7、-9、6、-11、5 朴美英(韓国)
帖雅娜(中国香港) 9、-9、-2、2、9、-8、3 リ・チャンビン(オーストリア)
ウー・シュエ(ドミニカ共和国) 10、8、-6、3、-8、-12、9 高軍(アメリカ)
郭躍(中国) 2、6、3、11 リー・ジャオ(オランダ)
女子ベスト8決定戦の金キョンア対王晨。抜きつ抜かれつのゲームオールにもつれこみ、最後は11-5で王晨が勝った瞬間。王晨はその場に座り込み、泣き始めた。一方、金キョンアは敗れたものの、神に祈りを捧げた。勝者と敗者が交錯した。
 朝一番で開始された女子シングルス4回戦、福原vs.張怡寧(中国)。
 福原は好調、厳しいコース取りのバック連打とフォア強打で押し込むが、張怡寧はガッチリ受け止めてから、サイドを切るカウンタードライブを決める。第2ゲームは9-0と大きくリードされるなど、3ゲーム連取されて福原ピンチ。しかし、ここから福原がチェンジペース。強打だけでなく、軽打をうまく織り交ぜたプレーで第4ゲームを奪い返す。ここから好ラリーの連続。お互いにサイドを切り合い、ミドルを突く。福原、時に笑顔も見える。
 第5ゲームは8-11。敗れたとはいえ、福原のプレーはどんどん輝きを増していった。終盤、ラリー内容はまったくの互角だった。

●女子シングルス4回戦
福原愛(日本・ANA) -5、-2、-5、9、-8 張怡寧(中国)