2番で黄鎮廷を下し、一気に流れを日本男子に引き寄せた吉村。得意のサービスはサービスエースをほとんど取れなかったが、試合後にその理由を明かした。
「相手の黄鎮廷に自分が勝てば、チームが勝つと思っていたので、その重責を果たすことができた。前半は凡ミスも多くて、サービスも思う通り出せなかった中、0-2から1本ずつ勝ちにつなげるプレーができた。自分も成長できたし、チームの勝利に貢献できた。
湿気があって、指が滑って、指がラバーにひっかからなくて5ゲームずーっと下回転が出せなかった。だからサービスエースも取れなかった。最後は上回転を出すしかなかった。1ゲーム目はサービスの意識が行きすぎたけど、それを意識を3球目、5球目と変えていったら動きも良くなった。相手はこれしかないと腹をくくりました。
正直、3-0か3-1で勝つイメージがあったのに、自分の思うようにいかなかったが、苦しい中で勝てたことは自信になりました。ここからが自分らがやらなくてはいけないこと。決勝まで行って、中国を倒すことを目標にしたい」(吉村)。