リオ五輪のメダリストとして注目されていた丹羽(明治大)は、男子シングルス6回戦で上田(協和発酵キリン)に負けて、上位進出はならなかった。
「自分の調子が特別悪いというわけではなかったですが、上田さんのプレーが良かった。うまく対策されているのがわかっていて、試合の中で厳しいボールやコースをついていかなければいけないと思っていたんですが、甘くなってしまったり、ミスが出てしまった。あのレベルの選手に対しては、厳しいボールが入らなければ勝つのは難しいです」と試合後の丹羽。
これまで何度か両者の戦いを見ているが、丹羽が圧勝しているというイメージがあった。この試合では序盤は丹羽がサービス、レシーブで先手を取って有利に進めていたが、上田が諦めずに“しぶとく”戦い続けたのが勝因だったのではないか。
「国際大会で当たる外国選手には、自分のサービスやレシーブが効くのでうまく試合を進めることができるのがですが、国内大会では慣れられているのでそういうわけにはいきません。ましてや上田さんは中学、高校の先輩で、NT合宿でも練習しているので効きません。厳しいボールが入らなければ厳しいです。
明治大として最後の全日本だったのでベスト16では終わりたくなかったです。もっと上に行きたかった。でも、男子ダブルスが残っているので明日の準決勝でがんばりたいです」と話した。