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欧州リポート

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 4月20日、ドイツ・ブンデスリーガ男子1部のプレーオフ準決勝・第2戦が行われ、丹羽孝希(明治大)が所属するフリッケンハウゼンは再びボルシア・デュッセルドルフと対戦。第1戦を1ー3で落とし、あとがないフリッケンハウゼンだったが、0ー3のストレートで敗れ、決勝進出はならなかった。
 プレーオフ準決勝2試合の結果は下記のとおり。

〈ボルシア・デュッセルドルフ 3ー0 フリッケンハウゼン〉
○ボル 4、ー4、7、9 メンゲル
○バウム ー6、9、9、8 丹羽
○アチャンタ 2、4、ー9、ー10、10 ワン・ヤン
※第1戦 ボルシア・デュッセルドルフ 3ー1 フリッケンハウゼン
★ボルシア・デュッセルドルフが決勝進出

〈フルダ・マーバーツェル 3ー0 ザールブリュッケン〉
○王熹 12、ー6、5、9 アポローニャ
○フロリッツ ー7、8、ー4、7、4 トキッチ
○フランチスカ ー5、9、6、9 ニュイチンク
※第1戦 フルダ・マーバーツェル 3ー1 ザールブリュッケン
★フルダ・マーバーツェルが決勝進出

 丹羽はプレーオフ準決勝第1戦で勝利していたバウムに競り負けた。これで今シーズンのブンデスリーガでの戦いを終えた丹羽。決勝進出こそ逃したものの、プレーオフを含めた通算成績は圧巻の21勝6敗。開幕から15連勝という快挙だけでなく、昨シーズンは失速した後半戦でも踏みとどまり、チームをプレーオフへと導いた。試合後、休む間もなく日本へ帰国し、開幕間近のJA全農世界卓球東京大会への調整に入る。

 なお、ボルシア・デュッセルドルフとフルダ・マーバーツェルのプレーオフ決勝は6月8日に行われる。
 4月13日、ドイツ・ブンデスリーガ男子2部は最終戦の第18節が行われ、森薗政崇(明治大)と小澤吉大が出場。ともに単複で全勝の活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。

森薗政崇〈男子2部南部・フリッケンハウゼンⅡ〉
■4月12日 6ー1 ヴァインハイム

○森薗 2、8、2 シュリヒター
○森薗 9、ー8、6、2 ドゥヴォス
○森薗/チウ・リァン ー7、9、5、6 ドゥヴォス/シュリヒター
■4月13日 6ー1 バート・ケーニヒスホーフェン
○森薗 6、6、5 李俊霖(チャイニーズタイペイ)
○森薗 ー7、3、10、3 ビボルニー
○森薗/チウ・リァン 8、8、4 李俊霖/オルト
★通算シングルス25勝3敗(1部:1勝0敗)/ダブルス14勝0敗

※フリッケンハウゼンⅡは13勝5分で2部南部1位


小澤吉大〈男子2部北部・ユーリッヒ〉
■4月13日 6ー0 SVユニオン・フェルバート
○小澤 5、ー7、8、3 テカート
○小澤 8、7、5 エルハード/テカート
★通算シングルス15勝5敗/ダブルス13勝2敗

※ユーリッヒは15勝3敗で2部北部2位


森薗は25勝3敗の圧倒的な勝率で、フリッケンハウゼンⅡの2部南部優勝に貢献。最終戦でも、11年世界ジュニア代表のタイペイの李俊霖、チェコ代表として活躍したビボルニーに快勝している。ちなみに後半戦の第10節以降では、勝利した13試合のうち10試合でストレート勝ちという好調ぶり。ダブルスで14戦全勝という成績も光る。
 小澤もシングルスで15勝を挙げ、チームのポイントゲッターとして活躍した。大阪桐蔭高を卒業後、ブンデスリーガ一本で腕を磨く若武者。さらなる成長に期待したい。
 昨日、4月13日にドイツのブンデスリーガ1部男子のプレーオフ準決勝の1戦目が行われ、丹羽孝希を擁するフリッケンハウゼンがボルのいるボルシア・デュッセルドルフに1−3で敗れた。
 丹羽はトップでドイツ代表のバウムに勝ったものの、4番エース同士の対決でボルにゲームオールで惜敗。ホーム&アウェイの2戦目で3−0で勝たないと決勝進出は厳しい状況になった。


★ブンデスリーガ男子1部 プレーオフ準決勝 1戦目  4月13日



〈 ボルシア・デュッセルドルフ 3-1 フリッケンハウゼン〉

 
 バウム  -7、-7、3、-9        丹羽○

○ボル    9、3、6         ワン・ヤン 
○アチャンタ  6、13、10,        メンゲル
○ボル    9、8、-9、-7、6       丹羽

本日、丹羽孝希がブンデスリーガプレーオフに出場

 ドイツ・ブンデスリーガはグランドシリーズが終わり、プレーオフが昨日からスタート。まず準決勝として フルダ・マーバーツェル対ザールブリュッケン、フリッケンハウゼン対ボルシア・デュッセルドルフがそれぞれホーム&アウェイで2試合行い、勝者によるプレーオフ決勝が行われる。
 ドイツ代表のフランチスカを擁するフルダ・マーバーツェルがザールブリュッケンに先勝。
 日本の丹羽孝希(明治大)が所属するフリッケンハウゼンはボルのいるボルシア・デュッセルドルフと本日午後3時(現地時間)に対戦する。



★ブンデスリーガ男子1部 プレーオフ


〈フルダ・マーバーツェル 3-1 ザールブリュッケン〉

 
フランチスカ  -8、-16、-7   アポローニヤ○

○王熹(ワン・シ) 8、-8、6、8 ニュイティンク

○フィルス      8、7、-4、4      トキッチ
○王熹       2、5、-9、2     アポローニヤ


〈フリッケンハウゼン ーー ボルシア・デュッセルドルフ〉
*現地時間13日15:00スタート
ヨーロッパチャンピオンズリーグの準決勝第2戦が4月11日に行われ、水谷隼が所属するUMMCがオレンブルグとの最終戦に敗れ、準決勝敗退となった。
水谷は2・4番に登場。第1戦ではオフチャロフ(ドイツ)とサムソノフ(ベラルーシ)に完勝していた水谷だが、この日はふたりに2失点を喫してしまう。

2番のサムソノフ戦では第1ゲームが勝負の分かれ目だった。サムソノフに8-10とリードを許していた水谷だったが、連続得点で10-10に追いつくも、そのチャンスを活かせずゲームを落とす。これで調子が狂ってしまったのか、2ゲーム目は5点で落とし、第3ゲームでも8-7からサムソノフに4連続ポイントを許してしまった。
そして4番のオフチャロフ戦は、1ゲームを取るに留まり、ドイツオープンに続き2連敗。
サムソノフにストレート負け、そしてオフチャロフに連敗となった日本のエース。世界卓球の直前に調子が気にかかる。


〈オレンブルグ 3−2 UMMC〉
オフチャロフ -8、-10、-9 シバエフ○
○サムソノフ 10、5、8 水谷
スミルノフ -6、6、11、-8、-7  譚瑞午○
○オフチャロフ 6、10、-8、8 水谷
○サムソノフ 6、-8、11、1 シバエフ

準決勝の2戦はお互いに1勝1敗同士だったが、獲得ゲーム数で決勝進出が決まる。オレンブルグは20ゲーム、UMMCは19ゲーム。その差はわずか1ゲームだった。
 ドイツのブンデスリーガ男子1部は最終節の試合が行われ、日本の丹羽孝希(フリッケンハウゼン・明治大)は荘智淵(ブレーメン・チャイニーズタイペイ)を破った。また、ハーゲンの吉村真晴(愛工大)は2勝、 グレンツァオの吉田雅己(愛工大)は1勝1敗だった。
 4月12日からはいよいよ上位4チームによるプレーオフ(ホーム&アウェイ)がスタートし、丹羽がプレーする。

★ブンデスリーガ男子1部 第18節 4月6日


〈フリッケンハウゼン 3-0 ブレーメン〉

○ワン・ヤン 8、2、8    クリサン

○丹羽 10、-3、8、-10、6 荘智淵

○メンゲル 6、13、10,    チオティ



〈フルダ・マーバーツェル 3-2 ハーゲン〉

○フランチスカ -7、9、7、6  イオネスク

 フロリッツ 6、-5、8、-8、-5  吉村○

○メン・チンユ -9、9、11、7  グロット  

 フランチスカ -9、9、-6、-4  吉村○

○イオネスク -10、9、-9、9、8イオネスク



〈オクセンハウゼン 3-2 グレンツァオ〉

 ゴーズィ 8、-7、-11、-5  吉田○

○ピッチフォード 8、8、9   ガチーナ 

 スカチコフ 11、-5、-11、-11 ヤンカリック○

○ゴーズィ 0、0、0      ガチーナ
○ピッチフォード 7、-11、-8、9、8 吉田

〈ボルシア・デュッセルドルフン 3-1 ザールブリュッケン〉
〈 ミュールハウゼン 3-0 プリューダーハウゼン〉

★第18節終了時点での順位

1   フルダ・マーバツェル     16勝2敗

2   ボルシア・デュッセルドルフ  14勝4敗

3   フリッケンハウゼン      12勝6敗

4   ザールブリュッケン      10勝7敗

↑↑↑ 上位4チームはプレーオフ進出確定 ↑↑↑



5   ブレーメン           9勝9敗

6   グレンツァオ          9勝9敗

7   オクセンハウゼン        8勝10敗

8   ハーゲン            6勝12敗

9   ミュールハウゼン        4勝14敗

10  プリューダーハウゼン       2勝16敗

★プレーオフ(上位4チーム)
4月12日 ザールブリュッケン 対 フルダ・マーバーツェル
4月13日 フリッケンハウゼン 対 ボルシア・デュッセルドルフ
4月19日 フルダ・マーバーツェル 対 ザールブリュッケン
4月20日 ボルシア・デュッセルドルフ 対 フリッケンハウゼン
  • 最終節で2勝をあげた吉村真晴

  • 荘智淵に勝った丹羽孝希

 ドイツ・ブンデスリーガは男女2部も大詰めを迎えている。2部に参戦している日本人選手の成績は下記のとおり。

森薗政崇〈男子2部南部・フリッケンハウゼンⅡ/青森山田高〉
★通算シングルス21勝3敗(1部での1勝を含む)/ダブルス12勝0敗
※出場した直近の試合
[3月22日] 6−2 ザールブリュッケンⅡ
○森薗 4、8、1 ゴラフセク
○森薗 10、−4、4、−8、2 ニュイティンク
○森薗/チウ・リャン 7、−9、4、7 ナウマン/シェイド
→フリッケンハウゼンⅡは2部南部1位

三部航平〈男子2部南部・フリッケンハウゼンⅡ/青森山田高〉
★通算シングルス8勝0敗/ダブルス3勝1敗

小澤吉大〈男子2部北部・ユーリッヒ〉
★通算シングルス14勝5敗/ダブルス12勝2敗
※出場した直近の試合
[3月23日] 6−2 ケルン
 小澤 −8、−7、8、4、−8 ウェーキング○
○小澤 11、7、8 ブロシク
○小澤/ナイエル 9、9、8 ブロシク/ワルサー
→ユーリッヒは2部北部2位

吉田光希〈女子2部南部・ザールブリュッケン〉
★通算シングルス13勝7敗/ダブルス5勝4敗
※出場した直近の試合
[3月22日] 6−1 ラングヴァイト
○吉田 5、10、6 シュナイダー
→ザールブリュッケンは2部南部2位

 1・2部で通算21勝を挙げている森薗を筆頭に、今シーズンの日本人選手の成績は目を見張るものがある。劉国梁や王励勤が参戦していた1990年代とは違い、近年は中国からのトップ選手の参戦はないブンデスリーガ。日本人選手は1・2部で重要な戦力となりつつある。日本人選手の移籍情報などは、また情報が入り次第お伝えします!
 3月23日、ドイツ・ブンデスリーガ男子1部は、第17節の5試合のうち4試合が行われ、丹羽孝希(明治大)が所属するフリッケンハウゼンは9位に低迷するミュールハウゼンを一蹴。第1ステージ(全18節)の通算成績を11勝6敗とし、あと1試合を残して上位4チームが進出するプレーオフへの出場を決めた。
 グレンツァオの吉田雅己(愛知工業大)は首位のフルダ・マーバーツェル戦3番で勝利。ハーゲンの吉村真晴(愛知工業大)もプリューダーハウゼン戦で2勝をあげ、チームはついに降格の危機を脱した。第17節の結果および順位は下記のとおり。

★ブンデスリーガ男子1部 第17節 3.23〜24

〈フリッケンハウゼン 3−0 ミュールハウゼン〉
○ワン・ヤン 7、4、−9、3 ヒールシャー
○丹羽 5、−5、7、6 ブルギス
○メンゲル 1、5、3 ヴォジツキ

〈ハーゲン 3−2 プリューダーハウゼン〉
○吉村 10、6、−8、−9、7 ケーン
 イオネスク −11、8、−13、5、−7 金延勲○
 グロット −9、13、−4、6、−5 白風田○
○吉村 4、8、6 金延勲
○イオネスク 4、10、8 ケーン

〈グレンツァオ 3−1 フルダ・マーバーツェル〉
○ガチーナ 3、9、5 フィルス
 パベルカ −7、−4、−8 王熹○
○吉田 7、7、−9、−7、4 フロリッツ
○ガチーナ 8、4、6 王熹

〈ザールブリュッケン 3−0 オクセンハウゼン〉
○シュテガー 5、9、9 スカチコフ
○トキッチ 5、5、8 ゴーズィ
○アポローニャ 7、−3、−6、8、3 ピチフォード

〈ボルシア・デュッセルドルフ 3−2 ブレーメン〉
 アチャンタ 6、5、−6、−4、−6 荘智淵○
 バウム −11、4、−9、−9 クリサン○
○ズース 9、−6、7、8 チオティ
○バウム −9、7、11、5 荘智淵
○アチャンタ −7、9、−7、9、6 クリサン

★第17節終了時点での順位
1   フルダ・マーバツェル     15勝2敗
2   ボルシア・デュッセルドルフ  13勝4敗
3   フリッケンハウゼン      11勝6敗
4   ザールブリュッケン      10勝7敗
↑↑↑ 上位4チームはプレーオフ進出確定 ↑↑↑

5   ブレーメン           9勝8敗
6   グレンツァオ          9勝8敗
7   オクセンハウゼン        7勝10敗
8   ハーゲン            6勝11敗
9   ミュールハウゼン        3勝14敗
10  プリューダーハウゼン      2勝15敗
 3月15、16日、ドイツ・ブンデスリーガ男子1部の5試合及び2部の試合が行われた。
日本選手関係の試合結果は以下のとおり。

●3月16日
〈デュッセルドルフ 3ー1 フリッケンハウゼン〉

○バウム ー11、9、13、6 ワン・ヤン
○ボル 4、8、ー10、8 丹羽
アチャンタ 6、ー9、ー10、12、ー6 メンゲル○
○ボル ー9、ー3、4、9、10 ワン・ヤン

〈ハーゲン 3ー0 ミュールハウゼン〉
○グロット 6、ー2、11、10 ヒールシャー
○吉村 5、9、ー10、8 ボズィッキー
○イオネスク 7、7、6 バルドン

〈グレンツァオ 3ー1 プリューダーハウゼン〉
○吉田 8、9、7 キム・ジョンフン
○ガチ—ナ ー9、5、7、6 白風田
 ジャンカリク ー4、ー8、ー8 ケーン○
○ガチ—ナ ー11、10、12、7 キム・ジョンフン

●3月15日
〈男子2部南部・フリッケンハウゼンII 5ー5 フュルステンフェルドブルック〉

○森薗/チウ・リァン 4、6、ー5、5 シュライナー/ズゥブチッチ
○森薗 6、3、5 ナイト
○森薗 6、10、5 ジャオ・ティエンミン

●3月16日
〈男子2部北部・ユーリッヒ 6ー2 シーク〉

○小澤/ミュールバッハ 9、ー7、7、ー4、6 セキッチ/ホフマン
 小澤 2、ー9、7、ー13、ー9 ワン・ヤンシェン○
○小澤 9、6、6 セキッチ

丹羽孝希(明治大)の所属するフリッケンハウゼンはボル(ドイツ)を擁するデュッセルドルフと対戦。丹羽は2番でボルから1ゲームを奪うも1-3で敗れチームも1-3で敗戦。通算成績を10勝6敗とした。吉村真晴と吉田雅己(いずれも愛知工業大)はそれぞれ1勝をあげ、チームの勝利に貢献。
また、2部でプレーしている森薗政崇(青森山田高)は単複で3勝、小澤吉大(コンパスクラブ)も2勝1敗と勝率を伸ばしている。
ヨーロッパチャンピオンズリーグの準決勝第1戦が3月9日に行われ、水谷隼が所属するUMMCがオレンブルグ戦を白星で飾った。
水谷は1・4番に登場し、トップでオフチャロフ(ドイツ)、4番ではサムソノフ(ベラルーシ)に完勝するなど、エースとして十分な活躍を見せた。

特に水谷のバックハンドの向上は目を見張る。最近苦手としていたオフチャロフに対し、チキータを狙い打つなど前陣でのスピードで上回った。
世界選手権ドルトムント大会ではオフチャロフのボールの威力に押されっぱなしだったが、今の水谷なら両ハンドで十分に勝負できている。
また、オフチャロフの豪打にしっかりとブロックでコースを突くなど、ラリーに余裕ができている。世界戦へ向けて仕上がりは順調のようだ。

試合は、5番でシバエフがオフチャロフに勝利し、会場はお祭り騒ぎ。4時間に及ぶ大激戦に終止符を打った。


〈UMMC 3−2 オレンブルグ〉
○水谷 −9、9、9、7 オフチャロフ
シバエフ −5、−9、2、−9   サムソノフ○
モンテイロ 13、−6、−7、−4 スミルノフ○
○水谷 7、7、11 サムソノフ
○シバエフ 2、4、−8、−7、9 オフチャロフ
  • さらに穴がなくなってきた水谷(写真はトップ12)

  • シバエフが大仕事(写真は12年ドルトムント大会)