月別アーカイブ: 6月 2015

クラムボンは笑ったよ。クラムボンはかぷかぷ笑ったよ。

花巻と言ったら宮沢賢治でしょう。

特にたぐいまれない才能を持っていたのが「科学、農、芸術、宇宙、宗教」においての5つの部門です。

科学では盛岡高等農林学校で地学や農学、科学、アインシュタインの相対性理論など新しい20世紀科学を学びました。

農では農業校教師になり、のちに農業と農村に科学と芸術を生かした新しい文化をもたらそうと、農民教育、肥料設計、稲作指導に力を尽くしました。

芸術では多くの作品を生みました。詩、童話、短歌、俳句、歌曲、虚曲、絵画、教材用絵図、花壇設計など。

宇宙では銀河の空間、四次元宇宙、その不思議な美しい国土から心象スケッチとしての詩や童話が生まれました。

宗教では妙法蓮華経に深く感動し、そのまことの精神を生きました。

(宮沢賢治記念館のパンフレット参照)

宮沢賢治記念館内にいればいるほど、賢治を知れば知るほど、自分という人間がなんてちっぽけで薄っぺらくて、つまらなくて、なんて頭が悪いのだろう、とガッカリしました。

ちなみに、私が好きな宮沢賢治の童話は「やまなし」です。小学5年生の頃に国語の授業で勉強しました。

「クラムボンは笑ったよ。」
「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ。」

蟹の子供たちがかわいいんです。

写真は「注文の多い料理店」の猫。

どなたもどうかお入りください
決して遠慮はありません

どうやら私は大歓迎されているようだ。

ことに肥ったお方や若いお方は大歓迎いたします。

え? そうなの? (←ちょっと嬉しそう)
それじゃちょっと入ってみようかな?

カッパ探し

岩手県は花巻市のおばあちゃん家に遊びに行ってきました。

久しぶりに孫の顔を見て喜ぶおばあちゃん。

結局、6泊もおばあちゃん家に泊まり込んだ30歳の孫。

時間もあるし、せっかくだからと、近場を観光。

 

みなさん、「遠野物語」をご存知でしょうか?

岩手県遠野町(現・遠野市)出身の小説家・民話蒐集家であった佐々木喜善によって語られた遠野盆地~遠野街道に纏わる民話を、柳田が筆記・編纂し自費出版した初期の代表作。その内容は天狗、河童、座敷童子など妖怪に纏わるものから山人、マヨヒガ、神隠し、死者などに関する怪談、さらには祀られる神、そして行事など多岐に渡る。(ウィキペディアより)

なに? 河童ですと?!
長い間封印していた珍獣ハンター・ニチダの血が騒ぎ出し、ついに河童を探す旅(遠野物語バスツアー)へ出掛けることになった。

花巻駅から遠野駅まで電車に揺られること約50分。遠野駅に降り立つと、早速河童を発見!

キャー!

なんか髪の毛がモジャモジャしてるよー!

黄色いバックを肩から下げて、短いズボン履いてるんですけどー!

こっち見て笑ってるんですけどー!
なんか怖いよー、おかーさーん!

って思ったら、実の母だったという。
紛らわしいなぁもう。

水木しげるさんが書いたバス。

「おーい、みんな、こっちだよぅ」
赤い服の人がバスガイドさんです。

遠野物語バスツアー、めぐり号に乗っていよいよスタートです!

千葉家

私の大好きなオタマジャクシが沢山いました。童心に帰ります。

いよいよ「カッパ淵」に着いたと思ったら……

キャーーー!!!

なんか怖い人発見!
不気味すぎる(涙)
なに、あの人? と思って凝視したら「人形」でした。
紛らわしいなぁもう。

川沿いをサクサク歩き進むと、赤ちゃんカッパにお乳を飲ませている母親カッパを発見。

そうか、カッパはお乳で子供を育てるのか。知らなかった。。。

カッパはウロコに覆われ亀に似た「亀人形態」爬虫類系と、全身が毛に覆われ猿に似た「類人猿形態」があるという。(ウィキペディア参照)

亀は子供にお乳を飲ませないから、こちらのカッパは「類人猿形態」ということになるな。
しかし全身毛に覆われていないぞ?
ということは「亀人形態」だけど、子供はお乳で育てるタイプのカッパなのかもしれぬ。

はて、カッパはどうやって子供を産むのだろう? 卵? それとも子供の形で産むの?

疑問に思ったのでインターネットで調べていたら面白い答えを見つけました。
「どうぶつ奇想天外」のページにそれはありました。2002年に千石先生が答えています。

Q:カモノハシは、哺乳類なのになぜ卵を産むんですか?

A:全ての動物は、基本的に最初は「卵」なんです。人間など普通 の哺乳類は、「卵子」が育って子供の形になってから産みます。
カモノハシは、普通の哺乳類とは進化の道筋がだいぶ違っていて、単孔(たんこう=一つの穴)類といって、産むところの穴とウンチをする穴が分かれていません。大昔は、どんな哺乳類も卵を産んでいたと考えられています。その後、子供を産むように進化しましたが、カモノハシは、卵を産む段階のまま別 の進化の道筋をたどったグループの動物なのです。

へぇ~、大昔はどんな哺乳類も卵を産んでいたのか。実に面白い!

そして、カッパはどうやって子供を産むのだろう? 卵? それとも子供の形で産むの? の疑問に私がたどり着いた答えは、「全ての動物は、基本的に最初は「卵」である。そして、カッパが子供を産んだところを見た人がいないので、卵で産むのか子供の形で産むのかはわからない」ということ。

つまり、「わからない」ということ。更に、人によっては「そんなことはどうでもよい」ということ。

あと、「カッパは何類か?」という疑問に対してもネットで調べてみましたが、難しすぎてなんだかよく理解できませんでした。
とりあえず、彼らは「妖怪」だということを忘れてはいけませんね。

看板に「カッパさんに引き込まれないように とくに美男美女の方注意」と書いてあります。

うっわ~、

それじゃ私、気を付けないと。

カッパ釣りの餌のキュウリにかぶりつく、罰当たりな娘。

カッパを探してみる。

もう少し目を凝らしてカッパを探してみる。

カッパを探しているうちに、なぜかハイテンションになってしまった娘。

後ろで木彫りのカッパが笑っています。

神社に「カッパこま犬」なるものがいました。頭にお皿があります。

遠野の町はとてものんびりしています。

「ま、こういう所にカッパの一匹や二匹はいるだろうよ」

などと、油断していたら、で、で、でた~!!!

「カペ カペ」 (カッパ語)

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