カテゴリー別アーカイブ: 日本 卓球

東京オリンピック VS コロナウィルス

東京オリンピックボランティアの件ですが、見事に合格してたんですけど、コロナウィルスのせいでオリンピックが一年延長になりましたね。

 

日本はまだ外出できると思いますが、ペルーでは食料品や薬の購入、その他の必要なこと以外の外出は禁止されています。

 

しかも、夜の8時から朝の5時までの夜間外出が絶対禁止になり、いつもは騒がしいリマの夜も、この時ばかりはとても静かです。

 

しかし、どこの国でも天邪鬼な人がおりまして、外出禁止なのに外出し、警察のお世話になる人が多発しているとのことです。

 

 

このように、一部の国では外出禁止令が出ているのでたとえオリンピック出場決定選手だとしても練習をすることが出来ません。

 

練習どころか、ウィルスにかかっている選手もいるかもしれません。

 

そんな中で通常期間中にオリンピックを開催するなんて不公平にもほどがありますよね。

 

私は来年の期間変更に全面的に賛成します!

 

早くウィルスが無くなりますように!

アルファ選手と平野早矢香さんのアスリートトークショー。

 

きゃー! 早矢香ちゃ~ん! こっち向いてぇ~!

サインちょうだい! 私の分と、旦那の分と、息子の分と、お義父さんお義母さんの分と、ご近所さんの分と……

 

玄関、リビング、寝室、保存用と普段使い用……そうですね、ざっと200枚くらいは欲しいところですね。

 

あ、あとアレも下さい。その写真に写っているアレ。日本語でなんて言うんでしたっけ?

 

お……?

 

おせ……?

 

おせんべい……?

 

 

こういう人たちを「爽やか」と表現するんでしょうね。

え? 私の旦那? 福山雅治(想像上の旦那)じゃない方の旦那?

 

レンソ?

 

レンソっていうのはつまり、「いついつまでに、75キロまで痩せる!」が口癖の?

彼の奥さんはそのセリフを500回くらい聞いているらしいですよ。

 

こういう人たちを「爽やか」と表現するとしたら、旦那のレンソは何て表現するのかって?

うーん、「河童の親分」っていうところでしょうか。

 

……ちょっと! レンソが日本語分からないのを良いことに、あんまりじゃないですか!

 

違う表現をするとしたらそうですねぇ、

「日本のユーチューブの卓球動画で、奥さん(つまり私)に一文一文翻訳させて、奥さんに『コイツ、めんどくせーな』と内心思われている河童の親分」

 

といったところ?

 

あ、河童の親分には変わりないのね!

 

立石アルファ選手、新潟の「渡辺卓球教室」へ! その2

さて、新潟の渡辺卓球教室ですが、アルファ選手は10:30〜12:00上級教室、12:00〜13:00個人レッスンを受けられました。

 

13:00〜スタートの初級者教室では、レッスンが始まる前に皆さんへアルファ選手の紹介があり、渡辺教室の皆さんが国際大会遠征費のカンパをしてくださったそうです。

 

皆さん、笑顔が素敵です。

さらに昼食をごちそうになり、上級教室で一緒だったIさんが駅まで送って下さり、さらには卓球場に募金箱を設置して下さる事になったそうです。

 

駅まで送ってくれたというIさん。

アルファさん 「楽しい嬉しい、そしてビックリな一日でした!」

渡辺理江コーチが「笑いを熱弁しているところ」だそうです。

 

立石アルファ選手、新潟の「渡辺卓球教室」へ!

「西田さんのブログを見て、渡辺卓球教室に行くことに決めました」とアルファ選手から連絡が来ました。

 

え? これはマージンが発生するやつですよね?

 

ブログの効果、少しはあったんですね。

 

アルファ選手は知る人ぞ知る、パラ卓球(クラス8)の ナショナルチーム選手です。知らない人は覚えてね。

 

2020東京パラリンピックに向けて国際大会等でご活躍、ご活動しています。

 

成績は現在クラス8の日本国内ランキング1位

アジア大会 個人3位、団体3位。

その他、国際大会のメダルを挙げると文字数取るので割愛します。

 

 

なぜアルファ選手が新潟県に居るのかって?

 

新潟の小千谷市の2つの小学校で講演と実演、夜は平野早矢香さんと合流し、一緒にトークショーをされるためです。

 

そして、私のブログを読んだのをきっかけに、渡辺卓球教室に足を運ばれました。

 

しつこいようですが、これはマージンが発生するやつですね。

 

新潟にいらっしゃる前は沖縄にいたらしく、私の大正大学の後輩だった大田千晴さんと一緒に練習されたそうです。

 

おーたん……懐かしい……。あんなに面白い子はなかなかいないよね。

 

沖縄の光輝く太陽に焦がされ、あそこまで面白くなったのでしょうか?

 

私は秋田県に住んでいたことがありましたが、沖縄の太陽と秋田県の太陽は似て非なるものだと確信しています。

 

~続く~

吉田安夫先生

吉田安夫先生が亡くなったという悲報は、吉田先生に直接お世話になっていない人にも大きなショックを与えたのではないでしょうか。

 

私は青森山田高校出身。

 

吉田先生は男子の監督だったので、女子が直接アドバイスを受けることはほとんどありませんでした。

 

しかし、私は何度かアドバイスを頂く事があり、身が引き締まる思いでそのアドバイスを聞いていたのを覚えています。

 

ある男子が「先生に質問したら『オメーはそんな事も分からねぇのか!』と殴られたことがある」と言っており、背筋が凍り付きましたが、青森県から東京までの飛行機の席が隣になった時「これはチャンス!」とばかりに、こんな質問をしたことがあります。

 

「卓球が強くなるには何が一番必要ですか?」

 

すると、このような答えが返ってきました。

 

「先ずは、素直じゃないとダメだな」

 

「なるほど」と、妙に納得し、何かあるごとにこの言葉を思い出して物事に励むようになりました。

 

吉田安夫先生のご冥福を心からお祈りいたします。

表ラバーの悟り、または目覚め

前々回のブログ「私は違反者」で、ふなちゃんからこんなコメントを頂きました。

 

『ちなみに泉さんは何という表ソフトラバーを使っていますか?』

 

 

嗚呼、そうだったそうだった。私、卓球の選手だったんだ。

 

息子が生まれてからというもの、私は「おっぱいマシーン」と化し、右のおっぱいを痛めながらも毎日息子が泣くたびにおっぱいをあげていたら自分が卓球選手だったことをすっかり忘れていました。

 

話しによると私は「左のペン表」とのこと。

左っていうことは、お茶碗を持つ手でラケットを持つんですね私は? まるでペンを持つかのように。

 

私の表歴はこうです。

TSPスピンピップス→MDスピンピップス21sponge→TSPティラノ→NittakuモリストSP→ NittakuハモンドFA→現在はモリストSPとハモンドFAを「時と場合」によって使い分けています。

 

ペルーで成人ナショナルチームのスパーリング相手をしていた時がありましたが、「モリストSP」を使うと皆すぐにミスして全然練習にならなかったんです。

「ハモンドFA」にしたらナックルボールが出にくいので選手たちのミスも減り、ようやくラリーが続くようになりました。

 

私が試合をするのであれば「モリストSP」。理由は、ナックルボールを繰り出し、相手のミスを誘い得点するためです。もちろん、「ハモンドFA」でスマッシュを多用し、スピードで勝負することもあります。

 

ところで、TSPのMDスピンピップス21spongeの前のスピンピップスのカバー台紙って、どんなんだか覚えていますか? 初代のスピンピップスです。私は覚えていません。

 

さて、TSPのスピンピップス、MDスピンピップス21spongeは言わずと知れた「ドライブがしやすい、回転がかかる」デメリットは「廃盤」

もしかしたらスーパースピンピップスも使っていたかもしれませんが、「スピンピップスシリーズ」が多すぎて覚えていません(泣)

 

現在売られているのでもスーパースピンピップス、スーパースピンピップス・21 sponge、スピンピップス レッド、スピンピップス ブルー。カットマン用にスーパースピンピップス・チョップスポンジ、スーパースピンピップス・チョップスポンジ2。

 

近い将来、スピンピップスハイパワー、スピンピップスウルトラ、スピンピップスバイオレット、スピンピップスチョップ&アタックみたいなのが発売されそうですね。

 

 

TSPのティラノ「球離れが速い。ナックルで相手のイライラを爆発させることが出来る」デメリットは「湿気があるときは最悪。自分でもボールが滑ってしまう。粒の表面がすぐに千切れる。廃盤」

 

NittakuモリストSP「ナックルボールで相手をイライラ。ネット手前に落とすナックルブロックが出しやすい」デメリットは「ハモンドと比べてスピードがあまり出ない。練習相手が務まらない」

 

NittakuハモンドFA「球離れが良く、スピードが出て、速攻プレーに最適。練習相手が務まる」デメリットは「ナックルボールが出にくく、相手がボールを落としてくれない」

 

表ラバーはラケットの角度を調節するのが難しいですが、一度その感覚を身に付けてしまえばあれよあれよとミスが減り

「え? ちょっと待って? ミスが出来ないんですけど!!!」

というくらいボールをコントロール出来る(表ラバーの悟り、または目覚め)ようになるので、それまでは頑張って練習あるのみ!

 

ビバ表!

ペン表選手のオノマトペ 外国人選手バージョン

日本の皆様、おはようございます。

現在、妊娠39週5日目ですが、まだ赤ちゃんは生まれてきてくれません。

もう少しの辛抱ですね。

生まれたら生まれたですぐに大きくなってしまってあれよあれよという間に成人になり結婚して子供(孫)が生まれ、その孫に「なんだかおばあちゃん、口が臭い!」なんて言われてしまう日が来てしまうのでしょうか?

それでも「目は(多分)臭くないよ」等と言いながら必死で孫を抱っこしようとする姿が容易に想像できます。

 

卓球王国様のブログなので、卓球に関するネタも書かないと、と思いまして、前に大反響だった「ペン表選手のオノマトペ」の「外国人バージョン」で本日は皆様のご機嫌をお伺い致します。

 

皆様、大変お待たせ致しました! え? 誰も何も待っていないって?

 

なんで?

 

外国人のペン表選手と言ったらこの人しかいませんよね。

1、劉国梁 (中国)

どれだけのペン表の選手が彼のプレーを真似した事でしょう!

私だって漏れなく真似していましたよ。健気にビデオを何度も再生して見たりして。

旦那のレンソなんてペン表じゃないのに、劉国梁のサービスを真似して出してますからね。

あのムチムチの筋肉、お坊ちゃまカット、ぷっくりした唇にのぺっとした目……。

見た目にもインパクトがありましたね。

 

さて、彼のオノマトペは「トントン、ピュッ、サッ、きゅいん。ペチンペチン、コ、コ、コ、ペチン! ジャー!

トントンはサービスを出す前にボールを台に二回バウンドさせる音、ピュッは膝を曲げて低く構える時の音、サッとボールを投げ上げて、きゅいんとサービスを出します。ペチンはフォアスマッシュ、コ、コ、コ、はショートです。

普段は得点をしてもなかなか声を出しませんが、競った場面なんかで得点すると、思い出したかのように急に「ジャー!」という大声を上げます。

旦那曰く「劉国梁の卓球は凡ミスが多いから好きじゃない。どうしてあれで世界一位になれたんだ」とのこと。

うむ、確かに、今見返してみると凡ミスが多いな。

 

2、「スーパーおじさん」と呼ばれ恐れられているスペインの元中国人、何志文(ヘ・ジウェン)さん。(昔のブログ、「将来の子供の名前」にも登場)

スペインでは「フアニート」という愛称で親しまれています。

 

私のパパ、つまり、私のパパのような人です。

 

まぁ、一回もお会いしたことはありませんけどね。 (←なぜかドヤ顔)

そんなことよりも見てくださいよあの顔。

絶対に良い人に違いありません。

一緒にいたら「飴ちゃん」とかくれそう。

中華料理店に行ったら美味しい小龍包とか焼売、チンジャオロースとか沢山頼んでくれそう。

使い古した(でもまだ使える)ラバーも、快くくれそう。

 

ヘさんのオノマトペはもちろん「クイッ、バッ、キュイン、キュアン、ポト、バチン!」

説明は不要かと思いますが、念のため。

クイッはレシーブ時によく使うドライブ。表から繰り出されるドライブってイヤらしいんですよね。私も現役時代はよく使っていました。

バッは前陣からの目の覚めるカウンタースマッシュ。

キュイン、キュアンはショートで相手を振り回す音。これぞ、へさんの特徴的な戦術ですね。

ポトはショートで小さく止めて、

バチンと全身を使ってスマッシュを打ちとどめを刺します。

 

3、スペインのヘスス・カンテロ選手 Jesus CANTERO

「デカイ・筋肉質・毛深い」の3拍子が揃った、泣く子も黙る「わがままボディ」の持ち主。

そんなわがままボディをフルに使ってボールを打ち込むカンテロ選手は迫力が本当にスゴイの♥

一本得点するたびに叫びますしね。

 

私が美女だとしたら、カンテロ選手はまさしく野獣。

 

あんな野獣が本気で「バッカン! バッカン!」とスマッシュを打ってるのに、どうしてボールが割れないの? 本当に不思議。

『卓球界の七不思議』の一つに数えられているだけあります。

ソース顔が好きな女性にはたまらないでしょうね。

今まで誰にも言った事はありませんが、私は福山雅治さんの様な「薄醤油顔」が大好物なので、それ以外は目に入らない(もしくはお口に合わない)んです。

 

なので、もしカンテロ選手から迫られても断るでしょうね。ごめんなさいね。

 

それにしてもカンテロ選手、あんなに身長が高くて卓球しずらそう。

大人が子供用の卓球台で戦っているように見えます。

高身長のくせにペン表だから、前陣でカウンタースマッシュを繰り出す時はしゃがみながら。

ちなみに彼のオノマトペは「バッカン!」です。彼のわがままボディに目を奪われ、それ以外のオノマトペは見つけられませんでした。

 

4、旦那のレンソが大好きな中国選手の江加良。こう かりょう、ジァン・ジァリアン、江嘉良、Jiang Jialiang。

言わずと知れた伝説の世界チャンピオン(世界選手権2連覇)です。

旦那曰く、「昔の卓球のフォームは美しい」そうです。

ビデオを見返してみましたが、確かに美しい。鮮やか。スマートなフォームをしています。

効果音は「ッス、パチン、ッサ、パチン!」無駄なく「ッス」っと動き、鮮やかにスマッシュ。

 

5、最後は1985年の世界選手権シングルス準優勝、第39回世界選手権ダブルス優勝、ソウルオリンピックダブルス優勝(パートナーは後の偉関晴光)した陳 龍燦 ちんりゅうさん、チェン・ロンツァン、陈龙灿です。

1992年に日本の実業団「ヤマハ」でプレーし、後に「日産自動車」に移籍しました。

私は神奈川県のリトルキングス出身だったので、小学生の頃は近くで陳 龍燦さんのプレーを拝見していました。

他にも岩崎清信さんや渋谷浩さん、高志亮さんもおり、子供ながらに「こんな豪華なキャストをまじかで見れるなんて、幸せ~」と思っていました。

陳 龍燦さんといえば、1985年の世界選手権シングルスで使用していた「青いラバー」でも有名でしたね。

 

彼のオノマトペは……っていうか、なんか面倒くさくなっちゃった(飽きた)んでもうここ等辺で辞めても良いですか(泣)

 

今思ったんですけど、オノマトペとか別にどうでも良いし。そんなの個人の受け取り方や感じ方で違いますしね。

 

ということで、以上、「ペン表選手のオノマトペ 外国人選手バージョン」でした~!

 

次回は妊娠中に起きた色んなアレコレをブログで紹介したいと思います。

渡辺貴史の衝撃の一言

ペルー初日の夜、日系クラブでオジサン達と卓球をしている渡辺さんのお供で私も卓球場に居たのですが。

椅子に座り、ポッコリしている妊娠7か月のお腹を撫でながら呑気にみんなの試合を見ていたら、渡辺さんが私に近づいてきてまさかの衝撃の一言。

 

「あれ? 西田さんは試合しないんですか?」

 

「ちょっと! 妊婦に何をさせようとしてるんですか!?」

「半面だけで試合とかでもダメなんですか?」

妊娠中は激しいスポーツは控えなきゃダメなんですけど!

バドミントンとか卓球とかバレーボールとか縄跳びとか、ピョンピョンジャンプする系は特にダメなんですけど!

是非、これを機会に覚えといてくださいね。将来、役に立つかもしれませんよ。

 

ついにこのブログのカテゴリーに「渡辺貴史コーチ」を追加しました。

現在絶賛増量中!

 

そして、嬉しいことに2014年の5月から始めさせていただいたこのブログの合計承認コメント数が1,000に達しました~!

コメントをくださる方、コメントはしないけどいつも読んでくださる方、たまに読んでくださる方、たまたま読んで下さった方、いつも本当にありがとうございます。

日本に住んでいないため、実際に会ったり、一緒に卓球したりといった交流も少なくなってしまいますが、この卓球王国ブログを通じて勝手に「一応まだ生きているよアピール」をさせて頂いております。

たまに日本に帰国することもありますので、その時はどうそブログのよしみで仲良くしてくださいね!

少しビックリするかと思いますが、あなたが私の事を知らなくとも、私はあなたの事を知っていますよ。
まさに今、このブログを読んでくださっているでしょう?

 

あと何年、何十年、何百年、いつまでこのブログが続くか分かりませんが、卓球ネタやそうでないネタ、ペルーのネタ等で皆様のご機嫌を伺いますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

日本から来た「ハンカチタオル王子」

渡辺さんがペルーの練習場に持ってきたタオルがあまりにも小さかったので突っ込みを入れてみました。

ハンカチよりも小さいサイズの真っ白なタオルでした。

「渡辺さん、そのタオル、めちゃくちゃ小さいですね(笑)」

「ああ、これですか? ホテルから持ってきちゃいました(笑) 外国人がよくやるやつ(笑)」

確かに、プロツアーなどで外国人選手がホテルのタオルであろうものを汗拭きタオルとして使用しているのをよく見かけますが、あれってみんなバスタオルを使ってますよね?

で、渡辺さんが使っているのはバスタオルではなくてハンカチよりも小さいタオルね。

あまりにもしっくりこなかったのに「ハンカチ王子」が頭に浮かんだのは私だけじゃないはず。

 

わかった。「ハンカチタオル王子」と称して、女の子達から

「キャーキャー! なんて斬新なの? なんてナウいの? こっち向いて~! キャー!」

などと言われたいんでしょう? きっとそうに違いない。

 

しかし、何度この体育館を見回しても、女の子なんて一人もいませんでした。
見事に全員オジサン。
辛うじておばさんは一人いましたけどね(私のことね)。

写真はオジサン達に囲まれて笑顔の「ハンカチタオル王子」。

撮影者はおばさん(私)。

渡辺貴史さん「やってしまいました」

 

朝の8時にペルーに着いた渡辺さんは夜、小人のペドロさん(ブログ「渡辺貴史さんのスマッシュ音」参照)に誘われて日系クラブ「アエル」で夜の7時から10時まで練習(ほぼ試合)されました。

私も同行させて頂きました。

 

体育館に着いて、着替えを始めたと思いきや、渡辺さんは迷子になった子犬のような顔をしながら私のところにやって来て、こう一言。

「やってしまいました……」

「……ま、まさか! ラケットを?」

「いえ、シューズを忘れてしまいました……」

「良かった! シューズの方がまだマシ(安堵の涙)!!!」

「でも、クロックスなんですよね……これで卓球しても大丈夫ですかね?」

私を含め、周りのペルー人が急いで渡辺さんに合ったサイズのシューズを探します。

「ところで、サイズはいくつですか?」

「29センチです」

「ひぇ~! 29センチ! もう、ほぼ30センチじゃないですか!

一番大きいシューズを履いていたペルー人のおじさんでさえ、アディダスのシューズの28センチ。

「28センチだそうです。……履けますかね?」

「僕の場合、足が横に広いので幅もないと履けないんですよね。特にアディダスだと幅が細いのでたぶん無理です

 

相変わらず母性本能を存分なくくすぐってくる渡辺さんは、ひょうひょうとクロックスで卓球を始めました。

「クロックスの具合、どうですか?」 しばらくボールを打っている姿に心配して聞いてみると、

「めっちゃ滑ります(笑)!!!」

と、何故か超笑顔で元気良く答えられました。

「滑らないように踏ん張るので、膝がめちゃくちゃ痛いです。自業自得ですけどね」

可哀想に。
風邪引いてる上に飛行機で移動やら乗り継ぎでピザを2枚食べるやらなんやらでペルーまで来て疲れや時差ボケもあるのに初日にシューズを忘れてクロックスで試合して膝を痛めながら夜の7時から9時までぶっ続けでエレベーターゲームするなんて(結局10時まで体力は持たなかった)。

「なんで今日に限ってシューズ忘れちゃったんですか!」

「いや僕、年に1~2回はシューズ忘れるんですよね」

「それって、結構な数!!!」

クロックスで膝を痛めながらも、誰にも負けずにエレベーターゲームの頂点に居続けた渡辺さん。

クロックスでもスマッシュを打つ瞬間に両足を浮かせ、そのタイミングで181cmの身体を一瞬でひねり「バチコン」、そう、それはもう「バチコン」とスマッシュを打ち込む技は健在でした。

 

みなさんはシューズなどの忘れものは無いように。

 

~続く~

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