カテゴリー別アーカイブ: 日本 卓球

毎週水曜日、6時からテレビ朝日のグッドモーニングにコメンテーターとして出演している鬼

ランチ後、新宿駅まで平野早矢香ちゃんもとい、鬼が同行してくれました。

「実はね、駅からこうやって、本を振りかざしながら来たんだ」と、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を駅前で振りかざし、再現してみたら

 

「ねぇ、本当に止めて」とマジ切れされそうになったので、「ごめんなさい」と、本をそっとバックにしまいました。

 

私はペルーに住んでいるので、日本のテレビには疎(うと)いのですが、早矢香ちゃんから「毎週水曜日、6時からテレビ朝日のグッドモーニングにコメンテーターとして出演している」という情報を聞き出しました。

「そして明日は水曜日! 絶対に見るね。テレビに向かって早矢香ちゃんに手を振るから、振り返してね!」「明日はいっちゃんが見てると思って頑張るわ(笑)」

 

早速、翌朝6時にテレビを付けてみると、そこには昨日会った早矢香ちゃんがいるではありませんか!

コメントで「テレビドラマ『相棒』のファンなんですぅ!」と目を輝かせながら言っていましたが、母が「どうせ、番組に言わされてるんじゃない?」と言っていたのでメールで確認。

「早矢香ちゃん、ニュース見たよ~。ところで、相棒が好きって言ってたけど、あれは本当?」

「見てくれてありがとう! 相棒大好きだよ! あれはマジなやつ!」

「マジなやつ! 確かに『キター!』って感じだったもんね(笑)」

「相棒グッズも持ってるし、マジです(笑)本当に好きなんだよね♥ 今日の夜も楽しみ!」

 

相棒グッズも持ってるって、どんだけー! 私ですら持ってないのに……。そうか、早矢香ちゃんはドラマ「相棒」が本当に好きなんだ。

鬼すらをファンにさせてしまうドラマなんて、きっと絶対に確実に間違いなく面白いに違いない。

今日の9時から放送されるというので「時間があれば観てみるね!」と早矢香ちゃんにメールしたものの、父と銭湯「お風呂の王様」に出かけてしまい、見事にそのドラマを見逃したのでした。

地元の海老名駅から新宿駅まで平野早矢香著、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を振りかざしながら闊歩

さて、鬼との待ち合わせは新宿。

電車に乗っている時や、駅を歩いていると、いつも思うことがあります。

「この中に、卓球というスポーツを知っている人はほぼ全員でしょう。では、卓球経験者は? 卓球が趣味でやっている人は? 現卓球選手はこの中に何人いるんだろう?」と。

みなさんも、思いません?

そんな思いを馳せながら地元の海老名駅から新宿駅まで平野早矢香著、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を振りかざしながら闊歩しました。

 

「卓球、ここにあり。平野早矢香、ここにあり!」と、勝手に宣伝しながら。

 

それにしても、彼女の卓球に対する情熱と真摯さ、考え方や行いはもの凄いと「卓球の鬼と呼ばれて。」を読んで改めて知らされました。

努力する、一つの事を迷いながらもやり抜く、辛い事があっても、頭を使って一つ一つクリアしていく、情熱を絶やさない、勝つために気を付ける事や、勝てなかった時に感じた事などを彼女の言葉で分かりやすく書かれてあります。

学校の道徳の授業でこの本を取り入れてはいかがでしょう?

もちろん、一家に一冊は必須です。

 

待ち合わせ場所、鬼セレクトの新宿のおしゃれなランチバイキングに着くと、すでに鬼がそこに居ました。忙しそうに打ち合わせの電話をしている最中でした。

「早矢香ちゃん、これ、買ったよ~」と、「卓球の鬼と呼ばれて。」の本を出して見せると「言ってくれればあげたのに~!」と言ってくれましたが、「そう言われると思って、先に買ったのだよ。ふははははー」と言ってやりました。

「いっちゃん、レンソさん、ご結婚おめでとうございます! これ、結婚祝いに」と、素敵なお箸のセットをプレゼントしてくれました。

「ありがとう! すっごい嬉しい! (たてまつ)って納(おさ)めます!(神仏に物を差し出し、しまって表に出さない)」

是非使って()

 

レンソは「この人は鬼じゃない。違う人だ。だってこんなに可愛いじゃないか!」と、えなりかずきもビックリのセリフを言っていました。

彼女は鬼とは思えないほど気さくで可愛くて面白くてチャーミングー!

そして、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの。お別れの時間が来てしまいました。「ごめんね、これから仕事の打ち合わせなの」と、鬼。

お店を出る時、お店の人に写真を撮ってもらいました。

私 「彼女、卓球の有名人なんですよ~」

お店のおばちゃん 「あら、そうなの?」

私 「オリンピックにも2回も出たんですよ!」

お店のおばちゃん 「あら、そうなの?」

私 「平野早矢香選手、知らないですか?」

お店のおばちゃん 「知ってるけど、まさかこの方? 髪の毛短いイメージがあるから。それに、実際はこんなに美人さんなのね~!

 

~次編に続く~

卓球の鬼と呼ばれた人に会って来ました。

国際卓球さんに行った時、鬼が書いた書籍「卓球の鬼と呼ばれて。」を発見。

「そうそう、これこれ~! 早矢香ちゃん、本出したんですよね! 今度、早矢香ちゃんと会うんですけど、この本読んで、予習してから本人に合わないと失礼ですからね。この本、頂きます」

 

「……っていうか、オメー! 俺の(私の)平野早矢香選手の事を、気安く『早矢香ちゃん』なんて呼ぶんじゃねーよ!」と全国のファンの方に怒られそうですね。

しかし、彼女とは「いっちゃん」「早矢香ちゃん」と呼び合う仲なんです。それは、同い年で、何回か大会で対戦したり、ナショナルチームの合宿や遠征に一緒に参加し、仲良くさせてもらっていたからです。羨ましいでしょう? プクク!

初めての試合は小学校4年生のカブの部で平野早矢香ちゃんと準決勝で対戦し、1-2で私が負けました。

表彰式では「こんなに体が小さいんだから、私より年下の3年生に違いない」と決めつけ「あなた、3年生?」と聞くと、「4年生だよ」と、期待を裏切られた答えが返ってきたので非常に戸惑い「あっ……そうなんだ……」と返すのが精一杯でした。

 

中学1,2年生の日韓交流戦で一緒になった時は、私たちの年が同じせいか、いつも行動を共にしていました。

それではみなさん「卓球の鬼と呼ばれて。」の77ページを見て下さい。彼女が中学1年生の時の写真です。

なんて可愛いんでしょう! こんな子が近くに居たら、誰だってそばに居たくなりますよね。

当時から彼女はそれはそれは一生懸命卓球に打ち込み、卓球から離れるとお茶目で冗談を言ったりおどけてみたりして、それはそれは可愛い女の子になるのでした。

 

忘れられないのが全国カデットで早矢香ちゃんと対戦し、1セット目を19-21で敗れ、「よぉーし、次の2セット目は気を引き締めて頑張るぞ!」とか言ってたら「あれ? あれっ?」と言ってる間に1-21で惨敗。恥ずかしくて死ぬかと思いました。

 

~次編に続く~

秋田県の三浦さんとこのすーちゃん

秋田卓球会館の「小さいコンビ」といえば、伊藤和樹さんの7歳の息子さん、迅(じん)君と、三浦さんの8歳になる娘さん、すみこちゃんこと、すーちゃんでしょう。

昔、全国バンビの部で優勝した事がある伊藤和樹さんと、その息子さんの迅(じん)君。

 

秋田国際大学に勤めていた米田さんのオススメもあり、三浦さん(すーちゃんのお母さん)が秋田国際大学の有名な図書館へ観光に連れて行ってくださいました。

車でレッツ・ゴー!

秋田杉でしょうか。森林浴で気持ちが良いです。

そして立派。図書館で有名になるのも頷けます。ドラマの撮影でも使われたのだとか。

すーちゃんははしごを見つけて「ねぇねぇ、これ、登って良い」と、子供らしい発言をし、

実際に登り、少し上まで行って、

上手く降りれなくてお母さんに助けてもらっていました。

 

お昼ご飯は、私の趣向でトンカツ屋で食べる事になりました。

だって、ご飯とお味噌汁とキャベツのおかわりが無料なんですよ?

ダメ、こんなにお米を食べたらあれだから、太っちゃうから。

こんなに美味しい新米のあきたこまちを一応、憎んでみる。

 

その夜、すーちゃんの作文がメールで送られてきました。

お、お、おばちゃん泣いちゃう! こんな素敵な作文を書いてくれるなんて!

「来年は英語かスペイン語ですーちゃんと話が出来るんだね!」と、レンソも喜んでいます。

 

秋田県卓球協会のいつものメンバー

秋田高校での練習が終わり、ホテルでシャワーを浴びてから駅前トピコの3階、日本食が美味しい「扇谷」へ。

左から、米田さん、佐藤理事長、西村先生、旦那レンソ、私、秋田卓球協会会長の新開卓さん、アイドル赤川さん、斉藤仁さん。

8人で美味しい料理と美味しいお酒に舌を打ちつつ、話に花を咲かせました。

新開さん「いやー、西田さん、レンソさん、ペルーからはるばる日本へようこそ!」

「これ、日本のお土産に」と「秋田こけし」を頂きました。

「荷物も多いだろうし、そんなに重い物もなんだからね」さすが新開さん、心遣いが凄い。

「ペルーの何処に住んでいるんだい?」と、自宅で印刷したと思われるペルーの地図を見せながら聞いてきました。さすが新開さん、探究心が凄い。

「西田さんはちょっと痩せたんじゃないか?」

「はい、ペルーで少し痩せました。新開さんは少しマシになられましたね?

「そうなんだよ。やっと2キロ増えたよ

「それでもめちゃくちゃ痩せてますけどね。私の妹は痩せていますが、この前失恋したらしく、更に痩せてガリッガリですよ。身長165センチの48キロ位なんじゃないかな?」

あ、オレと同じだ!

新開さん……。やっと2キロ太って、ガリの妹と同じ体型じゃ目も当てられない……。

美味しい秋田米が毎日食べられるんですから、もっとちゃんとご飯食べて下さいよ!

私なんて日本来てから毎日ご飯が美味しくて、パクパク食べてますよ!

太るー!

母には「いっちゃん、ペルー行って痩せたのは良いけど、日本で食べてばっかりで、またブクブク太らないように気を付けてね」と釘を刺されているのですが、

「そんなの関係ねー!」とか言いながら、今日も箸が止まりません。

秋田高校で卓球

秋田卓球会館のコーチ陣と中華でお腹を満たした後は、秋田高校へお邪魔し、左ペン表の則和先生がお出迎えして下さいました。

「則和先生! お久しぶりです。あれ? お痩せになりましたね?」

「おっ、西田。すぐに気が付いたな。そう、痩せたんだよ~ニコニコ」

1時半から5時までピッチピチの高校生とぶっ続けで7試合をし「役目は果たした」と満足した私。

レンソは4試合をこなし、本日のお役目終了。

私は最初に女子選手と5試合しました。最後の試合は、体力と気力の限界を迎えており、「私はいつ倒れるのかしら?」と心配しましたが、最後まで倒れることなく踏ん張りました。フラフラしながら則和先生の所へ行くと……

「わりぃ、西田、もう2試合出来るか?」

もちろんです!

チラリと台の方を見てみると、若い男の子2人が軽くジャンプしながら私の登場を待っていました。

 

最初の男の子に2-3で敗れ、更にフラフラしながら則和先生の所へ向かうと、先生から一言。

 

「わりぃ、西田、もう1セットだけ頑張ってくれ」

「もちろんですとも!」 親指をグイと立て、ウインクをしてみましたが、心の中で一回、フサッと倒れてみました。

「西田は元気が良いからなぁ~」

「はい、元気だけが取り柄ですから」 「取り柄ですから」辺りから声が小さくなり、かすれて先生には聞えなかったと思います。

 

1セット勝ちました。

握手をしようと近寄ってくる男の子の手を払いのけ「もう1セットしましょう」と私が言いました。

男の子も先生も驚いていましたが、男の子は嬉しそうに「ではお言葉に甘えて」とジャンプしながら向こう側のコートへ。

2セット目も勝ちました。「参りました」と言わんばかりに男の子が手を差し伸べてきましたがそれもシャットアウト。

「3セット目がまだあるではなかろう。最後まで諦めるな。試合はまだ終わっておらんぞ」

 

則和先生はビックリして椅子から転げ落ち、男の子も「なんだこのおばさんは?!」と、驚きを隠せない様子。っていうか、おばさんで失礼しちゃうわねっ!

「(見ての通り、おばさん今めちゃくちゃ疲れてるんだから、君は逆転する)チャンスだよ!」というセリフを男の子に言ってみる。

男の子は更に驚いた表情をしながら「なんだこのおばさんは?!」と心の中で絶叫。

結局男の子はチャンスをものに出来ず、おばさんに0-3で敗れたのでした。

「アドバイスをお願いします」

「キミ、良い子過ぎて勝てないんだよ。もっと、自分が絶対に勝つんだ!という気迫を持って戦って欲しい。相手が先輩であろうとも、おばさんであろうとも

というのも、試合中、男の子は「はいっ! すみません! はいっ! どうぞ。 はいっ! ありがとうございます!」を連発。

「良い後輩キャラ」のまま試合を進めており、「対戦相手」としての怖さが全く感じられなかったのです。

分かります? 例えば、水谷隼くんや丹羽孝希くん、チョーレイくんはこんな試合態度で戦わない筈なんですよ。もっとこう、ふてぶてしいというか「俺が絶対王者なんだ」という貫禄で戦うと思うんです。

だから変な事を言っているのを承知で「キミ、良い子過ぎて勝てないんだよ」と言ったのですが、本日、この子から3回目の「なんだこのおばさんは?!」という顔を頂きました。

則和先生「いや~、まさか3セットするとは思わなかったよ」

「1セットだけで終わらせると、後で絶対に『あのまま試合を続けていれば、絶対に勝てた』と言われるのがオチですからね。例え、もし私が負けたとしても、それはそれで良しです」

みんな、一緒に卓球してくれてありがとう!

秋田卓球会館のスポ少のみんなと卓球

前日お手伝いさせてもらった稲刈りで、「あんたら、明日起きられねぇぞ」と言われたにもかかわらず、ちゃんと朝起きられた私。さすが。

西田泉と言えば、華奢でか弱くて、おしとやかで、汗、泥、河童とか爬虫類とか、そういうものに縁がなさそうなお嬢様育ち。それでも、意外と体力には自信あるぜ?

 

秋田卓球会館でスポ少の子供たちと練習する前に、会館の主である西村先生が、子供たちに紹介してくれました。

「えー、わんわん、わん。わんわわん。……ゴホゴホッ」

訳しますと

「西田さんは10年前の秋田わか杉国体選手として活躍して下さいました。秋田銀行で働いていましたが、それから青年海外協力隊としてマラテグアという国でボランティア活動をされ、マラテグアで色々あって、ペルー人のレンソさんと出会い、ご結婚されました」

 

西村先生、マラテグアじゃなくて、グアテマラなんです。

 

練習は10時から12時まで。

レンソはとても楽しそうに練習していました。

秋田卓球会館のみんなと。

 

お昼は先生方と中華「雪梅」へ。

レンソ、ご飯を噛まずに飲むんです。だから太るしお腹も出るし、体にも悪い。美味しい日本食(今回は中華だったけども!)をゆっくり味わって欲しいので、日本出発前、彼にこう伝えました。

「日本人って、全員ご飯食べるの遅いんだよね。ペルー人だけだよ、こんなに速くご飯食べるの。日本に行ったら日本人と同じようにゆっくり食べなきゃ、変な目で見られるよ

8人のコーチと我々2人は中華を食べ始めました。

レンソが食べてる間ににほとんどののコーチが食べ終え、満足そうにお腹をさすっていました。

「イズミの嘘つき! 日本人はみんな食べるのがゆっくりだって言ってたけど、みんな僕よりも食べ終わるの速かったぞ! 卓球王国の皆さんともご飯一緒に食べたけど、彼らもめちゃくちゃ速かったじゃないか!

……チッ、バレたか。

っていうか、みなさんの早食いのせいでレンソに「嘘つき」呼ばわりですよ。これを機会に、みなさん、ご飯はもう少しゆっくり食べませんか?

太りますよ?

リトルキングス

卓球王国→国際卓球→リトルキングス (同じ日)

故・蛭田先生、現・三田村宗明さん率いる、リトルキングスにも行って参りました。

戦闘力2パーセントの身体を引きずりながら、高田馬場駅から海老名駅へ。

海老名駅から練習場の海老名中学校まで歩ける距離ですが、迷いもなく、

 

へい、タクシー!

「こんばんは。本当に近くてすみませんが、大谷中学校までお願いします」

「大谷中学校ですね。かしこまりました」

しばらくすると、タクシーは曲がるはずの道を直進。

「あれっ? ここ、曲がらないんですか?」

「えっ? 大谷中学校に行かれるんですよね?」

「あっ! すみません、間違えました! 海老名中学校に行きたかったんです。大谷中学校っていうのは昔私が通っていた中学校でして、つい」

「はは、大丈夫ですよ~」

タクシーのおじさん、なんでそんなに優しいの?

少し遠回りしちゃったけど、初乗りの730円で行けたし、お財布にまで優しい……。

 

リトルキングスに着くと三田村さん、蛭田まりこちゃん、娘さんの雛ちゃん、小田さんらが温かく迎えてくれました。

「今日試合の日だけど、試合する?」

「私はもうこれ以上動けないので、今日はちょっと……また次の機会に……」

レンソは私の父、通称ルパン、もしくは「gato seco(ガト セコ)=痩せた猫」と試合。

ガト セコ、レンソに敗れる。

次に中2の男の子と試合し、レンソ敗れる。

最後に我らの三田村コーチと試合をし、ガンガンに強烈なスマッシュを喰らいながらも、3セット目は8点も取ることが出来ました。

三田村さんや他の人曰く、「レンソ、意外とやるね」とのこと。

集合写真を撮って、最後に挨拶。

三田村さん「レンソ、みんなに何か一言ある?」

「ペルーから来ました。24時間かけて日本に来ました。ペルーは今、昼の11時です。(本当は朝の7時でした) みんなはとっても良い子で躾がなっていて、正直とってもビックリしています。先生方の言う事も良くきいているし、みんなの将来が楽しみです。みんな温かく迎え入れてくれて、一緒に試合も出来てとても嬉しかったです」

 

帰りの車で、妹の渚にこう言われました。

「いっちゃん、自分たちの自己紹介、全然してなかったでしょ? あれじゃ子供たち『誰? この人達? いきなり来て、試合して、前出て喋って』ってなるよ?」

確かに。ごめんね、子供たち。

私の名前は西田泉。ルパン先生の二番目の娘です。むかーしむかし、リトルキングスで練習していました。つまり、君たちの先輩ですね。

そして、青森山田高校出身。つまり、三田村コーチの後輩ですね。

jicaボランティアでグアテマラにいました。この人は私の旦那さんでペルー人。レンソと言います。レンソンじゃなくて、レ・ン・ソ。

またリトルキングスに練習しに行くことがあるかと思いますが、その時はまたよろしくお願いします!

レンソ、お姉座りしていますが、お姉キャラではありませんのであしからず。膝立ちが出来なかっただけです。

福澤アナウンサーの「是非どうぞ」

~前回の続き~

国際卓球に遊びに行った時の話しです。

アイドル久美ちゃんと。

しばらく試打をしていると、久美ちゃんからとんでもないお言葉が!

「実は今から福澤明アナウンサーが練習に来るんだけど、もし良かったら一緒に練習していったら?」

今回は卓球王国さんと国際卓球さんには「挨拶しに」お伺いしたので、着替えなど準備していません。

「ジーンズでの練習は失礼でしょう」と言いながら「せっかくなので」と練習に参加させて頂きました。借りシューズ、ジーンズ姿、試打用ラケットを使用しての練習。

しかも私の左手には何故かシェークハンドラケット裏裏が握られていました。

あれ? 私、表のペンホルダーなんだけど、なんでコレ持ってるの?

そういえば、日本に出発する一週間前にパラグアイで子供たちの南米大会の引率をし、寝ずにペルーに帰ってきてその日の夜には日本に出発。再び寝ずに一日かかって日本に着くと2日後の今日には国際卓球さんにお邪魔して試打のラケットを握っている。

時差ボケもまだあるし、少し疲れていたのかもしれない。

そう、私はきっと疲れていたんだ。今の私の戦闘力、20パーセント。

 

福澤明アナウンサー「では、30分のボレーから始めましょう。旦那さん(レンソ)はこの選手と、奥さん(私)は私とお願いします」

福澤アナウンサー、練習中、ずっと掛け声かけてくれるんですよね。さすがアナウンサー、掛け声までハキハキと聞き取りやすい!

「はい! はい! ナイスボール!」 ミスをすると「ごめんなさい」

テキパキとサービスを出し、ボケーっとする暇なんか1秒たりともありません。

10分フォアハンド打ちして、10分バックハンド打ち、最後の10分が始まる時に福澤アナウンサーが私にこう言った。

 

私、動かしますので、奥さんどうぞ練習して下さい

 

「いえいえ、私は大丈夫です。むしろ、福澤さん練習して下さい」

「いや、僕は自分は動かずに相手を動かすタイプなので、奥さん、是非どうぞ」

是非どうぞって言われても。

っていうか、私も相手を動かすタイプなんですけど! そりゃ、自分も少しは動くけどさ! それは現役の話しであって。

しかし、福澤アナウンサーの「是非どうぞ」を断るような愚か者ではない。そこまで落ちぶれてはいないぜ?

卓球台の向こう側に立っている福澤アナウンサー! そして、このブログを読んで下さっているそこのあなた!  目あらば見よ! 耳あらば聞け!

 

フォアとバック側に、それぞれ1本か2本まわして下さい

 

借りシューズ、ジーンズ姿、試打用ラケット(しかもシェーク裏裏)、選手でもない私が福澤アナウンサーに動かしてもらっています。

気力を奮い立たせたコーチ気質の強い自分が、疲れて喉が渇いて倒れそうでフラフラな自分を励ます。

「(喉が渇いた……) はい! ッサ! (汗が昨日のサウナよりも出ている……) 頑張れ! (ああ、ジーンズで足が蒸れる……) ナイスボール! (気が……遠くなる……) はい、凡ミスしないよっ! (とにかく喉が渇いてヤバい……) バックのミスなくすよ!!!

 

そして、福澤アナウンサーのテキパキな行動と元気な掛け声は、最初から最後まで途切れることなく続きました。

……これ、最初のボレーの段階だよね?

その後、左の女性と練習し、続きましては21歳の男の子と練習しました。

そして最後に3セットマッチのゲームを2試合。た、た、立っていられない(泣)

戦闘力3パーセント。

この練習メニューを、旦那レンソも「こなしている」のだから凄い。

私も凄いけど!

掛け声までハキハキと聞き取りやすい福澤アナウンサーとレンソ。

一緒に練習させて頂いた皆さん。本当にありがとうございました!

 

~次回に続く~

国際卓球 ~店内の紹介&試打編~

卓球王国さんにお邪魔した後、今度は国際卓球さんへお邪魔しました。

卓球人であるならば、このお店の存在を知らない人はいないでしょう。

私は何回かお邪魔させてもらったことがあるので、お店までの行き方なんて簡単かと思いきや、やはり今回も毎回の事ながら人に道を尋ねてなんとか辿り着いた次第でございます。

店に入るとみんなのアイドル、田中久美子ちゃんが明るく迎え入れてくれました。

「いっちゃん、お帰り~! 久しぶりだね~」

「久美ちゃん、お久しぶりです~。2年ぶりに日本に帰って来ました~」

 

店内にはミズノさんと国際卓球さんのコラボユニフォームや、

温かそうなバタフライのモコモコのやつ、

大量のラバー、大量のラケット、

大量のユニフォームとくみちゃんと嬉しそうなレンソ。

 

旦那レンソはラバーについて久美ちゃんに質問していましたが、次の瞬間、私は我が目と我が耳を疑いました。

 

試打したい

 

あれ? あなた、先ほど卓球王国さんで「試打」をさせてもらってたよね?

わずか一時間も経たない内に、今度は国際卓球さんでも「試打」をお願いするっていうのは、どうなの?

 

しかも、国際卓球さんは普段は「卓球台を使用した試打のサービスはしていない」のに!

 

久美ちゃんは店長に許可を経て、レンソ見事、試打ゲット。

 

レンソ、卓球台を使ってのラバーの試打が出来て、とても嬉しそうでした。

 

しばらく試打をしていると、久美ちゃんからとんでもないお言葉が!

 

~次回に続く~

Page 4 of 6« 最初へ...23456